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原則自宅療養の医療バックアップを問われた田村厚労相が逆ギレ / 倉林明子議員「選手村を宿泊療養施設に転用すれば重症化防止が可能」

 与党内部からも非難噴出の「自宅放置」新方針ですが、菅首相は医療従事者や国民の大反対にも耳を貸さず、撤回するつもりはないそうです。その結果、5日参院厚労委員会の閉会中審査では、原則自宅療養について野党の厳しい質問が続きました。石橋通宏議員の「自宅療養での医療のバックアップ体制があるのか」「ないのであれば救える命が救えないではないか」との質問に田村厚労相は「マンパワーは限界があるんです!無尽蔵に生まれてこないです!」と逆ギレし、現場だって必死だと声を荒げていました。見ていた国民は皆、「だったら五輪を中止して、動員されている医療従事者を現場に戻せ」と突っ込んだと思います。倉林明子議員の質問は建設的でした。東京都では8月に入ってたったの4日間で在宅死された人がすでに8人を数え、今後増加が予想されています。自宅は病床の代わりにならないし、医療看護を効率的に提供することも困難で、その上、家庭内感染のリスクもある新方針の撤回を強く求めた上で、患者さんを隔離して看護する宿泊療養施設の確保のために、なんと「オリパラの選手村を使えば良いと思う」と提案されました。収容人数18000人、医師看護師はすでに7000人確保されている!効率的に看護が提供できるだけでなく、重症化の防止が可能になります。なるほど良いアイデアです。即刻、五輪を中止して選手村を宿泊療養施設に転用しよう、そうしよう。
(まのじ)
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菅首相「自宅放置」の新方針は厚労技官2人の決定だった / ゆるねとにゅーす管理人さんの感染レポート

 2日の菅首相の「中等症者は自宅放置」の発表を受ける形で、厚労省は全都道府県に向けて、同様の「事務連絡」を発出していました。原口一博議員は、このとんでもない「命の切り捨て」に全国民で撤回を求めようとツイートされました。そもそもの菅首相の発表は、尾身会長のコロナ分科会にもはかっていないことが4日衆院厚労委員会の閉会中審査で確認され、さらにジャーナリストの佐藤章氏のスクープにより、この暴挙を決めたのは、保健所という天下り先を気にする「厚労省の技官トップの2人」だと明かされました。それを菅首相も田村厚労相も無批判に容認したらしい。ついに与党自民党からもこの新方針の撤回要求が出ました。自宅療養とされた人々はパルスオキシメーターの数値で入院適用かどうかを判断されるそうですが、新型コロナは症状の急変が特徴で、一時の数値だけでは判断できないことが指摘されています。
 ところで、日々重要な情報を提供されている「ゆるねとにゅーす」管理人さんが感染されたことを伝えておられました。え!と驚きましたが、記事では冷静に状況を語られていました。まさしく「自宅療養」を体験されることとなり、保健所の機能不全や症状の変化、イベルメクチンの鮮やかな効果などもレポートされています。幸い回復に向かっているとのことで、今後の貴重な体験談が期待されます。
どうかお大事に!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【お知らせ&状況報告】家族と管理人が新型コロナに感染・発症したため、更新が少なくなっております…申し訳ございません
転載元)
いつも当サイトを応援していただき、誠にありがとうございます!
本来であれば、この国家的緊急事態に記事更新をしっかりと行なわないといけないところなのですが…あろうことか、同居の父親(70代)が新型コロナに感染し、その後すぐに管理人も感染してしまいましたため、記事更新が思うようにできない状況になっております。

(早くに通常の更新ペースに戻せればよかったのですが、予想していたよりも深刻な状況に見舞われてしまっているため、迷った結果、管理人の今の状況をありのままにお伝えさせていただくことにしました。)

後日に詳しく状況報告をさせていただきますが、現在、大まかに管理人と家族が置かれている状況をお伝えしようと思います

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五輪の真っ最中、菅首相が事実上の医療崩壊を宣言 〜 酸素吸入の必要な中等症者も自宅に放置

