注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
データは、世界がん研究基金という国際団体の 2012年のものです。
Data for cancer frequency by country
ガン患者の発生率 国別ランキング
1位 デンマーク
2位 フランス
3位 オーストラリア
4位 ベルギー
5位 ノルウェー
6位 アメリカ
7位 アイルランド
8位 韓国
9位 オランダ
10位 ニューカレドニア
(日本は48位)
以下、20位までは、スロベニア、カナダ、ニュージーランド、チェコ、スイス、ハンガリー、アイスランド、ドイツ、イスラエル、ルクセンブルグとなります。
(中略)
このランキングはですね、別の側面の部分を簡単に書いてしまいますと、
「医療システムが進んだ国であればあるほど、ガンの発症率が高い」
ということを示していると言えなくもないように見えるのです。
(中略)
下は WHO の 2015年データです。
人口10万人あたりのガン発症の数の国際比較
この地図の色分けは下のようになっています。
青が濃くなれば濃くなるほど、ガン発症率が高いということになります。
ここから、大ざっぱに世界を分類しますと、下のようになるのです。
とにかく、ガンの発症、死亡、どちらも、北米、ヨーロッパ、オーストラリアなど「白人主導的な国家」が多いのが特徴ですが、それにしても、こうなってくると、ますます「ガンの根本的な原因」というものが、今まで語られているものとは違う方向にあるのではないか、ということが、かなりクローズアップされてくるように思います。
(中略)
先ほどのランキングを見まして、「世界全体を覆っている医療、予防システム」は間違っているのではないか、あるいは、「現代で語られる健康観念そのもの」が間違っているのではないか(中略)…ヨーロッパもアメリカも、ガンだけではなく、認知症、うつ病なども非常に多く、何だんだいっても、それらの国々は「世界一の病気の国々」でしかなくなっている(中略)…
文明の進んだ国であればあるほど、そこに住むと病気になりやすい・・・。
進んだ医療がある国になればなるほど、人は病気で死にやすい・・・。
何かが間違っている。
私もそう思います。私は、西洋医学の医者は“死神の使い”だと思っています。“使い”の大部分は、善意で治療を行っており、決して「患者の免疫力を低下させてやろう」と思って、薬を処方しているわけではありません。しかし事実として、西洋医学で処方される薬は、そのほとんどが免疫力を著しく低下させるものばかりではないかと思います。むしろ、民間療法の治療薬の中に、優れた物があるのではないかと思っています。
カルマ・ヨーガ(行動の道)では、“目的と手段を1つにする”という教えがあります。要するに、“平和をもたらしたければ、平和な手段に依らなければならない”という考えです。西洋医学の薬を見ていると、動物実験に代表されるように、薬の製造方法が、多くの生命の犠牲の上に成り立っています。そうした薬を人間が使った場合、今度は人間に苦しみがもたらされるというのが、東洋的な考え方なのです。
医療関係者の方は、まずものの考え方を改める必要があるのではないでしょうか。薬に限らずあらゆるものは、喜びや平安の結果として生まれたのでなければ、本質的な価値を持たないのです。