アーカイブ: 福島原発事故

フクイチのALPS排気フィルターが全て破損していた 〜 おしどりマコさんが質問したことで2年前の破損も発覚、原子力規制庁には報告せず

 福島第一原発の汚染水を処理する多核種除去設備(ALPS)の排気フィルターに破損が見つかったと報じられました。汚染水を処理する過程で生じる汚染物質を専用容器に移す際に、排気中に含まれる放射性物質を吸着するガラスペーパーで、25ヶ所中24ヶ所が破損していたそうです。以前におしどりマコさんが質問したところ、2年前にも25ヶ所全部破損だったことが分かっています。ところが東電はマコさんが質問しなければ公表するつもりはなく、規制庁にも報告していませんでした。
 おしどりマコさん・ケンさんは、お腹ペコペコでも眠くても、東電会見だけでなく原子力規制庁の監視評価検討会にも掛け持ち参加して私たちに内容を伝えて下さり、おかげで東電が規制庁に内緒にしておこうとした2年前の破損も規制庁の知るところとなりました。ALPSで汚染水を処理する過程で出る泥状の汚染物質を「スラリー」と言い、これを脱水し固体にして専用容器で保管するそうですが、専用容器に移す際の排気中の放射性物質を吸着するフィルターがことごとく破損していたというのです。今回はダスト濃度高警報が鳴ったおかげで発覚しました。東電は「排気フィルタの損傷による建屋外の影響はないものと思っている」と述べていますが、フクイチの様子を見てこられたマコさんでさえ「東電の設備管理の杜撰さが怖すぎる」とコメントされていました。規制庁さえ軽く見てごまかす東電の無責任体質は底なしです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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福島第1フィルターほぼ全て破損 原因究明せずに運転続ける
引用元)
 東京電力は9日、福島第1原発の汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS)の排気フィルターに破損が見つかった問題で、全25カ所のうち24カ所で破損を確認したと発表した。2年前も同様の破損があり25カ所で交換していたが、原因を調べないまま運転を続け、公表もしていなかった
(以下略)
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「東電の管理極めて問題」規制委 福島原発の汚染水設備損傷で
引用元)
 東京電力福島第1原発の汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS)の排気フィルターが破損した問題を巡り、原子力規制委員会は13日の会合で、2年前にも同様の破損があったのに原因究明せずに運転を続けていたことを「東電の管理姿勢は極めて問題が大きい」と厳しく批判した
(以下略)

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「サイレント・フクシマ」〜 政府の原発事故軽視政策を批判し、忘却と闘う5人の日本人アーティストを描く

 五輪狂騒の裏で静かに日本を見つめる目がありました。「サイレント・フクシマ」という1時間足らずのドキュメント映画です。おしどりマコさん・ケンさんはじめ、写真家、詩人、ジャーナリストなど幾人かの方々と311以降の福島との関わりを静かに写した作品でした。本当は「美味しんぼ」の雁屋哲氏も加わるはずだったそうですが、コロナの渡航制限で実現しなかったとか。そこだけちょっと残念ですが、全体に気品すら漂う美しい記録で、ところどころに挿入された五輪の映像の「狂気」がいっそう際立つものでした。
 監督はスイス在住のアヤ・ドメニックさんという女性で、広島原爆投下時に広島赤十字病院の内科医であったお爺様の足跡を辿る作品「太陽が堕ちた日」という作品を撮られています。今回の「サイレント・フクシマ」は五輪と原発事故を切り離せないものとして描かれていますが、批判は前面に出ていません。とても静かに福島の無残が沁みます。中でも印象的だったのが、詩人のアーサー・ビナードさんの思いと活動でした。私たちが今置かれている、目隠しされている「マトリックス」からの解放に詩人らしいアプローチをされ、もっと知りたいと思わせるものでした。
 この作品は、五輪のアスリートの感動の涙とは全く異質の、若い母親の涙を記録に留めています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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SILENT FUKUSHIMA サイレント・フクシマ
配信元)


