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[大阪万博未払い問題] 悪徳元請GLイベンツは明確な建設業法違反と無許可営業の疑い、名古屋アジアパラ競技大会の随意契約を勝ち取るために協賛金22億円を支払っていた

 11月26日の衆議院経済産業委員会で、辰巳孝太郎議員が大阪万博の未払い問題を取り上げました(1:52:04〜)。現在分かっているだけで11カ国のパビリオンに関わった21の下請け業者が未払いで苦しみ、未だに解決していません。辰巳議員が今回取り上げたのは、ルーマニア、セルビア、ドイツ、マルタのパビリオンで未払いを発生させている元請「GLイベンツ」です。辰巳議員の調査によると「GLイベンツは元請けとして全体を監督するどころか、まともに設計図を作らない、工事内容に変更があった際、下請けが求めても契約書を交わさずに口頭で済ます。クライアントが気に食わないからという理由で、工事を何度もやり直しさせる。挙げ句の果てには工事が終わってから、契約解除を下請けに突きつける。」不明確な施工内容でやり直しをさせた費用は元請が負担し、下請けに負担をさせてはならないという建設業法に違反しているほか、GLイベンツの無許可営業という重大な違反の疑いも指摘しています。「GLイベンツは本社は東京、しかし万博会場近くのATCビルに営業所を構えて、そこで請負契約業務を行なっていたことを確認している。複数の都道府県で営業する場合は特定建設事業者の資格が必要だが、GLイベンツはその大臣許可を受けていない。数億円単位の工事を請け負っているところが無許可営業していたことは放置できない。営業停止処分、報告聴取、立入検査指導、国交大臣による必要な指導助言、勧告をすべき。」しかし監督官庁の中小企業庁は「国交省や都道府県の対応を待つ」、国交省は「許可行政地の東京都の判断を待つ」と、いずれも及び腰の回答です。
 さらに、GLイベンツは来年9月19日から名古屋で開催される「アジアパラ競技大会」の会場設営や運営等の業務を随意契約で請け負っていることにも質問が及びました。
文科省によると、GLイベンツは最上位の「プレステージパートナー」に位置付けられており、会場設営や運営分野サービスの供給優先権を付与されていました。その位置付けによって大会組織委員会はGLイベンツと随意契約を締結していました。随意契約の金額は630億円です。このプレステージパートナーになるためには協賛金(スポンサー料)が必要で、これが22億円。ドイツ館とセルビア館の下請け業者が3億2800万円の未払い代金を求めて提訴していますが、その訴状の中でGLイベンツは「アジア大会名古屋への多額の協賛金を支出したばかりのタイミングのため現時点では請求を支払うだけの資力はない」とぬかしていました。辰巳議員は「22億円の協賛金を払ったら、630億円の事業が請け負える。ところがその22億円を払ったら、万博工事の下請け業者には払えないと言ってGLイベンツが未払いをしている ムチャクチャな話ですよこれ。」と、未払い被害者の置かれた状況を告発しました。
(まのじ)
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【国会中継】衆議院 経済産業委員会(2025年11月26日)
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「大阪万博未払い問題は外資と行政が癒着して、外国人を優遇し日本人を疎外するという日本の近未来の縮図だ」日本人が未払い問題を正しく解決しなければ、やがて日本人は多分野で疎外される

 大阪万博は10月13日に閉幕を迎えます。しかし国をあげてのイベントで、11カ国のパビリオン、30社以上の未払い問題は未だに全く解決せず、多くの人々が苦しんでいます。大阪府も万博協会も閉幕してしまえば、世間はこの問題を忘れ去るだろうとたかをくくっているように感じます。
 深田萌絵氏の「政経プラットフォーム」で、マルタ館の建設を請け負った被害者の方が再登場しておられました。大阪府知事、万博協会は相変わらず「民民」の問題で行政は関係ないという態度です。大阪府は "やった感" を出すために「紛争審査会の窓口を設置します」という時間稼ぎの対応はしていますが、深田萌絵氏は「紛争解決窓口は紛争当事者が対等の関係にある場合に利用できるが、今回の問題は完全な加害者vs被害者の関係で、両者の言い分を聞くという立ち位置がおかしい。工事の監督権限は万博協会にあるのだから、支払いが済んでいるかどうかは万博協会が見ないといけない。さらに万博の建築物のプロデューサーは藤本壮介氏なので彼が事態を問われるべき立場だ」と指摘されていました。
 そして14:17からが今回の対談の核心部分でした。深田氏は「今回の大阪万博の未払い問題って、この国の近未来日本社会の縮図だと思っている。外資がバンバン入ってきて、外国企業が政府と癒着して、外国企業が犯罪をしても何も誰も取り上げてくれない。日本人を搾取して使い捨てにする。」「外資の企業と日本政府との癒着の問題は以前から感じていて、独占禁止法に関して言うと、外国企業が何をやっても、どれだけ市場を占有してマーケットの新規参入者の阻害をしても全くお咎めなしなんです。その一方で日本企業は、独禁法によっていじめられて仕事を諦めている。このダブルスタンダードの中で日本企業、日本人が疎外されて外国人が優遇されているというこの実態、これずっと隠れた問題だと思っていたけれども、大阪万博でこれだけ明るみになっても、日本人がこれ以上、この問題を無視すると(日本人疎外、外国人優遇)これ私たちの未来だから!」「公になった今こそ、この問題をみんなで真剣に議論していかないといけないんじゃないかと。」と述べ、日本人が大阪万博未払い問題をきちんと解決できなければ、今後、多方面で同様の被害が発生する危険を訴えておられました。
被害者B氏も資金繰りで危機的な状況が続く中ですが、日本の将来のためにも「日本の今の建設業のあり方、問題点を、この未払いを通して、このトラブルを通して訴えていきたい。」と訴えました。
(まのじ)
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【万博の闇】被害者が告発!万博1.2億円未払い問題は「維新支配の地獄絵図」!? マルタ館請負B氏 #471
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大阪万博の受難は続く 〜 大阪メトロ中央線の停電で多数の帰宅困難者が発生、抗議や非難に対して主催者たちは謝罪も対策もせず、ナゾのポジティブ発言

