【訂正とお詫び】
The Voice of Russiaの下の記事の右の人物はバローゾ委員長ではなく、欧州理事会議長のヘルマン・ファン・ロンパイ氏であることが分かりました。
アイキャッチ画像のバローゾ委員長の部分を訂正いたしました。確認不足をお詫び致します。(編集長)2014/10/22
ドイツの「デア・フライターグ」によれば、「ロシアによるプロパガンダ映像などなくても、キエフの「対テロ作戦」が実のところテロそのものであるということを理解することはできる。数字、写真、事実は傍証を必要としない」。
「今年3月以降、ウクライナ東部ではキエフによる「分離主義者」に対する「対テロ作戦」が行われている。西側メディアによる、ドンバス独立を目指す大都市への攻撃を正当化しようとする様々な試みにも関わらず、「対テロ作戦」が実のところ自国民衆に対するテロそのものであるということを理解することは難しくない。
「ルガンスクやドネツクにおけるウクライナの弾薬の爆発を記録したビデオや写真を見るだけで十分である。ビデオを見れば、弾薬はただ爆発するのでなく、破片を周囲に飛び散らせていることが分かる。この弾薬はまさに、一撃で少しでも多くの非武装市民を殺害できるように目的付けられているのだ。
「ここでは平和市民が銃撃され、テロ攻撃を受けている。一刻もはやくそこから人がいなくなるように、とばかりに。市民は生活の最低限の必需品をも奪われている。水、薬品、食品、電気、移動の自由など。ウクライナ大統領ポロシェンコが戦争犯罪人であることを知るためには、プーチン政権のプロパガンダを含め、いかなるプロパガンダも必要ない」。
以上、独「フライターグ」。
ウクライナのポロシェンコ大統領、オバマ米大統領、欧州委員会のバローゾ委員長、NATOのラスムセン事務局長はドンバスにおける戦争犯罪の責任を負う。13日ヴェネツィアで行なわれたラッセル法廷ではこうした判決が下された。
ただし、この判決によってこれらの政治家らに禁固刑を強いられることは今のところはない。「ラッセル法廷」は非公式的なものであり、その判決には執行の義務は課せられないからだ。
ラッセル法廷の参事会は4人からなる。独立したヴェネツィア共和国の復権を訴える運動の頭首、アリベルト・ガルディン氏もそのひとり。この参事会はウクライナ南・東部の戦争の真実を突き止めようと立ち上がった。
キエフ当局による「民主主義革命」を受け入れなかったウクライナ人たちは、ウクライナ新政権は米国EUのモラルおよび資金的支援を得て、しかも欧米の傭兵の支援も受けて、ウクライナ南・東部で野蛮な戦争を行なっていることを証明し、ヨーロッパ市民の眼を開けようと試みた。EU諸国で組織された移動写真展で展示された写真には、ウクライナ人のナチ主義者によって放火されたオデッサ組合会館に横たわる焼死体、ウクライナ軍の砲撃、空爆に破壊されたドンバスの諸都市、村々、防空壕に潜む子どもたち、通りに放置されたばらばらの死体が映し出された。写真は悲惨極まりなく、見る人の心に訴えかけずにはいられないものだったが、それでも、これによってウクライナの状況に対するヨーロッパ人の視点の変化を期待するには、写真を実際に目にした人はあまりにも少なかった。
「ラッセル法廷」は欧米人にウクライナで実際起きていることを意識させる一助にはなりうる。ウクライナ南・東部で展開される内戦の凄まじさを語る証言から法廷はこの悪夢の責任はウクライナのポロシェンコ、米国のオバマ両大統領と欧州委員会のバローゾ委員長、NATOのラスムセン事務局長にあるという判決を下した。判決は国連、欧州安全保障協力機構、国際司法裁判所へと送られる。
むろん、この後、悲劇を生んだ真犯人らが被告席に座ることになると考えるのはあまりにナイーブな話だ。そうした事態は1967年、ラッセル法廷がベトナム戦争の犯罪を裁いたときも起こらなかった。だがその代わりラッセル法廷によって欧米にはベトナム戦争に反対する運動が広範に沸き起こり、その枠内で米国と米国によるベトナム傀儡政権に抵抗していたベトナムのパルチザン兵も大きな成功をおさめ、その結果、米国はベトナムから手を引かざるを得なくなったのだった。ウクライナでもおそらく同じ状況が生まれるだろう。だがはたしてこの後、米国は、「ベトナム・シンドローム」に類似した「ウクライナ・シンドローム」を味わうことがあるのだろうか?
