アーカイブ: ロシア―ウクライナ紛争(2022〜)

ウクライナ高官が死亡説のあるブダノフ少将との画像を公開、そこに日本大使も同伴しフェイクに加担 / フェイクのブダノフの発する作戦予告に要注意

 ウクライナ外務省のジャパロワ第一次官が、死亡した見られる情報機関トップのブダノフ国防省情報総局長と一緒に撮影したとされる画像をFacebookで公開しました。「ダミーではありません。会議の参加者は全員健在です。」とのメッセージもあるようです。画像には日本の松田邦紀駐ウクライナ大使も並んで写っています。そしてこれを報じたのはテレビ朝日です。
国家的フェイクである可能性が高い画像に、日本政府が関わっていることを世界に向けて発信したことになります。
 ロシアでは、9月3日はソ連時代の第2次世界大戦「対日戦勝記念日」なのだそうです。これまでロシア議会で「軍国主義日本に対する勝利」の文言を入れる要求が根強くあったもののプーチン政権は「スルーして」きました。それが20日ロシア下院で法案可決、ついにロシアから日本への対抗措置が開始されたと見てよいのではないでしょうか。岸田政権は、ウクライナのように国民を無益な戦乱に巻き込む気か。
 ところで公開された画像は、シロウト目にもウソ臭いもので、ネット上では次々と笑ものになっていました。なんちゃってブダノフ君は人気者。「増殖が止まらないブダノフくん。」
最後のすらいとさんのブダノフ分析はちょっと怖いです。すらいとさんは以前からダムを破壊したことで貯水池が干上がり、ウクライナ側の戦車が通過できることを懸念されていました。先にあるのはザポリージャ原発です。
(まのじ)
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配信元)

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アフリカの指導者たちとの会合で、プーチンが衝撃的な文書を公開 ~2023年3月にウクライナ代表団が合意し、署名したウクライナの安全保障と平和に関する協定は一方的に破棄されていた

竹下雅敏氏からの情報です。
 南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領のほか、アフリカの7か国の首脳らでつくる代表団は、6月16日にウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問しゼレンスキー大統領と会談しました。
 さっそくロイターが「金曜日、少なくとも2件の爆発がキエフを震撼させ、アフリカの指導者らがウクライナとロシアの仲介を目指して和平活動を始めた際に空襲警報が鳴り響いた。」とのフェイクニュースを流しましたが、アフリカ代表団は「爆発音も空襲警報も聞いていない」と報道内容を否定しています。
 産経新聞も『露、キーウにミサイル攻撃、アフリカ代表団訪問中』とフェイクニュースを流しています。
 代表団はウクライナ訪問の後、17日に国際経済フォーラム開催中のサンクトペテルブルクでロシアのプーチン大統領と会談しました。
 “アフリカの指導者たちとの会合で、プーチンが衝撃的な文書を公開”しました。ロシアとウクライナの2022年3月の和平交渉で、『ウクライナの永続的中立と安全保障に関する条約』と題された文書に、ウクライナ代表団は署名していたが、ロシアが約束通りキエフから軍隊を引き上げた後、「キエフ当局は...(約束を)歴史のゴミ箱に投げ捨てた」というのです。 
 「ブチャの虐殺」は、ウクライナ軍が奪還したブチャを含むキーウ近郊の複数の地域で400人以上の犠牲者が発見されたというもので、ロシア軍の仕業にされているのですが、2022年5月1日の記事でお伝えしたように、“フランス国家憲兵隊の法医学部門の専門家18人とキエフの法医学調査チームの調査によって、「ブチャの大虐殺」はウクライナ軍が行った銃撃で民間人が死亡した”ことが証明されています。
 しかも、ウクライナ軍が街を奪還したのではなく、「ロシアが約束通りキエフから軍隊を引き上げた」ということが、今回明らかになりました。
 タマホイさんの動画でプーチン大統領は、「この協定の草案は、キエフの交渉責任者が合意したものです。彼は署名しました、これがその文書です。(合意したにもかかわらず)彼らはそれを拒否しました。他の協定も、これ以上拒否しないという保証はどこにありますか? しかし、このような状況下でも、私たちは友人を拒否したことはありません。ウクライナの指導者は、(和平交渉を)拒否することを表明しています。さらに、ウクライナの現大統領(ゼレンスキー)は、和平交渉を禁止する法令に署名しています。」と言っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン アフリカ指導者たちとの会合にて衝撃の文書を公開
引用元)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

