クリニックに迫る厚労省のマイナ保険証利用の圧力 / 川内博史議員「紙の保険証がいいよという人は、この方法で」/ 反ジャーナリスト高橋清隆氏「日本の国際保健政策はビル・ゲイツによって差配されていると理解してよろしいか」

 鹿先生と奥様が美味しそうにソーメンを啜りながら、興味深い会話をされていました。鹿先生のクリニックに厚労省から「マイナ保険証の利用人数」を知らせるメールが届いたそうです。奥様が「うちの? わざわざうちのを送ってきてるの?」と呆れておられますが、ほんとイヤミな厚労省。さらに被せるように、厚労省からマイナ保険証の利用率を上げるとお金をくれてやるという書面も届いたそうです。鹿先生のクリニックの場合、「10人以上増えたら1万円、15人以上増えたら1万5千円、25人以上増えたら2万5千円、35人以上増えたら3万5千円、40人以上増えたら5万円くれんだって。」「満額5万円もらうには42人以上、お声掛けして"マイナ保険証お願いします"と言わないと。」とシラケ気味の鹿先生。"紙の保険証が使えなくなる"と説明したポスターを貼って、と言いかけると、すかさず奥様が「あれ捨てちゃったよ。ふふふ!」「これ、やりますか。」「やりません。」とナイスなご夫婦でした。
 厚労省からのポスターやチラシは、早くマイナ保険証に切り替えないと診察が受けられなくなるような誤解を与え、マイナ保険証の代わりに「資格確認書」が発行されることは隠しているようです。マイナ保険証の利用率を上げるとクリニックには一時金が支払われる反面、マイナ保険証に対応しないクリニックは保険診療から外すという異常なアメとムチを繰り出しています。
 川内博史議員は、12月以降も変わらず紙の保険証を使いたい人のために、丁寧に解説をされていました。「マイナ保険証にしていない人は資格確認書という名前の保険証が自動的に送られてきます。12月以降ですね。だから何にも心配いらない。」紙の保険証がいいという人は「マイナンバーカードを返納する」あるいは「カードの電子証明書機能を失効させる」あるいは「自分が加入している保険の保険者にマイナカードの保険証機能を解除すると申請する」という3つの方法で、自動的に「資格確認書」が送られてくると説明されています。
 それにしても国民の迷惑を顧みない厚労省ですが、6月28日時事ブログで取り上げた反ジャーナリスト高橋清隆氏が、7月5日の厚労大臣記者会見でも我が国の保健政策の背景について、二の矢を放っておられました。今回の質問も武見大臣の2021年4月『ウェビナー 「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの今日的意義』での基調講演を引いて、「実は主たる活動の資金源はビル&メリンダ・ゲイツ財団と発言されています。つまり日本の国際保健政策はビル・ゲイツによって差配されていると理解してよろしいでしょうか。」「一般論として伺います。国の保健政策が民間の、しかも外国の一実業家の意思で決められているとしたら問題だとは思いませんか。」と突きつけました。武見大臣のこわばった答弁は予想通りですが、それにしても我が国の保健政策が、国民のためになされていないことは確信できます。
(まのじ)
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【本日の記者会見】ビル・ゲイツの影響、あるの?ないの?
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