注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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仮想通貨ポートフォリオに関する更新情報――白龍会からの特別報告書 1/4
転載元)
投稿者:フルフォード
我々の最初の報告書、概括的な「仮想通貨の現状」【翻訳版はこちら】に続いて、これからは市場の動きと運転投資ポートフォリオへの変化をまとめた四半期報告書を発表していきたいと思う。白龍会(WDS)は幅広い種類の秘教的な機密情報へのアクセスを有しているのだ。この仮想通貨に関する情報をベンジャミン・フルフォードの読者層と継続的にシェアしていきたいと思っている。
投資に関して【ここで提供される】コメントについては何らの保障もしない。「投資というものは上がりもすれば下がりもするもの」。投資の常として、よい入り口となる地点を探すのは大事なことだが、現在のところほぼ全ての仮想通貨の価格は、その空間に資本が継続的に急ピッチで流れ込むせいで、どんどん上昇していっている。初期の仮想通貨投資家でヘッジファンド・マネージャーのマイケル・ノヴォグラッツ曰く、“流動資産の消防署”状態なのだ。 【※「流動資産の消防署」、正直ノヴォグラッツが何を言いたいのか門外漢の訳者には理解不能です。Firehouseとは「火の家」ではなく「消防署」のことなのですが、もしかしたら仮想通貨市場というのは、現在ロクに規制も設けられず、流動資産がどんどん流れ込んで燃え盛る家のようだ、と表現しているのかもしれません。】
何にせよ、望むらくはベンジャミンの読者の内、一部でも我々の前回の報告書によって利益を上げていることを。2017年の第4四半期というのは、仮想通貨の投資家になるには素晴らしい時期だった【のだから】。
ほぼ全ての人が今では気が付いていると思うが、2017年というのは仮想通貨にとって全くもって凄い一年だった。殆どのメディアの注目はビットコインに集まっていた。特に第4四半期におけるその価格急騰期になると、仮想通貨をよく知らなかった人が耳にし始め、初めて購入するようになったのだ。これはビットコイン、ないしは仮想通貨全般が“バブル”なのではないかといった類の議論を引き起こした。【だが】そういった議論は的を外している。
ビットコインが時価総額一覧表の最上位の座と、其の他全ての仮想通貨の価格付けや取引における基準通貨としての座を【これからも】維持出来るかどうかに関わらず、仮想通貨一般がこの世界に留まり続けることは疑いようもない。かつてのインターネットがそうだったように、仮想通貨は金融界だけでなく其の他あらゆる種類の業界をも変貌させ始めているのだ。
確かにテクノロジーのあらゆるバブルというものは、社会を様変わりさせる事件である。そういったバブルに投資する際には、1つ1つが既存の産業を独特な形で混乱させることになるような、種々雑多な事業立ち上げ計画のポートフォリオの中に身を置くことが鍵だと我々は思う。ということで、我々のポートフォリオは仮想通貨市場の広範囲の異なる部門を網羅することを目標としている。
覚えているだろうか。かつてのITバブルが史上最も大きなバブルの1つだったにも関わらず、アマゾンを始めとした1990年代後半の数多のテクノロジー関連株のバイ・アンド・ホールド投資【購入した証券をすぐに売却せず、長期間保有すること】が驚異的な結果に終わったことを。勿論、このバブルは2001年に弾けて、多くの企業が軒並み潰れたのだが、其の他【の企業の株】は凄まじい上昇を続けた。
かつてのITバブルをテンプレート【=鋳型】として用い、オンラインでの収益生成において既に最も大きな分け前を獲得している特定の産業の存在に気を配りつつ(宣伝広告、電子商取引、賭け事など)、我々は一連の最新版ITバブル狂(あるいは「.io」で終わっているドメイン名が昨今人気だということを考慮してIO狂と称した方がいいのかもしれない)を取り崩そうとしている種々雑多な事業計画のポートフォリオを選び出そうと思う。
アマゾンやグーグルは、当初の小規模な新興企業では【最早】ない。今では【すっかり】確立された“時の権力者”を表象し、より若い競合相手に取り崩される可能性が高い。ダウ平均価格のあの元々の12銘柄全てが随分昔に平均から脱落してしまったことを思い出して頂きたい。ビジネスとは常に変革し生まれ変わるということなのだ。
2017年は仮想通貨が急騰し、主流になった年として確実に記憶に残るだろう。ビットコインは約13x【つまり13倍】(1300%)まで上がって2017年を終えた。イーサリアムは更に好調で、70x(7000%)の収益を記録した。
