2025年に待ち受ける深刻な介護危機 ~30万人相当の介護人手不足によって、概算で60万~90万人の高齢者が日本で介護を受けられない

竹下雅敏氏からの情報です。
 「2025年問題」では、団塊の世代800万人が75歳以上(後期高齢者)となるため国際競争力を失い、大きな経済損失が発生すると予測されています。
 1月31日の記事で『農家の廃業とリタイア続出 米が不足する原因は政策と担い手不足』という動画を紹介しましたが、「コメ農家の倒産・廃業件数が過去最多」で、日本の農業が壊滅的な状況になっています。
 「農薬、肥料、燃料、農機具… 全てが値上がりしている中で米価は40年くらい上がっていなかった」ということも原因の一つだとは思いますが、「生産者の高齢化・後継者不足」が追い打ちをかけています。
 そして、こうした日本の農業をアメリカに差し出すという売国政策をずっと続けてきたのが自民党で、その自民党を支持してきたのがJA(農協)だという構図なので、JAと関係のない自然農法家の中には、JAが日本の農業の癌だと考えている人もいるくらいです。
 さて、日本の農業と同じか、それ以上に深刻なのが介護危機です。冒頭の動画では、“2025年は介護崩壊が顕著になる年になると言われています(40秒)。…実際に2025年度は、65歳以上の人口が3677万人ということで30%、そして介護職員は32万人足りないという風に言われています(2分23秒)。…30万人相当の介護人手不足ということは、概算で60万~90万人の高齢者が日本で介護を受けられないということになります(3分34秒)。…もう施設にも入れない。自宅でケアを頼もうにも、そういうケアの人材もいないと。介護スタッフも不足しているってなると、もう家族がやるしかないよねっていう結論になっちゃいますね。仕事をしながら親の介護をするっていう人のことをビジネスケアラーと言うんですが、それが今年は300万人を超えると言われています。また今年の4月から企業側が従業員に対して介護休暇が取れますよっていう制度を告知するということを義務化するという風になっているんですね。つまり政府の方針としては介護人材が不足しているのは分かっていて、でもそれを補う手段がないので、なるべく今の現役世代の人たちが休暇を取って親の介護をしてくださいねっていう、そういう方針で今動いているわけです。…2040年に予測されているのが50代60代の誰しもが親の介護に困ってしまって、現役世代が仕事できないという時代に突入すると言われているんですよ。(3分54秒)”と話しています
 動画のコメント欄に「今では各老人ホームが空室をゼロにするために寝たきり老人が亡くなっていくのを必死に食い止め、簡単には死なせてくれません。」とありました。
 胃瘻で強制的に栄養摂取させ、簡単には死なせてくれないのもどうかと思いますが、親の年金を当てにして「生かしておいてほしい」という家族の事情もあるかとは思います。地獄のような世界ではあります。
(竹下雅敏)
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ついに日本終焉が迫りつつあります!2025年問題によって日本の社会基盤が崩壊し、50代60代は地獄を見るかもしれません...
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