「原発事故から10年が経ち、日本では福島のことを話題にする人々がとても少なくなりました。東京では夏季オリンピックが予定されており、日本政府は世界に向けて優れた、そして安全な日本を見せることに一生懸命のように見えます。
しかし、多くの場所で放射線量は依然として懸念されるレベルのままで、崩壊した原子炉の解体をめぐる問題は未解決のままであり、多くの避難者は未だに汚染された家に戻ることができていません。
《サイレント福島》では、スイス・日本人監督のアヤ・ドメーニグが、政府の原発事故軽視政策を批判し、忘却と闘う5人の日本人アーティストを描いています。この映画は、市民と国家の関係、芸術と政治の関係、そして未来の世代に対する私たちの責任について問いかけます。」

選手村で提供される食事に福島県産ヒラメなど / 内部被曝の危険を避けるため韓国は独自の「放射能フリー弁当」を提供することに / 日本は未だに原子力緊急事態宣言下

 世界に向けて「アンダーコントロール」の大嘘を吐いて招致した東京五輪でしたが、そして福島の「復興五輪」を名目に暴走してきた東京五輪ですが、新型コロナに席巻され、復興福島のコンセプトは消えました。当然と言えば当然で、福島は復興ほど遠く、日本は未だに原子力緊急事態宣言下にあり、来日する世界のアスリートを被曝の危険に晒す状況に変わりはないのでした。飯館村で汚染の状況を日々アップされている伊藤延由氏は「出荷制限をかけるならば、その理由や危険を示すべき」「風評被害ではなく実害がある」と嘘をつかずに訴えておられます。おしどりマコさんのレポートでは、福島原発港湾内の魚であっても年月が経つうちには汚染度は下がっていること、にもかかわらず、2021年に入って福島県沖の各所で取れた魚に基準値超えのものが見つかっている、とあります。フクイチダストモニタも異様な計測値が観測されますが、東電も国も相変わらず何も説明しません。
 そんな中、東京五輪選手村で提供される食事に、福島県産のヒラメを使用すると決めた日本は国としてあまりにも無責任でした。「日本の自信はいったいどこからやってくるのか」と海外の選手団が驚くのも当然で、ヒラメは魚の中でもとりわけ汚染度が高く危険と言われるものです。大切な選手を送り込む国が食事による内部被曝から選手を守るために独自に食事を調達しようとするのは仕方ない、むしろ食材を持ち込めない国々の選手に日本人として申し訳ない。韓国は近くのホテルを借り切って独自の給食センターを作り、放射能フリー弁当を自国の選手団に提供するそうです。韓国の学校はいち早く有機食材に切り替えた実績がありますし、自国民の安全への責任感が明確です。韓国のこうした行動にひどい中傷が寄せられているようですが、それは日本政府や組織委が世界の選手みんなに安全で立派な食事を提供してから言ってくれ。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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【福島第一】港湾内のクロソイ250Bq/kg【取材メモ】

(前略)
 興味深いのは、原発事故を経験した魚と、事故後に生まれた魚で、汚染度が大きく異なることだ。無論、2011年度以前に生まれた魚齢の方が汚染度が高い
各所で同様の発表を見て、魚介類にも初期被ばくがあるのか、と筆者は驚いた。

 しかし、原発事故後、年月が経つにつれて、汚染度はどんどん下がっている。福島第一原発港湾内の魚介類であっても、100Bq/kgを超えることは稀で、港湾外、福島県沖の魚介類は、検出限界値以下が99%といっても過言ではない。

 しかし、2021年、今年になって、福島県沖の各所で、基準値超えのクロソイが見つかっている
(以下略)