利益があまりにも驚異的なため、仮想通貨のコメンテーターの一人であるインドネシアのバリ【島在住】のウィリー・ウーが揶揄したくらいだ。旧い経済は利益を計るためにパーセント記号(%)を使用するのに対して、新しい仮想通貨経済は掛け算記号(x)を用いている、と。
こんな眩暈が起きそうな利益が永遠に続く訣がない。だが、当面の間はそんなことが続いてくれる可能性が無きにしもあらずなのだ。仮想通貨を基にしたシステムが旧い金融システムの大部分と取って代わり始めるにつれ、ないしは法外なペーパーアセット(ドル【札】、財務省証券)から金(かね)が逃げる【状況】が加速するにつれて。
本当のバブル(あるいは“ピラミッドの陰謀”とでも言うべきか)というのは米国ドルなのだということを思い起こして欲しい。しかもあれは世界史上最大のものの一つだ。
【米ドルの】巨大バブルの無秩序な解放をするかどうかを決めるのは、今後の課題である。それが起こることを望んでいる人間は確実に存在する(マックス・カイザー1、マックス・カイザー2)。【それでも】白龍会は、既存の金融システムを無秩序に紐解くことが人類にとっての最良の策だとは考えていない。
翻訳:Yutika
註:【 】内は訳者の解説部分です。訳文は日本語での読み易さを優先し、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また見出しやツイッター画像も挿入しています。
お願い
シリーズ化します
我々の最初の報告書、概括的な「仮想通貨の現状」【翻訳版はこちら】に続いて、これからは市場の動きと運転投資ポートフォリオへの変化をまとめた四半期報告書を発表していきたいと思う。白龍会(WDS)は幅広い種類の秘教的な機密情報へのアクセスを有しているのだ。この仮想通貨に関する情報をベンジャミン・フルフォードの読者層と継続的にシェアしていきたいと思っている。
投資に関して【ここで提供される】コメントについては何らの保障もしない。「投資というものは上がりもすれば下がりもするもの」。投資の常として、よい入り口となる地点を探すのは大事なことだが、現在のところほぼ全ての仮想通貨の価格は、その空間に資本が継続的に急ピッチで流れ込むせいで、どんどん上昇していっている。初期の仮想通貨投資家でヘッジファンド・マネージャーのマイケル・ノヴォグラッツ曰く、“流動資産の消防署”状態なのだ。 【※「流動資産の消防署」、正直ノヴォグラッツが何を言いたいのか門外漢の訳者には理解不能です。Firehouseとは「火の家」ではなく「消防署」のことなのですが、もしかしたら仮想通貨市場というのは、現在ロクに規制も設けられず、流動資産がどんどん流れ込んで燃え盛る家のようだ、と表現しているのかもしれません。】
何にせよ、望むらくはベンジャミンの読者の内、一部でも我々の前回の報告書によって利益を上げていることを。2017年の第4四半期というのは、仮想通貨の投資家になるには素晴らしい時期だった【のだから】。
2017: The Year of #Altcoin , Forks, and Five Digit #Bitcoin Prices https://t.co/agL9WukVbg via @BTCTN #btc #ethereum #ETH #Ripple #XRP #blockchain #blockchaintechnology #cryptocurrency #cryptocurrencies #kryptowährung
— Hauke Kalz (@haukekalz) 31 December 2017
バブルの乗り切り方
ほぼ全ての人が今では気が付いていると思うが、2017年というのは仮想通貨にとって全くもって凄い一年だった。殆どのメディアの注目はビットコインに集まっていた。特に第4四半期におけるその価格急騰期になると、仮想通貨をよく知らなかった人が耳にし始め、初めて購入するようになったのだ。これはビットコイン、ないしは仮想通貨全般が“バブル”なのではないかといった類の議論を引き起こした。【だが】そういった議論は的を外している。
ビットコインが時価総額一覧表の最上位の座と、其の他全ての仮想通貨の価格付けや取引における基準通貨としての座を【これからも】維持出来るかどうかに関わらず、仮想通貨一般がこの世界に留まり続けることは疑いようもない。かつてのインターネットがそうだったように、仮想通貨は金融界だけでなく其の他あらゆる種類の業界をも変貌させ始めているのだ。
確かにテクノロジーのあらゆるバブルというものは、社会を様変わりさせる事件である。そういったバブルに投資する際には、1つ1つが既存の産業を独特な形で混乱させることになるような、種々雑多な事業立ち上げ計画のポートフォリオの中に身を置くことが鍵だと我々は思う。ということで、我々のポートフォリオは仮想通貨市場の広範囲の異なる部門を網羅することを目標としている。
