注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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官僚たちが「やってらんねぇ!」と悲鳴。「残業を月260時間したことも…」
引用元)
月間SPA! 18/4/30
(前略)
3月には、森友問題に関わったとされる近畿財務局職員が自殺する事態も発生。「本省の改ざん指示があった」というメモを残したとの報道もあり、残業が100時間を超える月が続き、鬱状態だったとも言われている。
ただ、こうした厳しい労働環境は珍しくないと、経済産業省の男性職員(36歳)は証言する。
「自分も朝7時から深夜4時まで3か月連続で働き続け、残業が月260時間になったことがあります。繁忙期は仕方ないですが、死ぬかと思いながら真面目に働いているのに、上はコレですよ……」
各省庁の労働組合がつくる「霞が関国家公務員労働組合共闘会議(霞国公)」によると、中央官庁の職員約1万人を対象にした調査結果では、今までに過労死の危険を感じたことのある職員は約3割にも上る。そして、実際に自殺も少なくない。
人事院の「平成26年度死亡者数調査」では国家公務員の死亡原因は自殺(16.4%)ががん(40.1%)に次ぐ2位。財務省の5階には飛び降り防止の金網があるという。
「働き方改革」を掲げる政府がこのような労働環境なのだ。
(以下略)
3月には、森友問題に関わったとされる近畿財務局職員が自殺する事態も発生。「本省の改ざん指示があった」というメモを残したとの報道もあり、残業が100時間を超える月が続き、鬱状態だったとも言われている。
ただ、こうした厳しい労働環境は珍しくないと、経済産業省の男性職員(36歳)は証言する。
「自分も朝7時から深夜4時まで3か月連続で働き続け、残業が月260時間になったことがあります。繁忙期は仕方ないですが、死ぬかと思いながら真面目に働いているのに、上はコレですよ……」
各省庁の労働組合がつくる「霞が関国家公務員労働組合共闘会議(霞国公)」によると、中央官庁の職員約1万人を対象にした調査結果では、今までに過労死の危険を感じたことのある職員は約3割にも上る。そして、実際に自殺も少なくない。
人事院の「平成26年度死亡者数調査」では国家公務員の死亡原因は自殺(16.4%)ががん(40.1%)に次ぐ2位。財務省の5階には飛び降り防止の金網があるという。
「働き方改革」を掲げる政府がこのような労働環境なのだ。
(以下略)
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100時間を超えるような残業を重ね、過労死の危険を感じた国家公務員は3割に上り、果ては自殺を選ぶ職員が増加しているという調査結果は深刻です。その働きが建設的な政策のためならばともかく、国民を欺く国会対応や政治家の保身の辻褄合わせのためであったとしたら、公務員も散々な被害者です。
2つ目の記事には、若手官僚の転職が増えたとあります。
かつて安倍政権は、内閣法制局長官を内部昇格ではなく、官邸の意向を受けた外務省出身者にすげ替え、トンデモな憲法解釈をさせました。官僚の出世は能力ではなく、官邸に気に入られることが必須で、しかも出世しても前川氏のように私生活まで監視され、問題があれば役人を守るどころか、シッポ切りされてしまう。官邸の懐刀になればなったで、見苦しい国会ウソ答弁を重ねる羽目に、、。
確かに、これではモチベーションを保つのは大変でしょう。
しかし若い人、公文書まで破壊するような劣化した行政を立て直すには、強靭な精神力が求められます。次の政権を見据えて諸悪に染まることなく、本来に立ち返った公務員の姿をぜひ、見せて下さらぬか。