Covid-19 に曝露された「すべての」アカゲザルの脳にレビー小体が発生 ~主に脳幹に現れるとパーキンソン病になり、さらに大脳皮質にまで広くおよぶと、レビー小体型認知症(DLB)になる

竹下雅敏氏からの情報です。
 “続きはこちらから”のIn Deepさんの記事を先にご覧ください。動物実験で Covid-19 に曝露された「すべての」アカゲザルの脳にレビー小体が発生したというのです。
 レビー小体とは、神経細胞にできる特殊なタンパク質(αシヌクレイン)などが凝集したもので、主に脳幹に現れるとパーキンソン病になり、さらに大脳皮質にまで広くおよぶと、レビー小体型認知症(DLB)になるということです。
 認知症疾患は70%程度がアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症は約20%で、レビー小体型認知症の特徴は、幻視や認知の変動、睡眠時の異常行動、パーキンソン症状などだということです。
 記事の中に論文『SARS-CoV-2 は脳炎症を引き起こし、マカクザルのレビー小体形成を誘導する』へのリンクがありますが、この論文は2021年2月23日のもので、ワクチン接種の前です。
 新型コロナワクチンによって「レビー小体が脳内に生成」されたという冒頭のツイートの内容は、2021年6月9日の記事で既に紹介しました。リチャード・フレミング博士は、“スパイクタンパク質は…「血液脳関門」を通過します。そしてこのスパイクタンパク質をモデル動物で実験したところ、私たちはヒト化したマウスが海綿状脳症(狂牛病)を発症したことを把握しています。…マカクザルを使った実験で、(ワクチン接種から)約2週間後、脳内にレビー小体が生成され、炎症が起きた…レビー小体とは、アルツハイマー病やその他の多くの神経障害を引き起こす物質です。…人間に同様の結果が引き起こされるのには約1年半かかる”と言っていました。
 転載元のIn Deepさんの記事の全文をご覧になる事を勧めますが、記事の最後のところで、“仮に、サルの研究で示されたように「自然のコロナか、あるいは、ワクチンに曝露した全員」にレビー小体が形成されるということが、繰り返しますが「仮にでも」あるとすれば、今後10年などの社会は相当な問題を抱えることになりそうです”と言っています。
 恐らく、レビー小体型認知症の特効薬『ムシリトール』がいずれ大手製薬会社から販売されることになると想像していますが、りょーこ氏のツイートにリンクされた動画はとても興味深い。
 腦腸相関研究者で東北大学教授の福土審(ふくどしん)氏は、動画の32分20秒のところで、“パーキンソン病あるいはレビー小体病とかですね、レビー小体型認知症とかあるんですけれども、そういうものの初期症状には便秘があるんですよね。要するに色々な運動症状とか、それから認知症の症状とか、それからパーキンソン病は筋の固縮とか震えとか、様々な症状が出るんですけども、その前駆症状としても便秘になってから様々な症状が起こってくるんじゃないかっていうのが今解明されていて…”と話しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)





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SARS-CoV-2に曝露した「すべての」個体にレビー小体が見出されたサルの研究から知る「将来的に膨大な数の人々がレビー小体型認知症に見舞われる」可能性
転載元)
(前略)

脳神経細胞に形成されたレビー小体(赤い領域)。 nihr.ac.uk

感染者あるいは接種者全員に?

最近、ややショッキングな論文の存在を知りました。

これは、X で、フィンランドの最新の疾患の状況を詳細に伝えてくれているフィンランド人のイルッカ・ラウヴォラ(Ilkka Rauvola)さんによる投稿で、もともとは、フィンランドの国内報道「一般的な脳変性疾患は中年以降に発症し始める可能性がある」というものを取り上げていたものです。その報道の冒頭です。

「一般的な脳変性疾患は中年以降に発症し始める可能性がある」より

ヘルシンキ大学とタンペレ大学による最近の研究によると、レビー小体型認知症はこれまで考えられていたよりも中年者に多い可能性があるという。

この研究では、50歳以上の人のほぼ 10人に 1人が、脳に少なくともレビー小体型認知症の初期変化を持っていることが判明した。

レビー小体型認知症は、アルツハイマー病に次いで 2番目に多い脳変性疾患だ。この病気では、α-シヌクレインと呼ばれるタンパク質の蓄積である、いわゆるレビー小体が脳幹、脳の大脳辺縁系および大脳皮質で発生する。

is.fi

でまあ、このことはいいんですよ。

投稿した記事で、イルッカ・ラウヴォラさんは、その投稿に以下のように書いていました。

レビー小体型認知症に関するこの記事で、この記者たちが言及していないことがある。それは、動物実験で Covid-19 に曝露された「すべての」アカゲザルの脳にレビー小体が発生したという事実だ。

Ilkka Rauvola

「すべて?」と思い、そのプレプリント論文を読んでみました。

概要は以下にあります。

  SARS-CoV-2 は脳炎症を引き起こし、マカクザルのレビー小体形成を誘導する
SARS-CoV-2 causes brain inflammation and induces Lewy body formation in macaques
(中略)
「レビー小体」というのは、大脳皮質に広がると、レビー小体型認知症を引き起こすとされているタンパク質です。

「レビー小体型認知症とは?」より

レビー小体は、異常なたんぱく質が脳の神経細胞内にたまったもので、主に脳幹に現れるとパーキンソン病になり、さらに大脳皮質にまで広くおよぶと、レビー小体型認知症(DLB)になります。ただし、原因は今のところ十分にわかっていません。

dlbsn.org
(中略)
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「SARS-CoV-2 は脳炎症を引き起こし、マカクザルのレビー小体形成を誘導する」より

…脳組織は、レビー小体として知られる α-シヌクレイン沈着について免疫組織化学によってスクリーニングされた。ヒトでは、レビー小体型形成はパーキンソン病またはレビー小体型認知症の発症と関連していることが示されている。

MERS や SARS コロナウイルスを含む特定の向神経性ウイルスがレビー小体の形成を引き起こし、パーキンソニズムを引き起こす可能性があるという仮説が立てられている。

細胞内レビー小体の形成は、感染したすべてのアカゲザルの尾状核(脳の部位)に隣接する腹側中脳領域と 1頭の高齢カニクイザルで明確に示されたが、一方、4匹の対照動物(感染していない動物)では、すべての脳にはレビー小体は存在しなかった。

カニクイザルの場合、この動物は他のパネルメンバー (5~7歳) よりも高齢 (16 歳) であったため、パーキンソン病に関連する年齢依存因子を除外することはできないが、アカゲザルからのデータは SARS-CoV-2 とマカクザルの脳における新型コロナウイルス感染症による炎症の明確な証拠を提供する。

SARS-CoV-2 がどのようにして広範な脳炎症を引き起こし、レビー小体形成を誘導したのかは依然として不明だ。

このウイルスはさまざまな経路を介して脳に侵入する可能性がある。 この研究では、T細胞の浸潤が血管周囲および脳実質で発見され、血液脳関門の完全性が損なわれ、ウイルスが脳に侵入する機会を提供した可能性があることを示している。

…注目すべきことに、α-シヌクレイン封入体(レビー小体のこと)が動物の腹側中脳領域で見つかった。

レビー小体は、パーキンソン病またはレビー小体型認知症の発症の特徴であると考えられている。

さらなる確認が必要だが、新型コロナ感染症のマカクモデルでの観察は、ヒトにおける新型コロナ感染症関連の認知症症例を予測する可能性があるため、将来的に、無症候性感染または軽度の症状の経過後であっても、これは重大な警告とみなすことができる

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(以下略)

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