注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
予備費は具体的な使い道を決めずに計上される経費で、政府の判断で使うことができるため、野党側は「国会がチェックできない」などと反発しています。
(以下略)
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持続化給付金の委託費や、Go Toキャンペーンの事務経費、アベノマスクとその検品費用など、コロナ対策で怪しげな予算執行がすでに横行。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) June 3, 2020
これらは国会で野党が質疑することで浮き彫りにしてきた。与党議員にはチェック機能を期待できない。政府に予備費で10兆円ものフリーハンドを与えるべきではない。
今の状況で予備費10兆円を与党政権に握らせたら、トンネル会社に法外価格で落札する案件が続出するだろうね。この短期間だけでも、アベノマスク、持続化給付金、GoTo券などカネの使い方が不明事業が盛りだくさんなのだから。
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) June 4, 2020
5日の参議院本会議は行政監視機能を強化する節目の会議だったそうです。「良識の府」参議院が公文書改ざんや統計不正などに対峙するはずの本会議に、トップの安倍総理は欠席していました。その安倍総理は、第2次補正予算案の予備費として10兆円もの巨費を上げています。「新型コロナ対策のための臨機応変な対応が必要だから」と述べていますが、予備費とは万が一に備えての経費でせいぜい5000億円程度らしい。補正予算30兆円のうちの予備費が10兆円というのは多いというより異常な金額です。具体的な使い道を決めない性格の予備費に巨額を当てるのは、国民のお金を安倍総理に白紙委任するも同然、またお友達と山分けですか。
GoToキャンペーンは急転直下やり直しとなりました。このバカバカしい予備費10兆円も非難の目が向けられた途端に、5兆円だけ「雇用維持」や「生活支援」に当てると譲歩を見せています。渋々と半分返してやると言わんばかりですが、中抜きさせずに真に国民のために使わせるよう国民も行政監視をしなくては。