The Voice of Russiaの下の記事の右の人物はバローゾ委員長ではなく、欧州理事会議長のヘルマン・ファン・ロンパイ氏であることが分かりました。
アイキャッチ画像のバローゾ委員長の部分を訂正いたしました。確認不足をお詫び致します。(編集長)2014/10/22
竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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独「フライターグ」: ポロシェンコは戦争犯罪者
転載元)
The Voice of Russia 14/10/6
ドイツの「デア・フライターグ」によれば、「ロシアによるプロパガンダ映像などなくても、キエフの「対テロ作戦」が実のところテロそのものであるということを理解することはできる。数字、写真、事実は傍証を必要としない」。
「今年3月以降、ウクライナ東部ではキエフによる「分離主義者」に対する「対テロ作戦」が行われている。西側メディアによる、ドンバス独立を目指す大都市への攻撃を正当化しようとする様々な試みにも関わらず、「対テロ作戦」が実のところ自国民衆に対するテロそのものであるということを理解することは難しくない。
「ルガンスクやドネツクにおけるウクライナの弾薬の爆発を記録したビデオや写真を見るだけで十分である。ビデオを見れば、弾薬はただ爆発するのでなく、破片を周囲に飛び散らせていることが分かる。この弾薬はまさに、一撃で少しでも多くの非武装市民を殺害できるように目的付けられているのだ。
「ここでは平和市民が銃撃され、テロ攻撃を受けている。一刻もはやくそこから人がいなくなるように、とばかりに。市民は生活の最低限の必需品をも奪われている。水、薬品、食品、電気、移動の自由など。ウクライナ大統領ポロシェンコが戦争犯罪人であることを知るためには、プーチン政権のプロパガンダを含め、いかなるプロパガンダも必要ない」。
以上、独「フライターグ」。
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ラッセル法廷、欧米に「ウクライナ・シンドローム」を呼び起こすか ウクライナ大統領、米大統領は 戦争犯罪の責任を負う (VIDEO)
転載元より抜粋)
The Voice of Russia 14/9/16
ウクライナのポロシェンコ大統領、オバマ米大統領、欧州委員会のバローゾ委員長、NATOのラスムセン事務局長はドンバスにおける戦争犯罪の責任を負う。13日ヴェネツィアで行なわれたラッセル法廷ではこうした判決が下された。
ただし、この判決によってこれらの政治家らに禁固刑を強いられることは今のところはない。「ラッセル法廷」は非公式的なものであり、その判決には執行の義務は課せられないからだ。
ラッセル法廷の参事会は4人からなる。独立したヴェネツィア共和国の復権を訴える運動の頭首、アリベルト・ガルディン氏もそのひとり。この参事会はウクライナ南・東部の戦争の真実を突き止めようと立ち上がった。
キエフ当局による「民主主義革命」を受け入れなかったウクライナ人たちは、ウクライナ新政権は米国EUのモラルおよび資金的支援を得て、しかも欧米の傭兵の支援も受けて、ウクライナ南・東部で野蛮な戦争を行なっていることを証明し、ヨーロッパ市民の眼を開けようと試みた。EU諸国で組織された移動写真展で展示された写真には、ウクライナ人のナチ主義者によって放火されたオデッサ組合会館に横たわる焼死体、ウクライナ軍の砲撃、空爆に破壊されたドンバスの諸都市、村々、防空壕に潜む子どもたち、通りに放置されたばらばらの死体が映し出された。写真は悲惨極まりなく、見る人の心に訴えかけずにはいられないものだったが、それでも、これによってウクライナの状況に対するヨーロッパ人の視点の変化を期待するには、写真を実際に目にした人はあまりにも少なかった。
「ラッセル法廷」は欧米人にウクライナで実際起きていることを意識させる一助にはなりうる。ウクライナ南・東部で展開される内戦の凄まじさを語る証言から法廷はこの悪夢の責任はウクライナのポロシェンコ、米国のオバマ両大統領と欧州委員会のバローゾ委員長、NATOのラスムセン事務局長にあるという判決を下した。判決は国連、欧州安全保障協力機構、国際司法裁判所へと送られる。
むろん、この後、悲劇を生んだ真犯人らが被告席に座ることになると考えるのはあまりにナイーブな話だ。そうした事態は1967年、ラッセル法廷がベトナム戦争の犯罪を裁いたときも起こらなかった。だがその代わりラッセル法廷によって欧米にはベトナム戦争に反対する運動が広範に沸き起こり、その枠内で米国と米国によるベトナム傀儡政権に抵抗していたベトナムのパルチザン兵も大きな成功をおさめ、その結果、米国はベトナムから手を引かざるを得なくなったのだった。ウクライナでもおそらく同じ状況が生まれるだろう。だがはたしてこの後、米国は、「ベトナム・シンドローム」に類似した「ウクライナ・シンドローム」を味わうことがあるのだろうか?
同様にこのウクライナの事件も、確実に裁きの対象となるでしょう。これまでなら闇に葬られていた事件でも、今後はそうはなりません。