17/6/19 フルフォード情報英語版:カタールが結束を乱して原油を元で売っているので、ペトロダラー体制は終焉に向かっている

 カタールの、人民元での天然ガス輸出は、言うなれば石油ドル体制の崩壊を意味し、それに抵抗するサウジアラビアとイスラエルを鮮明にしました。時事ブログによって、事前にキッシンジャーの意図を知っていなければ、カタール容認のトランプ大統領と、容認できないワシントンとの矛盾が理解できないところでした。また、先週フルフォード氏が向かったブーゲンビル島では、ハザールによる傭兵が待ち受け、騒然としたようです。ご無事で何より。さらに、日本について、政権が崩壊する直前には、共謀罪のような抑圧的な施策が加速するという見解に、思わず膝を打ちました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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カタールが結束を乱して原油を元で売っているので、ペトロダラー体制は終焉に向かっている
投稿者:フルフォード 


画像の出典: Author: DavidShankbone & 中東の地図



カタール危機の意味:石油ドル体制の崩壊


カタール危機は、ハザールマフィアとの戦いにおいて大きな転換点となった。表向き、サウジアラビアやその他の石油輸出国は、「テロを支援していることを理由に」カタールを封鎖する決断をしたことになっている。この動きを受けて、ドナルド・トランプ米大統領は、最初は封鎖を支持したものの 翌日には、ペンタゴンに彼のスタンスを180度変えさせられて、彼が米国の責任者ではないことを世界に示した。

ここで実際に起きていることは、カタールがその巨大ガス田のガスを、
価値のないユーロや米ドルで支払う西洋ではなく、イランと合意してインドや中国のような東洋へ輸出し、それらの国の通貨で取引するこということだ。

竹下氏のコメント
 (中略)…この問題の本質は、(中略)…“人民元で天然ガスを輸出しようとしたカタールを、ワシントンは罰したかった”というものです。ところが、その後の経緯を見ると、現在のトランプ政権は、石油ドル体制が崩壊するのを容認するかのように、カタール批判を撤回してしまいました。
 フルフォード氏も、現状はサウジアラビア、イスラエル側が孤立を深めていると言っています。櫻井ジャーナルでは、“サウジアラビア国内は混乱へ向かう可能性がある”と言っています。
 現在のトランプ政権の外交政策は、キッシンジャー氏が取り仕切っており、サウジアラビア主導のカタール断交が、今のような結果になることを予測出来なかったとは思えません。だとすると、現状は当初から私が予想する通り、カタールをテコの支点にした湾岸協力会議の解体だと見る方が自然だと思います。サウジアラビアが崩壊するか、あるいはロシアに寝返れば、最終ターゲットはイスラエルになります。イスラエルの牙を抜かなければ、世界平和は有り得ません。
(中略) 

出典:キッシンジャー氏の狙いはカタールをテコの支点にした湾岸協力会議の解体(2017/06/23 9:07 PM)

米国の娼婦の館、おっと!つまり下院は、かいつまんで言えば、ヨーロッパに対して、安価なロシアのガスの代わりに高価なアメリカのガスを買うように指示するロシアへの新たな制裁決議案を可決させることでこの進展に反応した。ドイツ人とオーストリア人は、アメリカ人に消えうせろと言う反応を示した。
【新しい米国のロシア制裁法案にドイツとオーストリアは苛立つ】
http://www.bbc.com/news/world-europe-40299760
日を追うごとにますます反目し合っているワシントンとEUの分裂で、旧体制が崩壊しつつあることが露呈したといえる。


サウジアラビアとイスラエルの孤立



pixabay[CC0]



ハザールマフィアが支配しているサウジアラビアとイスラエルの共犯者たちは、「アラブ版NATO」の計画全体が没になるのを目の当たりにしている。トルコ、イラク、イラン、パキスタンなどの真のムスリム諸国は、サウジ・イスラエルの封じ込め同盟を無視して、ロシアや中国などの超大国と団結してカタールを支援した。インドとパキスタンは、イランが来年参加する予定の上海協力機構に加盟することで、ロシアと中国を支持することを明らかにした。
米軍は米軍で、中国がイランと軍事演習を行っているように、先週、カタールとの合同軍事演習を実施して、ハザールマフィアに対抗する意志を表明した。

