アーカイブ: 改憲

[YouTube]くらべてみよう 現憲法と改憲案

竹下雅敏氏からの情報です。
 動画を見るのが面倒な人は、下のPDFファイルがオススメです。
(竹下雅敏)
————————————————————————
くらべてみよう 現憲法と改憲案
配信元)
 

下記のURLでPDFファイルがダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/0B9grf2k1uO0zUzN3QnhKQXIwZzA/view?usp=sharing&pageId=106272475550567551183

[Everyone says I love you !]自民党の憲法「改正」草案の中で最も注意すべき「緊急事態条項」についてもう一度まとめます。

 経済政策を全面に出し、選挙後に隠してあったものを強引に推し進めるのが自民党の常套手段。2013年の参院選後には「特定秘密保護法」、2014年の衆院選後には「安保法制」、そして今回の参院選後には「憲法改正」を持ち出してくるのは確実だと思います。3回目は騙されないようにしたいものです。
 自民党はまずは緊急事態条項新設から着手することを考えていますが、その緊急事態条項がどれほど危険なのか、弁護士の宮武嶺氏が改めて解説されています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
引用元)


————————————————————————
自民党の憲法「改正」草案の中で最も注意すべき「緊急事態条項」についてもう一度まとめます。
 今日から、自民党改憲草案の恐ろしさを改めてみていきたいと思います。

 まずは、大災害の時に必要だという国民の耳に入りやすさからも、今最も自民党が本命として狙っている緊急事態条項から。

 自民党改憲案の緊急事態条項は98条でどういう場合が緊急事態宣言を出す場合かという要件(条件のこと)、99条が宣言が出た場合になにができるかという効果(なんと国民の人権をも制限できる)を規定していますので、それぞれ見てみたいと思います。

自民党草案 第98条
第1項 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。

 さて、「法律の定めるところにより」とあるように、自民党憲法の「緊急事態」の中身は明治憲法と同じく法律に委任しており、いくらでも拡大可能なことをまず押さえなければなりません。

 この点、この改憲案を解説する「日本国憲法改正草案解説(以下「解説」と表記)によれば、「内乱等」にはテロも含むとしています。

 内乱は一国の体制がひっくり返るような規模を言いますが、テロは死者の出ない爆弾テロでもテロですから、これでは緊急事態の範囲が広すぎてめちゃくちゃです。

B8Ac35dCQAAUHCZ.jpg-large 

新型インフルエンザ流行まで、国民の権利を制限する緊急事態宣言の対象にする気でいる。

 また、緊急事態宣言を出す「特に必要があると認めるとき」は、閣議で決するとされていますが、これは1分1秒の緊急性を想定しているものではない(自民党の「日本国憲法改正草案Q&A 以下Q&A」。以下「Q&A」と表記)ということなので、閣議にかけずに総理がいきなり緊急事態を宣言できる場合が多数ありえます。

 自民党は「地震等による大規模な自然災害」と規定し、大規模自然災害でも緊急事態宣言が可能(Q&AP30・解説)としており、津波や地震で緊急事態を宣言するのを基本としています。

 しかし、東日本大震災は福島原発事故が同時に起こり、2万人近くが亡くなった大災害ではありましたが、かの大震災でさえ、国民の自由と人権を制限できる緊急事態宣言は必要ではありませんでした。

(中略) 

 なのに、なぜ、そのうえまだ国民の人権を停止するような緊急事態条項が必要なのは、「戒厳令」と言う非常手段を使って国家権力にとって邪魔な国民の基本的人権を排除するためだけなのです。

» 続きはこちらから

[ちきゅう座・澤藤統一郎氏]かつて、創価学会は平和憲法擁護・反戦を掲げていた。

 28年前の創価学会婦人部が出版した『まんが・わたしたちの平和憲法』が話題になっていますが、IWJの岩上安身氏も「このマンガ、すべての人に読んでもらいたい」とおっしゃっています。とても分かりやすく、「あとがき」を読んでも当時の婦人部の真剣さが伝わってきます。
 最近でも安保法案反対のデモに創価学会のグループが参加していたことは記憶に新しいです。1ヶ月程前の記事ですが、改憲を目指す安倍政権にベッタリの執行部に対して、創価学会婦人部を中心とするクーデターの動きがリテラから紹介されています。そこには「参院選では、婦人部による選挙支援サボタージュが起きるのではないか」とあります。創価学会員の皆様には、この漫画を是非読んでいただき、「教義の中核をなす平和主義」を貫いてもらいたいです。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)



————————————————————————
かつて、創価学会は平和憲法擁護・反戦を掲げていた。
転載元)
<澤藤統一郎:弁護士>

(前略) 

創価学会が真に平和を志向する団体であるなら、公明党がアベ自民党の下駄の雪となって、どこまでも改憲路線を支えていることは奇妙奇天烈というほかはない。今次参院選における公明党代表山口那津男の野党共闘への攻撃のボルテージはただごとでない。改憲阻止・立憲主義の回復・集団的自衛権行使容認反対・戦争法廃止での共闘に対するむき出しの敵意である。

(中略) 

