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[Sputnik]誰も食べない方がいい食品

 有害とされる6食品を見ると、元々の食材から出来上がりの製品までの工程が長く複雑なものばかりですね。自然な、ヘルシ~なものに見えても、製造過程に有害な物質が加えられ、あるいは、有害なもので作られている。
 先日たまたま、虫歯を自然治癒する内容の本を読んでいると、砂糖が有害となるメカニズムがコンコンと説かれていて、単に歯についた砂糖によって虫歯菌が増殖するという単純なものではなく、全身の健康のためにも断固砂糖を断つべし、な結論でした。あまねく食品に紛れ込んでいる白砂糖を退けるのは、結構大変ですぞ。
 でもどうでしょう?左右体癖でなくとも、この6食品、不味そう~と思えます。逆に、ニャンニャン母さんの野草の手料理は美味しそう!薄々分かっているのです。楽をして、安全で、安価な食べ物というのは、まず無い。「健康的なライフスタイルを送りたいなら」、自然に同調しながら、せっせと調べて努力して手塩にかけたものをいただくのが一番なのですね。(誰か、作ってくれえ~。)
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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誰も食べない方がいい食品
転載元)
もしあなたが、健康や完璧なプロポーションを持ち、健康的なライフスタイルを送りたいなら、まずは食習慣を変える必要がある。
スプートニク日本

専門家たちは、身体に害しか及ぼさない以下の6食品を食べないよう勧めている。

バナナチップス 
(中略) 
バナナチップスの調理法は、原則的にポテトチップスのつくり方を借用したものだ。スライスしたバナナを油で揚げ、ガムシロップを加える。結果、バナナチップスの体への影響は、チーズバーガーやチョコレートバーと同程度となる。


無脂肪食品 
無脂肪食品は、ダイエットをしている人たちの間でとても人気がある。だが実はそれほどダイエット効果はない。メーカーは、技術的あるいは化学的方法を用いて食品から脂肪を取り除き、その代わりとして、カロリーと一緒に失われた味を補う風味増強剤やその他の添加物を使用している。また無脂肪食品に含まれている人工的な保存料やトランス脂肪酸は、コレステロール値が高くなる原因となる恐れもある。


ミューズリー 

CC0 / PIXABAY


ミューズリーの問題は、風味を強めるためにメーカーが加える大量の砂糖と植物油にある。ミューズリー100gは、約400カロリー。このような食品が体にいいわけがない。


加工肉 

© SPUTNIK/ ALEXEI DANICHEV


これは自分の手作りではないすべての加工肉を指している。缶詰、ソーセージ、店で売られているハンバーグなど、あらゆる半製品のことだ。食事療法士たちは、このような食品の摂取を完全にやめるよう勧めている。なぜなら大量の塩、保存料、調味料、その他の「化学調味料」のほかに、血液中のコレステロール値を上げたり、肥満または心臓疾患の発症を引き起こす恐れのある有害な脂肪が含まれているからだ。


マヨネーズ 

マヨネーズをつくるために必要なのは、植物油、卵、酢、スパイスのわずか4つの材料のみ。だが店で売られているマヨネーズのラベルは、サラダ用のソースというよりも化学の教科書に近い。さらに家庭でつくるマヨネーズはそのカロリーに問題があるとしたら、店で売られているマヨネーズのカロリーは、小さな問題の一つにすぎない


マーガリン 

CC0 / PIXABAY


実際のところマーガリンは、水や乳化剤、そして主に遺伝子組み換え大豆から得られる植物性脂肪を基につくられる人工脂肪だ。さらにマーガリンには、すでにお伝えしたように、コレステロール値を上げ、心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸も含まれている。

(以下略) 

ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第6幕 疑義〜

 2005年12月6日、経産省より「悪質な電話機等リース訪問販売への対応策について」が発表されました。それによると苦情相談は下のようになっています。

(出所)(独)国民生活センター PIO-NET

                                       
 1999年NTTの四分割、2001年NTT構造改革職員の大量リストラ案発表。そしてリストラ断行。これらの出来事と時期的に重なるのが分かります。そしてここに出されている苦情件数は全体のほんのごく僅かです。私でも市の相談室や消費者センターには報告していないのです。被害に気づいていない方、違和感あっても黙っている方は多いでしょう。その中「おかしい。」と感じて相談するのはどこでしょう?電話機のことです。間違いなくNTTでしょう。それでは実際に相談してみると・・・。
(seiryuu)
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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第6幕 疑義〜


同一機種ビジネスフォンの設置値段が50万円から80万円に


 2005年2月中旬、日本システムライン、トラストコミュニケーションズ、そして来訪時はSラムもれっきとしたNTT販売店であることを把握していた私は「一体どういうことか?」とNTT相談窓口に問い合わせしていました。

