注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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疑惑にフタは許さない 「加計・森友」真相究明を/生放送!とことん共産党
配信元)
YouTube 17/9/21
(12:45~)加計学園
(13:02)
辰巳「本来は加計の方がね、政権にとったらイタイと思ってると思いますよ。籠池氏はもうしっぽ切りしたから。」
田村「そうですね。それとまぁ総理との関係というより昭恵さんとの関係っていうことも含めてね、なかなかあれだったんですけど…」
辰巳「改めて今回の加計疑惑とはなんなのか。」
(13:22)
【加計疑惑とは】
安倍政権が加計理事長のために、総理肝いりの「国家戦略特区」を使って行政をゆがめ、
獣医学部新設に道を開いたのではないか。
安倍政権が加計理事長のために、総理肝いりの「国家戦略特区」を使って行政をゆがめ、
獣医学部新設に道を開いたのではないか。
田村「まず非常に腹立たしいのは、岩盤規制に穴をあけてやったんだーっ!ていう獣医学部の新設は52年間認められていなくて、それをいよいよ穴開けたのが安倍政権なんだって胸を張る…何を言うか!ですよね。何を言うかですよ!これ加計学園のためだけに、加計学園だけが通れる穴を開けて、またふさいでるっていう…だけの話。」
辰巳「加計学園の形をした穴が開いたということですね!」
田村「あ~~、上手いですね、そのピースしか入らない。他が通れないっていう穴を…」
木田「通れそうなとこ埋めましたよね、ちょっと(笑)。」
田村「というのが加計疑惑の焦点で、それじゃなんでなの?っていうと…」
木田「何回見ても腹たちますね。イラっとするわ~もうコレ!」
田村「お友達だったからですよねと言うのが焦点だと、みなさんもうご存知のことだと思うんですけれども…」
(14:31)
田村「私たち行政ゆがめられたって言ってるのはですね、じゃあ、さっきの4条件いきましょうか…これなんですよね。まず獣医学部については安倍内閣自身が、獣医学部を作るときの4条件っていうのを国家戦略特区の担当大臣が石破さんの時にですね、決めてるんですよ。」
辰巳「よく“石破4条件”と言われてますけど、安倍内閣で決めてますから…と言うことですよね。」
田村「そうそう。2015.6.30に閣議決定と書いてありますけれども、日本最高戦略の中にこれが書き込まれて、獣医学部の新設ってのはこの4つの条件を満たさなければできないですよってのを決めた。実はこれは6/30で、今治市、愛媛県が国家戦略特区に獣医学部の申請をしてるのがこの前の6月初めなんですよ。今治市は申請したんだけど、この4条件がその後に決められているんですよ、閣議決定で。」
田村「でね、実は国家戦略特区ってのは、長く獣医学部については加計が提案するよりも前から議論してます。新潟県が先に提案を国家戦略特区にしていたというのもあって、かなり議論してるんですよWG(ワーキンググループ)で。やっぱ国家戦略特区のメンバーってのは“規制”ってのが大嫌いですから、とにかく定員を決めてこれ以上の定員は増やさないってやってる規制自体が非常にイヤなので、加計は置いといたとしてもこれを突破しようとして、さんざっぱら(←※散々の強調語らしい)宿題を農水省に投げたり、文科省に投げたりするわけですよ。」
木田「要るって言わせたい…」
田村「そうそうそう!!この規制の意味がないって言わせたい。それで一つが…(1)と(2)に関わるんですけど、獣医師要請がもっと必要だってことがわからなければ、獣医学部新設にならないわけですよ。」
田村「扱ってるのは家畜ですから基本は。家畜の数ってのは海外からどんどん輸入してるわけですから、減ってるわけですよ。なので獣医師自体は新たな要請必要ないと…“要請”ね。あの、公務員医師って家畜を定期的に回って健康診断やったり、そういうお医者さんが数として足りてるかって言われると、不足してる県は確かにあるんですよ。特に北海道とか東北地方って深刻なんですよね。それなぜかって保育士さんと一緒ですよ。要請はしてるんだけどお給料とか成り手がいない…。」
