米国債というスーパー爆弾
金融関係の記事が続きますが、知りたいと思っていることは、純粋に以下の点だけなんですが、今ひとつ納得できていない部分があります。
・同じような破綻が起きるメカニズムは明確に存在するのか
・何かが起きるとすると、どの程度の規模とスピードで起きるのか
(中略)
今朝あるグラフを見て、
「結局、これなのか…」ということに気づきました。
アメリ/カの投資家のバーラージーさんという人が、以下のような投稿を
ツイッターにしていたのです。
こちらに訳しています。
バーラージーさんの投稿
銀行は米国債を購入したために破綻している。完全な停止だ。「世界で最も安全な資産」は、世界で最も危険な資産になっている。
Baraji
そして、添付されていたグラフが以下です。
投資有価証券の含み益(含み損)
nofia.net
■ 満期証券保有
■ 売却可能有価証券
ソースは、FDIC (連邦預金保険公社)で、過去14年と比較して、
2022年から、
「/保有する国債に莫大な損失が出ている」ことがわかります。
(中略)
シリコンバレー銀行が破綻したのなら、他も同じだ
If SVB is insolvent, so is everyone else
Simon Black 2023/03/13
2008年9月14日の日曜日の午後、金融大手のリーマンブラザーズの数百人の従業員が、ニューヨーク市の 7番街 745番地にある銀行の本社に足を踏み入れ、オフィスとデスクを片付けた。
リーマンが破綻を宣言するまであと数時間のときだった。そして、その翌日からの崩壊は、大恐慌以来最悪の経済的および財政的荒廃を引き起こした。
S&P500は約50%下落した。
失業者が急増した。そして、その後の1か月で100以上の銀行が倒産した。完全な災害だった。
これらの銀行は、預金者のお金を使って特別なモーゲージ債を購入していたことが判明している。しかし、これらの債券は非常にリスクが高かったために、最終的に「有害な証券」または「有害な資産」として知られるようになった。
これらの有害な資産は、サブプライムの「忍者」、つまり、収入も仕事も資産もなく、過去に請求に対して支払わなかったような歴史を持つ借り手に与えられていた、リスクの高いマネーダウンのない住宅ローンの束だった。
経済が好調だった 2006年と 2007年には、銀行はこの有害な資産から記録的な利益を上げた。
しかし、2008年に経済状況が悪化し始めたとき、これらの有害な資産の価値は急落し、数十の銀行が一掃された。
(中略)
米国で2つの大手銀行、シグネチャー銀行とシリコンバレー銀行(SVB)が崩壊するのを目の当たりにした。
現在でも、銀行は時々破綻する。しかし、
これらの状況は不気味なほど 2008年と似ているが、現実はもっと悪いのだ。説明しよう。