集団的自衛権行使容認の公明党には、創価学会の一部から猛反対があったようだ。戦争法の法案提出から強行採決反対する一連の運動の節々に、確かに創価学会のグループがデモに参加していた。これは、ごく一部の微震に過ぎないのだろうか。実は屋台骨を揺るがすほどの激震の徴候なのだろうか。外からは見えない。

創価学会と平和・憲法。昔は本当に相性がよかったようだ。創価学会婦人部は本気になって、平和憲法擁護、9条改憲阻止を訴えていたという。そのことを28年前の創価学会婦人部編『まんが・わたしたちの平和憲法』を紹介するブログで知った。

下記のURLをごご覧いただきたい。
http://seoul-life.blog.jp/archives/62149212.html

» 続きはこちらから

安倍総裁メッセージの珠玉のパロディー動画 〜自民党側は、著作権法を盾に動画を削除〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 安倍晋三が、“ワ゛カモノの皆さん”と呼びかける安倍総裁メッセージの珠玉のパロディー動画が現れました。ところがツイートに書かれている通り、You Tube動画はすぐに消されてしまいました。デイリーモーションの方に作者が再度動画を投稿したようで、こちらの方は、今ならまだ見れると思います。
 自民党側は、著作権法を盾に動画を削除したようです。第二弾の特定秘密ver.版が出ています。こちらの方は、消しにくいのではないかと思います。
 自民党は、自分たちに都合の悪いものは次々に消しており、「立法府の長」発言が国会議事録から消されるということまで起こっています。これらの動画もいずれ消されてしまう可能性が高いので、下に文字を起こしています。左側が安倍首相の発言で、右側は安倍首相の本音です。今日の1本目に編集長が取り上げた自民党議員の数々の発言を見ると、この通りではないでしょうか。
 しかし、映像付きで見ると説得力が全然違います。
(竹下雅敏)
————————————————————————
安倍総裁メッセージ 若いみなさん一人ひとりがチャンスを活かせる社会へ
配信元)

————————————————————————
配信元)

————————————————————————
安倍総裁メッセージ 若いみなさん一人ひとりがチャンスを活かせる社会へ
配信元)
安倍晋三です                さあ、改憲だ。
若者の皆さん…
などと政治家が呼びかけると         俺と祖父の悲願がかなう。
「若いというだけで一括りにしないでほしい」 若い奴らは邪魔するな
と思う方も多いと思います
私たち自民党が目指すのは          大人しくしていれば、悪いようにはしない。
若い世代の皆さんを一括りにせず         
一人ひとりがそれぞれの人生で        先進国最悪レベルの奨学金制度を、
チャンスを活かせる社会です         多少見直すくらいは考えてやる。
そのためにたとえば             ただし、条件がある。
無利子奨学金制度の充実はもちろん      国が助けてやるのは、成績優秀者だけだ。
給付型奨学金の創設に向けて         国に貢献しろ。大事なのは、個人ではなく国家だ
具体的に検討を進めています         
就職や雇用の安定と所得の向上にも      それでもダメなら、自衛隊に入り海外で戦え。
しっかりと取り組みます           そうすれば奨学金返済の免除も
将来への不安をなくし            考えてやらんでもない。
一人ひとりの可能性と活躍を支える      ガマンしろ。権力に従え。 
そうすることで               俺もアメリカに尻尾をふり、
日本全体の成長力を底上げしていく      うるさい経団連にも頭を下げ、
目指すのは                 日本会議の仲間たちとやっとこの地位まで登りつめた。
みんなが参加し                 
躍動する日本です               
この道を                  行き先は言わないが、
私たちは力強く、前へ            この道を。力強く、前へ。
着実に歩んでいきます            争点は、改憲  

