注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
いま、安倍周辺が警戒しているのは、自由党の小沢一郎代表の「電撃訪朝」だという。すでに小沢代表は、北朝鮮訪問を明言しているが、米朝会談が失敗に終わったことで、小沢訪朝の実現性が高まる可能性があるからだ。
小沢代表の「訪朝発言」が飛び出したのは、アントニオ猪木参院議員が国民民主党の会派に加わることを表明した2月21日の記者会見。会見に同席した小沢代表は、「いま北朝鮮と対話できる人は猪木さんしかいない。来いと言われればいつでもご一緒したい」と強調し、猪木議員も「早い時期にそういう機会をつくりたい」と早期の訪朝を予告してみせた。
(中略)
小沢代表も、自民党の幹事長時代、「金丸訪朝団」の一員として北朝鮮に行き、金日成主席と会っている。(中略)… もし「小沢訪朝」が実現し、拉致問題や日朝関係が動いたら、この6年間、成果ゼロの安倍首相は、外交無能をさらすことになる。
(以下略)
安倍周辺が小沢訪朝に神経を尖らせているという。本当に安倍は笑わせてくれるが拉致問題解決にはやはり小沢が動くしかないのでは。米中首脳にも動じない小沢は金正日にも会っており今度はアントニオ猪木もいる。安倍は焦るだろうが小沢とは政治家としての格が違い過ぎる。 https://t.co/TcXdzIIbKL
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) March 2, 2019
猪木も訪朝しているので、小沢訪朝はその気になれば平壌は“小沢なら”受け入れるのでは。小沢訪朝が実現すれば、日朝両政府の主張の相違点が明確になり、拉致問題の解決が17年もかけて1ミリも進まなかったのか、理由が白日の下に曝されるはずだ。安倍の顔面蒼白で茫然自失とした姿しか浮かんでこない。
— アジア記者クラブ(APC) (@2018_apc) March 4, 2019
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記事によると、会談をぶち壊したのは、米安全保障担当のジョン・ボルトン補佐官だとのことです。当初、ホワイトハウスが公表した米朝会談の「随行者名簿」にも名前がなかったジョン・ボルトン氏が、“突如として会合に出席”し、核兵器だけではなく、生物・化学兵器についても報告義務を課すと言い出したために、会談は破談になったとのことです。
そのボルトン氏は、米朝首脳会談を「失敗ではなく成功だった」と強調したとのこと。
ヘンリー・キッシンジャー博士の指示を受けたジョン・ボルトン氏が指示通りに動いたということでしょう。結果的に、「会談失敗に歓呼したのは世界で安倍首相だけ」というのが、はっきりとわかってしまいました。韓国では、“日本の安倍晋三首相に対する批判の声が上がっている”とのことです。
キッシンジャー博士にとって、アジアの平和に対する最大の脅威は、安倍首相なのです。あまりにも幼稚で頭が悪すぎるのです。脅威は早急に取り除かなければなりません。
ということで、冒頭の日刊ゲンダイによれば、“米朝会談が失敗に終わったことで、小沢訪朝の実現性が高まる可能性がある”とのことです。