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ぴょんぴょんの「ホツマツタヱを読んで」 ~「マト(真の教え)」が昇る太陽のように照らす国、日本
地球上では真の神々に関する情報はほとんど提供されていない
「出口王仁三郎著『霊界物語』第六巻第二十三章『万教同根』」の一節なんだが、「今のような困難な世の中が来るのを見越して、多くの人を救うためにさまざまな宗教が生まれた」と言う下りで、少彦名命(すくなひこなのみこと)が、「後世ユダヤの国に救世主となりて現われ(中略)...十字架に惨苦をなめ、万民の贖罪主となりにける」と言ってるのよ。(1:28:20〜)
出口王仁三郎
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めちゃくちゃ新説だろ? まだまだつづく。月照彦(つきてるひこ)の神は「釈迦」、足真彦(あしまひこ)の神は「達磨」、天道別命(あまみちわけのみこと)は「モーゼ」、天真道彦命(あままみちひこのみこと)は「エリア」、タカミムスビの神の御子だった大道別(おおみちわけ)は「大日如来」、豊国姫命(とよくにひめのみこと)は「地蔵尊」、弘子彦司(ひろやすひこ)は「孔子」、野立彦命(のだちひこ)は「老子」になった。
う〜ん、少彦名命以外は知らない名前ばかりだけど、なんとかの「みこと」、なんとか「ひこ」は神さまでしょ。イエス・キリストもモーゼも老子も、ハイアラーキーか人間だよね。神さまからハイアラーキーや人間に転生することはありえない。
そう言えば、竹下先生もこう言われていたよ。「これまで、地球上では真の神々に関する情報はほとんど提供されて来ませんでした。神社の神主に霊能力があり、霊からの通信を受け取ることが出来たとしても、そのほとんどがハイアラーキー関係で、神を騙る偽者からのものです。例えば、こうしたものの1つとして、日月神示があります。」(時事ブログ)
とても分かりやすくて面白い「ホツマツタヱ」動画
ホツマツタヱ基本講座その1 日本人は必見‼︎ 縄文からのメッセージすごいぞ!ホツマツタヱ
だな。この解説者は、ホツマツタヱの時間の観念について、正直に「わかりません」と言っている。竹下先生も言われていた。「『ほつまつたゑ』の世界は縄文時代だと思っている方が、研究者にも多いようです。しかし、私はこの点では原理主義者でして、『ほつまつたゑ』の記述を文字通りに受け取っています。」(時事ブログ)
しかたない。でも、いつかこの解説者にも、ホツマツタヱの時間の概念を知ってもらいたい。
〈1週間後〉
だって、おもしろくて! 今、ぼくたちが使っている日本語の語源がわかったし。たとえば昼(ひる)は日霊(ヒル)、夜(よる)は夜霊(ヨル)。東西南北は日の頭(かしら)が出る「ひがし」、すべて照らされて皆が見える「みなみ」、太陽が赤く煮えて沈んでいく「にし」。春夏秋冬はキざす春、サかえる夏、ツきてしまう秋、ネてしまう北、中央にヲを入れて、「キツヲサネ」。
ただね、「海幸彦山幸彦」の話が、小さい頃に読んだ絵本とはちがってたんだ。絵本では、釣り針を取り返した山幸彦が、竜宮城からおみやげに、キャンディーみたいに光輝く2つの玉をもらった。小さかったぼくは、その玉がすごく欲しかったのに、ホツマツタヱでは、玉をもらっていないんだよ。
音川安親編 万物雛形画譜より
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真福寺収蔵の『古事記』
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竹下先生も言われてるよ。「ホツマツタヱが正当な歴史書なのであって、古事記、日本書紀が偽書なのです。この2つの偽書は、日本で初めて王家の血筋では無い、イスラエルの血筋である天武天皇が、歴史を改竄するために作らせたものです。」(時事ブログ)
『日本略史 素戔嗚尊』に描かれたヤマタノオロチ
Wikimedia_Commons[Public Domain]