国民は家畜程度!?自民党の改憲草案の中身とは…
〜親子関係は世界を変える鍵〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 憲法改正は、安倍首相とその背後に居る連中の悲願です。彼らにしてみれば、今のこのチャンスを逃すと2度と憲法改正のチャンスは巡って来ないと思っているでしょう。戦前の日本に戻すために膨大な努力を払って来た彼らにしてみれば、国民を騙してでも憲法改正を実現したいところです。
 さっそく菅官房長官が熊本地震を利用して、緊急事態条項新設の必要性を持ち出しました。問題なのは、緊急事態条項の中身であり、自民党の改憲草案の中身です。そこの説明と議論無しに、災害を利用してただ必要性を強調しても、本来ならどうにもならないはずなのですが、メディアに踊らされる愚民には、これで十分なのです。普段何も考えていない国民は、メディアでいわゆる識者がこぞって緊急事態条項の必要性を強調すれば、中身など関係なしにこれは必要なものだと思って賛成するからです。現在、安倍政権が大手メディアをほぼ完全にコントロールしている状態は、非常に危険だと言えるでしょう。
 その自民党の改憲草案の中身ですが、記事によると「個人」という概念が否定され、犬、猫程度の扱いになっているというのです。自民党の言い分とは、“国民が個々に好き勝手しているから、共同体が崩れ、モラル・ハザードが起きた…それは「個人」などと言って、子供に勝手をさせるから…それは、「個人」を主張しすぎる憲法が悪い”ということらしい。 
 実に驚くべき薄っぺらな見解で、反論するのもバカらしい感じがします。女性を産む機械くらいにしか思っておらず、子育てを女性に押し付けて父親らしいことを何もして来なかった類の連中が、“最近、妙な殺人事件が多い”のは、“子供を勝手にさせるから”だというのです。彼らの言う父親らしさとは、子供が悪戯をすれば殴ってでも子供に言うことを聞かせ、社会のルールを教えるということなのでしょう。
 これほど間違った子供への関わり方はありません。自民党、そして日本会議の皆さんは、一度真剣に映像配信の親子の講座をご覧下さい。子供を厳格に躾けると何が起こるか。親の居る前では従順を装い、親の目の届かない所で弱い者いじめをする、サイコパスのような人格が育ってしまうのです。誰とは言いませんが、適当な人物の顔を思い浮かべてもらえれば、この通りだとわかるでしょう。
 この連中に言いたいのは、子供を人格のある個人として自分と対等の人間として接したことがこれまであるのか、ということです。子育ての中で、常に両親が子供の人格を尊重し、愛情深く育てれば、子供の心は非常に安定し、およそ暴力行為とは無縁の、協調性のある自立した大人になります。これは、親子関係だけではなく、あらゆる関係に対して求められることで、人類がもし、動物などのあらゆる生命に対してこうした態度で接することが出来るようになれば、世界は一変することでしょう。
 しかし逆に言うと、我が子に対してすら出来ないのであれば、一体誰に対してなら出来るのかということになります。その意味で、親子関係は世界を変える鍵となる重要なものなのです。
 誰に対してもまともな関係を結べない者たちは、常に上下関係の中だけで生きており、強い者には従い、弱い者には横暴な振る舞いをします。要するに、弱い者を家畜同然と見なして、人間扱いしないわけです。
 記事の最後の部分をご覧下さい。憲法改正を目指している連中は、“戦前日本のエスタブリッシュメント層、保守支配層の子孫とその取り巻き”です。言わば、勝ち組ということになります。彼らが夢想する素晴らしかった時期とは、“国家が一丸となった、終戦までの10年ほどの…ファシズム期”なのです。
 彼らは私たちを家畜程度にしか見ていないようですが、彼らの精神構造を見れば、彼らは家畜どころか害虫なのではないかと思えます(虫に失礼だと言う意見もあります)。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
人権否定、戦前回帰の自民党・改憲草案はなぜ生まれたのか? 憲法調査会に巣食うグロテスクな世襲議員たち
引用元)
(前略) 

 自民党改憲草案は憲法以前のもの。そう話すのは、憲法学の権威であり、“護憲派の泰斗”と呼ばれる樋口陽一・東京大学名誉教授だ。樋口氏は、改憲派として長く自民党のブレーンとして活動してきた小林節・慶應義塾大学名誉教授との対談本『「憲法改正」の真実』(集英社新書)で、改憲草案を「憲法とは呼べない」と断罪、小林氏もそれに同意している。

 護憲派も改憲派も口を揃えて批判する改憲草案。ふたりがもっとも驚愕したというのは、「「個人」という概念がこの草案では消されてしまっている」(小林氏)という点だ。

(中略) 

「個性」を否定し、「犬・猫・猿・豚などとは種類の違う生物」程度の扱いになっているのだ。
 憲法上で「個人」が「人」に置き換わることの意味。自民党は改憲草案のQ&Aのなかで、こう記している。

《人権規定も我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました》

 天賦人権説とは、人は生まれながらにして人間としての権利、つまり「人権」をもっているとする考え方。自民党は改憲によって、この人類普遍の原理さえ奪おうとしているのだ。これでは北朝鮮と同じような国になるだろう。

(中略) 

 だいたい憲法というのは、権力の暴走を防ぐために国家を縛るもの。そうした立憲主義をこの自民党の改憲草案は根底から覆している。

(中略) 

 というのも、自民党内で憲法議論を進めてきた族議員の多くは、「地盤の強さだけで勝てる世襲議員」(小林氏)。

(中略) 

「これがなにを意味するかと言えば、現在、自民党内で憲法について集中的に考えている議員たちのほとんどが、戦前日本のエスタブリッシュメント層、保守支配層の子孫とその取り巻きであるという事実です」
彼らの共通した思いは、明治維新以降、日本がもっとも素晴らしかった時期は、国家が一丸となった、終戦までの一〇年ほどのあいだだった、ということなのです。普通の感覚で言えば、この時代こそがファシズム期なんですがね」(小林氏)

(中略) 

 “生涯政治家”一家に生まれた世襲議員たちにしてみれば、自分たちの手足を縛る現行憲法は疎ましい。そうして自分たちにとって都合の良い憲法を追求した結果、このグロテスクな改憲草案を生んだのだろう。ほとんどの憲法学者たちから“憲法の体も成していない”と指摘されるのも当然の話だ。だってこれは、たんなる“私利私欲”の塊なのだから。

(水井多賀子)
1 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16