[創造デザイン学会]ロシアの警告

 事情通の米在住のロシア人が連名で、情勢を鑑みて、愚かな米指導者の命令に従わないように警告文を出しています。この警告文が出されたのが6月2日です。その3日前には先手を打つかのように"カバールの99%が内側の身体を滅ぼされ"ています。さらに、米軍の中には良識派もたくさんいると思いますし、時事ブログでも「第三次世界大戦は起こらない」と指摘されてきた通り、ここで警告されているような最悪な事態にはならないと思いますが、"アメリカの政治指導者たちは、要自殺監視の扱いを必要としている"というのは納得できます。支配層がこれまで必死でしがみついてきた権力を引き剥がされるときが、もっとも苦しみを味わうと思います。そのとき、道連れにされるような"ヒステリック"を起こされてはたまりません。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシアの警告
転載元)
Dmitry Orlov, The Saker, Victor Katsap and Evgenia Gurevich
June 2, 2016, Information Clearing House

 我々、下に署名する者たちは、アメリカに住み仕事をしているロシア人である。我々は、現行のアメリカとNATOの政策が、ロシア連邦および中国との極度に危険な衝突の道筋へと、我々を追いやるのを、ますます深刻な懸念をもって注目してきた。

Paul Craig Roberts, Stephen Cohen, Phlip Giraldi, Ray McGovern, その他多くの、尊敬される愛国者であるアメリカ人が、不気味に迫る第三次大戦への警告を発し続けている。しかし彼らの声は、ロシア経済が崩壊しているとか、ロシア軍は弱いといった、すべて証拠に基づかない、虚偽の不正確な物語に満ちたマスメディアの騒音の中に、ほとんどかき消されている。

 しかし、我々、ロシアの歴史と、現在のロシア社会とロシア軍の状態を、ともに知っている者たちは、こういったウソを呑み込むことはできない。我々は、今、アメリカに住むロシア人として、アメリカ人民はウソを教え込まれていると警告し、彼らに真実を知らせることが、我々の義務であると感じている。そして、その真実とは単純にこういうことである:――

もしロシアとの戦争が始まるならば、アメリカはほとんど確実に
破壊されるだろう、そして我々のほとんどは死ぬことになるだろう。
 

(中略) 

もしヒトラーが、今日のロシアを攻撃するとしたら、彼は20分か30分後には死ぬだろう。そして彼の地下壕は、バルト海のどこかの、小さなロシア海軍船から発射された、Kalibr超音速巡航ミサイルによる攻撃で、燃える瓦礫になっているだろう。新しいロシア軍の実戦能力は、最近の、ISISやアルヌスラや、他のシリアで戦っている、外国の支援によるテロリスト集団への攻撃のさいに、十分な説得力をもって証明された。

(中略) 

もし明日に、米露の間で戦争が起こったとしても、アメリカが消滅させられることは保証できる。最小の予想でも、送電網、インターネット、石油やガスのパイプライン、国内 高速道路網、航空機、GPS によるナビゲーションなどは、すべて使えなくなるだろう。金融センターは廃墟となるだろう。政府はあらゆるレベルで機能停止するだろう。地球上の至るところにある米軍基地は、もはや補給されないだろう。

最大に見積もれば、アメリカの陸地全体が、放射能灰の厚い層に覆われるだろう。我々がこれを言うのは、人騒がせが目的でなく、我々の知るすべてに基づいて、我々自身が危険だからである。もし攻撃されれば、ロシアは引き下がることはない。ロシアは報復する。そしてアメリカ合衆国を完全に消滅させるだろう。

アメリカの指導部は、状況を大災害の瀬戸際にまで追い込むために、可能なあらゆることをやっている。まず、彼らの反ロシア政策は、ロシアの指導部に、西側に譲歩したり交渉したりすることは無駄だと確信させた。

(中略) 

現在、NATOは以前の約束を破って、ロシア国境ぎりぎりにまで迫り、米軍はバルト諸国に配備されていて、ロシア第二の大都市、ザンクトペテルブルグを砲撃の射程におさめているので、退くべき場所がどこにもない。彼らは攻撃はしないが、退くことも降伏もしないだろう。

