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[ロシア・トゥデイ]プーチン:「イスラム国は、G20を含め40か国から財政支援を受けている」

 2015年11月14日の竹下氏のコメントに"どういった連中がこのテロリスト集団と提携して利益を上げているのか…今後次々に情報が上がって来る"とありましたが、さっそくプーチン大統領が「イスラム国は、G20を含め40か国から財政支援を受けている」と各国の首脳に伝え、原油の不法取引の規模を証明する写真も示したと記者団に述べています。"個人による各イスラム国ユニットへの資金援助"とあるので、かわり詳しく把握しているのではないでしょうか。
 日本の大手メディアでこの件を報道しているのは朝日新聞ぐらいしか見当たりませんでしたが、40か国の中に日本も含まれているのでしょう。CNN、ロイター、BBCなどの欧米メディアも記事になっているか探してみましたが見当たりませんでした。
 またプーチン大統領がISIS対策について、アメリカとの協力を申し入れたところ、“我々はあなたの申し入れを拒否する”と書かれた紙切れを渡されたとあります。しかし、プーチン大統領は悲観している様子はなく、良い流れになっていくことを確信しているようです。
 2015年11月3日の竹下氏のコメントに"自由シリア軍は、ロシア側につく可能性が高くなっています"とありましたが、プーチン大統領は"ロシアはすでに、シリアの反政府勢力と接触をしており、彼らはモスクワが、自分たちの支配する領域を空爆しないように求めてきている"と述べています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン:「イスラム国は、G20を含め40か国から財政支援を受けている」
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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[街の弁護士日記]フランス同時多発テロ 最大のテロ集団は軍産複合体

竹下雅敏氏からの情報です。
 マチベンさんの極めて優れた論考です。確かにこのように指摘されてみると、シャルリーエブド事件という偽旗事件は何だったのかが、とてもよくわかります。
 中東の混乱以降、フランスの武器輸出産業は“特需に湧いている”とのこと。対テロ戦争が長引くほど、軍産複合体は利益を得るわけです。アシュトン・カーターなどは、こうした連中の代弁者だと考えています。だからこそ、ロシアがISISを殲滅することに対して、強く反発しているのです。問題は最後の部分。“日本の軍事産業も同じ夢を追っている”という部分です。単に金儲けと言うだけでなく、思想的にハルマゲドンを容認しているところも同じなのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フランス同時多発テロ  最大のテロ集団は軍産複合体
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[Sputnik]ISはどこから資金を得ているのか? 〜ISは“国家としての諸特徴を十全に備えている”非常に危険な組織〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事を見ると、ISは“国家としての諸特徴を十全に備えている”非常に危険な組織だということがとてもよくわかります。ここまで巨大になったISを、イスラエルはもはやコントロール出来ないと思います。彼らISは、“掌握した石油、ガス、穀物…の密売”によっても、莫大な利益を上げているとのこと。こうしたISの密売と関わっている企業なども、今後あぶり出され、ISと共に滅びゆく運命にあるのだと思います。
 しかしまずは、どういった連中がこのテロリスト集団と提携して利益を上げているのかを知る必要がありますが、そうしたことも含めて、今後次々に情報が上がって来るものと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ISはどこから資金を得ているのか?
転載元より抜粋)
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「イスラム国(IS)」はいま、シリア、イラク、中東だけでなく、世界全体にとって、最大の脅威になっている。シリアとイラクに強大な砦を築いたISは、大カリフ国家の建設を計画している。そのために彼らは、レバノン、ヨルダン、北アフリカを屈服させることを企んでいる。IS戦士らはエジプトやイスラエル、アフガニスタン、パキスタン、イラン、コーカサス地方にも触手を伸ばし、これら諸国に首長国を建設しようとしている。ISの幹部らは莫大な資金を蓄えている。

それら資金はどこからくるのか?政治学者・東洋学者のウラジーミル・サジン氏が語った。

「ISを自称するこのテロ組織の危険性は、人類憎悪のイデオロギーやテロの実行にのみあるのではなく、この組織が、経済・財政活動を含め、国家としての諸特徴を十全に備えている点にある
サジン氏によれば、今年半ばの時点でISは2兆ドルを超える資本を抱えており、今年の年間歳入は29億ドルに上っている。今年のはじめの時点でIS幹部は見込み利益(つまり歳入の歳出に対する超過分)を2億5000万ドルとする、20億ドルの予算を計上した。

