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書籍「東京貧困女子」に対する反響から、貧困問題は相当深刻な状況であることがわかる ~現政権が続くと、貧困問題はますますひどくなる

竹下雅敏氏からの情報です。
 “続きはこちらから”の名もなき投資家さんの一連のツイートから、「東京貧困女子」という本が出ていることを知り、この書籍に対する反響を見ていて、予想はしていたものの、相当深刻な状況であることがわかりました。
 小泉、竹中改革でグローバリズムに舵を切った以上、貧富の格差が広がり、最終的にはスラムが生まれる国になるのは明らかでした。私の予想と異なっていたのは、現在のような状況は2010年頃には出現していると思っていたことです。その意味では、ずいぶんとゆっくり進んでいるという感じです。
 現在は「明るい引きこもり」なのですが、10年ほど前は、広島、福岡を中心として講演をしていました。講演後に個人的な質問を受け、息子夫婦のマンションの購入に関する意見を求められました。“これからの社会は雇用が安定せず、リストラに遭った途端にローンの返済が滞り、下手をすると一家離散、最悪のケース、ホームレスになりかねないので、マンションの購入はかなりのリスクがある”と説明しました。現状は、この通りになっていると思います。
 日本は、お隣の韓国の後追いをしているので、現政権が続くと、貧困問題はますますひどくなると思います。確か、当時の韓国では、家賃は日本と同じくらいで、アルバイトの時給は250円くらいだったように思います。大学に通う女子学生のほとんどが、売春をすることで学費の工面をしているということでした。
 日本も、外国人労働者を大量に入れているので、この傾向が強くなると思われます。非常に深刻な事態で、このまま放って置いて良いはずがありません。
 事態を好転させる最も良い方法があります。それは、山本太郎氏に1票を入れることです。できれば、彼の話に耳を傾けて欲しい。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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東京の「生活保護」はまったく機能していない
いまの日本は「階層」がはっきりしている
引用元)
(前略)
貧困者の個別支援活動と貧困問題の改善に向けた提言を行っているNPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典氏と、1億2000万PV超の人気連載「貧困に喘ぐ女性の現実」をもとに書き下ろした『東京貧困女子。』(4月5日発売)を執筆したノンフィクションライターの中村淳彦氏に、貧困に喘ぐ女性の現状について語ってもらった。
(中略)
中村非正規化が進んで本当に仕事が安定しなくなった。僕も含めて想像ができるのは来年くらいまでで、もうその先はわからない。(中略)… いまの非正規の賃金水準だと、生活保護の最低生活費を割ることもある。
(中略)
女性の貧困はもうどの世代を眺めても、深刻な状態にあるけど、特に女子大生は大変なことになっている。大袈裟じゃなく、膨大な人数がパパ活や風俗に流れていて、正直メチャクチャなことになっている。
(中略)
藤田:本来、大学の学費は無償化、あるいは支給するのが一般的な先進諸国ですよ。OECDの加盟国でも大学の学費がこれだけ高騰、高くて、なおかつ給付型の奨学金もないなんていう国は日本くらいですから。
(中略)
中村:あと、これまでの取材で憤りを感じたのは「官製貧困」ですね。(中略)… 国や自治体が関わる非正規雇用は、最低賃金や最低生活費に合わせて制度設計している。国や自治体が積極的に国民や市民を貧困化させているので、もう救いがない。(中略)… 公的機関の男性正規職の女性非正規に対するパワハラもすごいみたいだし、もう日本はダメなんだなって感じる。
(中略)
藤田働いていても、年金も受けていても、生活保護水準以下の人が増えている。今後、その人たちは高齢者になる。相当、層が分厚くなります。特に2021年以降、日本は破滅的な状況になってくるんじゃないですか。いまはまだ貧困化の過度期、僕はまだまだ底に落ちていくというイメージをもっています。
(以下略)

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歴史的な大洪水は何度も起きている!! ~いずれの大洪水も、キリスト教徒が信じているような地球規模の大洪水ではない

