(前略)
イスラム法学者の中田考氏が経営するリサイクル店への家宅捜索は、なんとも不可解だ。
商品売買の際に記録を残していなかったとして、警視庁目白署が31日、古物営業法違反容疑で突然、捜査に入ったのである。
目的は、
明らかに、イスラム国と何らかの方法で連絡を取っているのではないか、その証拠物件を押収するためである。
こちらは、とっても分かりやすい。
一方、戦場ジャーナリスト、常岡浩介氏も、中田考氏の店にガサ入れが入った同じ日に、イラクのモスルで拘束されたというニュースが飛び込んできたのだが、日本のどのメディアも報道内容が微妙に食い違っており、さっぱり要領を得ない。
(中略)...
FNNは、「イラク当局に拘束された」と報じているし、TBSは、「クルド自治政府に拘束されている」と報じている。
(中略)... この二人の身に起こったことを、別々に見ている限り、真相は決して分からない。
(中略)... 二人の共通点は、イスラム国の上位のテロリストと接触を持っているということである。
中田考氏は、それを否定しているが、
Facebookには、イスラム国の指導者、アブー・バクル・アル=バグダーディー(爆撃で重傷を負ったとか、すでに死亡していると、西側メディアは報じているが・・・)
とのツーショットや、イスラム国の旗を背にして自動小銃を嬉々として構えている画像が数点アップされている。
(中略)...
常岡氏は、今回の拘束前、「
イスラム国の懐に飛び込んでいったからこそ、情報が取れるようになった」と弁明しているが、彼が日本人に向けて
出す情報は眉に唾を付けなければならないものが多い。
(中略)...
まず、
常岡氏がモスルに入った目的だが、どのメディアも「モスル奪還作戦を取材するため現地を訪れた」と報じている。
(中略)...
まず、モスルとは、シリアとイランの中間に位置するイラク北部の都市である。
この
モスルが、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の最大の拠点になっている。
(中略)...
CNNが「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と書いているが、これには解説が必要だ。
「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の「イラク」とは、CIA側の「イラク」のことである。
その「イラク」は、ちょうどウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領のウクライナのような、西側の傀儡である。
同じく、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の「シリア」とは、CIA側の「シリア」のことである。
その「シリア」とは、
イスラム国(と他のアルカイダ系列のテロリスト=殺人下請けサラリーマンである傭兵)
を含むアサド反政府軍のことである。
同じく、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の「
イスラム国(ISIS)」とは、主にCIAがリクルートし、モサドが戦闘訓練を施され、大量虐殺の方法を教えられ、
サウジ、カタールから提供されている武器と弾薬、資金などが手当てされてホクホク顔になっている殺人集団のことである。
「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対抗する勢力は、アメリカの正規軍であるペンタゴンによって支援されている「イラク当局(日本のメディアは、そのように表記している)」
であり、イスラム国の宿敵であるクルド族である。
CNNが書いている「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に届けられていた物資の大半は、イスラム国とアルカイダがシリア領土の中で台頭してくる
最初の段階では、CIAの大型軍用輸送機によってカタールの空港には運びこまれた後、陸路で「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に運ばれていた。
もちろん、
最近は、イスラム国との公にできない取引によって莫大な富を蓄積している
トルコのエルドアンの命令によって、トルコ側からも物資が届けられている。
ロシアの空爆によって追い詰められたイスラム国(アサド打倒を金で請け負っているCIAの傭兵)は、トルコと国境を接しているシリア北部に追いやられていったからだ。
(中略)...
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"続きはこちら"以降の記事によると、この副大統領派(反政府勢力)をCIAが支援し、二万人におよぶ兵士達の武器、弾薬、給料がCIA資金によりまかなわれていると書かれています。また、ベネズエラ政府が主導する南米の通信社「テレスル」が、「南スーダンでのCIAの“汚い戦争”」という記事を掲載しており、こちらに日本語訳されているものがありました。南スーダンの内戦は"CIAが中国にアフリカの油田を使わせまいとしてCIAが仕掛けたもの"のようです。南スーダンへの自衛隊PKO(国連平和維持活動)派兵は、こうしたCIAの「汚い戦争」に連動したものだと分かります。