[Sputnik]ラブロフ外相:米軍はあまりオバマ大統領のことを聞いていない / シリア議会:諜報には空爆前の米軍とダーイシュとの会話記録ある 〜大きな転換点を迎えている世界情勢〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 今のアメリカは、バイデン副大統領が動かしていると思っています。シリア軍に対する空爆の件も、バイデン副大統領、アシュトン・カーター国防長官、 CIAのラインで行われたことで、オバマやケリー国務長官は蚊帳の外ではないかと思います。もしそうなら、上の記事のラブロフ外相の言葉は理解できます。
 それにしても、シリア諜報機関が、米軍とダーイッシュが空爆前に交わされた会話記録を持っているというのは強烈ですね。事実上、ウォルフォウィッツ・ドクトリンが終わったという感じです。
 こうした決定的な証拠を握られた上で、シリアにあるダーイッシュの司令塔がロシアによって殲滅されたことで、アメリカ、イスラエルの野望は潰えました。
 “続きはこちらから”以降の記事を見ると、もはや、世界中でアメリカから離反する動きが出ているのがわかります。世界が大きな転換点を迎えている様子がわかります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ラブロフ外相:米軍はあまりオバマ大統領のことを聞いていない
転載元)
ロシアのラブロフ外相は、米軍がおそらく、自らの総司令官であるオバマ大統領の言うことを聞いていないと発言した。

ラブロフ外相は次のように述べた。

米国軍の最高司令官オバマ大統領は、私にいつも約束されているように、ロシアとの協力を支持していた。オバマ大統領は中国で行われたプーチン大統領との会談中に自ら断言した。おそらく、軍部は最高司令官の言うことをあまり聞いていないようだ

ラブロフ外相はまた、シリアで9月19日に起きた人道援助物資輸送隊への攻撃の後ロシアは調査を行うよう求めたが、「私の良きパートナーであるジョン・ケリー米国務長官が、彼には全く似つかわしくないことだが、『調査を行う可能性はあるが、シリア軍かロシアか、誰がこれをしたのか知っているが、いずれにせよロシアに責任がある』と述べた」と指摘した。ラブロフ外相は、ケリー国務長官は絶えず米軍からの批判を受けているのだから、ケリー長官の状況は簡単ではないと指摘した。

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シリア議会:諜報には空爆前の米軍とダーイシュとの会話記録ある
転載元)
シリア人民議会議長ハディーヤ・アッバース女史はテヘラン訪問中に、シリア諜報機関には、デリゾールのシリア軍部隊に対する国際的な連合による空爆前に交わされた、テロ組織ダーイシュ(イスラム国、IS)の戦闘員たちと米軍の会話記録があると発言した。テレビ局「Al Mayadeen」が報じた。

アッバース人民議会長は、米軍が政府軍に対する空爆後すぐに、ダーイシュ戦闘員をシリア軍の基地攻撃のため向かわせたと付け加えた。

9月17日、西側諸国連合の戦闘機が、シリア軍部隊に爆撃を加えた。シリア政府軍はデリゾールの地区にある基地を放棄せざるを得なくなった。攻撃の結果、62人以上の兵士が死亡し、100人程度が負傷した。後になって、空爆は間違って行われたとの声明を出した。


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フィリピン大統領、露中との機構作る意向
転載元)
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、米国の外交政策に同意しない諸国との政治機構を形成する目的で2016年中にロシアと中国を訪問するとの声明を出した。

ロドリゴ大統領は、メドベージェフ首相がモスクワを訪問するよう招待したと発言した。

ロドリゴ大統領によると、元米国植民地であるフィリピンは米国との関係で「帰還不能点」に達した。それゆえロドリゴ大統領は国際政治の舞台で米国政府と「競って」いる諸政府との政治的つながりを強める意向だ。

現時点でフィリピンと中国や他の東南アジア諸国との関係は、南シナ海の係争海域における、係争関係国全てが述べている主張を受けて、低落している。

(以下略)

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アフリカ諸国が国連から脱退?
転載元)
ジンバブエのムガベ大統領は、国連安全保障理事会が早急に改革されなければ、アフリカ諸国は国連から脱退する可能性があると発表した。大統領は、国連安保理のアフリカ大陸の代表国が拡大されることに期待している。ムガベ大統領は、もしそうならなかった場合、既存の機関に対して別の機関をつくると発表した。

大統領は、アフリカ諸国と一緒に新たな機関に加盟するのは、ロシア、中国、インド、そして国連安保理で支配的な西側の政策に同意しない国々だと述べた。

ムガベ大統領は、西側の指導者たちはアフリカ諸国の意見を考慮していないため、もし国連改革が行われなければ、国連から一連の国々が脱退する可能性があるとの考えを表した。

(以下略)

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