竹下雅敏氏からの情報です。
 シュメール神話のジウスドラ、バビロニア神話のウトナピシュティム、アッカド神話のアトラハシス、カルデア神話のクシストロスは、同一人物であることをお伝えしました。これらの神話の大洪水は、BC5,455年に起こりました。この洪水は、ヘブライ神話の有名な「ノアの大洪水」です。しかし、ジウスドラとノアは別人であることもお伝えしました。
 今回は、これ以外の洪水伝説を見てみます。
 “続きはこちらから”をご覧ください。下から順に、ホピの洪水伝説ですが、これはBC 9,567年に起きたもので、オーストラリアと南米大陸の間にあった島が海に沈んだことによります。この洪水で、アトランティス文明は完全に滅亡してしまいました。
 古代スカンジナビア神話の「ユミルの血の洪水」は、BC 7,545年に起こったもので、隕石の海への落下による大洪水です。
 ギリシャ神話の「オギュゴス王の洪水」は、BC2,874年で、彗星の海への落下によるものです。
 「デウカリオーンの洪水」は、BC 2,208年で、これは豪雨によるものです。
 このように、歴史的な大洪水は何度も起きています。しかし、いずれの大洪水も、キリスト教徒が信じているような地球規模の大洪水ではありません。
 アトランティス大陸の最後の島のポセイドン島が沈んで、アトランティスの時代が終わったのが、約1万5,000年前でした。この大事件と今日の一本目の記事の内容を加えて一覧にすると、以下のようになります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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大洪水
(前略)
諸文化における大洪水神話
(中略)
シュメール
シュメールの神話では、エンキ神がシュルッパクの王ジウスドラ(「命を見る者」という意味で、彼が神から不滅を約束されたことから)に、洪水による人類抹殺を予告する。エンキ神は、大きな船を作るように指示する。7日の氾濫の後、ジウスドラは供物と祈りをアン(空の神)とエンリル(最高神)にささげ、ディルムン(シュメールにおけるエデンの園)で神から永遠の命を授けられる。
(中略)
バビロニア (ギルガメシュ叙事詩)

Wikimedia_Commons[Public Domain]
アッカド語によるギルガメシュ叙事詩の大洪水の粘土板(粘土板11)
(中略)
不死を追い求めていたギルガメシュ王は、一種の地上の楽園・ディルムンで、ウトナピシュティム(シュメール神話のジウスドラ( zi.u4.sud4.ra2 をアッカド語に直訳した名前)に出会う。ウトナピシュティムは、大洪水によってすべての生命を破壊するという神の計画について、エア神(シュメール神話のエンキ神に類似)が彼に警告し、船を作って彼の家族や友人、財産や家畜を守るよう指示したことを語る。大洪水の後、神はみずからの行動を悔やみ、ウトナピシュティムに不死を与える。
 
アッカド (アトラハシス叙事詩)
バビロニアの『アトラハシス叙事詩』(紀元前1700年までに成立)では、人類の人口過剰が大洪水の原因であるとされている。1,200年間の繁栄の後、人口増加によって齎された騒音と喧騒のためにエンリル神の睡眠が妨げられるようになった。エンリル神は当面の解決策として、疫病、飢饉、塩害など人類の数を減らすための全ての手段を講じる神々の集会を援助して回った。これらの解決策が採られてから1,200年後、人口は元の状態に戻った。このため神々が洪水を引き起こすという最終的な解決策を取る事を決定した時、この解決策に道義的な問題を感じていたエンキ神は洪水計画のことをアトラハシスに伝え、彼は神託に基づく寸法通りに生き残るための船を建造した。

そして他の神がこのような手段に出るのを予防するため、エンキ神は結婚しない女性、不妊、流産、そして幼児死亡など社会現象の形で新しい解決策を作り出し、人口増加が制御不能になるのを防止した。

カルデア
神官ベロッソスの記述によれば、クロノス神がクシストロスに洪水の襲来を警告し、歴史を記録し、船を造るよう命じた。船はクシストロスの親類、友人、すべての動物を一つがいずつ乗せるために5スタディア×2スタディアの大きさに作られた。洪水が起こって水位が上昇し、船に乗り込んだ生き物を残して全てが殺戮された。水が引いた後クシストロスが船から鳥を放すと、全て戻ってきた。二度目に鳥を放すと足に泥を付けて戻ってきた。三度目に放すと鳥は戻ってこなかった。人々は船を離れ、神に供物を捧げた。クシストロスと妻、娘と、航海士は神の元へ運ばれ、神と共に暮らした。