このような膨大な資金がどこからこの疑似国家に流れ込むのか?ISを形成したイスラム系テロ組織は、当初から極めて多額の資金を運用していた。しかし、IS幹部らの出発資本は、基本的に、銀行、石油・ガス施設、リン酸塩生産・加工企業、セメント製造企業、硫酸およびリン酸製造企業を掌握することによって構成された。しかも、殺人や文化遺産の破壊をともなう、ISの代名詞ともいえる派手なパフォーマンスとは異なり、天然資源の採掘や輸送手段に関わる全ては、破壊をともなうことなく掌握された。経済インフラの稼動状態も、人員数も保存された。

サジン氏によれば、ISのほかの収入源に、穀物の販売がある。国連の推計では、ISが掌握しているイラクのニネヴィヤおよびサラーアルディンの両州には、イラクで最も肥沃な耕作地が広がっている。そこでは小麦の全国生産量の30%が生産され、その量はおよそ100万トンにのぼり、また大麦も全国生産量の40%が生産されているという。ISはこれら地域にある110万トンの総収納規模をほこる国営小麦保管庫も掌握している。シリアでも同じように国営穀物保管庫を掌握しているという。

掌握した石油、ガス、穀物企業の産品の密売によっても、ISは年間数百億ドルの利益を挙げている。販売が廉価で、通例、正規品の半額で行なわれるにも関わらず、である。

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[櫻井ジャーナル]70台以上の小型トラックを連ねて走行するISの車列近くを米軍の戦闘ヘリが何もせず飛行する映像

竹下雅敏氏からの情報です。
 動画は是非ご覧下さい。確かにアメリカがISISに提供したトヨタ製のトラックを、アメリカの戦闘ヘリが“何もせずに飛んでいる”のがわかります。まるで護衛しているかに見えます。
 記事後半では、ロシアの旅客機を爆破する能力のあるISISが“なぜアメリカの航空機をターゲットにしなかったのか”、という根本的な疑問を提示しています。初めの動画を見れば、理由は明らかです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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70台以上の小型トラックを連ねて走行するISの車列近くを米軍の戦闘ヘリが何もせず飛行する映像
転載元より抜粋)
 トヨタ製小型トラック「ハイラックス」を連ねての走行はIS(ISIS、ISIL、ダーイシュなどとも表記)を象徴する光景になっている。70台以上のハイラックスでイラクからシリアへ移動するISの戦闘集団を撮影したとされる映像がLiveLeakにアップロードされているのだが、話題になっているのは、そのそばを戦闘ヘリが何もせずに飛んでいること。


 ISが注目される切っ掛けになったのは、この武装集団による昨年6月のモスル制圧。その際、真新しいハイラックスを連ねてパレードしていた。そうした動きをアメリカ軍はスパイ衛星、偵察機、通信傍受、地上の情報網などでつかんでいたはずだが、傍観していたことが批判されていた。後に、その小型トラックはアメリカ国務省がシリアの反政府勢力へ提供した43台の一部だということが判明している。

 アメリカ軍はISの車列を攻撃しないということだが、ロシア軍は違う。シリア政府の要請を受けて9月末から空爆を開始、アル・カイダ系武装集団やそこから派生したISに大きなダメージを与え、シリア軍やイランから派遣された戦闘部隊が進撃を続け、要衝を奪還しつつある。

 空爆が精密で破壊力があるだけでなく、カスピ海の艦船から発射された26基の巡航ミサイルがシリアのターゲットへ正確に命中していることを注目する人が少なくない。ロシアの兵器がそれほど高性能だとアメリカでは考えられていなかったようで、ショックを受けているという話が伝わっている。

 2006年にフォーリン・アフェアーズ誌が掲載したキール・リーバーとダリル・プレスの論文「未来のための変革と再編」では、ロシアと中国の長距離核兵器をアメリカの先制第1撃で破壊できると主張されていた。この分析が間違っていたことをこの巡航ミサイルは明確にした。

