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ロシアのラブロフ外相
ロシアのラブロフ外相は、米ニューヨークから他国への国連本部の移転を提案し、これを検討に値する良い構想だとしました。
ファールス通信によりますと、ニューヨークを訪問中の
ラブロフ外相は、国連安保理非公式会合の傍ら、
記者団に対し、「国連は、ニューヨークにある同機関の本部を米以外の国に移転させれば、非常に良いことになるだろう」と語りました。
これに関して、
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、「国連本部移転構想は検討する価値がある」としています。
ペスコフ報道官は、各国の外交使節団やメディアの代表団に対する米への入国ビザ発行問題にふれ、
「国連本部受け入れ国であるアメリカのビザ取得において問題を抱えているのはロシアだけではない」と語りました。
さらに、国連を任務先とするロシア人記者に対するアメリカ入国ビザ発行の拒否について、「これは、この問題について深刻な苦情がある国と話し合う議題となり得る」としました。
これに先立ち、ラブロフ外相は、米によるロシア人記者に対するビザ発行拒否を、愚鈍な行動だとしました。
© The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation/
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は4月24日、国連安全保障理事会の多国間主義の有効性と国連憲章の原則の擁護についての会議で演説を行った。
ラブロフ露外相の国連安保理の会議での演説の骨子は以下のとおり。
・米国は、長年にわたり全人類にとって最上の利益と謳われてきたグローバリゼーションを破壊しはじめた。
・
欧米の少数派は品行方正に振る舞い、国際社会の他のメンバーを尊重するほうがいいだろう。
・今、アジア太平洋地域の多国間主義を損なうために、米国と同盟国の大きな力が投入されている。
・
米国は自国が庇護する形で
アジア太平洋地域の海洋安全保障に介入するメカニズムを構築している。
・
西側諸国は国際舞台で自分たちのルールを押し通すことで、
自国の中で多国間主義や民主主義を阻害している。
・今日、国連もその憲章の要求もそろって米国のグローバルな野心に脅威を与えている。
・
国際通貨基金はとうとう
米国の軍事目的の達成手段へと様変わりした。
・キエフのナチス体制は、2014年の国家転覆を拒否した領土を代表する住人とはみなすことはできない。
・ウクライナ問題を地政学的コンテキストから引き離してとらえてはならない。
・
我々は再び冷戦時代と同じように危険な、いやもしかしたら、それ
よりずっと危険な一線に到達してしまった。
ラブロフ外相の今回の国連行きには、
米国がビザ発給を行わなかったためにロシア人ジャーナリストらは同行できなかった。
ゼレンスキーは5月20日午後3時半ごろ、フランス政府機で広島空港に降り立ち、「日本。G7。ウクライナのパートナーや友人たちと、大事な会議がたくさんある。我々の勝利のため、安全保障と協力関係の強化だ。今日、平和は近づく」とツイートしています。
いつも嘘ばかりのウクライナですが、ゼレンスキーの「今日、平和は近づく」という言葉は本当でした。ドネツク人民共和国のアルチョモフスク(バフムト)が、ロシアのワグナー・グループの活躍によって解放されたのです。
MK✝さんのツイートには驚きました。確かにゼレンスキーの大統領就任は2019年5月20日ですね。ドンバス地方マリウポリがロシアの支援により完全に解放された日も5月20日でした。そして、アルチョモフスク(バフムト)の解放も5月20日です。偶然とは思えません。
ロシアのラブロフ外相はG7広島サミットについて、“同サミットでの決定はロシアと中国の二重の封じ込めを狙ったものだ”と発言しているのですが、ロシアと中国のどちらか一方ですら封じ込めは無理でしょう。
封じ込めどころか、バイデンのケツには火がついていて、世界経済を大きく混乱させる米国債のデフォルト(債務不履行)のタイムリミットが近づいています。ジャネット・イエレン米財務長官は5月15日に、債務上限を引き上げなければ6月1日にもデフォルトになる恐れがあると再警告していました。