ヘブライ (創世記)
(中略)
エデンを離れてから何代かを経て、ネフィリムが生まれ堕落し、お互いに争うようになった。 ヤハウェ・エロヒムは人間を作ったことを後悔し始め、全てを払拭するために大洪水を起こすことを決めた。 ヤハウェは地上にただ一人、救う価値のある男性ノアを見出した。 そこでヤハウェはノアに特別な大きさと設計の方舟を作るように告げた。方舟に乗せたのは、彼の妻、彼の三人の息子のセム、ハム、ヤペテ と彼らの妻、清い動物と鳥を雌雄7つがい(7匹か7組かの記述が異なる場合がある)、そうでない動物を2つがい、必要な食べ物すべてと苗木で、人間はもう一度白紙から始めるのである。 ノアが600歳になった年、アダムの創造から1656年後、ヤハウェは大洪水を起こした。 
(中略)

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ヤンガードリアス寒冷期の原因は、北米大陸への彗星の衝突により巻き上げられた塵によるもので、その衝突はBC1万500年の出来事 ~アトランティス文明が崩壊し、次の時代へと移行する転換点

竹下雅敏氏からの情報です。
 歴史的な名著『神々の指紋』で高名なグラハム・ハンコック氏が、新著の出版に際し、RTのインタビューに応じたようです。新著は、“この1万3400年前よりもさらに数万年前にアメリカ大陸に高度な人類文明があった”ことを示すものらしい。この高度な文明は、北米大陸に落ちた彗星の衝突によって滅ぼされたと考えている様です。
 実は、この情報は、一連の大洪水伝説の記事を補完する上で、私が探していたものなのです。完璧なタイミングで、ヤンガードリアス寒冷期のことを知ることができました。
 “続きはこちらから”をご覧ください。氷期の終わりと共に氷床が縮小し、“東の五大湖から北大西洋へと流入するセント・ローレンス川に沿った水路”が形成されたために、北大西洋の深層水循環が弱まったことが、寒冷期の原因だという説があるのです。しかし、Wikipediaによると、この説では、“南半球の寒冷化が先に起こった”理由が説明できないということです。
 寒冷期の最も有力な説は、「北米大陸への彗星の衝突により巻き上げられた塵による」ものだということです。彗星の衝突によってできたと考えられる“極小のダイヤモンドが約1万3000年前の地層から発見されている”らしい。
 一連の洪水伝説を調べているうちに、約1万2,000年前に、海面を上昇させる何らかの事件があったのはわかっていましたが、今回の記事で、それが彗星の衝突であることがはっきりとしました。後は日時の問題ですが、これは簡単で、北米大陸への彗星の衝突は、BC1万500年の出来事です。
 この数字は決定的なものです。『創世の守護神』(著者 グラハム・ハンコック、ロバート・ボーヴァル 翔泳社)の中で、“スフィンクスが暗示した紀元前 1 万 500 年頃、春分の日に太陽が昇る瞬間、オリオンベルトの 3 つ星は子午線上で最高点に達する”とし、“つまり、紀元前 1 万 500 年は、「最初の時」に最もふさわしいパターンを示している”とあります。
 BC1万500年は、アトランティス文明が崩壊し、次の時代へと移行する転換点だと見られているのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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Graham Hancock: America Before-Exposing the Cover-Up of Ancient Advanced Civilisations
配信元)
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「数万年前のアメリカ大陸に超高度文明が存在」グラハム・ハンコック完全復活、TVで暴露連発! 真実隠蔽の理由と令和予言も…!
引用元)
 日本では『神々の指紋』(翔泳社、1996年)で知られるイギリス人作家、グラハム・ハンコック氏が(中略)… アメリカ大陸への人類の“進出”は、1万3400年前にアラスカ上陸からはじまったという(中略)… 定説に真っ向から異議を唱える。
「我々は今、この1万3400年前よりもさらに数万年前にアメリカ大陸に高度な人類文明があったことを示す証拠を得ています」(グラハム・ハンコック氏)
(中略)  
“忘れられた歴史”の中にあった文明は、考えられているよりもずっと先進的な文明であったことを指摘している。(中略)… 司会者は「ではなぜ、それらの文明は滅びたのですか? 彗星の衝突ですか?」と口を挟んだ。

「そうです。彗星がこの時代の地球を滅ぼしたというアイディアを考古学者たちが忌み嫌っていることは知っています。しかし現在、最新の地質学でヤンガードリアス(Younger Dryas)と呼ばれる独特な地層が見つかっています」(グラハム・ハンコック氏)
(中略)
この彗星の衝突は今から1万2800年前に起きたというのである。
(以下略)

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全国の自治体で正規公務員の採用枠を減らし、非正規公務員の数を激増させた「集中改革プラン」を推進したのは、小泉政権下の竹中平蔵総務大臣