『米国には、アルウデイド空軍基地のあるカタールが必要なのだ。』とペンタゴン筋は説明する。カタールが、ペンタゴンの財政維持を助けるために、120億ドル相当の米軍機の購入を申し込んだという事実については、ペンタゴンの情報筋は言及しなかった。いずれにしても、空軍基地は、狂人悪魔崇拝者ベニヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相と彼の仲間であるハザール暴徒たちが、第3次世界大戦を始める機会を得ることができないようにするためにも機能している。もっと直接的なメッセージとしては、『降伏しなければ死だ』


“でっちあげ”が効かなくなったDC


ワシントンDCのあらゆるコントロールレバーからハザールを追放する戦いもまた激化している。 ハザールによる「全てロシアが悪いキャンペーン」は、ハザールが所有する傀儡企業プロパガンダメディアでさえ、それを完全にでっちあげと暴露し始めているため自滅している。

ドナルド・トランプが書き込んで大騒ぎとなった次のツィッターは、DCの権力闘争がどのように進んでいるかを非常にわかりやすく要約している。

『諸君らがいま見ているのは、アメリカ政治史上唯一最大の魔女狩りだ。先導しているのは幾人かの、悪辣で矛盾した連中だ!』

『連中はありもしないロシアとの共謀話をでっち上げたが、なんの証拠も見つからなかった。今度は捏造した筋書で、捜査妨害の件をとりあげている。上等だ。』

『私はFBIの長官を解任したことで調査されているのだが、その調査をやってるのは、FBIの長官を解任するよう私に言った本人だ!これが魔女狩りだ。』

『ヒラリー・クリントン一家と民主党がやったロシアとの取引は無視されているのに、ありもしない私の取引とやらが詮索されるのは、いったい何故なのかね?』

『ヒラリーは携帯電話を金槌で叩き壊し、Eメールを消去し、ご亭主が司法長官に会いに行った翌日、無罪放免になったのだ。それで今、(トランプが)捜査妨害したと言い立てているのか?』

『リンチ司法長官は、政治的な目的で法執行機関の判断を下していた。 ヒラリー・クリントンにフリーパスと保護を与えたのだ。完全に違法だ!』
(Donald Trump 日本語訳を引用) 

ペンタゴン筋によると、DCのハザールマフィアの抵抗に対する戦いの次の段階は、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官、ロバート・ミュラー特別検察官の逮捕で始まるという。

『深層国家を排除する第2段階では』、ヒラリー・クリントン(CIA筋は昨年亡くなったと言っている)、バラク・オバマ、ロレッタ・リンチ元司法長官、コンドリーザ・ライス元大統領補佐官、ジョン・ブレナン元CIA長官、マイケル・ヘイデン元NSA長官などだ。

解雇されたジェームス・コミー元FBI長官は、ハザール暴徒とP2フリーメーソンロッジについて『カナリアンのように歌って(ぺらぺらしゃべっている)』とCIA筋は認める。『コミーは、議会の最前列で第2段階の切腹を行うことを余儀なくされた。』と、情報筋は言う。彼は、『複数回に及ぶ重罪の漏洩、重罪隠匿(意図的に知識を隠すこと)、司法妨害の幇助など』の罪で告訴されることを避けるために、同僚を裏切り始めた。

トランプが、FBIを運営するために、ニュージャージー州知事クリス・クリスティの弁護士であり友人のクリストファー・レイを指名してから、トランプの義理の息子であるジャレッド・クシュナーに対する攻撃も激しくなっている。『クリスティがニュージャージー州の検事だった時、犯罪的モサドの父親チャールズを刑務所に入れたことで、クシュナーはクリスティーを嫌っている。』と、情報筋は言及する。

ハザールは、コントロールグリッドが崩壊し続ける中、文字通り彼らの命をかけて戦っていることは言うまでもない。『共和党院内幹事(No.3)のスティーブ・スカリスは、増大する小児性愛者に対する戦いとして児童性的虐待反対法案を支持したために狙撃された可能性がある』と、ペンタゴン筋は述べる。

また、ジョージ・ブッシュ・シニア派閥のハザール暴徒は、以前の幹部を殺害することで証拠の痕跡を取り除こうと、いまでも奮闘している。パナマの元独裁者マニュエル・ノリエガと、武器商人でありCIAのスパイ、アドナン・カショギが最近殺害されたのはそうした理由からだと、ペンタゴン筋は言う。

ワシントンDCの権力エリートたちは、長く待たれていたジョン・マケイン上院議員のような有名な犯罪者の大量逮捕を阻んでいるMAB(相互確証脅迫)つまりどちらか一方が裏切ったら、もう一方がその相手に報復するという脅し合いのせいで、にっちもさっちもいかなくなっている。おそらく薬物、小児性愛、賄賂などで腐敗しているワシントンDCの共和党と民主党両方の政治家の70%ほどを取り除かなければならないだろう。