 大阪万博パビリオンの未払い問題に依然解決策が見えないまま、今度は万博からの帰宅困難者が続出するという事件が起こりました。大阪メトロ中央線が停電の影響で13日午後9時頃から運転見合わせとなり、夢洲駅に向かう東ゲート付近は大混雑が発生しました。運転再開は14日午前5時25分とあり、多くの来場者は万博会場内で予期せぬ一夜を過ごすことになったようです。体調不良で搬送された人は36人と報じられています。
 これまでの万博情報から、ゴミ埋立地のため上下水道が不備でトイレは不完全、売店は無く、屋根も無い、レジオネラ・ミストは夜間止まっているとしても休憩できるような場所はなかったはず。幼い子どもや高齢者には過酷な一夜になったかもしれません。ヤフコメでは「5歳と8歳と3人で来たけど。2人とも電力館の芝生で寝てしまった。(中略)自販機もことごとく売切れ。日本のパビリオン全部解放するくらいしてほしい!」「万博開けてくれたのは助かったけど、パビリオン全開放で冷房かけてくれないと熱中症で死にかけました。特に体力のない子供は大変です。」などのコメントがあったようです。
 ところが主催者側のコメントはナゾに感謝にあふれナゾに賞賛に満ち、謝罪や改善の言葉はありません。「帰れない万博を前向きに楽しむような思考を『ポジる』」と言うそうですが、万博の責任者たちがポジるのは「自らの失態や不都合、そこに生じた被害や批判から目を背け、応援や都合のよい声だけを最大限に聞く」ことに他なりません。
 子ども連れで「帰れなくなった当事者」の方が、ポジるコメントに対して「実際の現場の状況と感じたこと」を連ねておられました。「何より情報の共有がなく、意味もわからず人の波の中に待たされ続けるのがきつい」とあるように、正確な情報のないまま放置され、暑い中、軟禁状態に置かれることは過酷だったと思います。この方は幸い脱出の手段を得られたようです。
(まのじ)
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大阪万博パビリオンで相次ぐ未払い問題 ~大阪府の責任逃れに山本景市長「公共工事で今回のような不払い、未払いって、通常では発生しない」

竹下雅敏氏からの情報です。
 大阪府交野市(かたのし)山本景(やまもと けい)市長が大阪万博の問題点を語っています。
 子供の万博への無料招待では、“大阪府の府知事がお子さん来てくださいと発表しておきながら、実は負担(の大部分)は市町村の予算だった(2分10秒)”という話や、“交野市で走っている市内のバスの運転手さんが、結果としては万博のシャトルバス側に取られちゃった(5分52秒)”という話をしていますが、11分25秒からは大阪万博パビリオンの未払い問題です。
 アンゴラ館4300万円の不払い、マルタ館1億2000万円の不払い、そしてアメリカ館が2800万円(12分12秒)ということですが、深田萌絵氏は、“大阪府が今知らん顔をしているっていうのが、1番おかしいと思うんですよね。(14分5秒)”と話しています。
 大阪府は万博の未払い問題に関して、「業者間の未払い問題は、当事者同士で解決することが基本」という方針です。
 これに対し山本景市長は、“公共工事で今回のような不払い、未払いって、通常では発生しない(14分15秒)。…そもそも不払い、未払いが生じるような事業者が公募であったら入札には参加できない…参加資格を満たせないですね(14分51秒)。…今回でしたら、大手さんゼネコンさんの多くが、海外パビリオンに関しては不払い、未払いになる可能性があるというので、そもそも受けていない。…要は一部の国が、例えば支払いを拒んだ場合、取立てがほとんど不可能に近い(16分53秒)。…困った大阪府や大阪市などは、博覧会協会がそうですけれども、地元の中小の建設事業者に受注を促したという事実があります(17分43秒)。…それで民民かと言われたら、それは民民ではないとは思っています。(18分11秒)”と言っています。
 ルーマニア館、セルビア館、マルタ館の元受け事業者「GLイベンツ」は、フランス・リヨンに本社を置くイベント関連サービスを提供する多国籍企業で、日本では「GL events Japan株式会社(ジーエルイベンツジャパン)」を通じて事業を展開しています。
 その「GL events Japan」は、合計で3億4000万円くらいの未払いを起こしている(20分)わけですが、“そこは何食わぬ顔で、愛知アジア博の640億円分の受注をしているんですよね。これだけの未払いを起こしている会社の下請けに入る会社なんてあるんですかね(20分14秒)”と深田萌絵氏は話しています。
(竹下雅敏)
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市長が万博犯罪を告発「公共工事で不払いはあり得ない!」 維新詐欺行政に鉄槌を! 山本景氏
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大阪万博未払い問題はさらに拡大している 〜 路頭に迷う被害者を放置したまま、大阪府・市は救済策を示さず、万博協会の役員は数百万円の報酬を受け取る醜悪