 2日、菅首相が国会でも閣議でもない5大臣による関係閣僚会議を開き、非常事態とも言える医療体制の方針を決めました。そう言えばオムレツ・ワクチン担当大臣はその場にいませんでした。感染者の状況を重症者、中等症者、軽症者に分けて、重症者には入院できるよう病床確保するけれども、それ以外は自宅での療養を基本とする、という前代未聞の方針でした。逆に言えば、入院しない患者さんは重症者とはならないという政治的なレトリックで「中等症者」のまま放置され自宅で死亡する危険を政府が認めてしまいました。「中等症者」とは、一般人のもつイメージとは異なり「肺炎が広がり呼吸器で酸素吸入しないと死亡する」レベルで、とても自宅の自助で療養できるものではないそうです。菅首相の説明ではパルスオキシメーター配布、医療者の往診、オンライン診療、家庭内感染防止のためのホテル活用などを掲げていますが、いずれもすぐに具体化できる状況ではなく、菅首相自ら「明日にも医師会や病院関係者に直接お願い」をすると述べて、国民を驚愕させました。
 続いて3日には、田村厚労相が「高齢者や基礎疾患がある人でも自宅療養」と言い出しました。菅政権がこれからやろうとしていることは、曲がりなりにも日本が行ってきた国民皆保険の崩壊です。世界から人を集めて五輪をやりながら、同時に首相が医療崩壊を宣言しています。毛ば部とる子氏が「もしも五輪関係者に中等症者が発生した場合、放置するのか、医療につなぐのか」厳しい指摘をされていました。
 私心なく可能な限りの医療を実行されている倉持仁先生は、お誕生日も返上して、今すぐにでも国のなすべき対策を訴えています。倉持先生だけに言わせてはいけない。「国民を救えない菅首相と小池知事は辞めてください。」
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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自民党幹部・河村建夫議員の五輪を政治利用する発言、そしてそれを無批判に伝える不甲斐ないメディア

 深刻な感染拡大が日々報じられる中、菅首相は国会の閉会中審査にも出てきません。何をしているのだろう?五輪の金メダルを数えているだけ? トップに代議士の自覚があるのか疑問の自民党ですが、山口県の重鎮、河村建夫議員の「五輪がなかったら、国民の皆さんの不満はどんどんわれわれ政権が相手となる。厳しい選挙を戦わないといけなくなる」との発言が伝えられました。これが自民党の幹部の本音なのだと知れますが、五輪の露骨な政治利用をなんとも思わない独裁な思考を隠そうともしていません。「日本選手は自民党のために利用するコマ」「国民の命と健康より自民党の利益」という歪んだ意識が彼らの当たり前なのだと白状しています。そして、それをなんの批判もせずに伝えるメディアも同様に歪んでいます。彼らの中では自民党内の覇権争いの一場面にしか見えず、国民の姿はないのでしょう。
ゆるねとにゅーすさんが取り上げられたツイートに、政府の願望のような陽性者数シミュレーションと実際の数字を重ねたインパクトあるグラフがありました。このバカバカしいような乖離は、そのまま政府と国民の意識の乖離かも知れません。
こんな政府、無用。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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【醜悪】自民・河村健夫元官房長官「五輪で日本選手が頑張っていることは、我々(次期衆院選)にとっても大きな力になる」!→五輪が「政治案件」なのを堂々と認める!
転載元)
どんなにゅーす?