 そうした中、ロシアの旅客機A321が墜落、爆破説が有力になっているようだ。ISが実行したという話が広められている。旅客機に爆弾を仕掛けるだけの能力がISにあるのかと疑問を口にする人もいるが、この武装集団の背後にはアメリカ、トルコ、サウジアラビア、イスラエルなどが存在しているわけで、そうした国の情報機関が動けば可能だろう。

 ロシアの旅客機が離陸したシャルム・エル・シェイク空港はシナイ半島の南端にあり、エジプトの領土。エジプトにはEGIS(エジプト総合情報局)という情報機関があり、イスラエルやサウジアラビアと関係が深い。例えば、ホスニ・ムバラク大統領が排除された際、後継者として名前の挙がったオマール・スレイマン副大統領は1993年から2011年にかけてEGISの長官だったが、アメリカで特殊部隊の訓練を受けている。WikiLeaksが公表した文書によると、イスラエルとも緊密な関係にあった。(例えば、ココココ

 イスラエル政府はシリアのバシャール・アル・アサド政権の打倒が目標だと公言、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の側近として知られるマイケル・オーレンは駐米イスラエル大使だった2013年9月にシリアのアサド体制よりアル・カイダの方がましだと語っている。イスラエルの戦闘機がアル・カイダ系武装集団やISを支援するため、シリア軍などを爆撃してきたことは広く知られている。

 しかし、アメリカ政府はISを攻撃していると主張してきた。それが事実なら、A321を爆破する能力を持つISがなぜアメリカの航空機をターゲットにしなかったのかという疑問が生じる。早い段階から爆破説をイギリス政府が主張していたことにも疑惑の目が向けられ、残骸の状況からミサイルに撃墜されたとする説も浮上している。西側の政府やメディアは何か/誰かを隠そうとしている可能性があるということだ。

 アル・カイダ系武装集団やそこから派生したISがアメリカ、イギリス、フランス、トルコといったNATO加盟国、サウジアラビアやカタールのようなペルシャ湾岸の産油国、そしてイスラエルの傭兵だということは公然の秘密。ISの車列をアメリカ軍が攻撃せず、物資を「誤投下」で「テロリスト集団」へ渡し、アメリカやイスラエルではなくロシアの旅客機が爆破されたのは必然だということだ。追い詰められた西側の好戦派は、あらゆる分野でロシアを攻撃しはじめた。

[Deutschland+Russland]5分で分かるシリア戦
〜秀逸作品!かなり本質に迫った風刺アニメ〜 【日本語字幕】

翻訳チームからの情報です。
 アメリカとISIS(イスラム国)が一体でシリアを引っ掻き回している実態を風刺した動画です。ロシアへのメディア戦の様子から始まり、かなり本質に迫っています(笑)
 細かいところも凝っていてなかなかに面白かったので、記事では気が付いたところは解説を入れています。ドイツ語・ロシア語・英語入り乱れたハチャメチャ動画なので、ついうっかり悪ノリ♪…ではなく、「意訳」になっている部分もありますが、悪しからず。
Yutika(翻訳者のコメント)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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5分で分かるシリア戦
転載元より抜粋)
 


動画解説 
このところワシントンでは…

「ネトウヨ本部」

「ネトウヨ本部」


こちら、ワシントンの嘘つきネットトロール、通称ネトウヨ本部です。(←しょっぱなから話逸れるけど、アンド関連性は全くないと思うけど、NSAの本部って最近トロール関連のファンシーなあだ名がついたらしい。知らなかったー。いや全っ然関係ない話だけど。※棒読み。)

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何やら職員達が熱心にパソコンのキーボードを打ち込んでいます。パソコンの裏面には「God Bless USA(意味は「神よアメリカを守りたまえ」、アメリカでは国歌のような扱いをされる有名な歌がゴッド・ブレス・アメリカという題)」の文字。フォトショップらしき画像加工ソフトでせっせと写真改造に勤しんでいます。

例1:平和な親子の写真から風船などの人畜無害アイテムを消去し、燃え盛る車輌や戦闘機や銃を構えるロシア兵をコピー&ペースト!

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ワシントン・ポスト紙の見出し「ロシアがシリアの人々を殺害」

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例2:逆に逃げまとうISISの兵隊の写真には、銃を花束に持ち替えさせ、服装をバカンス中の一般人に変装させてワンクリック!

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ニューヨーク・タイムズ紙の見出し「ロシアはシリアの一般人を爆撃」

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