辰巳「公務員でも給料が安いんですねぇ。」
田村「だって削れって言ってきたのが安倍内閣じゃないですか!公務員の給料を!」
辰巳「僕に怒られても…(笑)。」
(略)
(18:22)
田村「待遇改善が必要だって、農水省は出してたわけですよ。で、獣医学部の話になんないわけですよ、そうすると。」
辰巳「ペットはどうですか?」
田村「って言ったんですよ~WGが!ペットじゃどうなんだと。」
辰巳「ペットブームじゃないですか、今。」
田村「だからね、かわいそうに、農水省調べたんですよ。農水省管轄じゃないですよ!」
辰巳「ペットはどこなんですか?」
田村「ないんじゃないんですか!?(笑)…にもかかわらず調べたんですよ!そしたら人口減少始まってますから、ペットも減ってんですよ(笑)!ペット自体も増えてない、むしろ減少傾向だってことがわかったんですよ。」
(19:17)
田村「ところがそしたらWGはまだ食い下がる!ペットだって長寿化して、ペットの高齢化にどう対応してるんだと来たんですよ!!もう、私も読んでて吹き出しました(爆)!」
辰巳「なるほど。」
田村「そしたら農水省はそれも調べるんですねぇ!」
辰巳「えらいなぁ~農水省!」
田村「ペットフードが改良されていて確かに長寿命化していると…そ~うは言っても限度がある…って言うんです(爆)!!そうは言っても限度があって、もうこれ以上大幅に伸びることはないだろうと(笑)。」
辰巳「そりゃ、そうですよね。」
田村「今ある動物病院で足りていないかと言われれば足りているし、お医者さんに実際なっていない獣医師の資格持ってる人はたくさんいるって、保育士と一緒なんですよ!いっぱい居ると、だからこれ以上獣医師の要請ってのはどう考えても必要だという結論は出せないんだってことを言い続けて、それでこの4条件なんですよ!」
辰巳「ってことは、今のは(1)ですね、特にね。」
田村「そうですね、特に(1)ですね。既存の獣医師は足りてると。だからそうじゃない獣医師を要請するんだよっていう事を提案者が提案してくる、これが条件なんです。」
辰巳「それがライフサイエンスということなんですね。」
田村「そうそう、新たな分野。これがまず必要なんですよ。その上でこういう獣医師が全く新しい分野で全く新しい需要があると。じゃそれに答える獣医学部っていうのは今の大学ではできないのかってことを(3)は、これは文部科学省が検証しなきゃいけない。っていうね、こういう条件を決めたんですよ。」
田村「そしたらですね、今治市と愛媛県は提案をしたんだけど、もう行き詰まっちゃってですね(笑)、国家戦略特区の議論が。だってこれをね、クリアする提案っていうのは中々大変ですよ。素人じゃあ、わかんないですよ。獣医師のこと本当によく知ってて、あるいはライフサイエンスでね、どんなことが獣医師に可能性があるのかとかね、どういうとこで必要なのかなんていうのは素人ではちょっと思い付かないような高いハードルをやっぱり課したんですよね、結論的に。」
木田「だからそれくらい足りてると、本当に新しくなかったらってことなんですよね。」
田村「そういうことなんですよね、結論としてね。」
(21:45)
田村「ところがところがなんですよね、国家戦略特区は、隠してる部分が元々の案文が『現在獣医師系養成大学のない地域に獣医学部の新設を可能とする』と。ま、こういう結論を出そうじゃないかと。」
辰巳「先ほどの石破4条件はあるんだけれども、改めてこれに上書きするみたいな感じなんですか?」
田村「しかもこれでもまだ足りないって言って、実際の案文の採決の時には、直前になって(青いの外していきましょうか)さらに厳しく『現在広域的に獣医師系養成大学の存在しない地域に限り獣医学部の新設を可能とする』っていう結論を出した。」
辰巳「なんか修飾語がいっぱい出てきたと。」
木田「急に。」
田村「なんですね。なんでこんな結論を出したのかっていうことなんですけど、ひとつはさっきの…2年前の6月になりますかね、今治市が提案をしてその後ですね、京都も提案をしてくると。ライバルが出現するんですよ!」