 以前に冒頭のツイートを見てビックリし、その勢いで保存していました。
公務員が民間の派遣ですと?? 以来ずっと「お役所」の今はどのようになっているのだろうと気になっていたところ、日本の非正規雇用の状況を具体的に伝える記事がありました。
元記事では、東京の区役所だけでなく法務局など国の機関ですら、非正規公務員が当たり前に勤めているとありました。そうだったのか。
 2018年の調査によると、労働者の約4割、37.9%に当たる2,120万人が「非正規雇用」労働者で、男女別では、男性労働者の22.2%、女性労働者の非正規に至っては56.0%と、女性の半数以上が不安定な立場で働いていることになります。正規雇用の社員と同等の仕事をこなしていても「有給休暇やボーナスもなく」「雇い止め」を恐れてセクハラ抗議すらためらうと言います。
 積極的に財政出動すべき行政機関まで人件費をケチってたのか。ちなみに厚労省の調査では、1日の派遣料金は平均で1万7096円、実際に派遣労働者に支払われる金額は1万1792円で、約30%はピンハネされているようです。 
 世界的に見ても日本の貧困化は隠せないところまで来ていますが、働く人の4割が、まともに働いても経済的な余裕が持てず、従って結婚、出産を諦め、病気にでもなれば一気に困窮する危険に晒される状況は、「人たるに値する生活を営むために必要な賃金を支払う義務がある」と謳う労働基準法に違反しています。「そもそも労働者にまともな賃金を支払えない企業や自治体は人を雇用してはいけない」と元記事では指摘しています。
 この違法な「非正規雇用システム」の発端は、2005年、小泉純一郎政権が推し進めた「規制緩和」でした。働く人を守るための規制を破壊し「全国各地の自治体で、正規公務員の採用枠を減らしていく一方で、非正規公務員の数を激増させていくことになった」集中改革プランを推進したのは、ご存知、当時の総務大臣、現パソナ・グループ会長・竹中平蔵氏でした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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創世記のノアの伝説はほとんどが虚構!〜 方舟を作って大洪水を生き延びたウトナピシュティム(カバール)に対し、高い山に登って生き延びたノア(ハイアラーキー)

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、シュルッパクの伝説的な大洪水が起きたのはBC5,455年で、黒海洪水説として知られている洪水だと説明しました。シュルッパクの位置はイラク南部で、地図をご覧になると、ティグリス川とユーフラテス川の間にあることがわかります。
 この黒海大洪水が、創世記の「ノアの大洪水」です。しかし、大洪水を生き延びたシュメール神話のジウスドラ(アトラハシス、ウトナピシュティム、クシストロスは同一人物)と、ノアは別人であるとしました。
 このことを確かめるのは、比較的容易です。裏表が白い2枚の紙に、それぞれ「ウトナピシュティム(ギルガメシュ叙事詩の洪水伝説の主人公、BC5,455年5月7日)」と書いたものと、 「ノア(創世記の洪水伝説の主人公、BC5,455年5月7日)」と書いたものを用意します。
 自身の肉体を意識し、それぞれの紙に軽く触れてみます。すると、この2名が当時肉体を持っていたことがわかります。このことは、現在生きている人と、死んだことがわかっている人の名前を紙に書いて、それぞれの紙に軽く触れてみることで、生きている人と既に亡くなった人の紙に触れた時の感覚の違いを見極める練習をすれば、誰でもわかるようになります。
 次に、自分自身の体表の7つのチャクラを軽く意識して、ノアの方の紙に軽く触れてみます。すると体表の7つのチャクラが全て同時に開くことがわかります。すなわち、ノアは当時すでに覚者で、ハイアラーキーのメンバーであったことがわかるのです。
 一方、ウトナピシュティムの方の紙に軽く触れてみます。しかし、こちらのほうは体表の7つのチャクラは開きません。これは、2人が別人であることを示します。
 実は、ウトナピシュティムは、ブラックロッジの大主たちに忠実に仕える者で、現代で言えばカバールに属していました。アン/アヌ(天空神)、エンリル(主神)、エンキ/エア(マルドゥクの父)などのシュメールの神々は、実は、ブラックロッジの大主たちであって、神々ではないのです。彼らは、コーリー・グッド氏の言うプリ・アダマイトで、キリスト教の概念では堕天使に当たります。一言で言うと、悪魔たちです。
 さて、「ギルガメシュ叙事詩」の洪水伝説と「創世記」の洪水伝説を比べると、とてもよく似ています。この2人が別人ということになると、洪水を生き延びるために、ほとんど同じような方法で方舟を作った者が、少なくとも2人居ることになります。これは、大変奇妙です。
 実は、創世記のノアの伝説はほとんどが虚構で、過去の洪水伝説をつなぎ合わせて作られたフィクションなのです。ベンジャミン・クレーム氏は、「マイトレーヤの使命第3巻 シェア・ジャパン出版」のp162で、次のように述べています。
 「40日間の降雨は全く象徴的な表現です。ノアは方舟を造って、すべての動物をつがいで乗せたわけではありませんでした。それもまた象徴的な表現です。ノアは覚者でした。彼は何が起こるかを知っており、人々に警告を発し、家族と動物を高地に避難させ、洪水を避けるよう告げたのです。中東地域と地中海域は影響を受けましたが、別の所には影響を受けない広大な陸地がありました」。
 歴史的事実としては、ウトナピシュティムが方舟を作って大洪水を生き延びたのに対し、ノアは高い山に登って生き延びたのです。創世記は当時、ハイアラーキーのキリストの地位に就いていたメタトロン(エノク)によって与えられたものです。闇の大主たちと彼らに使える者たち(カバール)が、歴史的事実を比較的忠実に記録しているのに対し、ハイアラーキー側の物語は、そのほとんどが虚構に過ぎません。
 私が、ブラックロッジを「闇」と表現し、ホワイトロッジ(ハイアラーキー)を「相対的な光」と表現し、どちらもクズであると言うのは、このような理由によります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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シュルッパク(イラク南部)
引用元)

