[The Voice of Russia]ケリー長官「オバマの発言、気にするな」/富豪ドナルド・トラムプ氏、米大統領を錯乱呼ばわり

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロシアをエボラやISISと同列に置いたことで、メドヴェージェフ首相から“脳に異常があるんじゃないか”と言われたオバマ大統領。大富豪のドナルド・トランプ氏からも、エボラ対策に関して同様の疑念を持たれているようです。ついにはケリー国務長官からも「気にするな」と言われたようで、もはや身内からも完全に馬鹿にされて、相手にされていない様子が見て取れます。替え玉なら馬鹿にされるのも無理はありません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ケリー長官「オバマの発言、気にするな」
転載元)
© Photo: REUTERS/Gary Cameron

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ラヴロフ外相によれば、米国のケリー国務長官は、ロシアをテロリズムやエボラ出血熱を同列に置いたオバマ大統領の発言を気にしないよう求めた。

「私は国連総会のスピーチでオバマ大統領が列挙した脅威について、先日、ケリー国務長官にその真意をただした。彼は「気にするな」と言った。もしそれがそれほど深刻なことなら、もちろん、嘆かわしいことだ」。議会下院の「政府の時間」でラヴロフ外相はこう述べた。

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オバマ米大統領、G20でもロシアをエボラと同列に置く
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© Photo: RIA Novosti/Alexei Druzhinin

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オバマ米大統領は15日、ブリスベンのG20サミットで演説を行い、ウクライナに関連してロシアの行為は全世界の脅威だと名指しで非難した。ロイター通信が伝えた。

オバマ大統領は「私たちは、西アフリカのエボラ出血熱対策およびウクライナに対するロシアの暴力に反対して国際社会を代表している。これらは世界にとっての脅威となっている。これは、マレーシア航空17機の恐ろしいカタストロフィーのあと、われわれは確信に至った」と述べている。
9月24日、オバマ大統領は第69回国連総会の開会で演説したなかで世界の3大脅威は、第1にエボラ出血熱、第2にロシアのウクライナに対する行為、第3に「イスラム国」だと列挙した。
ラヴロフ露外相はオバマ氏の演説をコメントし、これは「自国の国家安全保障についてのドクトリンのなかで、いかなる国連安保理決議や国際法に拠らず自己裁量で軍事力を行使できる権利を記している国が持ちうる世界観」だと語っている。

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富豪ドナルド・トラムプ氏、米大統領を錯乱呼ばわり
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© Photo: The Voice of Russia

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オバマ米大統領は16日、エボラ出血熱対策はそれは発生し、目覚しい勢いで拡大している場所、つまり西アフリカで行わねばならないという声明を表した。

オバマ大統領は一般の米国人がこれに感染する恐れは極めて少ないと付け加えた。一方で、多くの政治家らはオバマ大統領に対し、アフリカ諸国出身者に対して米国への入国を禁じ、これらの国との航空機の乗り入れを禁じるよう提案している。

米国人富豪のドナルド・トランプ氏
もこうした決定の支持者の1人。ツィッターのなかでこう書いている。

オバマ大統領は深刻な精神の病を抱えているのではないかと思い始めた。なんで飛行機の乗り入れを禁止しないんだ。狂気の沙汰だ!」

トランプ氏のオバマ批判は留まるところを知らず、ツィッターをこえて今度はマスコミに出演し、オバマ氏を槍玉に挙げている。

スティーブ・マリツベルグのショー番組に出たトランプ氏は、「彼は技能がないのか、それともあまりに頑固なのか、それともどこかがおかしくなってしまったのかだ」と激白する。

トランプ氏は、ビジネスを通して、自分と正反対の視点を持つ人間をも理解することを学んだと語る一方で、それでもオバマ大統領だけはどうしても理解ができないと告白した。

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ロシア首相、オバマ大統領の脳に変異の兆候を発見
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© Photo: RIA Novosti/Ekaterina Shtukina

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ロシアのメドヴェージェフ首相は米国のオバマ大統領がロシアをエボラ出血熱に次ぐ2番目に重大な脅威としたことについて、困惑を示した。CNBC放送によるインタビューをリア・ノーヴォスチが伝えた。

「たとえば私には、オバマ大統領が国連総会の演壇に立ち、人類が直面している脅威又は課題を数え上げるに、一番目にはエボラ出血熱を挙げ、これは妥当だとして、二番目にロシア連邦を挙げ、三番目にやっと「イスラム国」を挙げたことが、非常に哀しい。私はこのことに言及すらしたくない。哀しいことだ。何か脳に異常があるんじゃないのか」と首相。
また両国関係については、首相は、対ロ制裁が解除されない限りリセットは不可能だ、との考えを示した。

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