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東芝株の売りが止まらない…2日間で5,600億円が吹き飛んだ 〜原発買収企業と核兵器への欲望〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 原子力発電事業で数千億円規模の損失が出る可能性を発表したことで、東芝株の売りが止まらない状況のようです。ツイートを見ると、27日からの2日間で、時価総額およそ5,600億円が吹き飛んだとのことです。東芝は2006年に、“ウェスティングハウス・エレクトロニックを54億ドルで買収した”わけですが、今となってはこうした取引が東芝にとって致命傷になったと言えそうです。藤原直哉氏は、“福島第一原発事故から5年経って、原発のメーカーとオペレーターが実質的に潰れた”と言っています。
 原発による電力は割高で採算に合わないということは、初めからわかっていて、アメリカは原発事業から撤退し、日本にババを摑ませたわけです。日本は原発を海外に売り込む予定でしたが、3.11でこうした目論見が破綻してしまいました。
 櫻井ジャーナルでは、核関連会社の買収が経済的に危険だという事はわかっていたはずだとしています。そうしたリスクがあっても買収する理由があったはずで、それは、“核兵器を持ちたいという日本支配層の欲望にある”としています。これはまったくその通りだと思います。ある情報では、すでに日本は核兵器を所有しており、いつでも発射出来る状態だという事でした。情報源がはっきりしないので噂の領域ですが、十分に考えられると思います。原子力発電と核武装はワンセットだと考えるべきです。その関係で日本は高速増殖炉の開発を断念出来ないのだと思います。
 東芝だけではなく、原発に手を出した企業の経営者は、こうした国の思惑に同調しており、今回のような経営危機に陥っても必ず国が救済してくれることを見込んで、こうしたリスクのある買収を行ったのだと思います。
 原発に手を出した企業が潰れても自業自得のはずですが、現状の日本では、彼らを国が救済し、そのツケが国民に回ってくるのです。なので、この東芝の経営不振は他人事では無いということになります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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東芝株が急落 「ストップ安」で取引終える(16/12/28)
配信元)

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配信元)

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配信元)

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アメリカがISISを支援していた証拠を握っているエルドアン大統領 / テロリスト掃討を進めていくロシア、イラン、トルコ / ヨーロッパで画策されていた自作自演のテロ攻撃

竹下雅敏氏からの情報です。
 エルドアン大統領は、アメリカ主導の有志連合がダーイシュを含むテロ組織を支援している証拠があるとの声明を出しました。これに対し米国務省は、“これは馬鹿げた声明だ”と言ったようです。馬鹿げているのは米国務省の方で、トルコがダーイシュを支援していたことは明らかです。有志連合の一員としてのトルコは、有志連合がダーイシュを支援してきたことを当然よく知っています。証拠があると言っているので、これからその証拠が上がってくるものと思います。それらの証拠に、アメリカがどう反応するのかは見物です。
 冒頭の記事を見ると、今後シリアを含め、中東はロシア、イラン、トルコが中心になって、テロリストの掃討を進めていくものと思われます。イラクはテロリストの掃討に対して、イランが極めて重要な役割を果たしてきたと言っています。イランは多くの難民を受け入れており、中東の平和に関して大変重要な位置を占める国だと思います。
 ところで、こうした中東の問題はヨーロッパにも大きな影響を与えます。“続きはこちらから”以降の記事を見ると、シリア侵略を考えていた連中が、どのような計画を持っていたかがよくわかります。彼らは、意図的に難民をヨーロッパに流入させたのです。記事によると、ウィキリークスはBAMF(ドイツ連邦移民難民局)の秘密資料を入手し、その資料にはドイツ諜報機関が難民の中から適切な人物をテロリストとして引き抜こうとしているとあります。そのドイツ諜報機関にBAMFがテロリストを与えていると書かれています。
 要するに、彼らはドイツを中心として、ヨーロッパ中でテロ攻撃をいわば自作自演しようとしていたのです。ヨーロッパ中が混乱に陥る中、ドイツ政府を中心に対テロリストのためのEU軍を結成し、そうした多国籍軍がEU全土に配置され、テロリストを一斉検挙するという計画です。もちろん、一斉検挙されたテロリストというのは、こうしたイルミナティの野望を警戒している常識的な一般市民です。
 アメリカが戒厳令を敷いて、あらかじめブラックリストに載っている800万人もの市民を一斉に検挙し、FEMAにぶち込もうとしていたわけですが、似たようなことをヨーロッパ中で引き起こそうとしていたわけです。
 ただ、シリア情勢を見ても、彼らのこうした計画は実行不可能だと思います。フルフォードレポートを見ても、今起こっているテロ事件はむしろ、ヨーロッパに移民を流入させたメルケル首相を攻撃するために引き起こされています。彼らの思惑とは全く違ったことが、現在起こっています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシア、イラン、トルコの協力により、アレッポ住民が救済
転載元)