デブリに晒された深刻な汚染水で魚を飼育しようとする東電の狂気、「私たちはバカになってはいけない」

 虚構新聞でもこんな異常な発想はできないでしょう。なにか生き物としてのタガが外れたような計画です。東電は、汚染水を使った生簀で魚を飼育することで「トリチウムの安全性の検証」と「風評対策」をするつもりだそうです。この連中は本気で汚染水にはトリチウムしか核種が存在しないと信じているのか?だとすればアホですし、そうでないならば殺人的なウソつきです。通常の原発の冷却水とは意味が違う、デブリ(溶け落ちた核燃料)に晒された汚染水で命を弄ぼうとしています。
 そもそも生簀で飼育された魚と海で育った魚では放射能汚染の比較ができない上に、これまでも「風評被害」を払拭しようとして行ってきた「食べて応援」や「汚染土野菜」が結果的に風評ではなく被曝の被害を広げてしまうことを見てきました。ゆるねとにゅーす管理人さんは「ボクたち日本国民だけは絶対にバカになってはいけない。」と愚民化政策に抗する悲壮な決意を表明されていました。そう、こんな愚かなことをなし崩しに容認するバカになってはいけない。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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【突っ込み殺到】東電が福島原発事故汚染水で魚を飼育へ!”風評被害”対策に役立てる狙い!→ネット「子ども騙し」「生簀と海とでは全然違う」
転載元)
どんなにゅーす?

・2021年4月16日、東電が、福島原発事故処理で発生した汚染水で魚を飼育することを発表菅政権による汚染水の海洋放出の決定に世界中から批判が集まる中、”風評被害”対策に役立てる狙いがあるという。

ネット上では、今回の東電の発表に突っ込みや批判の声が殺到。食物連鎖による生体濃縮を無視した”反知性的”なパフォーマンスに、「子ども騙し」「生簀と海とでは全然違う」などの声が上がっている。

(中略)
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復興庁のチラシや動画にトリチウムの「ゆるキャラ」登場、「体内に蓄積されず水とともに排出」というウソ

 政府が放射能汚染水の海洋放出を行うことを見越して、なんと復興庁は去年の秋から「風評を払拭するための」チラシや動画を着々と準備していたそうです。しかも、そのチラシの内容がひどい。トリチウムがあたかも安全であるかのようなウソ大盛りの上に、トリチウムに「親しみやすさ」を与えるゆるキャラまで登場です。福島の方々だけでなく被曝を心配する全ての国民を利権で騙す復興庁。
 ALPS汚染水にはトリチウムどころか、その77%がトリチウム以外の放射線核種を基準濃度以上に含んでいることがすでに明らかになっています。ALPSでは除去できない核種も新たに公表されており、本当にこんな汚染水を「飲める」と大臣が言い、本当に政務官が飲んでしまったのか…。
 これまで時事ブログで何度か書いてきたので、読者の皆様には「またか」と思われそうですが、政府のウソに抗議する意味でトリチウムの危険を再度確認です。動画の6:25〜19:00だけでもご覧になると、トリチウムに「親しんで」はいけないと分かります。
 トリチウムの放射線の強さはセシウムと比較すると確かに低めですが、セシウムなどと異なり、人の組織の部品として体内に取り込まれる点が厄介です。DNAの二重らせんをくっつける部分に水素のふりをしたトリチウムが入り込み、ある時突然、18,600eVという放射線をドカンと発してDNAを破壊します。通常、DNAが修復されるのは、1本が正常に残っていてコピーをすることで修復可能になりますが、らせんが2本とも破壊されると修復はできなくなります。仮に放射線がらせんを傷つけなかったラッキーがあったとしても、放射線を発したトリチウムは別の物質ヘリウムに変化してしまい、元々の組織を構成していた部品が無くなってしまう、つまりDNAそのものが毀損されてしまうことになります。カナダのトリチウムによる健康被害として「死産・流産」「胎児の中枢神経系異常」などの増加が報告されています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「トリチウム」がゆるキャラに? 復興庁「親しみやすいように」原発汚染処理水の安全PR
引用元)
 復興庁は13日、東京電力福島第一原発の処理水に含まれる放射性物質トリチウムの安全性をPRする目的で作成したチラシを発表した。チラシには、トリチウムが自治体の広報で使われる「ゆるキャラ」のようなかわいらしいデザインのキャラクターで登場する

 チラシでは、トリチウムが雨水や海水、水道水、人間の体の中にも存在すると説明。人間の体内で蓄積されずに水と一緒に排出されることや、海洋放出の際に濃度を大幅に薄めるため、海水中の濃度は基本的に水道水と同レベルになるなどと紹介している。

復興庁の担当者はトリチウムをキャラクターとして表現した理由を「親しみやすさという意味が大きい。『善』でも『悪』でもない中間的な感じを目指した」と説明している。
(以下略)
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原発ミニ講座 第2回 トリチウム 2014年12月6日
配信元)
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