私が亀井静香氏が本物か否かを見極めるのに、かなり慎重に時間をかけて氏の言動を見ていたのも、この理由です。
現実の政治の世界は金と利権で動いているので、鳩山氏のようにもともと大変な資産家でなければ、どうしてもそこに巻き込まれてしまいます。最終的に決め手になるのは、己（命を含めて）を捨てているのか否か。政治家になるということは、それほど覚悟がいることだと思っています。

私は、講演の中で、三橋貴明氏に対して、経済がよくわかっている方だが、その本質と根本がわかっていない、氏の著作は大変参考になるが、賛成出来ない、と言っていたのですが、このブログの記事をご覧になれば、氏が何が本当に大切なのかを、まったく理解していないということがよくわかると思います。
氏の推薦する自民党政権になれば、原発は復活します。また、折にふれて言及しているように、三橋氏の提言する買いオペ＋財政政策では、景気はせいぜい横這いで、借金が増えるだけです。政府紙幣を含めた銀行システムの根本的な変革なしには、解決しない問題なのです。ただ一時的に緊急の処置として、日銀の直接引受けが今必要だと言うことなのです。端的に言えば、中央銀行を国民の手に取り戻さなければ、経済の問題は解決しないのです。