ロシアのラブロフ外務大臣が、「シリア北部のアレッポ東部への支援におけるイランやトルコとの協力により、多くの命が救われた」と述べました。

プレスTVによりますと、ラブロフ大臣は27日火曜、アレッポ解放に人々の安全確保にイランとトルコが効果的な役割を果たしたことに触れ、「ロシアはシリアでのイラン・トルコとの協力を拡大するだろう」と述べました。

アレッポ市は、東部からテログループが完全に撤退し、4年ぶりに完全に解放されました。シリア政府軍はロシア軍の支援を受け、現在、この町からテロリストを掃討しようとしています。

ラブロフ大臣は、カザフスタンの首都アスタナでの和平協議を前に、シリア政府と反体制派の話し合いが行われる可能性を明らかにしました。

また、この話し合いがどこで、どの反体制派のグループと行われるのかについては言及しませんでした。

以前、ロシアのプーチン大統領は「ロシア、イラン、トルコ、さらにシリアの大統領は、カザフスタンの首都でのシリア和平協議への参加に同意した」と述べていました。

この協議は、カザフスタンの首都で2017年1月中旬に開催される見込みです。

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トルコ大統領、「アメリカはテロ組織ISISを支援」
転載元)

トルコのエルドアン大統領が、「アメリカ主導のいわゆる対ISIS有志連合が、ISISやそのほかのクルド人武装勢力を支持していることを裏付ける証拠を入手している」と語りました。

エルドアン大統領は27日水曜、トルコの首都アンカラで記者会見し、「現在、アメリカ主導の有志連合軍はISISや、YPG・クルド人民防衛隊、シリア・クルド民主統一党といったテロ組織を支援している。このことは、極めて明確であり、我々はこれに関する写真や映像などとともに、証拠として認められる資料を入手している」と述べています。

アメリカ主導の有志連合軍司令部は、エルドアン大統領のこの主張に対し、これまで反応を示していません。

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米国務省、米国はダーイシュを支持とのエルドアン大統領の声明に反応
転載元)
米国務省は、米国はシリアでのテロリストを支援していると非難したトルコのエルドアン大統領の声明にコメントした。

先にエルドアン大統領は、ダーイシュ(イスラム国、IS)を含むシリアでのテロ組織に対する、米国が主導する有志連合からの支援の証拠があるとの声明を出した。大統領はまた有志連合を、義務を果たしていないと非難した。

米国務省のマーク・トナー報道官は次のように指摘した。

「これは馬鹿げた声明だ。」

米国への非難は、シリアのアサド大統領も行った。アサド大統領によると、パルミラを占拠した戦闘員たちは、「米国の直接的な支援か、最良の場合でも、米国の同意のもと」同市に到着した。