辰巳「ライバル!京都強いよ~!」
田村「京都産業大学と京都府のセットの。京都産業大学の強みはIPS細胞の研究してる京都大学と連携して、まさにライフサイエンスで新たな獣医学部の可能性ってことに言及するような提案をしてきたわけですよ。ダークホースのように現れたと!」
辰巳「すごいのが出てきたと。プロポーザルもなんかすごい資料を…」
(23:55)
田村「作ってね!これが京都産業大学の公表されてるヤツですね。すごい見ても充実してますよね。これでIPSとの関係とかね色々書くわけですよ。あるいは今獣医師さんたちがよく診てるのは牛が中心なんだけれども、これからは豚の方が動物実験やる時に人間に近いと。だから豚の需要がもっとね、食べる方だけじゃなくてライフサイエンス系の研究で必要になってくるだろうと。」
辰巳「ということは、先ほどの4条件をクリアできる可能性が出てきたと。」
田村「ですね。かたや今治の方の提案っていうのは…」
辰巳「1枚、2枚…3枚!以上。」
田村「ライフサイエンスでがんばります!とかって言葉では書いてあるんですけども、具体的にどんな研究をするのかっていうのはもう、これはパッと見てもわかると思うようにですね、全然もう厚さも違えば具体性も違えば、どっちが4条件との関係でクリアできるかっていうのは、これ素人目にも明らかだったって思うんですね!」
辰巳「あきませんやん!」
木田「負けますよ。」
(25:34)
田村「そ~こ~で!京都が提案してきた後、また内閣改造が行われて石破さんが大臣を降りて山本幸三さんが大臣になったとたんに、様々な裏の動きが始まったというこということで、この間明らかになったものを出して頂きますと…これですよ。」
田村「これ一番最初はね、3つ目の木曽さんだって言われてるんですね。木曽さんが8月の下旬に、これ内閣官房参与なんですけど加計学園の現役の理事でもあったという方が、例の前川喜平さんをお呼びになって、ちょっと色々聞きたいことがあると。国家戦略特区で獣医学部どうなってるんだというのを教えて欲しいと。あの~木曽さんて方は全然獣医学部の新設と関係のない部署の方です。国家戦略特区と関係ない部署で、ユネスコとかね、そういう関係で内閣官房参与になった方。にも関わらず前川さんを呼んでそういう話を聞くわけですよ。」
辰巳「加計学園の理事やってはるってことですよね!?」
田村「知ってますから前川さんも。加計学園は申請してるってことも知ってますから、あ、加計学園が獣医学部を作ることで色々私に聞いてるんだなっていう感想をまず持ったと。で9月に入ってからは更に内閣府に呼ばれ、とにかく文科省動けと、早く作れと。」
辰巳「加計学園が申請してるっておっしゃいましたけど、一応ね、書類上は加計学園は出てきてないんですよね?」
田村「一切出てきてない!」
辰巳「申請者は愛媛県と今治市。」
田村「過去に加計学園は愛媛県とセットで構造改革特区で3回くらい申請していたことがある。」
辰巳「申請書には名前出てきてないけど、関係者は誰一人として今治市がなんか独自でやるとかじゃなくて、もう加計とセットやと。愛媛の人はもう絶対加計というあれになってますよね、ある意味加計ありきだー言うて向こうの知事も言ってましたからね。だから前川さんも加計の話やろうと。誰もが思うっちゅう。」
田村「だいたい加計学園の理事やってる方から聞かれたらねぇ、そりゃねぇ!自分のお仕事と関係のない分野で聞かれてるわけですから、こりゃもう加計学園が獣医学部を作りたいということなんだなぁってことがわかってくると。
辰巳「そりゃそうですよね、理事やからね。」
田村「で以降確かに前川さんも言ってる通り、「加計」って言葉が出てきたかどうかは別として、みんなの思いの中でこれは加計学園のことだと思いながら平成30年4月開学を大前提にと、これで文科省はとにかく獣医学部を作るっていう方向で作業を進めなさいと。で国家戦略特区はもうそういう会議で決定するから、文科省は粛々とそれに従って『認める』という風に言えばいいんだと…いう風に圧力がかかっていくという関係なんですよね~。」
辰巳「総理のご意向とかね、もう、そのものやないですか。官邸最高レベル。」
