17/9/18 フルフォード情報英語版:ドナルド・トランプは資金集めのために11月アジアへ

 アメリカ株式会社は、北朝鮮騒動によって、今回の支払期限もどうにか凌いだようですが、米国破産の深刻な兆候が表面化してきたようです。
 米国最大手の年金基金の支給が9割カットということは、他の年金基金は事実上破綻していると思われます。
 アメリカの生命線とも言える、原油取引をドルで行うペトロダラーシステムの崩壊は、中国やベネズエラが離脱することで流れが決する様相です。ネオコンやイスラエルは、まさしく追い詰められており、ネタニヤフも亡命先を案じているらしい。「北朝鮮の茶番」はさておき、中東情勢は、窮鼠猫を嚙む緊迫感があります。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ドナルド・トランプは資金集めのために11月アジアへ
投稿者:フルフォード

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株式会社アメリカ延命あの手この手:12月以降の選択肢は?



 ドナルド・トランプ米大統領は11月にアジアへ行く予定である。表向きはAPECの会合に出席するためだが、実態は資金を掻き集めに行くのだと複数の情報筋が口を揃えている。この集金活動は、債権者たち(その殆どがアジア人)から与えられた12月までの猶予を越えて、破産した株式会社アメリカ政府をさらに延命させる金を得ることが目的だ。

株式会社アメリカ政府はその会計年度末9月30日という支払い期限の後も、三箇月間は操業を継続するのに十分な金を与えられた。何故なら「奴らがこの惑星を破壊すると脅したからだ」、と先週開かれた白龍会の代表たちとの会合の中で、複数のアジアの秘密結社筋が裏付けた。つまり、一連の北朝鮮を巡る最近の騒乱は単なる盛大な強請りキャンペーンだったということを彼らは追認した。

pixabay[CC0]



白龍会としては、アジア勢が株式会社アメリカ政府に12月以降の選択肢を与えることを勧めている:「向こうの政治および経済システムにカナダ勢率いる改革を受け入れることを条件として、次回以降の支払いをカナダを通して受け取ってやるか、さもなくば全面核戦争という向こうのはったりに正面から挑ませてもらえばよい」と。核のホロコーストとカナダ人のどちらかを選べと迫られたアメリカ勢がどう動くかを思えば、悪くない手だ。

そのような筋書きになっても米軍の指揮系統は無傷のまま残り、更にはカナダ軍をも乗っ取ってしまうかもしれない。その代償として、下水道と化したワシントンDCの掃除を行なう間、カナダ勢が政治経済を支配させてもらうのだ。これならば民衆も反対はしまい。ワシントンDCの政治家連中に対するアメリカ人の支持率は10%以下だが、米軍に対しては70%前後を終始維持している。対照的に、カナダ人は60%以上が自国の政府を支持している。賄賂と脅迫に屈したワシントンDCのドブと異なり、実際に民衆のために働いているからだ。


米国破産のいくつもの兆候:オイルダラーシステムの崩壊と中国



いずれにせよ、迫り来る米国の破産と崩壊の兆候が日に日に急増しているのだから、株式会社アメリカ企業の問題先送り能力は尽き掛けているということで、厳しい選択をするしかないだろう。

例えばカリフォルニア州では、最も優れた運用をしているところの一つである、米国最大手の公的年金基金カルパースが年金の支払いを九割も削減せざるを得なくなっている。
http://www.zerohedge.com/news/2017-09-13/calpers-slashes-pension-payments-retirees-two-more-california-towns-90

そしてペンシルバニア州は、請求書の支払いが出来なくなったイリノイ州やプエルトリコやデトロイト州其の他諸々の仲間入りをしかけている。
【※フルフォード氏、恐らく間違えて上の段と同じリンク先をここにも貼ってはるのですが、カルパースの記事にペンシルバニアの財政危機話は出てこないので、例えば
http://www.zerohedge.com/news/2017-09-15/pennsylvania-will-run-out-cash-tonight-leaving-860mm-bills-unpaid などをどうぞ。】