ロシアの指導部は、80%以上の民衆の支持を得ており、残りの20%は、西側の侵食に対してあまりにも弱腰だと考えているようだ。しかしロシアは報復する意志はもっている。だから挑発や単純なミステークでも、一連の事件を引き起こし、何百万人のアメリカ人の死と国土の破壊をもたらす危険がある。

(中略) 

ロシアの軍事力は、通常兵器も核兵器も、今すぐ戦う用意ができていて、アメリカとNATOに対して対等以上である――特に、ロシア国境付近で戦争が勃発した場合には。


しかし、そのような戦争は両側にとって自殺行為となる。我々は、ヨーロッパでの通常戦争は、急速に核戦争に変わる可能性が高く、ロシア軍あるいは国土への、いかなる米/NATOの核攻撃も、自動的に、アメリカ大陸への、ロシアの報復核攻撃につながると確信している。

(中略) 

アメリカとロシアが、緊張をやわらげ、国際的問題の広い領域で協力する代わりに、衝突の道を取った唯一の理由は、アメリカの指導部が、ロシアを、対等のパートナーとして受け入れることを頑なに拒否したためである。

ワシントンは、自分が“世界のリーダー”、“不可欠の国家”であることに、歯を食いしばってしがみついている――その影響力が、イラク、アフガニスタン、リビア、シリア、イエメン、そしてウクライナのような、一連の外交政策と軍事的大災難の後で、着実に弱まりつつあるにもかかわらず。

継続するアメリカの地球的リーダーシップは、ロシアも中国も、他の国家のほとんどが、受け入れようとはしないものである。この漸次的な、しかし明らかな、軍事力と影響力の喪失が、アメリカの指導部をヒステリックにしている。そして“ヒステリック”から“自殺的”へは、ほんの一歩である。アメリカの政治指導者たちは、要自殺監視の扱いを必要としている。


何よりもまず、我々は、米軍の指揮官たちに、William Fallon提督の例に倣うように訴えている。ファロンは、イランとの戦争について問われて、こう答えたと言われている、「私の目の黒いうちは、そんなことはさせぬ」(not on my watch)。我々は、あなた方が自殺願望者でないこと、雲をつかむような帝国主義的傲慢のために、死ぬつもりのないことを知っている。

もし可能なら、どうか、あなたの部下に、同僚に、そして特にあなたの文官上司に、あなたの目の黒いうちはロシアとの戦争は起こさせない、と言っていただきたい。せめて少なくとも、あなた自身にその約束をしてほしい。

そして万一、その自殺命令が発せられる日が来たら、それは犯罪だからという理由で、その実行を拒否していただきたい。忘れないでほしいが、ニュルンベルグ裁判によれば、「侵略戦争を始めることは、...国際的な犯罪であるだけでない。それは最高の国際犯罪であり、他の戦争犯罪と違うところは、その内部に全体の集積された悪が含まれていることである。」ニュルンベルグ以来、「私はただ命令に従っただけだ」というのは、もはや正当な自己弁護ではなくなった。どうか戦争犯罪人にはならないでいただきたい。

我々はまた、アメリカの人民が、無責任で挑発的なロシアいじめを行う政治家や政党に、平和的だが強力な、反対の行動を取っていただくようにお願いしたい。この者たちは、アメリカを1時間で破壊してしまう能力をもつ核大国との、必要のない対決の政策を、黙認し、支持している。声を出して、マスメディア・プロパガンダの壁を打ち破っていただきたい。そして、ロシアとアメリカの対決の途方もない危険を、あなたの同胞アメリカ人に知らせてやってほしい。

(以下略、続きは引用元でご覧下さい)

Evgenia Gurevich, Ph.D. http://thesaker.ru
Victor Katsap, PhD, Sr. Scientist NuFlare Technology America, Inc.
Dmitry Orlov http://cluborlov.blogspot.com
The Saker (A. Raevsky) http://thesaker.is

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