読者からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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「ものづくり日本大賞」 経産大臣賞にスマイリーアース
経済産業省は(中略)「ものづくり日本大賞」の経済産業大臣賞および特別賞の表彰式を開いた。 繊維・衣料品関係の企業は、オーガニックコットン製品のスマイリーアース(大阪府泉佐野市)が経済産業大臣賞(製造・生産プロセス部門)(中略)を受賞した。
スマイリーアースは「究極のオーガニック製品作り」(奥龍将社長)を目指し、自然環境への負荷を極限まで低減したタオルの一貫生産工程が評価された。ウガンダで無農薬栽培された綿花を使い、各工程で水や化石燃料、化学薬剤の使用を大幅に削減した。水だけで精練する「自浄清綿法」は特許技術。奥社長は「継承可能な産地を形成するとともに、消費者に安心、安全な商品を提供したい」と語った。
(以下略)
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アフリカの真珠
「PEARL OF AFRICA PROJECT」(パール オブ アフリカ プロジェクト)は、ウガンダオーガニックコットンを100%使用して生産する製品作りと、そこから生まれる繋がりを通じて、「アフリカの真珠」と称えられるウガンダの豊かな自然環境を守りながら持続可能な農業を次世代へ残していくことを目指す取り組みです。
①牛を使っての開墾
(中略) 牛による開墾は、土壌にかかるストレスが少なく 土中細菌や多種多様な微生物の減少などを抑え、 更に、その牛のフンは、有機肥料として農業に使用されている。
②綿花作り
(中略)化学肥料や化学農薬を一切使わずに地力と現地農家の努力によって育て上げられたパール色のオーガニックコットンは枯葉剤が使用されず、自然開花した後に人の手によって収穫される。
③ジンニング(種取)
(中略)ジンニング(種取り)工程はローラージンという(中略)水牛の皮が巻かれたローラーと鋭い鉄の歯によって、コットンの繊維から種がはぎ取られる形でジンニング作業が行われます(中略)
④ 紡績
「旭紡績株式会社」&「大正紡績株式会社」(中略)パール オブ アフリカ プロジェクトを支えていく「縁の下の力持ち」(中略)。紡績可能糸番手は10番~約40番手と、多種多様なオーガニック綿製品の素材である糸づくりが可能となっている。
関西のテレビで去年の5月に良い情報が出ていましたのでお伝えします。
和歌山のオーヤパイルという会社が作ったパイル織物を浄化槽に入れた状態で曝気しますと、その不織布が糸ミミズの住処になり、糸ミミズが大量に発生し、余剰汚泥を8割近く分解してくれるとのことです。
下の項目の水質浄化用パイルフリンジの話や和歌山工業試験場によるデータをご覧ください。
一つの水槽の中で役割の異なる微生物が共存し、みんなが生かされれば余剰の汚泥は出なくなるという良い例です。浄化槽という人工的な環境であっても、やはり、生き物全体が生かされるような環境を作ることが大切なのです。