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[ロシアNOW 他]ロシア軍がシリアからの撤退開始 / プーチン大統領、シリアからのロシア軍撤退開始を命令

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリアでの紛争は、どうやら本当に終わったようです。これまでは、サウジアラビア、トルコなどがシリアへ軍事介入して来るのではないかと言われていましたが、このタイミングでロシア軍がシリアから撤退するとなると、もはやそうした侵攻は起こらないということです。予想した通りで、今後は和平プロセスへと比重が移って行きます。これまでのロシアの交渉力を見ると、おそらく良い方向に向かうものと思います。
 世界情勢を正しく認識している者にとって、まさに劇的なことが起きているのですが、革命とも言える変化が静かに水面下で起こっているため、ほとんどの人はそれに気付くことはありません。リビア、イエメン、パレスチナなど、まだまだ多くの問題が残っていますが、峠は越えた感があります。むしろ、経済システムの転換が今後どのくらい上手く行くかが問題になって来ると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシア軍がシリアからの撤退開始
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プーチン大統領、シリアからのロシア軍撤退開始を命令
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[シリア・アラブの春 顛末記]アサド大統領が独ARDのインタビューに応じる「100以上のテロ組織があり、多くの国が彼らを支援している…。」

 とても困難な状況の中で、アサド大統領が、なんとか国を安定させようと努力していることが伝わってきます。
 アサド大統領が言うように"武器を手にして目的を実現しようとする「穏健な反体制派」なるもの"が欧米に現れた場合、欧米はそれをシリアの「穏健な反体制派」と同じように擁護するのでしょうか。
 ドイツが難民を受け入れていることに対しては、"人々が自分たちの国にとどまることを支援することの方が人道的ではないだろうか"と述べ、最後の赤字部分では、シリアの"災難や悪夢の一部はテロリストではなく…、欧米諸国の制裁によるものだ…。"と指摘しています。
 欧米は、シリアに対して住宅やインフラを再構築するための賠償金を支払ったほうが良いのではないでしょうか。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アサド大統領が独ARDのインタビューに応じる「100以上のテロ組織があり、多くの国が彼らを支援している…。我々は停戦が機能するよう尽力するが、善意だけでは不十分だ…。憲法は国民統合、主権、独立の象徴だ。我々は憲法を守り、選挙を実施せねばならない」
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[イズラエル・シャミール氏]二つの注目すべき変化:アメリカの主流メディアの中で、シリア紛争に対するより事実に沿った見方が登場 / イスラエルの露骨な姿勢

 CNNでISDS条項に対して“貿易協定から取り除き、なきものとしなければならない”と結論付ける記事が現れ、アメリカの主流メディアが変化しつつあることが示されました。
 今回の記事でもアメリカの主流メディアに、これまでならありえないシリア情勢の見方が登場したことが紹介されています。その記事では、シリア紛争に対して「もし我々が以前に導入されたロシアの外交政策に従っていたのならば、一つの国として人々はより安全に過ごしていたのだろうし、より安定した世界に貢献していたかもしれなかったというのに」と結論付けているようです。イズラエル・シャミール氏は"第一級の衝撃度を持つ革命的な出来事"と表現しています。
 またイスラエルでは逆に、その本性が剥き出しになってきているようです。イスラエルを代表する軍事解説者が、これまで"アラブ人たちが互いに殺し合うことを喜び続けてきた"ということを認める発言をし、ロシアの介入でシリアに平和が訪れようとしている現在の状況に対しては「アサドの勝利はイスラエルにとってまずいことだから…スンニ派反乱者たちに本物の軍事的支援を送る」ことを訴えているようです。
 これもまた人類が二極化している兆候のひとつではないでしょうか。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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[櫻井ジャーナル]露軍が空爆を始めてからシリア情勢が劇的に変化、2月に米露が停戦に合意し、トルコ政府は孤立 〜エルドアン政権が崩壊する可能性が現実味 鈍感な安倍政権も米国一辺倒では立ち行かないことを認識し始めた!?〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリア情勢に関して、簡潔にまとめられている記事です。スプートニクを見ても、“トルコ軍はエルドアン大統領に不満を持っている”ようで、エルドアン政権が崩壊する可能性が現実味を帯びて来ました。文末“安倍晋三政権も人ごと”ではいられないとあります。
 “続きはこちらから”以降の記事では、さすがに鈍感な安倍政権も米国一辺倒では立ち行かないことを認識し始めたのか、ロシアに接近を始めたようです。はっきり言って、今さら遅いという感じがします。すでにこれまでの所業で、プーチン大統領、習近平国家主席には、思いっきり嫌われています。オバマ大統領には、初めから毛嫌いされていました。これほど孤立した首相も珍しいと思いますが、日本国内だけはガラパゴス化しているらしく、メディア操作で何とか命を繋いているという感じです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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露軍が空爆を始めてからシリア情勢が劇的に変化、2月に米露が停戦に合意し、トルコ政府は孤立
転載元)
昨年9月30日にロシア軍が空爆を始めて以来、シリア情勢は劇的に変化した。ワッハーブ派/サラフ主義者やムスリム同胞団を中心とする傭兵集団を使ってバシャール・アル・アサド体制を倒すというアメリカ/NATO、サウジアラビア/ペルシャ湾岸産油国、イスラエルの計画は崩れてしまったのである。