カダフィ政権を転覆させた仏ロスチャイルド


一方、ヨーロッパでは、ドイツにコントロールされたフランスの傀儡政権(ロスチャイルドのパペット、エマニュエル・マクロンに運営されている)が、彼の奴隷政権が国民の支持を得るために、日曜日の国民議会選挙を盗んだ。

フランスのロスチャイルド政権は、このニュースレターでは何年も前に報じたヒラリー・クリントン電子メールのことを、ウィキリークスが数年前に世界全体に暴露してから、防戦態勢を固めている。そして、金本位制ディナールを発行する計画で、彼らの支配下にあるフランス語圏アフリカ諸国を震撼とさせたために、フランス人が、リビアのムアンマル・カダフィ政権を転覆させたということだ。
【ヒラリーの電子メールは、リビアの金本位通貨創造を阻止するために、NATOがカダフィを殺害したことを明らかにした】
http://www.globalresearch.ca/hillary-emails-reveal-nato-killed-gaddafi-to-stop-libyan-creation-of-gold-backed-currency/5594742

アフリカの戦いがまだまだ続くサインとして、フランス人は先週、攻撃を受けた外国人リゾートと同じように、新たにマリの金鉱山強盗計画を実行した。
【マリ襲撃:武装集団が観光リゾートで5人を殺害】
http://www.bbc.com/news/world-africa-40322039


ブーゲンビル島での騒動


ゴールドを押収して金融システムを延長しようとしているハザールの試みは、世界の多くの地域でも続いている。
フィリピンで米軍は、マラワイでゴールドを略奪しようとしていたハザールが雇ったイスラム国の傭兵と戦うフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領を支援した。

また、先週ブーゲンビル島では、キング・デイビッド・ペイイ2世に会いに向かっていた著者を含む白龍会の代表者たちを捕らえるために、傭兵を詰め込んだ10台のトラックが派遣された。ブーゲンビル反乱軍は、白龍会の代表者たちが退避した後、木を切り、高速道路を閉鎖することによって、彼らを止めた。 ロスチャイルドのフランス分家は、彼らのリオ・ティント‐ジンク・コーポレーション(Rio Tinto Zinc corporation)を通じて再び、ブーゲンビル島の土地所有者に島の金鉱の権利を譲渡するように強制しようとしている。ロスチャイルドはまた、島の人口の少なくとも10%を虐殺した罪を犯したこと世界全体に知られたくないのだ。
この虐殺と環境破壊の歴史があるので、地元民は大量殺人犯を島に戻すよりも、新たな戦いを選ぶだろう。

今週末の特別レポートに、このニュースやその他の関連ニュースを掲載する予定だ。今の段階では、ロスチャイルド、特に、指名手配犯罪者デービッド・デ・ロスチャイルド(David de Rothschild)率いるフランス分家については、その島の巨大な金供給のいずれも彼らの手に渡さないと言えば十分だろう。


共謀罪は崩壊直前のサイン



画像の出典: Wikipedia [パブリック・ドメイン] & 首相官邸HP



一方日本では、政府がまだ犯していない犯罪で、国民を逮捕できる「共謀罪」法案を可決させたことで、安倍晋三のハザール傀儡政権の臆病さを示した。
このような抑圧的な施策の加速は、政権が崩壊する直前のルーマニアのような東ヨーロッパでも見られた。
日本の軍隊や法執行機関筋は、この法案は可決したが、国民を抑圧する政治家たちからの犯罪的な命令に従うつもりはないと言う。

いずれにせよ、天皇に近い右翼筋によると、安倍は重症で、医師から辞職しなければ半年以内に死亡すると忠告されている。しかし、安倍は死ぬまで辞めるつもりはないと、情報筋は言う。

日本の黒幕は、今ここで大きな変更を起こすつもりはなく、米国政府内の内戦が終わるのを待っていると、複数の筋は同意する。だから今は、国の軍隊(自衛隊?)や他の武装集団から支持を得ていないにもかかわらず、昔ながらのロックフェラー/ロスチャイルドに支配されている政権が残っているのだ。しかし、背後では、ハザールは、日本だけでなく韓国もすでに失っている。


翻訳:緑花
※見出し・画像は編集者によるものです。 

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フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

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