http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140612/waf14061207000002-n1.htm
(転載)
尖閣諸島周辺や南シナ海での強引な海洋進出で、日本をはじめ周辺諸国との緊張を高めている中国。その
領海・領土拡張路線をメディアを利用して援護しているのが元中国人民解放軍少将の羅援(ルオ・ユエン)氏という人物だ。
その過激発言は有名で、5月22日に陸上自衛隊が離島奪還訓練をした際には、
「中日が開戦すれば、日本は必ず一面火の海と化す」といった調子。当然、
中国では人気があるのかと思いきや、意外と支持は低く、それどころか「口だけ将軍」などと揶揄される始末。その理由は、「恥ずかしい過去」がネットで暴露されたことにある。
メディアで売れっ子
羅援氏の過激な発言は最近、ますますヒートアップしている。5月24日の自衛隊の偵察機に中国の戦闘機が異常接近したことについては、「撃墜しなかっただけでも、中国は我慢している」と発言。
ほかにもメディアを通じ、「中国は北朝鮮で17カ国の国連軍も恐れなかった。アメリカと日本に怖気(おじけ)づくわけがない」(国営新華社通信のニュースサイト新華網)、「軍が日本に照準を合わせたミサイル1千発を用意しているとの情報もある」(ニュースサイト吉和網)などと述べ、勢いは止まらない。
仮にも将軍職にあった人物の発言とは思えないが、本人は気にする様子もなく、次々と好戦的な発言を繰り出している。
ところが、石油掘削をめぐって緊張状態にあり、反中デモまで起こされたベトナムに対しては、なぜか沈黙を保っている。そこには言いたくても言えない事情があるのだが…。
ネットで墓穴
米国に本拠を置く中国系新聞「大紀元」などによると、
羅援氏は現役少将当時の2013年2月に中国版
ツイッターの微博(ウエイボー)に登録し、自らの主張などを書き始めた。
精神論で「中国共産党軍最強説」を振りかざし、
一般人民を軽視する書き込みを続けたことに対し、他の
ユーザーが一斉に批判的なコメントで応えたのだ。
これに対し羅援少将が取った手が稚拙だった。他人になりすまし、「羅援少将の見解は素晴らしい。軍時評論も視聴者に歓迎されている」などと
自分を擁護する書き込みをした。
しかし、アカウント(ID)がそのままだったために、他のユーザーにすぐバレ、再び批判を浴びる結果に。
羅援少将は「パスワードを盗まれた」(つまり自分が書いたコメントではない)
と釈明したが、これがまた逆効果。ユーザーから
「おまえは軍人なのに自分のパスワードも守れないのか」と指摘される始末だ。
この
“炎上事件”をきっかけに、ユーザーらが羅援氏の経歴や過去を探る動きが出てきた。
ベトナムを批判できないわけ
実は羅援氏の少将時代の正式な肩書は、中国人民解放軍系の学術団体「中国軍事科学学会」の副秘書長。これは軍組織の中でも
楽団・演劇など、戦線の後方で活動する「文体人員」と呼ばれるもので、少将の肩書もよく言えば「名誉職」、くだけて言えば「お飾り的」なもの。有事に
最前線で部隊を指揮する権限はない。
こうしたことがユーザーの書き込みによって次々と暴露され、さらにこの過程で羅援少将の「恥ずかしい過去」も明らかになった。
その勇ましい発言とは裏腹に、「父親のコネで戦場から逃げた」と中国のネットユーザーらに指摘されたのだ。
問題の“逃亡”は1979年の中越戦争(中国側が開戦、侵攻した)時。戦争前に
雲南省のベトナム国境近くの部隊で作戦参謀をしていた羅援氏は、開戦直前に人事異動で北京に戻った。羅援氏の父が周恩来元首相に近い要職にあったことから、事前に開戦を知り、戦場に行かなくても済むよう手を回したのでは-との疑惑が出ているという。
こうした過去から、ベトナムに関しては、発言しようにもできないとみられているのだ。
あぶり出された“敵前逃亡”の過去。だが、羅援氏は疑惑に答えるどころか、その後も今までと同様に「対内的に国賊を罰する」などと書き込んだため、さらにユーザーの反発を買う結果に。「軍人は政治に関与するな」
「脱走兵に国の防衛を論じる資格なし」と批判され、ついに「口だけ将軍」というレッテルまで貼られてしまった。
中国メディアを通じて放たれる過激なコメントが受けていた羅援氏だが、ネットへの書き込みで墓穴を掘り、その独特な“話芸”も限界が見えてきたようだ。
今、W杯がテレビ中継されていますが、こちらの情報(提供:acco☆彡さん)によると、なんと、今大会でFIFAから提示された放映権料は400億円で、その70%(280億円)をNHKが負担するようです。それが資金源になり、またFIFAのプロパガンダ映画などが作られたりするのでしょうか。
あと、この動画をYou Tubeでアップしようとしたところ、全世界でブロックされていることが分かりました。3S政策と言われるように、スポーツに夢中にさせておくことは支配者にとって好都合であり、人類が覚醒することを恐れているからではないでしょうか。