注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
*所信演説
9月8日に菅義偉官房長官と石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長の3名が自民党総裁選に立候補を表明し、所信演説を行いました。
演説の中で一番存在感があったのは石破氏で、石破氏は演説を通して日本の地方創生が重要であると力説。東京都への一極集中が地方の衰退を招いたとして、東京に集中した資源や富を地方に分配することで地方の底上げをしたいと語っていました。
また、憲法改正や自衛隊の運用についても言及しており、憲法に政党の存在を明記することで党の立場をシッカリと固めるべきだと触れています。
次に演説を行った菅氏は出馬表明で語った内容とほぼ同じで、全体的に熱量が少なく、原稿を棒読みしているような演説でした。安倍政権の継承と新型コロナウイルス対策が目立ち、個別の政策や具体的な政治理念の話は少なかったです。
その中でもデジタル化を促進するためのデジタル庁新設に関しては気合が入っていたように見え、菅氏の独自政策として目立っていました。
ただ、最初から最後まで菅氏は目線が下に向き、演説を聞いていた人たちからも「下を見すぎ」「原稿を丸読み」などと評判は悪かったです。
(中略)
(中略)たまたま総裁選演説見てるけど、内容はともかく、原稿ほぼ読まずすごい迫力で話す石破さん、菅さんは原稿棒読み+自分の経歴でお涙頂戴って感じですごい対照的だった
— 凛子 (@__lic0) September 8, 2020
(中略)菅の演説「自分でできることはまずやってみる、次に地方自治体、それでも駄目なら国がやる」
— ももひきを履いたネコ (@momohiki_cat) September 8, 2020
そこまで自己責任なら税金納めなくてもいいですよね😐
税金は納めなくてもいいという法改正でもしたら如何ですか😐
自民党総裁選の立会演説会、石破さんが真っ当な話をした後なので菅の空虚さが目立つ。安倍への感謝に苦労人アピール、迎賓館の常時開放を指示したことなどどうでも良い話が多い。「地方の声を大切にしてきた」と語るが、今回の簡易総裁選自体が地方軽視に他ならないだろう。どの口が言ってるんだ。
— Daichi Nomura (@3h17) September 8, 2020
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菅氏は人前で説明するのがお嫌いのようで、今からすでに「首相の国会出席は限定すべき」と予防線を張っています。首相が国会を拒んでどうする?菅氏個人の無責任に止まらず、日本の民主主義をまたも破壊することを宣言しています。他方、菅氏は「デジタル庁」を新設することには意欲的と報じられました。「脱・IT後進国を目指す」とありますが、安倍政権下で後進国となった原因をきっちり検証してからでなければ、利権庁が1つ、増えるだけかもしれません。最後のツイートのオリジナルは「馬鹿」でございます。