注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
論説
2018年2月23日
Strategic Culture Foundation
シリアで長く続いている紛争と災いが8年目に入ろうとしているのは偶然ではない。これは意図的なものだ。
(中略)
アサド大統領のシリア政府は、国連決議で認められている通り、シリアの主権当局だ。シリア政府には、国民を守り、違法な武装集団に強奪された地域を取り戻す権利がある。
(中略)
シリアに合法的に駐留している唯一の軍隊は、シリア政府によって、国家を外国が支援する戦争から守るのを支援すべく合法的に要請されているロシア、イランと、関連する民兵だけだ。
首都ダマスカスに近い東グータ郊外を含む全ての地域を奪還するのはシリア政府の主権の範囲内だ。地域は国際的に禁止されているテロ集団のヌスラ戦線や「イスラム国」と提携しているジャイシュ・アル・イスラムと言う名の外国が支援する過激派集団の包囲下にあった。
過激派がすぐ近くのダマスカスを迫撃砲で攻撃し、恐ろしい結果をもたらしていることが、東グータ解放の誘因だ。
(中略)
欧米政府とマスコミは、彼らの合法的義務を“野蛮”と歪曲し、シリア国軍を後ろ手に縛る企みで、プロパガンダ・キャンペーンをしかけている。
(中略)
単刀直入な結論は、アメリカ、トルコ、イスラエルや他のNATO諸国は、シリアから撤退しなければならないということだ。
(以下略)
東グータ・キャンペーンはシリアの「体制変革」のために利用されている。なぜ欧米メディアや政府は、ダマスカスで犠牲になっている市民やラッカで毎日50人が地雷で負傷しているのに、これは無視する? ―ロシア駐英大使館 https://t.co/RqWNt7dwIN
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
.@RussiaUN: #EastGhouta is exploited to call for regime change in Syria. Why wouldn't Western media and governments care about shelling of Damascus or 50 persons injured by mines every day in Raqqa? pic.twitter.com/hdqcjuRSbU
— Russian Embassy, UK (@RussianEmbassy) 2018年2月23日
国連で欧米諸国は「東グータの30日間の停戦」を提案してきた。シーア派の女性500人を誘拐しケージに入れ、「人間の盾」として利用した、こんな最低のテロリストを救うために30日が必要だと! https://t.co/ch6w8GVclO
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
Know the terrorists @nikkihaley wants to save in #Ghouta
— Nardeep Pujji (@AWAKEALERT) 2018年2月24日
She alongwith #Germany and #France are asking for a 30 Days Ceasefire to rescue these terrorists who locked 500 Alawite women in cages and paraded them on trucks as human shields.#Proxywar @GaryLineker @georgegalloway pic.twitter.com/ZQtV8F0V89
ロシア和解センター:東グータのテロリストは、市民が「人道回廊」を通り脱出するのを阻止し「人間の盾」にしている。テロリストに武器を置くか、イドリブに移動するよう要求しているが、交渉は決裂している。 https://t.co/gRE15DQV61
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
Russian Military: Militants in Syrian Eastern Ghouta Impede Civilians' Exithttps://t.co/F8CUNjIYGQ pic.twitter.com/JIdPuMZUi8
— Fars News Agency (@EnglishFars) 2018年2月24日
米軍の刑務所からISISが数百人規模で脱獄したとCNNが速報! まただ。刑務所で訓練して、適当な時期に放つ米国 https://t.co/8E0LWdgJzl
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
Breaking: ISIS prisoners break-out of #US-backed forces captivity in #Syria https://t.co/AnXFIAvHlV
— Kim Jong #UN (@presidencykorea) 2018年2月24日
東グータのテロリストを応援するために、米軍がタンフ基地で訓練した親米テロ組織"Jash Usud Al-Sharqiya"が駆けつける? https://t.co/9Y1xCaBKb4
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
To help terrorists from #EasternGhouta , pro-American detachments "Jash Usud Al-Sharqiya", who were trained on the US base near At-Tanf, can come #Syria #Damascus #USA #USA_out_of_Syria #usa_administration_supports_terrorism pic.twitter.com/UbkqgKJWEZ
— Bassam al-Nuami (@basimnuami) 2018年2月24日
東グータには主に5つのテロ組織がいる。その中の主要なグループ、ジェイシ・アルイスラムは米英サウジが支援し、米国が言うには「穏健派」。 https://t.co/1vpY2bHkpq
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
9- There are five main islamist terror groups occupying Eastern Ghouta of which includes US/UK/Gulf-Backed Jaysh Al Islam (Army of Islam) and one of Washington's main "moderate" tools in Syria,
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
ジェイシ・アルイスラムは、ダマスカスを無差別にロケット砲撃し、市民を殺戮した。またこの組織は、女性や子どもをケージに入れ、それを屋根の上に置き「人間の盾」として利用した。 https://t.co/SbhKz7LMES
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
10- the group is responsible for massacring dozens of civilians after they indiscriminately shelled residential areas in Damascus, they also shared a video of their militants caging women and children and placing them on the roofs as human shields (https://t.co/mR4bf6cd7e)
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
アラー・アルシャムは米英トルコがスポンサーで、動揺に無差別爆撃で数百人の市民を殺害。 https://t.co/qYGAQsrMxY
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
11- then we have Ahrar Al Sham, an islamist radical group sponsored by the same countries listed above also responsible for the death of hundreds due to their indiscriminate bombings
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
そして東グータのジョバール地域を支配する、カタールが支援するファイラーク・アルラフマン。彼らはダマスカスの市場や学校や民家を砲撃する。自爆攻撃も行う。 https://t.co/nZKmXPNp8K
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
12- thirdly there is the Radical Qatari-backed Al Rahman legion capturing Jobar in Eastern Ghouta and responsible for killing civilians including children after they shelled markets, schools and neighbourhoods in Damascus with mortar shells. They also claimed suicide attacks
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
最後に、ナスラフロントとタヒール・アルシャム。どちらもアルカイダで、シリアとレバノンの市民に対するテロ攻撃を行っている。このアルカイダが東グータを占領するテロリストの多数派 https://t.co/kNKIUFU8Kg
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
13- The last remaining fractions are Al Nusra and Tahrir Al Sham whom both are an offshoot of Al Qaeda and responsible for many terrorist Attacks against civilians in Syria and Lebanon, these groups occupies the majority of eastern Ghouta
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
この連中は、米国と同盟諸国によってテロ組織と認定されている! にも拘わらず、彼らはシリア軍のテロ組織に対する戦いを違法だと主張する! https://t.co/HXXGfGykeW
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
14- and are designated by the US and Allies as terrorists organisations yet they regard the Syrian government's battle against them illegitimate.