そして、ホツマの時代から、今なお残る日本の地名にもビックリ。山陽地方は「ヤマオモテ」と呼ばれ、山陰は「ヤマカケ」と呼ばれていた。九州は「ツクシクニ」と呼ばれ、その中の「アソクニ」は肥料で土壌改良したので「肥え邦」、豊かな邦は「トヨノクニ」と呼ばれた。今でも筑紫地方、筑前、筑後、筑豊、肥前、肥後、豊前、豊後という名称があるよね。また、越前、越中、越後や、日向などの地名の言われも書いてあるよ。
「岩田帯」の言われも。「イワタ」とは五つのワタ(腑)のことで、胎児の「腑」、つまり胃や腸みたいに空洞のある臓器が、無事に成長するのを助ける帯だって。今でも妊娠5〜6ヶ月になると、お腹に巻く帯として残っているよ。
びっくりしたのは測量の単位だよ。地球の外周を360で割ったものを1トメチ(約110km)。80万人の身長の平均が1ツホ、1ケン(181cm)。これを8等分したものを「咫(タ)」(約22cm)と言って、1咫を10等分したのが1寸(キ)。
熊野本宮大社にある八咫烏の像
Author:Yanajin33[CC BY-SA]
ちがうよ。さっきも言ったけど、「咫(タ)」は80万人の身長の平均を8等分した長さのこと。だから、八咫で一人の身長、つまり人のことを指す。「八咫の鏡」はね、八咫、つまり一人一人に光を当てて照らすカガミのことで、カガミの「カ」は光、「ガ」は闇、「ミ」は人の身で、万民の心を反映させる鏡なんだって。
エヘン! だって、おもしろくて興奮しちゃうよ。医学も発達していてね、胎児の性別を知る方法や、産み分けの話もあった。男性の呼吸数は1日13,680回、女性は13,186回だけど、妊娠すると母親の呼吸数は段階的に増えていき、38日目にはなんと男性と同じ13,680回になるんだ。
オッホン! 「ヤ」は弥栄、永遠に続けという意味。「マ」はマコト、「ト」は「トの教え」、国家運営の指南書のこと。つまり「ヤマト」とは、「マト(マコトの教え)」が隅々まで届いて永遠に続けという意味。「マト」が昇る太陽のように 国を照らす国、それが「日の本」。
比叡山から大津・琵琶湖方面
Author:Tamago Moffle[CC BY-SA]
(それから1週間後)
そう、竹下先生の記事によれば、その「白羽の矢」の正体はオオヤマクイの神で、タマヨリヒメとは相思相愛だったそうだ。竹下先生の問「問題は、玉依姫は肉体を持ち転生に入っていたが、大山咋神は霊体だったこと。この2人の間に子が出来るとすれば、大山咋神がマヤ・ヴィルーパ(顕示体)を実体化したとしか考えられないが、真相はどうなのだろう。」
ハルカナウチュウノヒカリノヒメミコ様の答「おっしゃる通りです。ある神々は、マヤ・ヴィルーパを実体化することは可能です。」(時事ブログ)
ハルカナウチュウノヒカリノヒメミコ様の答「おっしゃる通りです。ある神々は、マヤ・ヴィルーパを実体化することは可能です。」(時事ブログ)
既得権益が捨てられないのは、神も人間と同じ
ホツマツタヱを読んで、昔の日本は民のことを考えて政治をする、すばらしい国だと思った。けど、読んでて違和感もあったんだよ。登場人物はみんな血縁関係があるからね。親族が多い勢力が権力を持つんだよ。たとえば、子だくさんのコモリ神は子どもの作り方、育て方のエキスパートで、頼もしいパパなんだけど、どんだけ子らを重職につかせて権力を握ったかと思うと、なんかフクザツ。
それに、ホツマツタヱ自身にも問題があったしな。「ホツマツタヱの疑問点は、天照政権にとって都合の悪い事実がすべて削除されていることです。例えば、玉依姫が生んだミケイリが後に賀茂別雷神として知られる神で、父親は大山咋命だということなどです。最大の疑問点は、神武天皇の時と開化天皇の時の界層の降下に一切触れていないことです。」(時事ブログ)
あれから数年、竹下先生が時事ブログで紹介された動画を見て、もう一度ホツマツタヱを読みたいと思いました。が、本はすでに古本屋に旅立っていて‥‥。そこで、本ではなく解説動画を見つけて、ようやくホツマツタヱのおもしろさと重要さに気づいた、今日この頃です。