DW: スーパー・アース(超地球)については、あなたの話を聞く前から聞いていました。
惑星マルデク(Maldek)という名で、一なるものの法則にも出てきます。あなたの知識としては、
小惑星とは滅びた惑星の残骸物のフィールドということでしょうか?
CG: はい。
DW: ホーグランド関係のトップ・インサイダーから、『ブリリアント・ペブルズ』というものについて聞きました。ブリリアント・ペブルズについてどんなことを聞きました?
CG: 小惑星帯の軌道を調査し、そこから以前の状態だった時のサイズや密度を逆算・再構築したコンピューター数学プログラムです。
DW: このプログラムが出した結論は?
CG: 小惑星帯はかつて、一つの惑星だったと。小惑星帯はもう長らく研究が続けられています。ありとあらゆるテレメトリーを測定し、いつ頃、どのような状態であったか遡って突きとめる方法を見つけたんです。
DW: つまりマントル、核、地殻のことですね。それぞれの部分を彼らは見ることができたんですか?
CG: はい。そして、地殻のいろんな部分で、あらゆる鉱床が見つかりました。
DW: 古代の遺物もたくさんあったんでしょう?
CG: 古代ビルダーは何千万年も前から存在しています。ETグループなんかより、ずっと古い存在です。ですが、
古代ビルダーの起源や文化についてはほとんどわかりません。謎だらけです。
DW: テクノロジーを使って何百万年も前まで行くことは可能ですか? それとも遡れば遡るほど正確性が損なわれるとか?
CG: ええ、行けますよ。正確性は落ちてゆき、時間枠の幅が広がりますが。
火星はスーパー・アースの月だったらしい、と仮定されていました。
DW: スーパー・アースに定住した人達についてですが。SSP内でグループの上位の人達は、確かなことはわからないと言っていたそうです。3〜10種類のETグループが横断してきてこの太陽系内に定住したそうです。あなたが伝えてくれた
インナー・アース同盟からの情報と照らし合わせると、このスーパー・アースにいた人達は古代ビルダーではないようですね。
CG: ええ。スーパー・アースにいたのは古代ビルダーではありません。
DW: 一なるものの法則の内容と完全に一致していますね。彼らはマルデクと呼んでいて、爆発したと言っていました。確か、80万年前のことだとありました。
ブリリアント・ペブルズが算出したデータと一致はしていません。私がブルースと話した時は、
50万年前ということになっていました。
ブルースから聞いた話ですがスーパー・アースの人達が土星の周りのリングを作り始めていたそうです。透明のアルミニウム合金の一種で作っていたそうで、もしこのリングが完成していたら、他の世界を破壊するパルス兵器になっていたそうです。彼の話では、スーパー・アースが破壊された時にこの兵器も攻撃を受けて破壊されたそうです。その時に粉々になった残骸物が土星のリングを形成したということでした。
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ということは…、“不気味の谷”などというのは実際にはなくて、“ロボットのモデルは誰か”だということではないでしょうか。不気味の谷を提唱した研究室の学生は、皆知っているのです。「それって、ただ単に教授に似ているからじゃないっすか〜?」心の中でははっきりとそう叫んでいるのですが、口には出せないため、この説明のつかない不気味の谷現象が出現したと考えられます。