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
東グータの全てのテロ組織は、地域から市民を救出しようという政府の提案を拒絶している。 https://t.co/SKEXVT97yi
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
15- All the fractions listed above are responsible for the death of all civilians in Eastern Ghouta after they refused all offers from the Syrian Government to evacuate civilians from war torn Ghouta and according to civilians sharing their stories from eastern Ghouta
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
市民の訴えによると、テロリストたちは政府が提供した食料や医薬品を独占している。そしてわざと市民を飢えさせている。 https://t.co/yIlS7k0FD2
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
16- the "rebels" are monopolising food supplies and medical aid provided by the Government which led to the starvation of many forcibly held civilians (watch video: https://t.co/8AeQDFQiGm)
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
交渉に失敗した後、東グータで捕えられている市民のために、政府は地図入りのビラをヘリから投下配布した。そこにはどのようにテロリストから無事に、安全地帯に脱出できるかその詳細が記入されている。 https://t.co/zEwAzc9bVg
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
Even After 7 years of failed negotiations with terrorists for the sake of civilians held in Eastern Ghouta, the syrian government dropped flyers and maps on the terrorist-held city to give details for civilians on how to flee areas with high tensions and guaranteed them safety pic.twitter.com/JzYQZx2F0H
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
悲痛!
— mko (@trappedsoldier) 2018年2月24日
これは東グータのテロリストが放ったロケットがダマスカスの学校に命中し、子どもが3人殺害された時のその瞬間。これこそ、東グータのテロリストのために、ダマスカス市民が7年間耐えなければならなかった日常だ。
もう十分だ! https://t.co/3ZXlnlAP04
Heartbreaking!
— هادي نصرالله (@HadiNasrallah) 2018年2月23日
Moment when a mortar shell fired by terrorists in Eastern Ghouta stroke a school compound in Damascus killing 3.
This is what the syrian people in Damascus had to go through for 7 years because of radicals in Eastern Ghouta.
They've had enough pic.twitter.com/Tfgvj38ro8
» 続きはこちらから
東グータの問題は、mkoさんの一連のツイートを上から順に読んでいただくと、非常によくわかります。東グータを支配しているのは、欧米もテロ集団と認めている組織です。テロ集団から奪われた地域を奪還するのは、シリア政府として当然の権利です。テロリストたちが決して停戦に応じず、“ダマスカスを迫撃砲で攻撃し、恐ろしい結果をもたらしている”以上、シリア政府軍が東グータ解放作戦を実行するのは当然のことです。
ところが、欧米政府とマスコミは、この解放作戦を歪曲し、“凶暴なアサド政権から東グータ市民を守れ”というプロパガンダ・キャンペーンを仕掛けています。
“続きはこちらから”以降のツイートをご覧になると、英国の外交文書がリークされ、米英仏・サウジ・ヨルダンによるシリア分割計画が明らかになったとあります。一連のツイートから想像すると、この連中はロシア、イラン、トルコの合意を無視し、国連主導の選挙をシリアで行い、おそらく不正なやり方でアサド大統領を権力の座から追い払おうとしているようです。
米軍がシリアに居座る理由は、油田を守ることと、こうした野望を実現することにあるようです。こうした流れの中で、またしても偽旗の化学兵器攻撃を行い、それをシリア政府軍のせいにしてNATOの空爆に持ち込むつもりのようです。ツイートには、“20本の塩素タンクがホワイトヘルメットに届けられた” とあります。十分な確認を取っていないのですが、米国のこのような陰謀の首謀者は、マクマスター補佐官ではないかと思っています。これが事実で、トランプ政権を支える軍部に良識があるなら、マクマスターを排除しなければならないのは明らかです。
冒頭の記事の文末には、“アメリカ、トルコ、イスラエルや他のNATO諸国は、シリアから撤退しなければならない”とあります。この当たり前のことを人々が認識しない限り、地球から陰謀も暴力もなくなりません。