注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
ロシア安全保障会議のニコライ・パトルシェフによると、アメリカ政府は特殊部隊をコロンビアやプエルト・リコへ派遣して軍事侵攻の準備をしているようだが、ベネズエラ軍がS-300を起動させたということは、軍事侵攻を許さないというロシアの意思表示だと見られている。
(以下略)
3月21日ホワン・グァイドの「補佐官」ロベルト・マレーロが自宅で逮捕され、攻撃ライフル・手りゅう弾、現金が押収された。ベネズエラ情報相ホルヘ・ロドリゲスが、携帯など押収物から、大がかりなテロ計画「リベルタッド(自由)作戦」の存在を突き止めたと発表。https://t.co/SIM3iCfauJ
— mko (@trappedsoldier) March 26, 2019
ホンジュラス・ガテマラなど中米からテロリストを60人雇い、6~8人のチームを10つくり、コロンビアで訓練。リベルタッドの目的は、政府職員の殺害、地下鉄・電気インフラへのさらなる破壊行為、政府批判のためのニセ旗、そして大統領宮殿を襲撃しマドゥーロ暗殺。これが「自由のための作戦」の内容。
— mko (@trappedsoldier) March 26, 2019
ベネズエラ情報省は、マレーロの携帯から会話・通信内容を入手。暗殺者グループへの支払いは、1日分で5,500万円から8,000万円。テロ計画の総予算は1千億円以上。金はグァイドに依頼されたコロンビア大統領イヴァン・ドゥケの手配で、バンクオブアメリカやバネスコにあるNGOの口座に預けられた。
— mko (@trappedsoldier) March 26, 2019
マレーロの携帯から、リベルタッド作戦の資金は、ベネズエラから米国が奪った金であることが明らかに。米財務省は恥知らずにも、マレーロ逮捕への報復として、さらにベネズエラに対する制裁を発表した。このテロ計画を指揮するのは、「人民の意思党」の主要メンバーからなる「幕僚」グループ。
— mko (@trappedsoldier) March 26, 2019
「幕僚」のリーダーはロベルト・ロペス。フレディ・ゲバラが「包囲襲撃、インフラ攻撃、暗殺」など戦術を説明。このような幕僚どうしの会話に、グァイド本人も加わっている! 3月22日の集会でグァイドは演説した。「もうすぐミラフローレス大統領宮殿に向かう。組織せよ。独裁者は自ら辞任しない」
— mko (@trappedsoldier) March 26, 2019
» 続きはこちらから
mkoさんの最後のツイートを見ると、フアン・グアイド氏は、このテロ計画を実行に移すつもりであったと思われます。しかし、このタイミングでロシア軍の99名の兵士を乗せた輸送機が23日にベネズエラへ到着。ロシアの防空システムS300の運用を開始したとのことです。
これで、暗殺計画が頓挫したことは間違いありません。こうなると、マドゥロ政権を倒すには、米国による軍事侵攻しかありませんが、アメリカのベネズエラ担当特使であるエリオット・エイブラム氏は、対ベネズエラ軍事行動の可能性を否定し、“単なるこけおどしに過ぎない”ことを明らかにしています。アメリカのマドゥロ政権転覆計画は、失敗が運命づけられているように見えます。
“続きはこちらから”の田中宇氏の国際ニュース解説では、“ここまでくると、意図的な失策であると考えた方が自然だ”としています。確かに、こう考えてもいいと思います。
コーリー・グッド氏の情報によれば、ベネズエラでは、人身売買を含む闇のネットワークの壊滅作戦が実行に移されているということでした。カバールの綿密に計画されたマドゥロ政権転覆計画に乗じて、ネットワークの解体を進めていると見るのが、自然だと思います。