そうした中、あくまでも軍事的にアサド体制を倒そうとしてきたのがトルコやサウジアラビアで、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は2月20日にUNESCOのイベントで演説、自分たちはシリアで作戦を遂行する全ての権利を持っていると言ってのけた。

ところが、アメリカ政府とロシア政府は2月22日、シリアで2月27日から停戦することで合意したと発表、しかもこの合意はダーイッシュ(IS、ISIS、ISILなどとも表記)、アル・ヌスラ(アル・カイダ系武装集団)、あるいは国連がテロリストと認定しているグループには適応されず、こうした武装集団に対する攻撃は継続されるとしている。ロシア側の主張に沿った内容だ。2月10日にヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問してウラジミル・プーチン露大統領と会談しているが、このひとつの結果が今回の停戦ではないかと見る人もいる。

ダーイッシュやアル・カイダ系武装勢力へ物資を補給する兵站線はトルコからシリアへ延び、シリアやイラクで盗掘された石油はトルコへ運び込まれてきた。石油の密輸がエルドアン家のファミリー・ビジネスになっていることも伝えられている。ロシア軍による空爆は侵略軍の司令部や戦闘部隊が攻撃されただけでなく、兵站線や密輸ルートもターゲットになり、エルドアン大統領は公的にも私的にも厳しい状況に陥った。

そこで、大統領は10月10日にロシア軍機の撃墜を計画、11月24日にロシア軍のSu-24をトルコ軍のF-16が撃墜している。その間、詳細は不明だが、11月17日にはロシアの旅客機がシナイ半島で墜落した。11月24日から25日にかけてポール・セルバ米統合参謀本部副議長がトルコのアンカラを訪問、トルコ軍の幹部と討議したとも言われている。

年明け後の1月22日にはアシュトン・カーター国防長官が陸軍第101空挺師団に所属する1800名をイラクのモスルやシリアのラッカへ派遣すると語り、翌23日にはジョー・バイデン米副大統領が訪問先のトルコでアメリカとトルコはシリアで続いている戦闘を軍事的に解決する用意があると口にし、エルドアンを煽った。

そうしたこともあってか、2月に入ってもトルコやサウジアラビアはロシアに対して強硬な姿勢を見せ、トルコ外相はサウジアラビアの軍用機や人員をトルコのインシルリク空軍基地へ派遣、シリアで地上戦を始めることもできると語り、サウジアラビア国防省の広報担当は、同国の地上部隊をシリアへ派遣する用意があると表明した。その直後、アメリカのアシュトン・カーター国防長官はサウジアラビアの表明を歓迎すると発言している。

しかし、2月中旬に入るとシリア情勢をめぐる動きに変化が現れる。ヘンリー・キッシンジャーが2月10日にロシアを訪問、ウラジミル・プーチン露大統領と会談しているが、その結果が影響したのかもしれない。そして22日の「テロリスト」を除外した停戦に合意したとする発表につながる。シリアへ軍事侵攻する意思を表明していたトルコやサウジアラビアは梯子を外された形だ。

しかも、ここにきてトルコ軍は国連の安全保障理事会が承認しない限り、シリア領内へ部隊を入れないという意思を表明している。
エルドアン政権はこれまで軍幹部の粛清を進め、自分たちのダーイッシュやアル・カイダ系武装勢力への物資輸送を摘発した憲兵隊の幹部を逮捕、そうした事実を報道したジャーナリストも起訴してきたが、こうしたことは背後にアメリカが存在していなければ不可能だろう。そのアメリカ支配層が戦略を修正、その余波でエルドアン政権が処分される可能性が出てきた。サウジアラビアも王制が揺れている。安倍晋三政権も人ごととすましていはいられない。

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[YouTube]米国とロシアはイスラム国共同攻撃を計画2016年2月3日

 この動画では、シリアの完全無条件降伏を計画したとして、米国務次官補あがりのジェフリー・フェルトマン国連事務次長の存在が指摘されています。いわくつきの人物のようで、櫻井ジャーナルでも"国連事務次長の闇"とありました。
 計画を知ったロシアとシリアが、国連のシリア特使デミストゥラ氏にその資料を突きつけると、困惑し謝罪したようですが、その後、完全無条件降伏計画の執筆者のフォルカー・ペルテス氏をシリア問題の仲介役の責任者に任命したようです。"現在国連は、アメリカとロシアの人質"になっているとのこと。
 また"ジュネーブ交渉の間、アメリカとロシアは合意を結び…3月以降にイスラム国を共同で…攻撃する予定"とあり、サウジアラビアはデヴィド・ペトレイアス元CIA長官などに助けを求めたようですが、"アメリカとロシアの同盟に対抗出来る者はないでしょう"と指摘しています。
 ロシアとアメリカ良識派の結びつきが、はっきり現れてきている兆候の一つではないかと思いました。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米国とロシアはイスラム国共同攻撃を計画2016年2月3日
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