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パールハーバーでのアベ晋三演説の違和感

 オバマの広島訪問にも被爆者とハグする場面がありましたが、今回の安倍首相の真珠湾訪問でも生存者を抱きしめる場面があり、田中龍作さんが"子供だましにもならない演出"だと指摘しています。
 澤藤統一郎氏の記事で安倍首相の17分間の演説のポイントをまとめてくれていますが、"不愉快極まりない"ものだったと感想を述べられています。名もなき投資家さんも指摘している通り「発した言葉」と「実際の行動」が全く違います。例えば、「自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら、不戦の誓いを貫いてまいりました」というセリフなどは、まさに安倍首相が言うと詐欺師そのものです。安倍政権がやってきたことと言えば、秘密保護法、安保法案の制定などに象徴される「戦争ができる国」づくりだと思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ハワイ訪問の安倍総理、オバマ大統領と真珠湾で慰霊(16/12/28)
配信元)

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配信元)



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パールハーバーでのアベ晋三演説の違和感
転載元)
<澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士>

パールハーバーでのアベ晋三の、なんとも面妖な17分間の演説。朝、ラジオで聞いていて、神経に障った。不愉快極まりない。

なるほど、詐欺師と総理大臣とは、平気で嘘をつかねば務まらない。「アンダーコントロールでブロック」のときも呆れたが、今度は戦争と平和についての問題として、さらに深刻だ。

演説の内容は、3つの部分からなる印象。
(1) どうでもよい、情緒的で無内容なつまらぬ部分。
(2) それ自体間違ってはいないが、「そんな演説をする資格があるのか」と突っ込まねばならない部分。
(3) そして、本音の問題発言部分。
 

(1) 「耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽の、やわらかな光に照らされた、青い、静かな入江。」「耳を澄まして心を研ぎ澄ますと、風と、波の音とともに、兵士たちの声が聞こえてきます。」「あの日、爆撃が戦艦アリゾナを二つに切り裂いたとき、紅蓮の炎の中で、死んでいった…」

誰が書いた文章なのかは知らないが、こんな浮わついた駄文の朗読を聞かされる身にもなって見よ。耳が痒くなる。尻が落ち着かない。それが、「日本国民を代表して」と繰り返されての発言なのだから、目から火が出るほどに恥ずかしい。日本とは、この程度の首相しか出せない国なのだ。

それはともかく、驚いたのは次のくだりだ。

(2) 戦争の惨禍は、二度と、繰り返してはならない。私たちは、そう誓いました。そして戦後、自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら、不戦の誓いを貫いてまいりました。戦後70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たち日本人は、静かな誇りを感じながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。この場で、戦艦アリゾナに眠る兵士たちに、アメリカ国民の皆さまに、世界の人々に、固い、その決意を、日本国総理大臣として、表明いたします。

「日本国総理大臣として」の部分を除けば、このように演説のできる人、このような演説を口にして違和感のない人物は、保守革新の立場を問わず、日本に少なからずいる。しかし、そのような人は、アベ政権とその周囲にはいない。「不戦の誓いを貫いてまいりました」と言える人は、例外なくアベ晋三の批判者である。政敵であるといってもよい。

「戦争の惨禍は、二度と、繰り返してはならない」とは日本国憲法の根幹の理念である。一貫して憲法を敵視し、とりわけ九条改憲に執着してきたアベの口から出れば、デマゴギーである。あるいはマヌーバーなのだ。教育基本法を改悪し、特定秘密保護法や戦争法の制定を強行し、日本を戦争のできる国にしたばかりか、非核三原則や武器輸出三原則をないがしろにして、防衛予算だけを聖域化してきたアベではないか。どの口からどの舌をもって「平和国家としての歩みに静かな誇りを感じ、この不動の方針をこれからも貫いてまいります」などと言えるのか。

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トランプ氏の盟友がオバマやミシェル夫人に対して8種的ユーモア発言