 すると2月17日16時半頃携帯電話にNTTネオメイトN野という男から電話がありました。じゃまくさげでぞんざいな語り口調が耳に付きます。NTT販売店の振る舞いにNTTは責任がないとの口ぶり、その中で聞き捨てならないことを語ります。

 3件目の新たに追加負担された税抜き月々約14,000円総額120万円弱の支払い内容について「妥当な内容」だというのです。驚き「なぜ?」との問いに「契約の電話機の値段は80万円、リースすればその程度だから。」との回答。更に驚いた私の「S秀作から5~60万円だと聞いているが?」との問いに「80万円は高い方の見積もり」とN野。「なぜそこまでの値段の開きが?」との私の問いには答えずN野は電話を切りました。

 これは捨て置けません。実際にその頃NTTはホームページ上にて該当機種主装置1台、置き電話4台、コードレス1台にて税抜き¥505,200と記載公表していました。

 私の内容は置き電話が1台コードレスになっているだけでほぼ同一内容です。このことも指摘して、80万円の内容説明とSラム、トラスト等の関わったNTT販売店への対処を質す文書を作成し、翌日NTTネオメイトにFAXし回答を求めました・・・ところが全く一切連絡もありません。

 一月も経過した3月18日にFAXがありました。

(1)トラストコミュニケーションズ(株)、(株)Sラムへの対応について  両者ともNTT西日本商品を取り扱う代理店(株)ではありますが、今回は他メーカ様に関する商品と伺っております。従いまして、NTT西日本が関わる予知はないかと存じます。(注:原文ママ) 
(2)(株)日本システムラインへの対応について (略)日本システムラインとseiryuu様との間の契約に関する事案でございますので、NTT西日本との関係はないかと存じます。・・・チーフアドバイザーN野紳一

 ひどい回答文です。「代理店が迷惑を掛けた」との一言もなくNTTは全く関係ないとの回答です。そして「50万円で通常取引されている機種をなぜ80万円に設定しても妥当なのか?」この質問には一言も触れず完全に無視です。更にたったこれだけの短い文書中で虚偽も記しているのです。

 彼の記す「他メーカ様で、・・・関わる予知はないとは」Sラム、トラストの件の機種が旧田村電機、サクサ製で、サクサは非NTTメーカーだから、との意味です。

 しかしこの当時もそして現在もサクサはNTT傘下のメーカー系販売店なのです。れっきとしたNTTグループの一員です。この虚偽を含め余りの非礼非常識さに対応を改めるようNTT窓口に「抗議書」をすぐに送りました。

 しかし、それから今日に至るまで連絡さえも一切無いままです。これがNTT窓口の顧客にそしてリース詐欺被害者に対する対応態度でした。
窓口がそうだと言うことは、この対応がNTT全体の見解と対応姿勢を表明していることになります。

 NTTは電話機リース被害を防止しているように見せかけ、実は幇助しているのではないか?との強い疑義が更に膨らんだのはこの時でした。(「ご案内」の「NTTをかたった」は前回記したよう、私に関わった販売業者は自らをNTT販売店と“語り”ました。しかし“騙って”はいません。事実NTT販売店でした。問題の行動はすべて正式NTT販売店の行動なのです。)

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人類は男のせいで絶滅する…男性の精子レベルの著しい低下がイスラエルの大学の大規模調査で確認

 まず最初のツイートが衝撃です。大阪府に住む平均年齢21歳の男子大学生60人のうち、58人に精子の奇形が見つかったというデータです。さらに、それを裏付けるように、イスラエルのヘブライ大学による大規模調査では「男性の精子数の減少は予想を超えたもの」であり、過去40年で「最大60%の減少」の可能性があるそうです。このデータに基づけば「2060年には、男性はほとんど全く生殖機能を持たないことになってしまう。」という事態に。
 「いったい男性の精子に何が起きているのか?」この問いかけに、In Deepさんは、「魚の生殖能力の減少」を示唆的に取り上げ、生活習慣などによるものではなく、もっと根本的な、地球環境まで汚染する文明社会に原因があると見ておられます。
 まのじはそれに同意しつつ、あわせて、これまで時事ブログ上で見てきた人口削減計画の甚大な結果であると思えてなりません。精子にこれほどのダメージがあるならば、卵子も無事であるはずはなく、絶滅は「男のせい」だけじゃない、人類の無関心のせいと言えそうです。けれども「もはや転換不能」と言われるIn Deepさんに、あえて異を唱えたい。天の助けを受けながらでも、人間は、何とか元どおりの美しい環境にできる!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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人類は男のせいで絶滅する
転載元)
全世界の学者が警鐘を鳴らしている。出生率が減少し続けているのだ。研究チームが、再生産率減少の理由を明らかにした。海外メディアが報じた。 

