注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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異次元の金融緩和by日銀が異次元すぎる件
転載元)
モノシリンの3分でまとめるモノシリ話 16/9/24
異次元の金融緩和って何がどう異次元なの。今更だけど。
うん。それを説明する前にまず金融緩和とは何かを説明していこう。
金融緩和というのは,とっても単純に説明すると市場にたくさんお金を供給することだ。
それで何がしたいの?
お金を借りやすくするんだ。
太郎,君が何か画期的な新製品を発明したとする。そして,それをたくさん製造して売ろうとする場面を想像してごらん。
まず製品をたくさん製造するためにお金が必要だよね。原材料費とか人件費とか。製品を製造する機械やそれを置く工場も必要だし。それから広告宣伝費もかかるね。
そう。だが,まだ製品を売る前だから君の手元にはお金が無い。さあどうする。
誰かにお金を借りるしかないね。
そうだね。そういうときにお金を貸してくれるのが銀行だ。そして,銀行はお金を貸す時に利息をつける。
利息は金利とも呼ばれる。お金のレンタル料と考えればいい。例えば年5%の金利で100万円借りたとすると,君は105万円返さないといけない。
多めに返すのね。銀行はその差額で儲けるわけだな。金利が高すぎると返す時が大変だね。
そう。だから,お金を借りやすくするためには,金利を下げればいい。例えば金利5%が1%になったら大分借りやすくなるだろう。
そうすれば企業がお金を借りやすくなるわけだから,経済が活性化するだろう・・・ということで,日銀は金利を下げてお金を借りやすい状況を作ってきた。
ふ~ん。でもさあ,金利を下げるのも限界があるよね。ゼロ以下には下げられない。
そう。ゼロ以下になったら貸す側が借りる側に金利を支払うことになっちゃうからね。そうしたら貸す意味が無い。
でもね,実質的に金利をゼロ以下にする方法がある。それが物価を上げることだ。
太郎,例えば君が100万円を借りたとする。そしてその後物価が上昇して2倍になったとしよう。
物価が2倍になれば,僕が何か物を売った場合の売り上げは単純に考えて2倍になるね。50万円でしか売れなかった物を100万円で売れるわけだから。
そうすると,返すのが楽だね。実質的に返すお金が半分になる。
そのとおり。例えば物価が10%上がれば,それは実質的な金利が10%下がるのと同じだ。つまり,実質的な金利はゼロ以下にできるんだ。
なるほど。そうすると借りる側にとってはお得だね。
そう。そして,みんなが「物価が上がっていく」と予想すれば,それは「実質金利が下がっていく」と予想することを意味する。
そうなればみんなお金を借りて,経済が活性化する・・・と考えたわけだ。
それから,「アベノミクスによろしく」でも説明したけど,金融緩和には消費を刺激する効果もあると言われていた。
みんなが「物価が上がる」と予想すれば,「物価が上がる前に買おう」と考えるから,それで消費が伸びる,という理屈だよね。
結局そんな現象は起きず,逆に消費が異常に冷え込んだだけだったけど。
そうだね。では金融緩和の前提知識を説明したところで,何が異次元なのか説明していこう。
日銀の金融緩和の中心的方法は,具体的に言うと,民間銀行が持っている国債を買い入れることだ。国債とは国の借金のことだよ。
日銀が国債を買う場合,代わりに民間銀行にお金を渡す。
日銀がたくさん国債を買えば,その分民間銀行にお金が供給されるわけか。銀行はお金がたくさんあるから,たくさん貸せるね。
そう。そして,お金がたくさん供給される分,お金の価値が下がる。お金の価値が下がれば,同じ物を買うにしても,より多いお金を支払う必要がある。
そうやって物価が上がっていくんだね。
そう。そして,日銀が供給する通貨のことを「マネタリーベース」という。これはより具体的に言うと,「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」の合計値のことだ。
日銀がやっている金融緩和は,たくさん国債を買い入れて,このマネタリーベースを増やすことが主要部分だ。金融緩和の方法は他にも実施されているものがあるけど今回はここに着目してみよう。