竹下雅敏氏からの情報です。
 非常にユーモラスな記事で、米大統領選でトランプ氏のニューヨーク州の選対本部の共同本部長を務めたカール・パラディーノ氏が、“オバマ氏が牛と肉体関係を持ったことが判明し狂牛病にかかって死んで欲しい”と発言したと言うのです。板垣英憲氏の情報では、オバマ大統領は「狂牛病」に罹っているとあり、このパラディーノ氏の発言は、過激でありながら事実を含んでいるものと思われます。
 “オバマ氏が牛と肉体関係を持ったことが判明し”と言っていることから、氏はオバマがこうした事を実際に行っていたのを知っているのではないかと思われます。またミシェル夫人に関しては、“男性の姿に戻ってゴリラと一緒に…気楽にやってもらいたい”を述べたとあります。ミシェル夫人が実は元は男性だったというのは、結構知られている事実です。“ゴリラと一緒に”という毒舌は、ミシェル夫人の、あまりにも男性的で筋肉質な風貌から出たものでしょう。8種的なユーモアを感じます。
 記事の引用元では、パラディーノ氏の写真が出ています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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オバマ大統領は、「狂牛病」に罹ってホホのやつれが目立つのに、安倍晋三首相の「多臓器不全」の身を案じている
◆〔特別情報1〕
 「同病を 相憐れむや 真珠湾」―病気持ちの米バラク・オバマ大統領と安倍晋三首相は12月27日午前(日本時間28日早朝)、ホノルル市内で最後の日米首脳会談に臨み、日米同盟の強化を確認した後、ともに真珠湾を訪れ、ハワイの真珠湾(パール・ハーバー)「アリゾナ記念館」上で大日本帝国海軍連合艦隊の「奇襲攻撃」で戦死した米海軍兵士を慰霊、これに、岸田文雄外相と稲田朋美防衛相、日本ハワイ友好議員連盟所属の衆参両院議員らも同行した。オバマ大統領は、「狂牛病(牛海綿状脳症)」に罹っていると言われており、最近は、ホホのやつれが目立っている。安倍晋三首相は、顔が水膨れして不健康極まりなく、「潰瘍性大腸炎」「膵臓がん」が疑われて、最近は、「ステロイド多用」による「多臓器不全」が危ぶまれている。このことを知っているオバマ大統領は日米首脳会談の冒頭、労いの言葉をかけて安倍晋三首相の身を案じているという。

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トランプ氏盟友「オバマ氏、死んでほしい」発言で炎上
引用元)
(前略) 

 米大統領選でトランプ氏のニューヨーク州選対本部の共同本部長も務めた実業家のカール・パラディーノ(Carl Paladino)氏は23日、

(中略) 

 2017年に最も起きてほしいことを問われたパラディーノ氏は、オバマ氏が牛と肉体関係を持ったことが判明し「狂牛病にかかって」「死んでほしい」と回答。

 また最も消えてなくなってほしいものを問われると「ミシェル・オバマだ」と回答し、ミシェル夫人について「男性の姿に戻ってゴリラと一緒にジンバブエの奥地でのんびり暮らし、気楽にやってもらいたいものだ」と述べた。

(以下略) 