・2021年7月31日、自民党の河村健夫元官房長官が、過去最悪のコロナ感染爆発を引き起こした東京五輪について、「五輪で日本選手が頑張っていることは、我々にとっても大きな力になる」などとコメント。次期衆院選において菅政権が有利になるとの考えを示した

「五輪」と「政治」を堂々と結び付けてみせた河村氏に対し、ネット上では怒りの声が殺到。自政権の利益のために東京五輪を強行した菅政権に批判の声が集まっている


(中略)

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メキシコ便り(95):8月1日、過去の売国奴大統領らを告訴するかしないかの国民投票がついに実施❗️

 こちらの8月1日(日)、日本の明日、過去のネオリベラリズム時代の売国奴大統領らを調査し告訴したいかかどうかの国民投票があります。メキシコ便り(73)で取り上げましたが、まずこの国民投票が実施されるためには次の3つのどれかが必要でした。
 ①(15日間で)国民が200万人以上の署名を集める
 ②国会で国民投票をするかどうか決める
 ③大統領が大統領命令に署名
メキシコ国民は去年の9月に一番難しい方法、一番民主主義が反映される方法で15日間で280万の署名を集め国民投票を実施する権利を得たのです。👏👏👏
 ロペス・オブラドール大統領は就任当時から過去の大統領を罰することには反対で、その理由は「復讐は私が得意とするものではない」「過去より未来、前を向いて汚職をしない大統領としての見本であることの方が大事だ。」と言っています。なので、大統領は「過去の大統領を告訴しない」に投票します。とっても大統領らしい!(残念ながら7月31日のニュースで、大統領は投票できないことが発表されました。理由は、 投票は 登録されている自宅の住所の投票所以外では投票できないということです。いつものごとく今週末も、大統領は出張中。)この国民投票は国民の40%が参加しないと無効になりますが、大統領いわく、「 40%に届くかどうかよりも、これは民主主義を実践する良い機会で、そこに意義がある。」そして、「このプロセスは法律的なものだけではなく、モラルを問うものである。」とも言っていたことが印象的でした。

 メキシコ便りをずっと読んでくださっている方には、大まかなメキシコ政府の様子がすでに伝わっていると思うので、今回は、後半、思いきってちょっと踏み込んだものを書いてみました。メキシコがどのようにして壊されたのか、流れに沿って過去の大統領らがやってきた悪事の一部をまとめてみました。これだけ悪事を可能にしたのは、ネオリベラリズムの父、サリナス元大統領が大統領、政治家は任期中は告訴されないFuero(フエロ)という特権を与えたため。この特権は、ロペス・オブラドール大統領のおかげで大統領に対するFuero(特権)は無くなりましたが、他の政治家のFueroは通過せず無くなっていません。それにしても、こうやってまだメキシコが存在しているのがすごい〜、さすがメキシコ人、苦境に強いです!それと同時にこれほど破壊されたメキシコは果たして完全復活可能なのかとも思ってしまいます。ロペス・オブラドール大統領が汚職撲滅、モラル(道徳、いわゆるヤマ・ニヤマ)の強化に全力を注いでくれていますが。。。あと3年は短すぎる。もう二度とネオリベラリズム政権を復活させてはいけないなと思いました。家族愛で数々の試練を乗り越えたメキシコ人に乾杯!
(popoちゃん)
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メキシコ便り(95):8月1日、過去の売国奴大統領らを告訴するかしないかの国民投票がついに実施❗️

8月1日(日)国民投票実施!


日本の明日、メキシコの8月1日(日)はネオリベラリズム時代の売国奴元大統領ら(写真下↓)を告訴したいかどうかの国民投票があります。

左から:ネオリベラリズムの父 サリナス元大統領(1988-1994)
    セディーヨ元大統領(1994-2000)
    フォックス元大統領(2000-2006)
    カルデロン元大統領(2006-2012)
    ペニャ・ニエト元大統領(2012-2018)

腐りに腐りまくっている選挙管理委員会(INE)は、本来、3月に実施予定だったこの国民投票を、あれやこれやの理由で伸びに伸ばしましたが、とうとう回避することはできず、8月1日に実施することになりました。

8月1日の国民投票の投票紙
過去の大統領らを調査し告訴したいかどうか
イエス(SI)かノー(NO)の選択

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