2013年4月4日,日銀は,マネタリーベースを年間60兆円~70兆円で増加させることを決定した。
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2013/k130404a.pdf
さらに,2014年10月31日,日銀は,この増加ペースをさらに加速させ,年間80兆円のペースでマネタリーベースを増加させることを決定した。
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2014/k141031a.pdf
60~70兆だと足りないと判断してさらに10兆~20兆増やしたんだね。
そう。そのマネタリーベースの増加を示すグラフがこれだ。
何コレ・・・。なんか異次元の世界に飛び立っているみたいなグラフだね。
日銀が異次元金融緩和を決定する前の2013年3月時点でのマネタリーベースは約138兆円。そして,2016年8月現在のマネタリーベースは約400兆円だ。
開始前と比較すると約3倍になったということか。約262兆円も増えているんだね。なんか凄いな。
これ,他の国は同じようなことやってないの。
それは最も重要な指摘だ。超金融緩和をしたアメリカのマネタリーベースと比較してみよう。
アメリカのマネタリーベースの増加も凄いね。
2008年8月のマネタリーベースが約8800億ドル。そして,ピークが2014年8月の約4兆1200億ドルだ。
約3兆2400億ドル増えたということか。1ドル100円とすると,約324兆円増えたということだね。アメリカの方が金額凄いじゃん。
太郎,日本とアメリカの経済規模を考えると,そうとも言えないんだ。
アメリカの2015年の名目GDPは17兆9470億ドルだ。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2016/01/weodata/weorept.aspx?pr.x=80&pr.y=8&sy=2014&ey=2021&scsm=1&ssd=1&sort=country&ds=.&br=1&c=111&s=NGDPD&grp=0&a=
そうすると,金融緩和で増えたマネタリーベース3兆2400億ドルは,名目GDPの約18%ということだね。
そう。他方で,日本の2015年の名目GDPは約500兆円だ。
統計表一覧(2016年4-6月期 2次速報値) - 内閣府
そうすると,日銀が金融緩和で増やしたマネタリーベース265兆円は・・・名目GDPの53%ということだね。
ということは・・・自国の名目GDPに対する比率で比較すると,日本はアメリカの約3倍の規模でマネタリーベースを増やしたことになるのか。
そう。日本とアメリカの経済規模を考慮すると,日本の金融緩和の異次元ぶりが分かるだろう。
そして,アメリカのマネタリーベースのピークは約4兆1200億ドルだが,これはアメリカの2015年名目GDPの約23%だ。
日本のマネタリーベースは現在約400兆円だから,2015年名目GDPの約80%ということだよね。
23%対80%か。超異次元だね。これ,やり過ぎじゃないの?
うん。ちなみに2016年9月現在のアメリカのマネタリーベースはピークから減少して約3.9兆ドル。1ドル100円とすると約390兆円だ。
と言うことは…日本のマネタリーベースは今のアメリカを超えているってこと?
そう。日本の名目GDPはアメリカの名目GDPの3分の1にも満たないが,マネタリーベースは日本が上回ったということだ。
いくらなんでもおかしいでしょ。それって身長が3分の1しかないのに体重は上回ってるみたいな感じじゃん。
まあそうだね。日本は金融緩和でぶくぶく太った肥満体みたいな状態だね。
しかも,アメリカはもう金融緩和を終えたけど,日本は継続しているからね。そしてどう終わらせるのかも見当がついていない。
「黒田バズーカ」っていう呼び名の印象からすると一発ドカンと撃って終わり,みたいな感じだけど違うからね。毎年80兆円のペースでマネタリーベースを増やし続けている。
黒田バズーカ撃ちっぱなしってこと?ず~っと国債を買い続けてるわけだね。
この勢いでいったら来年にはマネタリーベースが500兆円いっちゃうんじゃないの?名目GDPに並んじゃうじゃん。これ,一体どうなるの?