エルドアン大統領「アメリカがダーイシュを支援している証拠を持っている」 〜ロシアと組むことを決めたトルコ〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 下から順にご覧下さい。カタールは、シリアのテロリストの武装化を認めました。カタールの元首相は、“カタールとサウジアラビアは…大国の承認なしに…シリアで役割を果たすことができなかった”と述べています。記事では、“アメリカCIAが監督する軍事支援計画”とあるので、大国の承認というのはアメリカだと考えられます。
 当のアメリカのCIA長官は、シリアへのアメリカの関与を認めています。ブレナン長官は、“アメリカは、シリア危機において、主要な勢力だ”と語り、シリアの反体制派武装勢力を支援してきたことを認めました。
 ところで、そのアメリカの支援してきた反体制派武装勢力がどういう連中だったかは、スプートニクの記事でわかります。非常に残虐な集団で、ダーイシュとどこが異なるのかよくわかりません。穏健派などと言うのは言葉だけで、完全に凶悪なテロリストです。
 櫻井ジャーナルによれば、アサド政権を打倒するために、傭兵だけではなく、アメリカ、イギリス、フランス、ヨルダン、トルコ、そしてドイツも特殊部隊をシリアに潜入させていたとあります。侵略勢力は侵略の口実として穏健派の支援としてきましたが、この穏健派というのは、事実上アルカイダと同様の連中です。アメリカはテロとの戦いでアルカイダと戦って来たことになっていますが、シリアでは、彼らを穏健派として支援して来たことが記されています。しかし、テロとの戦いと言う以上、悪役のテロリスト達が必要で、その悪役はダーイシュと名付けられたようです。どちらもアメリカが育てたテロ組織です。
 27日の櫻井ジャーナルでは、トルコやイスラエル政府は、すでに方針を転換していると見ているようです。イスラエルがロシアに接近を始めたのは、今年の5月。6月下旬にはトルコもロシアへ近づき始めました。その関係で、トルコではクーデター未遂が起こりました。エルドアン政権は、クーデターの黒幕は、CIAが関係しているフェトフッラー・ギュレンだとしています。エルドアン政権は、ロシアでのトルコ大使射殺事件もこのギュレンが関係していると考えているようです。ということは、CIAが関与しているということになります。
 28日の記事によると、驚いたことに、エルドアン大統領が、アメリカ主導の連合軍がダーイシュを支援している証拠を持っていると言い出したようです。“お前が言うか”という気もしますが、これは驚くべき発言です。いわゆる穏健派を支援して来た事は、今見たように、アメリカもカタールも認めているわけですが、エルドアンは、ダーイシュを支援していると言っているのです。対テロ戦争で戦っているはずのテロリストたちを支援してきたという事実を、これまで仲間だったトルコが言い出したわけです。アメリカはどうするんでしょうか。
 この発言を見ると、これまでオスマントルコ大帝国再興という野望を捨てきれず、ロシア接近とアサド政権打倒の間で揺れ動いていたエルドアン大統領が、アレッポの解放でその野望が頓挫し、今でははっきりとロシアと組むことを決めたという感じがします。
 記事では、“ロシアへの接近はトルコよりイスラエルのベンヤミン・ネタニアフのほうが早い”とあります。文末では、ネオコンをはじめとするアメリカの好戦派から、“イスラエルやトルコが離反しても不思議では無い”としています。櫻井ジャーナルは、イスラエルとトルコがこれまでの政府の方針を転換していると見ているようです。
 私も同様に考えており、明らかに方針転換をし、ロシアとの関係改善を図ろうとしている次期トランプ政権と、イスラエルはかなり近い関係にあると思います。ただ、こうしたネタニヤフ政権の方向性が気に入らない連中がネタニヤフ政権を揺さぶる動きがあり、イスラエルではネタニヤフ首相に対する汚職の捜査が行われているとのことです。
 イスラエルに関しては情報が少なく、はっきりとしたことが言えないのですが、私の個人的な感覚では、現在のネタニヤフ首相は替え玉であり、本人は既に死亡していると思います。フルフォードレポートで、かつて、“ネタニヤフ首相はロシアのスパイである”と書かれていたと記憶していますが、私はこの見解を支持します。現在、ネタニヤフ政権がロシアに接近しているのはこのためです。
 イスラエルも、アメリカと同様に内部は分裂していると考えています。おそらく、CIAとペンタゴンが対立しているように、イスラエルもモサドとイスラエル軍部が対立していると思います。現在のネタニヤフ政権は、イスラエル軍部に守られていると考えています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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配信元)

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トルコ大統領は自分たちの過去を棚に上げて米主導の連合軍がダーイッシュを支援していると非難
引用元)
アメリカ主導の連合軍がシリアでダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を支援していることは明らかで、それを示す証拠を持っているとトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が語ったという。間違いではないが、少なくとも最近まで、トルコもその仲間だった。

(中略) 

