注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(前略)
イタリアでは、新型コロナウイルスの陽性確認件数が公式データで3万人近くに達しており、最初に感染が生じた中国を別とすれば世界最多となっている。
だが検査については厳しい基準があり、いわゆる「スワブ法」による検査を受けられるのは、通常、入院した重症患者のみである。
詳細なデータは入手できないものの、当局者、看護師、親族らによれば、新型コロナウイルスが確認されて以来、感染拡大が最も深刻なイタリア北部の高齢者介護施設では死者数が急増している。だが、その状況は新型コロナウイルス関連の統計には反映されていない。
「亡くなった場所が自宅や高齢者介護施設で、ウィルス感染の検査を受けていないために、感染による死亡と見なされていない例がかなりの数に上っている」とベルガモ市長のジョルジオ・ゴリ氏は言う。
(以下略)
イタリアは対策を始めた当初から最大限のデータ透明性をあげ、正確な状況把握を最優先しています。ただ感染者が急増している地域の病院がパンク状態で、地域の対策でミラノ見本市会場に作っている臨時病院も1週間以内に起動する予定ですが間に合っていない。ただ現場は必死にhttps://t.co/fAKndIKCFD
— ono hiroshi (@hiroshimilano) March 22, 2020
出来うる限りのことは続けています。治療で高齢者は切り捨てるとかデマが広まっていますが、そういうことはありません。ところで、イタリアの死者が多いのが話題になりますが、イタリアは合併症で他の持病があった高齢者もウィルス感染があれば死者にカウントしています。実はこれ全ての国が
— ono hiroshi (@hiroshimilano) March 22, 2020
やっているわけではなく、他の国では合併症で亡くなった患者はコロナウィルス感染での死者にはカウントしないところもあるようです。この記事ではドイツは合併症の患者はカウントしないのだとか。ちなみにイタリアの死者の合併症でない人の割合は1%未満です。
— ono hiroshi (@hiroshimilano) March 22, 2020
と、いう事は‼️😧…………嗚呼~
— junjun julian🐾💗✨ (@junjunjulian1) March 22, 2020
イタリアが出した死亡率が
新型コロナウイルスに感染した場合の正確な死亡率かもしれない‼️
🤢………恐ろしく高い死亡率です。
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そのイタリアですが、一連のツイートによると「最大限のデータ透明性をあげ、正確な状況把握を最優先」しており、“合併症で他の持病があった高齢者もウィルス感染があれば死者にカウント…イタリアの死者の合併症でない人の割合は1%未満”だとのことです。
ドイツの致死率が0.37%と少ないのは、イタリアと違って合併症の死者のカウントをしていないからで、イタリアをこの方式で数えると、新型コロナウイルスによる死亡者の「合併症でない人の割合は1%未満」なので、100分の1以下となり0.092%以下になります。
イタリアの致死率が高い最大の理由は、正直にカウントしているからだと言えそうです。中国はもちろんですが、日本やドイツのように低い数字を出す国の場合、10~100倍したものを想定した方が真相に近いのかも知れません。
3月21日の記事で、「感染症指定医療機関勤務でチャーター便受け入れた4病院のうちのひとつ」で患者の治療にあたっている医師と思われる人物の書き込みで、“未治療の場合致死率が有症状者の10%くらい”とする予想を紹介したのですが、その「書き込み」を上手くまとめたサイトがあったので引用します。
日本もいつイタリアのようになるか分からないという危機的状況で、“京都大医学部付属病院ではマスクの使用数が1週間1枚”で、指定感染病院ですら「3ヶ月マスクが入らない、防護服もゴーグルもない」という惨状なのです。武漢が完全封鎖された1月23日から、この2ヶ月の間政府は何をしていたのか。