和平を求めてゼレンスキーを訪問し、その足でプーチンに会いに行ったアフリカの指導者たちとの会合で、プーチンが衝撃的な文書を公開しています。

特別軍事作戦の初期に、トルコのエルドアンの仲介で進み始めた停戦の過程で、代表団がサインした文書の草案に基づいて、ウクライナが永世中立を約しロシアがキエフから軍を引いたというステップがあったことが明らかとなりました。そしてその文書は、米英の圧力で反故にされた。
(中略)

(アフリカの指導者たちとの会合にて)
「ロシアは決して交渉を拒否したことはありません。ロシアとウクライナの間の一連の交渉は、信頼をつくるための方法を策定し、条約の本文を作成するためにトルコで行われました。この条約は、キエフの交渉グループ代表によってサインされています。これがそれです。『ウクライナの永世中立および安全保障に関する協定』という名称で18項目からなります。 さらに付帯条項もあります。軍隊やその他のものに関するもの。軍事装備の数から軍隊の人員に至るまで、すべてが詳しく説明されています。これがその文書です。キエフの代表団によってサインされています。しかし、我々が約束通りキエフから軍隊を撤退させた後、キエフ当局は彼らの主人がいつもそうするように、全てを歴史のゴミ箱に捨てました。きちんと賢明にと、言っておきましょう。」
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[佐藤優氏] ウクライナ反転攻勢への分析 〜 アメリカはウクライナを勝たせるつもりはない / ロシアは日本の支援の実態を見抜いている「殺傷能力のある武器」を送らずに踏みとどまっていられるか

 日本の報道では、ウクライナの反転攻勢が始まり、7ヶ所の村を奪還した、ロシアの人的損失はウ軍の9倍などと伝えられているようです。ネット上で確認できる情報とは異世界のようです。そのような中、元外交官の佐藤優氏の「ウクライナ反転攻勢」について分析した動画が興味深かったです。
 最初に、ウクライナが奪還した7ヶ所の村は全部で90㎡、その分母となるロシアが占領しているウクライナ領地は125,000㎡、これで奪還が成功といえるのかという比較がありました。ロシアのメディアでは、今回の反転攻勢について西側の論評も伝えるなど、むしろ余裕があるそうです。
 さらに佐藤氏は、先頃ロシアの国営テレビに出演していたヨッシャ(ヤコブ)・ケドミー氏に注目されました。ケドミー氏はイスラエル人で「ナティーブ」という秘密組織の長官も務めた人物のようです。「反ソ反共活動で世界中に知られたシオニスト中のシオニスト」と説明されていました。そのケドミー氏ですら「ウクライナが勝つことはない」との分析です。なぜならこの戦いは「アメリカというスポンサーがウクライナを管理して、ウクライナを勝利させない構図での支援をしているから。アメリカの目的はウクライナを勝利させることではない。ウクライナを使ってロシアを弱体化させること。同じスラブ人の兄弟であるウクライナ人を使ってロシア人を殺させる形にする。」もしもウクライナを勝たせるつもりなら第三次世界大戦になることは避けられないとの認識です。
 "きちんとマニュアルを守る国家・ロシアが核兵器を使う可能性は2つあり、一つは先制核攻撃を受けた時で、これは第三次世界大戦につながるため、どこの国もやらないだろう。もう一つは「通常兵器の攻撃によってロシア国家が存亡の危機になった時」。ウクライナに、ウクライナが要望するだけの量と質の兵器を、ウクライナが要求するタイミングで行う時、ロシアは当然本土を攻撃し、これは核戦争になる。これをアメリカは避けたいので、ロシアの様子をうかがいながら、いろんな兵器を送るけれども、ロシアとの戦争にならない範囲でしか送らない形を取る"というものです。
 ここで重要なことは、アメリカが日本と韓国に対し砲弾とTNT火薬を要望していることです。これまでの日本の支援ではかろうじて殺傷能力のある武器を送っていません。日本が行った40億円の支援と70億円の借款猶予は、それぞれ日本の国力からすれば「高速道路800m」「高速道路1.4km」を建設する程度のもので、ロシアは問題視していなかったと見ています。また自衛隊車両100台は、佐藤氏の分析では新車どころか一旦廃車になったものを組み立て直した可能性が高く、それがロシアに対するギリギリのメッセージとなっているようです。ところがヒゲの隊長が「火薬は工事現場で使っているからいいんじゃないか」などと軽率な発言をし、本当に火薬などを送った場合、ここまで踏みとどまった努力が無駄になると厳しい指摘をされました。
 アメリカの言いなりの岸田政権は本当にひどい。しかしその下で日本を窮地に立たせないよう踏ん張っておられる官僚が存在するのかもしれないと思いました。今、日本がなすべきは武器支援ではなく、殺傷能力のある武器を送っていない国々で共同して平和調停を働きかけることだと具体的な提言をされていました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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「ウクライナが勝利する可能性はない」西側が考え始める時期 元イスラエル秘密組織長官が見解
引用元)
(前略)
 ソ連で、「ナティーブ」と連携してユダヤ人の出国問題に取り組んだのが、アンドレイ・サハロフ博士、ナタン・シャランスキー氏(後にイスラエルの政治家)とヨッシャ(ヤコブ)・ケドミー氏らだった。ケドミー氏は、KGB(ソ連国家保安委員会)に何度も逮捕された後、1969年にイスラエルに向けた出国が認められた。イスラエルでケドミー氏は「ナティーブ」に勤務し、92~99年には長官を務めた。外交官時代、筆者もケドミー氏と親しくし、ロシアに関する貴重な情報を得た。ケドミー氏は、2014年のマイダン革命以降、ウクライナにネオナチ勢力が台頭していると警鐘を鳴らし、ウクライナ東部でのロシア系住民へのウクライナ政府の弾圧政策を批判した。ロシアのウクライナ侵攻についてもやむを得ないという立場をとっている