 ロシアへの接近はトルコよりイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフの方が早い。今年5月、ネタニヤフ首相はロシアとパイプを持っているアビグドル・リーバーマンを国防大臣に据え、ネタニヤフ自身も盛んにモスクワを訪問、6月7日にはプーチン大統領と会談している。イスラエルとトルコで何らかの話し合いがあったと見られている。そのイスラエルでは現在、ネタニヤフ政権を揺さぶる動きがある。

(中略) 

 ネオコンをはじめとするアメリカの好戦派はプーチンのグループがロシアを再独立させた時に迷走を始めた。

(中略) 

 本来なら軌道修正する必要があるのだが、ネオコンは当初の計画を実現しようと必死にもがき、状況を悪くしている。

(中略) 

イスラエルやトルコが離反しても不思議ではないが、ネオコンやその背後にいる勢力は後戻りできなくなっているのだろう。彼らの支配体制は瓦解するかもしれない。

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露大使を射殺したトルコの警官が8月と10月にカタールを訪問していたことが判明、その理由を調査
引用元)
12月19日にトルコのアンカラでトルコ駐在のアンドレイ・カルロフ露大使を射殺した非番の警官、メブリュート・アルチンタスがカタールを訪れていたとトルコで報じられている。

(中略) 

 言うまでもなく、カタールはサウジアラビアやネオコンと同じように、今でもシリアのバシャール・アル・アサド体制を倒そうともがいている。

(中略) 

 シリア政府軍がアレッポを制圧した際、反政府軍側で戦っていた14名以上の外国人将校をシリアの特殊部隊が拘束したと伝えられている。その出身国はアメリカ、トルコ、イスラエル、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、モロッコだとされている。また別の情報によると、拘束された将校はアメリカ人22名、イギリス人16名、フランス人21名、イスラエル人7名、トルコ人62名だという。トルコやイスラエルの出身者がいたとする情報が正しいなら、両国政府の方針転換についていけなかったのか、反発して残ったのだろう。

(中略) 

 イスラエルがロシアへ接近を諮り始めたのは今年5月。(中略)…6月7日にはプーチン大統領と会談している。

 6月下旬にはトルコのエルドアン大統領がウラジミル・プーチン露大統領に対し、ロシア軍機の撃墜を謝罪し、7月13日にはトルコの首相がシリアとの関係正常化を望んでいることを示唆している。

(中略) 

エルドアン政権はフェトフッラー・ギュレンを黒幕だとして批判している。(中略)…エルドアン政権はカルロフ大使の暗殺にこのギュレンが関係しているとしている。

(以下略) 

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アレッポでシリア政府軍は米国、イスラエル、トルコ、サウジアラビアなどの将校を拘束との情報
引用元)
(前略) 

 バシャール・アル・アサド政権の打倒を目指す国外勢力は傭兵を投入するだけでなく、自国の特殊部隊を潜入さていることは以前から指摘されていた。

(中略) 

WikiLeaksが公表した民間情報会社ストラトフォーの電子メールでは、アメリカ、イギリス、フランス、ヨルダン、トルコの特殊部隊が入っている可能性があるとされ、イギリスのエクスプレス紙は昨年8月、すでにイギリスの特殊部隊SASの隊員120名以上がシリアへ入り、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の服装を身につけ、彼らの旗を掲げて活動していると報道した。シリア政府によると、ドイツも特殊部隊を侵入させたという。

(中略) 

 アレッポをシリア政府軍が奪還したことで侵略勢力は大きなダメージを受けたが、シリア支配を諦めたわけではない。手先の戦闘部隊を立て直し、巻き返しを目論んでいる。

(中略) 

 ちなみに、侵略勢力は侵略の口実として「穏健派支援」を掲げているのだが、(中略)…2001年9月11日の攻撃以降、アメリカ政府は「テロリスト」の象徴として「アル・カイダ」を宣伝したが、シリアでは「穏健派」として扱っている。悪役として残された戦闘部隊がダーイッシュだ。

(以下略) 

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