どうなるんだろうね。色々な人が色々なことを言っているけど,分からないね。
え~モノシリンでも分からないの~。自分でモノシリって言っているくせに。
だって異次元だからね。前例が無いから今後何が起きるか分からない。僕が知っているのは過去に起きた出来事だけだから。
ところで,肝心の金融緩和の効果はあったのかな?
まず,異次元金融緩和の目標として掲げられていた「前年比2%の物価上昇」は未だに達成されていない。今までの経過を見ると今後も達成できないだろう。
だが,前年比ではなく開始時からの通算で見ると2013年から2015年までの間に物価は約5%も上がった。そのうち2%は増税,残る3%は円安の影響だ。他方で給料はそのままだったから,消費が異常に冷え込んだ。これは「アベノミクスによろしく」で指摘したとおりだ。
その影響で,GDPの6割を占める実質民間最終消費支出がリーマンショックの翌年以来の「3年前より下がる」という現象を記録し,さらに実質GDPも伸び悩んだんだよね。
そのとおり。更に,民間銀行の貸し出しも思うように増えなかった。だからマイナス金利まで導入して貸し出しを増やそうと躍起になってる。
円も一時は円安が進んで1ドル120円台になったけど,2016年9月24日現在で1ドル約101円になった。
全然効果ないじゃん。もう円安にすらならないし。金融緩和は止めないのかな。
止めたら世界中の投資家が失望して日本株を売りに走るかもしれない。そうしたら日本株は大暴落し,日本経済に大打撃を与えるだろう。為替相場もどうなるか分からない。
それは怖いね。。。う~ん。僕が黒田総裁の立場だったら「もう金融緩和止めます」なんて恐ろしくて言えないかもしれない。
結局後戻りできないということか・・・かといってこのまま続けても,今までの経過を見ると効果が出るとは思えないし。もう嫌になっちゃうな。
うん。それを説明する前にまず金融緩和とは何かを説明していこう。
金融緩和というのは,とっても単純に説明すると市場にたくさんお金を供給することだ。
それで何がしたいの?
お金を借りやすくするんだ。
太郎,君が何か画期的な新製品を発明したとする。そして,それをたくさん製造して売ろうとする場面を想像してごらん。
まず製品をたくさん製造するためにお金が必要だよね。原材料費とか人件費とか。製品を製造する機械やそれを置く工場も必要だし。それから広告宣伝費もかかるね。
そう。だが,まだ製品を売る前だから君の手元にはお金が無い。さあどうする。
誰かにお金を借りるしかないね。
そうだね。そういうときにお金を貸してくれるのが銀行だ。そして,銀行はお金を貸す時に利息をつける。
利息は金利とも呼ばれる。お金のレンタル料と考えればいい。例えば年5%の金利で100万円借りたとすると,君は105万円返さないといけない。
多めに返すのね。銀行はその差額で儲けるわけだな。金利が高すぎると返す時が大変だね。
そう。だから,お金を借りやすくするためには,金利を下げればいい。例えば金利5%が1%になったら大分借りやすくなるだろう。
そうすれば企業がお金を借りやすくなるわけだから,経済が活性化するだろう・・・ということで,日銀は金利を下げてお金を借りやすい状況を作ってきた。
ふ~ん。でもさあ,金利を下げるのも限界があるよね。ゼロ以下には下げられない。
そう。ゼロ以下になったら貸す側が借りる側に金利を支払うことになっちゃうからね。そうしたら貸す意味が無い。
でもね,実質的に金利をゼロ以下にする方法がある。それが物価を上げることだ。
太郎,例えば君が100万円を借りたとする。そしてその後物価が上昇して2倍になったとしよう。
物価が2倍になれば,僕が何か物を売った場合の売り上げは単純に考えて2倍になるね。50万円でしか売れなかった物を100万円で売れるわけだから。
そうすると,返すのが楽だね。実質的に返すお金が半分になる。
そのとおり。例えば物価が10%上がれば,それは実質的な金利が10%下がるのと同じだ。つまり,実質的な金利はゼロ以下にできるんだ。
なるほど。そうすると借りる側にとってはお得だね。
そう。そして,みんなが「物価が上がっていく」と予想すれば,それは「実質金利が下がっていく」と予想することを意味する。
そうなればみんなお金を借りて,経済が活性化する・・・と考えたわけだ。
それから,「アベノミクスによろしく」でも説明したけど,金融緩和には消費を刺激する効果もあると言われていた。