 国営「ロシア・テレビ」の政治討論番組「ウラジーミル・ソロビヨフとの夕べ」は、ロシア世論に無視できない影響を与えている。2日未明のこの放送でケドミー氏がウクライナ戦争の見通しについて、こう述べた。
<NATOはロシアとの戦闘を死ぬほど恐れている。同時にNATOは自分たちが負けるとは思っていない。西側がNATOにウクライナを加えることはない。それがロシアとの戦争行動につながると理解しているからだ
(以下略)
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【新着】<佐藤優氏の情報源>2023年06月14日東京・永田町、東京大地塾<ウクライナ軍の反抗作戦分析>
配信元)


[WSJ] 日本が米国を通じてウクライナに砲弾を提供することを検討、同時に防衛財源確保法案が可決され増税し放題に / 狂気の暴走政権に不信任を

 ウクライナの反転攻勢の支援として、日本は米国に砲弾を提供する方針だとウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。2016年安倍政権当時に日米が弾薬の共有を可能にする協定を結んでおり、それに基づいて155ミリ砲弾を供給するという内容です。日本政府は「日米間では平素から様々なやりとりを行っているが、その具体的な内容についてお答えすることは差し控える」そうです。違憲の疑いがあるのに「差し控える」とはどういう了見なのでしょう。折りしも参院の財政金融委員会では防衛財源確保法案が可決され、どんどん膨らむ防衛費の財源を確保するためなら国有財産だろうと売っ払い、さらなる増税もOKになってしまいます。
 すでに日本は防弾チョッキやヘルメットなど装備品をウクライナに提供しています。2022年4月時点の動画で石濱哲信氏は、国会で議決することもなく論争することもなく、いきなり戦争行為に入っていったことは憲法第9条違反で、しかも戦時国際法で禁じられている戦争犯罪「利敵行為」にあたると指摘されていました。「ウクライナと日本が例えばNATO軍のように一つの軍助組織としてあるのであれば別ですけども全く関係ない。利害関係もないし、それから安全保障条約も一緒に組んでいるわけではないんですよ。それどころかロシアとは善隣友好条約を結んでいるわけですからロシアに対する利敵行為なんか誰も想像してもいないわけですよ。」
この時から1年を経て、日本は憲法にも国際法にも違反するウクライナ支援にますますのめり込み、ついには砲弾を提供するまでに堕落しました。
 日本人は絞れるだけ搾り取られ、犯罪国家の汚名を着せられます。こんな狂気の暴走政権を排除するというのであれば、これ以上の内閣不信任の大義はなかろう。
(まのじ)
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配信元)