シュルッパク(Shuruppak)は古代メソポタミアの都市、そこに起こった国家。都市神はスドゥ、イラク南部、テル・ファラ遺跡がシュルッパクに同定されている。


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ウトナピシュティム
(前略)

『葦屋よ、葦屋よ。壁よ、壁よ。葦屋よ、聞け。壁よ、悟れ。シュルッパクの人、ウバル・トゥトゥの息子よ、家を壊し、方舟を造れ。持ち物を放棄し、生命を求めよ。財産を厭い、生命を生かせ。生命あるもののあらゆる種を方舟に導き入れよ。あなたが造る方舟は、その寸法が測られるように、その長さと幅とが等しいように。アプスーのようにそれを屋根で覆え。』

(中略)

そこにある生き物の種すべてを方舟に積み込んだ。わたしはわが家族、わが親族を方舟に乗せた。荒野の獣、荒野の生きもの、すべての技術者を方舟に乗せた。

(中略)

方舟はニムシュの山に漂着した。(中略)... 7日目になって、わたしは鳩を放った。鳩は飛んでいったが、舞い戻ってきた。休み場所が見あたらずに、引き返してきたのだった。わたしは燕を連れ出し、放った。燕は飛んでいったが、舞い戻ってきた。休み場所が見あたらずに、引き返してきたのだった。わたしは烏を連れ出し、放った。烏は飛んでゆき、水が退いたのを見て、ついばみ、身繕いをし、尾羽を高く掲げて、引き返しては来なかった。わたしは鳥たちを四方の風の中に出て行かせ、供犠を捧げた。

(中略)

神々は、五月蠅のように、供犠の主のところに集まってきた。(中略)... エンリルは到着するやいなや、すぐに方舟に眼を留めた。

(中略)

『なんらかの生命が大洪水を免れたのだな。人間は誰も破局を生き延びてはならなかったのに』

(中略)

エアは、エンリルに告げた。
あなたは英雄、神々の賢者ではないか。熟慮もせずに、どうして洪水をもたらしたのか。罪人にはその罪を負わせよ。咎ある人にはその咎を負わせよ。それで赦せ。彼とて抹消されてはならぬ。それで我慢せよ。(中略)... わたしが偉大な神々の秘密を明かしたのではない。アトラ・ハシース(ウトナピシュティム)に夢を見させたら、彼が神々の秘密を聞き取ったのだ。さあ・・いまや、あなた自ら彼について決定を下すがよい。』

(中略)

エンリルはわが手を取って(中略)... われらを祝福して言った。
『これまで、ウトナピシュティムは人間であったが、いまやウトナピシュティムと彼の妻とは、われわれ神々のようになる。ウトナピシュティムは遙か遠くの河口に住め』

(以下略)

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