みんなが「物価が上がる」と予想すれば,「物価が上がる前に買おう」と考えるから,それで消費が伸びる,という理屈だよね。
結局そんな現象は起きず,逆に消費が異常に冷え込んだだけだったけど。
そうだね。では金融緩和の前提知識を説明したところで,何が異次元なのか説明していこう。
日銀の金融緩和の中心的方法は,具体的に言うと,民間銀行が持っている国債を買い入れることだ。国債とは国の借金のことだよ。
日銀が国債を買う場合,代わりに民間銀行にお金を渡す。
日銀がたくさん国債を買えば,その分民間銀行にお金が供給されるわけか。銀行はお金がたくさんあるから,たくさん貸せるね。
そう。そして,お金がたくさん供給される分,お金の価値が下がる。お金の価値が下がれば,同じ物を買うにしても,より多いお金を支払う必要がある。
そうやって物価が上がっていくんだね。
そう。そして,日銀が供給する通貨のことを「マネタリーベース」という。これはより具体的に言うと,「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」の合計値のことだ。
日銀がやっている金融緩和は,たくさん国債を買い入れて,このマネタリーベースを増やすことが主要部分だ。金融緩和の方法は他にも実施されているものがあるけど今回はここに着目してみよう。
2013年4月4日,日銀は,マネタリーベースを年間60兆円~70兆円で増加させることを決定した。
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2013/k130404a.pdf
さらに,2014年10月31日,日銀は,この増加ペースをさらに加速させ,年間80兆円のペースでマネタリーベースを増加させることを決定した。
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2014/k141031a.pdf
60~70兆だと足りないと判断してさらに10兆~20兆増やしたんだね。
そう。そのマネタリーベースの増加を示すグラフがこれだ。
何コレ・・・。なんか異次元の世界に飛び立っているみたいなグラフだね。
日銀が異次元金融緩和を決定する前の2013年3月時点でのマネタリーベースは約138兆円。そして,2016年8月現在のマネタリーベースは約400兆円だ。
開始前と比較すると約3倍になったということか。約262兆円も増えているんだね。なんか凄いな。
これ,他の国は同じようなことやってないの。
それは最も重要な指摘だ。超金融緩和をしたアメリカのマネタリーベースと比較してみよう。
アメリカのマネタリーベースの増加も凄いね。
2008年8月のマネタリーベースが約8800億ドル。そして,ピークが2014年8月の約4兆1200億ドルだ。
約3兆2400億ドル増えたということか。1ドル100円とすると,約324兆円増えたということだね。アメリカの方が金額凄いじゃん。
太郎,日本とアメリカの経済規模を考えると,そうとも言えないんだ。
アメリカの2015年の名目GDPは17兆9470億ドルだ。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2016/01/weodata/weorept.aspx?pr.x=80&pr.y=8&sy=2014&ey=2021&scsm=1&ssd=1&sort=country&ds=.&br=1&c=111&s=NGDPD&grp=0&a=
そうすると,金融緩和で増えたマネタリーベース3兆2400億ドルは,名目GDPの約18%ということだね。
そう。他方で,日本の2015年の名目GDPは約500兆円だ。
統計表一覧(2016年4-6月期 2次速報値) - 内閣府
そうすると,日銀が金融緩和で増やしたマネタリーベース265兆円は・・・名目GDPの53%ということだね。
ということは・・・自国の名目GDPに対する比率で比較すると,日本はアメリカの約3倍の規模でマネタリーベースを増やしたことになるのか。
そう。日本とアメリカの経済規模を考慮すると,日本の金融緩和の異次元ぶりが分かるだろう。
そして,アメリカのマネタリーベースのピークは約4兆1200億ドルだが,これはアメリカの2015年名目GDPの約23%だ。
日本のマネタリーベースは現在約400兆円だから,2015年名目GDPの約80%ということだよね。
23%対80%か。超異次元だね。これ,やり過ぎじゃないの?