こういった出来事は、過去40年に渡って株式会社アメリカ政府に身の丈以上の生き方を許してきたオイルダラーのシステムが崩壊中だという事実を反映している。

巷で盛んに言われているように、中国は石油を金に裏付けされた人民元で購入すると発表しており、オイルダラーへの致命的な打撃を与えることになる。米国最大の原油輸入元の一つであるベネズエラも、これ以上は米国ドルでの原油代金支払いを受け付けないと今や宣言した。
http://www.foxbusiness.com/features/2017/09/13/venezuela-stops-accepting-dollars-for-oil-payments-following-u-s-sanctions.html


もう一つの自暴自棄な兆候は、「アメリカがパーム油に対する40%もの莫大な輸入(懲罰的)関税をインドネシアに課そうと狙っている……破産した国家が操業し続けようと、何が何でもドルを掻き集めているのだ。

そもそも最初にここに押し掛けて来て、ジャングルを切り倒せと巨額の袖の下と共にインドネシア政府を説得したのは誰だったか思い出して欲しい」とインドネシアの白龍会筋は指摘している。【※つまりアメリカがパーム油輸出を唆したのに、今度は反ダンピング法で言いがかりをつけて金を巻き上げようとしている。


このような捨て鉢の状況下で、先週スティーヴン・ムニューシン米国財務長官が「米国および国際ドル体制へのアクセス」から中国を切り離すと脅し、先のトランプ米大統領による一連のツイートと同調してみせた。
https://www.rt.com/usa/403118-usa-china-sanctions-north-korea/

pixabay[CC0]

何人もの評論家と専門家がこういった発言に対して警鐘を鳴らしている。何故なら中国とのいかなる経済戦争においても負けるのはアメリカ側なのであって、ドル体制から中国を切り離そうと試みれば、破滅するのは中国ではなくドルだということが明白だからだ。米国はこの惑星の史上最大の負債を抱える国なのであって、融資の切り離しは米国の生活水準の劇的な低下と、世界経済からの米国の孤立を引き起こすだろう。


醜い争いよりも調和を好む中国は、「北朝鮮に制裁しろ」という米国の呼び掛けに対して口先だけ合わせるフリをしてみせては、アメリカが軽はずみな行為に走る口実を与えないようにしている。しかしながら、日本に駐在する北朝鮮の上級工作員たちに言わせれば、制裁なぞ名前ばかりで、中国からの物資とロシアからの石油はこれまで通り北朝鮮に押し寄せているそうだ。


P2ロッジに仕えるハザールマフィア、その下請けの安倍政権



  ハザールマフィアに関して言うと、更なる融資の前提条件として株式会社アメリカ政府がパリ協定を受け入れるように急き立てている。これはトランプ政権内部のハザール上層部であるゲイリー・コーン経済補佐官やトランプの義理の息子ジャレッド・クシュナーといった面々が陣頭指揮を執っている。

パリ協定が問題なのは、賄賂を貰った科学者どもによるエセ科学を基にしているという事実に加え、ハザールマフィアに世界の金融システムの支配権を与え続けるということだ。パリ協定は確かに中国にはより大きな席を用意しているが、インドや日本をないがしろにしているし、全体的に見てハザール支配に傷一つ付けていない。


ということで我々は、この惑星で一体何が実際に起こっているのかを理解するために、バチカンとP2フリーメーソン・ロッジとハザールマフィア間の繋がりを詳細に見ていく必要がある。

デイヴィッド・ロックフェラーと英国王室の面々は、ロスチャイルド家の面々と同様に、全員P2ロッジ――ファシスト世界のローマ帝国的独裁の創造主になりたがっている連中――を米国のドル体制の真正の支配者かつ、世界中のテロの大半の源として指し示している。イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフのようなハザールマフィアのトップ指導者たちが彼らのために働いているのだ、とこれらの情報源は言っている。


日本で、当時のイエズス会総長ピーター・ハンス・コルベンヴァッハに率いられたP2ロッジがいかに2011年3月11日の核および津波による大量殺人テロ攻撃の糸を裏で引いていたかを、筆者は体系的に文書で立証した。