 大阪万博未払い問題は、被害者の建設業者の方々が泣き寝入りすることなく、国、大阪府、万博協会に対して説明と救済を求め、メディアにも積極的に訴えています。大阪万博の管轄は内閣府と経産省で、経産省はかろうじて「民間同士の問題ではない」という認識を示しています。しかし大阪府、大阪市は被害者に融資制度や相談窓口への案内をするにとどまっています。
 未払いの被害にあっている建設業者の先頭で交渉をされているA氏は、アンゴラ館の工事を2月から請け負っていましたが、3月4月分の4300万円は未だに支払われていません。アンゴラ館の「プロジェクトマネージャー」はスペインのイベント会社の日本法人NOE JAPANで、長周新聞によると、その下に「吉択株式会社(上海の有限公司日本法人)、株式会社大鵬(大阪市の建設業者)、(株)一六八(元名古屋の建設業者で、昨年大阪移転)、A氏という多重下請構造」になっていました。しかも「このうちNoeJAPAN、吉択株式会社、(株)一六八は、建設業許可のない業者だったことがわかっている。さらに、政府や万博協会のなかでは吉択株式会社はいないものとなっており、施工体系そのものが不透明だ。」というデタラメぶりでした。A氏に支払う立場の一六八建設は経理担当者が代金を横領、持ち逃げしたという理由で支払いを拒んでいるそうですが、警察は一六八建設の被害届を受理していないのだそうです。
 2025年3月時点ですでに未払い問題が発生していましたが、万博協会は表沙汰にせず、解決に向けて何一つ進展のない状況で放置されていました。国会、府、万博協会、各業者間で情報が錯綜し、本当の元請けがどこなのかはっきりしていないそうです。アンゴラ館の「プロジェクトマネージャー」が元請けなのかすら不明だそうです。他に未払いが発覚しているのは「ネパール館、マルタ館、ドイツ館、ルーマニア館、セルビア館、中国館、アメリカ館など」で、一つの万博でこれほど同時多発的に未払いが発生すること自体が異常事態です。
 A氏は「そもそも万博協会がガイドライン通りに監督義務を果たしていれば起こらなかった問題で、万博協会がきちんと監督していなかった」しかもメタンガスや汚染土の危険を建設業者に知らせず作業員の人権を軽んじていた上に、労基法に背く長時間労働を強いていながら、吉村知事をはじめ万博協会の役員たちが数百万円もの報酬を受け取れているのは納得がいかない、と語られました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【大阪万博被害者の告発】アンゴラ館未払い額4300万円!? 府知事と万博協会が隠ぺいしたい事実を徹底解説! #389
配信元)

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工事費未払い続出の大阪万博 被害業者あいつぎ窮状訴え 華やかさの裏で詐欺的踏み倒し 主催者は救済に動け
転載元)
(前略)
 万博会場の海外パビリオン建設工事では、これまでにアンゴラ館、ネパール館、マルタ館、ドイツ館、ルーマニア館、セルビア館、中国館、アメリカ館などで工事費未払いが発覚している。4月時点ですでに3件の未払い報告が万博協会になされていたことがわかっているが、対応がなされないうちに次々と未払い被害が明るみに出る事態となっている。今後、新たに公表されるものも含めると10件をこえるとみられる

 数千万から億単位の支払いが止まった状態が長期化しており、払われるべきものが入ってこない業者やその家族たちが窮地に追い込まれ、「いつだれが死んでもおかしくない状態だ」「もう差し出すのは命しかない」と切迫した窮状を訴えている。
(中略)
 そして、これら多数の契約上の問題、労働環境の問題が生じた背景には、「万博のために規制を緩め、問題ある業者や契約締結についてなんらの監督もないままにきたという体制があるというほかない」と、国や行政に問題解決に向けた責任ある対応を求めている

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