ウクライナ情報局(GUR)主席のキリーロ・ブダノフ氏の死に関するニュースがウクライナで流れた

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭のデヴィッド・ミラー教授の記事は、5月19日の記事で、すでに紹介しています。
 ウクライナ偽情報対策センター(CCD) と呼ばれる組織が、「ロシアのプロパガンダと一致する物語を促進するスピーカー」のキルリスト(殺害リスト)を作成しているのですが、デヴィッド・ミラー教授は「ナチスのキルリストがネット上に残っている主な理由は、政権、米国政府、NATOによって保護されているためである」と言っていました。
 5月26日の記事で、ウクライナの軍事情報局を率いるキリーロ・ブダノフ少将は、ロシアの民間人を「かなり多く」暗殺したことを認め、「明白なクズは、世界のどの国でもいずれは罰せられるだろう。そのような行為に対する当然の罰は、排除しかありえない。」と言っていたことを紹介しました。
 この時のコメントで、“キリーロ・ブダノフ少将のような「明白なクズは、世界のどの国でもいずれは罰せられるだろう…」と誰もが思う”と記したのですが、早くも結果が出たようなのです。
 “続きはこちらから”をご覧ください。「ウクライナ情報局(GUR)主席のキリーロ・ブダノフ氏の死に関するニュースがウクライナで流れた」ということです。
 5月31日の記事で、RTの5月30日付の記事を紹介しましたが、記事の中でプーチン大統領は「我々は『意思決定センター』を攻撃する可能性について話し合ってきた。当然、ウクライナの軍事情報本部もそのようなカテゴリーに入り、2、3日前に攻撃された」と言っていました。
 こちらのツイートには、“28日朝のキエフ時間05時28分、約100キロ離れたところにある地震計が激しい不自然な乱れを感知した”とあるので、この時のミサイル攻撃でキリーロ・ブダノフは死亡したものと思われます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「独立した」ウクライナの「殺害リスト」、実はキエフが運営し、ワシントンが支援している
転載元)
昨年末、ウクライナ情報対策センターがネット上で公開したブラックリストに私の名前が追加された。「ロシアのプロパガンダに賛同する発言をする人たち」とみなされた90人以上の人たちと一緒になったのです。

その中には、左派の欧州議会議員であるマニュエル・ピネダとクレア・デイリーも含まれている:また、ケイトー研究所のダグ・バンドウ、ネオコンで元IDFのエドワード・ルトワック、右派のMEPの数々、元CIAのレイ・マクガバンなど、右派の人々もカウントされています:スコット・リッター、ダグラス・マグレガーなどの元軍人・諜報員、ジョン・ミアシャイマー、ジェフリー・サックスなどの学識者。ジャーナリストでは、グレン・グリーンウォルド、タッカー・カールソン、エヴァ・バートレット、ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ、さらには俳優のスティーブン・セガールなどがリストアップされています。

David Miller, Journalist =デヴィッド・ミラー、ジャーナリスト - ウクライナ語で。

私の罪は何だったのか。それは、私の「親ロシア的な語り」が「NATOのロシアとの代理戦争がウクライナで起こっている」と主張している、というものでした。もちろん、NATOの代理戦争はまさにそこで起きていることであり、この記事でさらに確認することができる。

このリストには、私がマヤディーン・イングリッシュに書いた「偽情報の仕組み:西側諜報機関による左翼の世界戦争」という記事の証拠となるリンクが親切に掲載されていました。その記事には、ウクライナに関する176ワードの一文があり、「『ロシアの偽情報』か、ウクライナの嘘か?」と題されていました。ウクライナの誤報の例をいくつか挙げ、「特定の真実に言及する者は、プーチンの『トーキングポイント』に共鳴していると揶揄される」と結論付けている。実際に私は、「戦争犯罪」を犯すかもしれない「情報テロリスト」として糾弾された。

ブラックリストに載るということは、危機的状況にある欧米で真実と正義の可能性に立ち向かう勢力に、心を見事に集中させる。今から10年以上前、私が初めて反ユダヤ主義で非難されたとき、私の反応は、私を中傷するために関与した組織についての研究と執筆活動を強化することであった。しかし、ウクライナにおけるナチズムの問題は、振り返ってみると私たちの時代を決定づける問題としてみなされるだろうし、私や他の多くの人がウクライナ政府とそのNATO支援者によって脅迫されている理由は、今度は私たちが暴露すると脅しているからだということを覚えておくことが重要である。 彼らは何なのか: ナチスの協力者である。

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*
(中略)
グローバルリサーチの記事を自由に再投稿し、広く共有してください。

デヴィッド・ミラー教授は、イスタンブール・ザイム大学イスラム・国際問題センターの非常勤上級研究員であり、ブリストル大学の政治社会学の元教授でもあります。 彼は放送作家、作家、調査研究者です。 PressTVの週刊番組「パレスチナ機密解除」のプロデューサー。 また、spinwatch.org と powerbase.info のプロジェクトである Public Interest Investigations の共同ディレクターでもあります。ツイートは @Tracking_Power
(以下略)

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