田村「これで加計に落ちてくる仕組みが2点あるんですよ。1つがさっきの『広域的に存在しない地域に限り』と。」
(29:08)
辰巳「京産大を振り落す文言にはなるんですね。」
田村「これはもう大阪にあれば広域的には関西にはあると、ないのは確かに四国地方だと。ただね、渡ったとこにあるんですよ、中国地方にあるんですよ!だからねぇ、四国って見ればそうなんだけど、中国四国地方で見れば本当はある!」
辰巳「ハハハハ!(爆)」
田村「もっと広大な空白は北陸・信越なんですよ本当は。あそこは本当に1校もなくて、新潟がまじめにこの決定に基づいて、じゃあ広域的にうちはない!ってことで申請すれば、これは国家戦略特区で認められる可能性だって、この文言だったらあるんですよ。ただそれができないのが、この藤原審議官が言ってる『平成30年4月開学』と。こういう条件が付くわけですよ。」
辰巳「これは加計にしかできない、加計に有利な文言になるわけですかやっぱり。」
田村「これ16年の9月くらいに、平成30年4月っていうことを前提にやれってことを…だから1年ちょっとしか…無理ですよね!募集かけるまでにもう1年ぐらいってことですよね。京都がこれで一番無理なのは、土地の確保ができてなかったんですよ。平成30年4月っていうのは。ここで確保はできそうだっていう構想は持ってたんですけれども、まだ購入してなかったんですよ。そりゃ普通そうでしょ。だってできるかわかんないわけですよ。国の方針で獣医学部作っていいよっていう方針が決まるまでは、そりゃ買えないですよ普通は。」
辰巳「そっかぁ~~。加計の方は今治市の中に…」
田村「なぜか!な・ぜ・か!」
辰巳「もう余ってる土地があったもんね!」
田村「いや、もう買ってたんですよ!」
辰巳「あ、買ってたん!?」
田村「ボーリング調査もやってたんですよ!」
辰巳「あ、ボーリング調査もやってたんや!…あ、そっか。」
田村「なぜか!」
辰巳「まだ決まってないのに加計が買うてた!ハハハハ(爆)!!!あかんやんそれ。」
田村「買ってボーリング調査もやって、さらに工事するためには高電圧の工事しなくちゃいけないので、その高電圧の電線引くための許可のための調査もやっていたていうね(爆)!それ申請書を出していたってうね!もうね…本当にあの…もうなんて言うかねぇ…作れるってわかっていて着々とこう進めていたということなんですよね。でも京都大学も言ってるんですね、平成30年4月っていうのは結局公募の条件にも入ったので、作っていいよって決定した時に、それじゃあ平成30年4月開学という、これも公募の条件に付けて事業者募集をやったもんだから、完全に京都はもう諦めたと。どうしたって間に合わないと。」
辰巳「はぁ…(溜息)」
田村「見事~に加計に落ちていくような仕組みをですね、内閣府の圧力で認めさせてっちゃったということなんですよね。」
文字起こし:acco☆彡
さて、前回のつづきです。後半は田村議員による加計問題解説。トークの分量としては重要性に比例して加計の解説の方が断然長くなってます。(なので2回に分けております。)さて田村議員。待ってましたとばかりにマシンガントーク炸裂(笑)。いや~~後半もおもしろいです!まずは石破4条件を中心に、特区のWG(ワーキンググループ)でのやり取りについてです。
すらすらトークが進んでいくので、文字起こしもすぐ終わるだろうと思いきや、全然終わらないからおかしいなーと思ったら、ほぼ終わる頃になってやっと気づいたけど、長かったんだね…orz。どんだけしゃべっとったんやと(笑)。トーク上手い人の会話の文字起こし恐るべし。
しかしながら、ほぼ全部要点(と個人には思う)なので自分自身の理解のためにも文字起こしし甲斐はあったというもの。加計問題について今までなんとなく理解してたことが、おかげ様でスッキリハッキリよくわかりました!と同時にさらにバカバカしくなってくることは不可避です(笑)。
あまりにバカバカしいのか話しながら大爆笑する場面多々。思わずこちらも吹き出しそうになります。まったく知らなかったWGの裏話を聞いてるうちに、逆に農水省とか文科省がかわいそうになってきましたよ、とほほ。