スプートニク日本

専門家が男性の生殖機能の健康指標を分析し、不安になる結論にいたった。この40年で精子の質が著しく悪化したのだ。これは、生殖機能に悪影響を及ぼす。

専門家は、精子の質低下の原因となりうるものは多いが、主な要因は生活様式にあると指摘。喫煙や肥満、アルコール乱用、有害な環境が、精子の質低下という影響につながっている。

(以下略) 

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男性の精子レベルの著しい低下がイスラエルの大学の大規模調査で確認される。論理的な観点からのみだと「西暦2060年に男性の生殖機能はこの世から消滅」する
転載元)

・BBC


最近、イスラエルのヘブライ大学の大規模調査で、「男性の精子数の減少が予想を超えたものである可能性」を示す結果が発表されました。

欧米ではいろいろな形で報道されていまして、中には上の BBC のように「人類の絶滅」というような言葉を使うものもありますが、今回は、研究の内容を客観的に取りあげていた記事をご紹介します。

なお、今までも「男性の精子の数の減少」については、多くの研究があり、たとえば下は 2013年のフランスの研究です。

1989年-2005年までの精子数の減少(フランスでの研究より) 

・dailystormer.com


このように「 30%くらい減っている」というようなことが言われたりしていたのですが、今回のヘブライ大学の調査結果は以下のように「最大で60%の減少」という衝撃的なものです。

1973年から2011年までの精子数の推移(今回のイスラエルの研究) 

・academic.oup.com



まずは、記事をご紹介したいと思います。


Huge drop in men’s sperm levels confirmed by new study
The Conversation 2017/07/30

新しい研究によって確認された男性の精子のレベルの激しい低下

エルサレムにあるヘブライ大学の新しい研究によると、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドの男性の精子数は 1973年から 2011年にかけて 50% – 60%も減少していることがわかった。

このデータは 42,935人を対象に分析して得られたが、驚いたことに、アジア、アフリカおよび南米の男性では、精子数の低下は見られなかった。しかし、これらの地域からの収集データ数は限られている。

(中略) 

いったい男性の精子に何が起きているのか?

男性の生殖機能の異常の増加については、医学界には長年の懸念がある。そこには、精巣がんの増加などもあるが、男性の精子数の減少は、これらの増加と一致しており、この懸念に重みを加えている。

男性の生殖機能は、何らかの攻撃を受けており、近年その機能が急速に衰退している。

実際、精子数に関する現在のデータが論理的に帰結していくとすれば、2060年には、男性はほとんどまったく生殖機能を持たないことになってしまう。

なぜ、男性の生殖機能がこのようなことになっているのかについて明確な説明がされたことはないが、最も合理的な要因としては、環境の変化だと考えられている。

現在の研究では、男性の胎児は特に汚染物質への曝露の影響を受けやすいことを示唆している。胎児の早期に胎内で起きる事象は、成人になってから非常に重要な影響を及ぼす可能性がある。

(中略) 


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[ザウルスでござる]高圧線の電磁波測定:ザウルスのフィールドワーク

竹下雅敏氏からの情報です。
 ザウルス氏が高圧線下の電磁波を実際に測定してみたという、興味深い記事です。高圧線の近くでは4mG(ミリガウス)近くの低周波磁界が測定されたとのこと。記事によると、子どもの脳腫瘍や白血病の発症率が跳ね上がるという研究結果があるようです。
 電磁波の問題は非常に深刻ですが、日本では現状認識が甘く、あまり問題視されていないため、事実上、野放しの状況です。幼い子供たちを見ていると、発達障害など何が原因かはっきりしませんが、明らかにそうした子供の数が増えているように感じます。電磁波の影響があるのかないのかも含め、注意深く観察、研究する必要があると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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高圧線の電磁波測定: ザウルスのフィールドワーク
転載元)

3年前から電磁波測定器を3つそろえてきて、自宅内や地元で測定していた。しかし常々、高圧線下の電磁波を測定してみたいと思っていた。
(中略)
実際に測定してみると、3.74mG(ミリガウス) もあるではないか!



ほとんど 4mG(ミリガウス) を指している。
(中略)
“保育所” の看板 “ ←” があったのにはまいった。このあたりのひとたちは上を見ないようにして生活している可能性がある。
 

 保育所の前で測定すると、3.54mG(ミリガウス)である。乳幼児が集まる保育所のある場所としては、これはたいへんな数値である。
  参考までに、以下の資料を参考に、 低周波磁界 3.54mG(ミリガウス) の環境でどんなことになるか類推して頂きたい。
  

(中略)


