バーニー・サンダース国会議員:私たちは間違いを犯してはいけない。
今日は悲劇の日だ。
人類にとって、イラクと米国の人々にとって、そして国際機関である国連にとって、さらに地球と子ども達の未来にとって悲劇の日だ。
途上国では1日で3万世帯が餓死しているというのに、米国はこの戦争に数十億ドルを投じる。米国内の25%の貧困層に最低限の生活保障を与えたくても、そのための財源が足りないというときに。
米国は「ほぼ全世界」と結束し、
サダム・フセインという悪意の独裁者による非合法的かつ暴力的なクウェート侵攻
に立ち向かうために我々の大統領が決断したのは、中東の平和と米国の目標という名目のこのとてつもない規模の戦争、初日の空爆がもたらす死と崩壊の規模としては恐らく前例がない戦争だ。
この判断には到底賛成出来ない。今始まろうとしてるこの悲劇にたいして、
私は3つの懸念をもつ。まず、今米国が連合している中東各国の政権について。シリアはテロリスト的独裁国家、サウジアラビアとクウェートは封建的独裁国家、そして
エジプトは、この戦争への参加と引き換えに70億ドルの借金返済が免除された。
昨夜「解き放たれたもの」は、長期的な視野から見て、いつか中東において
米国に大きな損害をもたらすと確信している。明らかに、米国と連合国はこの戦争に勝つだろう。しかし、これによって引き起こされる死と崩壊は、途上国の人びと、とりわけ中東の人びとから忘れられる日はすぐには来ないだろう。
私がとくに恐れるのは、戦争および米国軍の甚大な武力行使が、この複雑で悲惨な中東危機の解決策として選択されてしまったことだ。いつか私たちは、この決断を後悔する日が来る。この地域にこれから何年にも渡って、あらゆる紛争を引き起こすきっかけが、今作られようとしている。
2つ目に、米国政府と連合国がこの戦争に勝つ事は疑いの余地がないが、しかし、米国の人びと、とりわけ労働者、貧困層、高齢者たちがこの戦争に勝つ事はない。歩道や橋の下で眠るこの国の
200万人のホームレスたちがこの戦争に勝つ事はない。なぜなら、彼らに家を与えるための財源がなくなるのだから。
医療費が負担できない何千万人というアメリカ人がこの戦争に勝つ事もない。彼らに必要なものを与える財源が無くなるのだから。土地を奪われているバーモント州の
小規模農家たちがこの戦争に勝つ事もない。
社会福祉と医療補助金に頼る子ども達と高齢者達も同じだ。
(そして
3つ目として)
戦争が始まってしまった今、直ちに行うべきことは、米国ができるあらゆる手段を使って不必要な流血を阻止し、この国の兵士たちを生きて健康な状態で母国に戻す事だ。議員諸君に呼びかけたい。大統領に直ちに空爆を停止する事を求めよう。そして、国連総長は直ちにイラクへ行き、クウェートからの撤退を求める話し合いの開始を要求しよう。
私たちのできる事すべてを行い不必要な流血を回避しよう。以上。
文字起こし:hiropan
映像を観ていただくとわかると思います。ところが、プーチン大統領は十字架を切っていました。この態度の違いは、当時でも話題になりました。
こうしたオバマ大統領の態度からわかるのは、先の広島訪問が単なるパフォーマンスであり、誠実さのかけらもないということです。私たちは、こうした馬鹿げた芝居に騙されないように、彼らの普段の態度、行動に注意していなければなりません。