うん。ちなみに2016年9月現在のアメリカのマネタリーベースはピークから減少して約3.9兆ドル。1ドル100円とすると約390兆円だ。
と言うことは…日本のマネタリーベースは今のアメリカを超えているってこと?
そう。日本の名目GDPはアメリカの名目GDPの3分の1にも満たないが,マネタリーベースは日本が上回ったということだ。
いくらなんでもおかしいでしょ。それって身長が3分の1しかないのに体重は上回ってるみたいな感じじゃん。
まあそうだね。日本は金融緩和でぶくぶく太った肥満体みたいな状態だね。
しかも,アメリカはもう金融緩和を終えたけど,日本は継続しているからね。そしてどう終わらせるのかも見当がついていない。
「黒田バズーカ」っていう呼び名の印象からすると一発ドカンと撃って終わり,みたいな感じだけど違うからね。毎年80兆円のペースでマネタリーベースを増やし続けている。
黒田バズーカ撃ちっぱなしってこと?ず~っと国債を買い続けてるわけだね。
この勢いでいったら来年にはマネタリーベースが500兆円いっちゃうんじゃないの?名目GDPに並んじゃうじゃん。これ,一体どうなるの?
どうなるんだろうね。色々な人が色々なことを言っているけど,分からないね。
え~モノシリンでも分からないの~。自分でモノシリって言っているくせに。
だって異次元だからね。前例が無いから今後何が起きるか分からない。僕が知っているのは過去に起きた出来事だけだから。
ところで,肝心の金融緩和の効果はあったのかな?
まず,異次元金融緩和の目標として掲げられていた「前年比2%の物価上昇」は未だに達成されていない。今までの経過を見ると今後も達成できないだろう。
だが,前年比ではなく開始時からの通算で見ると2013年から2015年までの間に物価は約5%も上がった。そのうち2%は増税,残る3%は円安の影響だ。他方で給料はそのままだったから,消費が異常に冷え込んだ。これは「アベノミクスによろしく」で指摘したとおりだ。
その影響で,GDPの6割を占める実質民間最終消費支出がリーマンショックの翌年以来の「3年前より下がる」という現象を記録し,さらに実質GDPも伸び悩んだんだよね。
そのとおり。更に,民間銀行の貸し出しも思うように増えなかった。だからマイナス金利まで導入して貸し出しを増やそうと躍起になってる。
円も一時は円安が進んで1ドル120円台になったけど,2016年9月24日現在で1ドル約101円になった。
全然効果ないじゃん。もう円安にすらならないし。金融緩和は止めないのかな。
止めたら世界中の投資家が失望して日本株を売りに走るかもしれない。そうしたら日本株は大暴落し,日本経済に大打撃を与えるだろう。為替相場もどうなるか分からない。
それは怖いね。。。う~ん。僕が黒田総裁の立場だったら「もう金融緩和止めます」なんて恐ろしくて言えないかもしれない。
結局後戻りできないということか・・・かといってこのまま続けても,今までの経過を見ると効果が出るとは思えないし。もう嫌になっちゃうな。
今回のモノシリンさんの記事を見ると、日銀の異次元の金融緩和が全て失敗し、まったく効果がなかったばかりか、二進も三進もいかなくなり、破綻するしかないような状況に追い込まれているのが分かります。