 
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灘校の歴史教科書採択に自民党などから「謂れのない圧力」

 有名な進学校である神戸の灘高校。そこで選定された歴史教科書がきっかけで、学校に対して、次々と不審な圧力や、嫌がらせのような抗議が始まりました。下のツイートにもあるように、まず県会議員、国会議員から「政府筋」の意向とみられる不可解な問い合わせがあり、続いて「このような歴史教科書の採用は即刻中止せよ」という内容の、匿名の写真葉書や、文面が全く同一の印刷葉書が大量に届き始め、産経新聞誌上では「慰安婦の記述のある歴史教科書を採用した」と非難され、さらに保守系月刊誌でも近代歴史研究家による非難の大論文が出ました。
 この一連の出来事に対して、灘校の校長先生が「謂れのない圧力の中で」と題する報告を出されました。決して愉快ではない状況の中で、事態を淡々と分析され、真摯に意見を述べておられます。
 まず、ちょっと驚いたのが、そもそも問題とされた「学び舎」の教科書を採択された理由です。既存の教科書が受験を意識して重要語句を強調し覚えやすくなっているのに対して、こちらは「歴史の基本である読んで考えることに主眼を置いた教科書」であり、これまで灘高が重視してきた「学習者が主体的に問題を発見し、思考し、他の学習者と協働して、より深い学習に達することを目指すアクティブ・ラーンニング」に向いているからだ、ということでした。教科書の採択理由は、まさに「本校の教育に適している」に尽きるようです。
 さて、校長先生は、この一連の動きが日本会議による草の根運動であることを解明され、「後は無視するのが一番」としながらも、ことの発端である議員の問い合わせに疑義を持ちます。文科省からは「教科書検定に通った中から、学校の選定委員会が決めているのだから問題はない」との回答を受け、この件は、行政ではなく政治的圧力だと判じておられます。
 そして最後に、このことから見えてくる現状を私達にも投げかけられました。保坂正康氏の著書を紹介しながら、ファシズムの権力構造には、国民を何としても閉じ込めておきたい正方形の四辺があり、
第一辺「情報の一元化」
第二辺「教育の国家主義化」
第三辺「弾圧立法の制定と拡大解釈」
第四辺「官民挙げての暴力」
 この四辺をより小さく、正方形の面積をより狭くしようとするものだとしています。
 今回の灘高は、第二辺の、学校教育への有形無形の圧力ですが、内田樹氏によれば、このような事例は他にもあり「多くの組織は、一人からでも抗議があれば、トラブルを忌避し事なきを願う」ようです。
 第四辺真っ最中の、籠池氏のように、また、この校長先生のように、自身の勇気が問われる時なのでしょう。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)



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謂れのない圧力の中で 〜ある教科書の選定について〜
引用元)
和田孫博

 本校では、本年四月より使用する中学校の歴史教科書に新規参入の「学び舎」 による『ともに学ぶ人間の歴史』を採択した。本校での教科書の採択は、検定教科書の中から担当教科の教員たちが相談して候補を絞り、最終的には校長を責任者とする採択委員会で決定するが、今回の歴史教科書も同じ手続きを踏んで採択を決めており、教育委員会には採択理由として「本校の教育に適している」と付記して届けている。

 ところが、昨年末にある会合で、自民党の一県会議員から「なぜあの教科書を採用したのか」と詰問された。こちらとしては寝耳に水の抗議でまともに取り合わなかったのだが、年が明けて、本校出身の自民党衆議院議員から電話がかかり、「政府筋からの問い合わせなのだが」と断った上で同様の質問を投げかけてきた。今回は少し心の準備ができていたので、「検定教科書の中から選択しているのになぜ文句が出るのか分かりません。もし教科書に問題があるとすれば文科省にお話し下さい」と答えた。「確かにそうですな」でその場は収まった。

 しかし、二月の中頃から、今度は匿名の葉書が次々と届きだした。そのほとんどが南京陥落後の難民区の市民が日本軍を歓迎したり日本軍から医療や食料を受けたりしている写真葉書で、当時の『朝日画報』や『支那事変画報』などから転用した写真を使い、「プロデュース・水間政憲」とある。それに「何処の国の教科書か」とか「共産党の宣伝か」とか、ひどいのはOBを名乗って「こんな母校には一切寄付しない」などの添え書きがある。この写真葉書が約五十枚届いた。それが収まりかけたころ、今度は差出人の住所氏名は書かれているものの文面が全く同一の、おそらくある機関が印刷して(表書きの宛先まで印刷してある)、賛同者に配布して送らせたと思える葉書が全国各地から届きだした。

 文面を要約すると、「学び舎」の歴史教科書は「反日極左」の教科書であり、将来の日本を担っていく若者を養成するエリート校がなぜ採択したのか? こんな教科書で学んだ生徒が将来日本の指導層になるのを黙って見過ごせない。即刻採用を中止せよ。というものである。

 この葉書は未だに散発的に届いており、総数二百枚にも上る。届く度に同じ仮面をかぶった人たちが群れる姿が脳裏に浮かび、うすら寒さを覚えた。

((以下略、続きは引用元でご覧下さい) )