福島テロ事件以来、トラック何台分もの日本の一万円札(米国の100ドル札に相当)が福島に送り込まれていたと、今や日本の暴力団のトップとアジアの秘密組織という両方の情報源が追認している。表向きには「福島の放射能を除染するため」に全て支出したと発表されているが、そこで札束は政治家やヤクザたちの元へとリサイクルされたのだ。要するに、福島は放射能ではなく放射能資金を洗浄するために言い訳として使われている。

竹中平蔵元財務相は、この福島テロ資金を分配しているハザールの下請けとしては依然としてトップの一人だと、複数の日本の暴力団筋が認めた。

ペンタゴン筋によると、今年末に予定されている「太平洋軍司令官ハリー・ハリスの解任後から、日本におけるカバールとの戦いはエスカレートするだろう」とのことだ。

その一方、ハザール奴隷の安倍晋三首相が「北朝鮮ミサイル発射」について事前に知らされており、【発射後の】対応原稿を読まされていると日本の公安警察筋は言っている。この茶番は核戦争の脅威によって金を巻き上げるためだけでなく、大いに軽蔑されている安倍の偽支持率を上昇させるためのもっともらしい言い訳を作出するためにも行われている、とのことだ。


P2ロッジの下僕ネタニヤフは影響力を失っている



 フランシスコ法王が本気でバチカンとP2を改革するつもりならば、福島に関して白状し、文書で立証されているコルベンヴァッハとその腰巾着ネタニヤフの関与を明らかにすべきだ。



ネタニヤフの「前例なき[先週の]コロンビア・アルゼンチン・メキシコ旅行なぞ、【アメリカ】南方軍のモサドに対する戦いも麻薬戦争も、大して阻むことは出来ないだろう。【南方軍は】ホワイトハウスを動かしているジョン・ケリー大将によってこれまで率いられ、現在も恐らく率いられているのだ」とペンタゴン筋が指摘している。

ネタニヤフの訪問によって、ジェームズ・マティス米国防長官とローリー・ロビンソン北方軍司令官が「メキシコの麻薬カルテルを解体するために、ビビ[ネタニヤフの愛称]が立ち去った後の9月15日、メキシコ軍の指導層とメキシコシティで会う」ことになったとペンタゴン筋が言っている。

メキシコの【マグニチュード】8.1地震は、メキシコが[ハリケーン・]ハービーの被害者を助けることを阻止しようとしたカバールの試みだったのかもしれないと同筋が付け加えていた。

ネタニヤフ【の南米訪問】は、政治的亡命先も探していたのかもしれない。何故ならイスラエルの本物のユダヤ人は、彼が悪魔崇拝主義の偽ユダヤ人であることに気付き始めており、彼を牢獄という本来相応しい場所に入れる準備をしているからだ。

イスラエル人は自分たちの悪魔崇拝指導者層に対応することを強いられている。彼らの傭兵軍ダーイッシュが、米軍・イラン・ロシア・トルコの事実上の同盟によって大敗を喫しているからだ。モサドに繋がっているDebkaサイトでさえ、ダーイッシュに対する米露挟み撃ち攻撃を報道することで、この現実を認めているのだ。
http://www.debka.com/article/26221/US-Russian-pincer-for-ISIS-in-Euphrates-Valley

中東における古い権力バランスの構造的変換は、NATOで二番目に大きな軍隊を有するトルコがロシアの地対空ミサイルS400を購入すると先週発表したことで、浮き彫りとなった。
http://www.bbc.com/news/world-europe-41237812

またペンタゴン筋によると、9月11日のアメリカの9・11記念式典におけるトランプ、マティス、ダンフォード其の他による演説は、「実行犯としてサウジアラビアやイスラムのテロ行為を名指しするのを避けつつも、テロリストども(ブッシュからイスラエルまで)に対して行動を取ることを約束した」ということだ。

サウジのトップの高官16人が先週粛清されたことも勘案すると、これはサウジアラビアのサルマーン新国王が自分の政権を延命させるために必要な米軍の支援を維持しようと、自国のイスラエルとの秘密同盟を断ち切ろうとしているのかもしれない。

世界の権力構造における現在進行中の地殻変動は余りにも大きいため、この秋には人類が解放される可能性もある。


翻訳:Yutika

註:【 】内は訳者の解説部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。



※見出し・画像は編集者によるものです。

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