Rise and fall of some famous asset bubbles. #BTC #Bitcoin #cryptocurrency #Tulipmania pic.twitter.com/172jtCnt9x
— Adrian Carvajal (@adriancarvajall) 12 December 2017
【歴史に残るバブルのピーク時の比較図。ビットコイン・バブル(赤)はまだ弾けていないので上昇を続けています。世界三大バブルのチューリップ狂時代(オリーブ)、ミシシッピバブル(青)、南海泡沫事件(紫)が後を追い、日本のバブル景気(水色)は遥か底辺。】
栄枯盛衰
覚えているだろうか。かつてのITバブルが史上最も大きなバブルの1つだったにも関わらず、アマゾンを始めとした1990年代後半の数多のテクノロジー関連株のバイ・アンド・ホールド投資【購入した証券をすぐに売却せず、長期間保有すること】が驚異的な結果に終わったことを。勿論、このバブルは2001年に弾けて、多くの企業が軒並み潰れたのだが、其の他【の企業の株】は凄まじい上昇を続けた。
かつてのITバブルをテンプレート【=鋳型】として用い、オンラインでの収益生成において既に最も大きな分け前を獲得している特定の産業の存在に気を配りつつ(宣伝広告、電子商取引、賭け事など)、我々は一連の最新版ITバブル狂(あるいは「.io」で終わっているドメイン名が昨今人気だということを考慮してIO狂と称した方がいいのかもしれない)を取り崩そうとしている種々雑多な事業計画のポートフォリオを選び出そうと思う。
アマゾンやグーグルは、当初の小規模な新興企業では【最早】ない。今では【すっかり】確立された“時の権力者”を表象し、より若い競合相手に取り崩される可能性が高い。ダウ平均価格のあの元々の12銘柄全てが随分昔に平均から脱落してしまったことを思い出して頂きたい。ビジネスとは常に変革し生まれ変わるということなのだ。
2017年は仮想通貨が急騰し、主流になった年として確実に記憶に残るだろう。ビットコインは約13x【つまり13倍】(1300%)まで上がって2017年を終えた。イーサリアムは更に好調で、70x(7000%)の収益を記録した。
利益があまりにも驚異的なため、仮想通貨のコメンテーターの一人であるインドネシアのバリ【島在住】のウィリー・ウーが揶揄したくらいだ。旧い経済は利益を計るためにパーセント記号(%)を使用するのに対して、新しい仮想通貨経済は掛け算記号(x)を用いている、と。
Unit of measure for return on investment:
— Willy Woo (@woonomic) 23 December 2017
Wall Street & banking: %
Cypto: x
こんな眩暈が起きそうな利益が永遠に続く訣がない。だが、当面の間はそんなことが続いてくれる可能性が無きにしもあらずなのだ。仮想通貨を基にしたシステムが旧い金融システムの大部分と取って代わり始めるにつれ、ないしは法外なペーパーアセット(ドル【札】、財務省証券)から金(かね)が逃げる【状況】が加速するにつれて。
まだ弾けていない最大のバブル
本当のバブル(あるいは“ピラミッドの陰謀”とでも言うべきか)というのは米国ドルなのだということを思い起こして欲しい。しかもあれは世界史上最大のものの一つだ。
【米ドルの】巨大バブルの無秩序な解放をするかどうかを決めるのは、今後の課題である。それが起こることを望んでいる人間は確実に存在する(マックス・カイザー1、マックス・カイザー2)。【それでも】白龍会は、既存の金融システムを無秩序に紐解くことが人類にとっての最良の策だとは考えていない。
I suggest we get a global video campaign with crypto and cypherpunks all over the world burning piles of fiat. The fear this will strike in the establishment’s heart will cause crypto panic-buying (so, it’s net profitable). #KillTheBeast #Bitcoin pic.twitter.com/BJ4FxBu4l7
— Max Keiser (@maxkeiser) 23 December 2017
【上記引用のツイートその2:
「世界中の仮想通貨パンクやサイファー【=暗号技術の】パンク達が不換通貨【※要するにドル札】の山を燃やしている動画を世界規模で募ることを提案するね。【それを視た】支配者層の胸の内に沸き起こる恐怖は、仮想通貨のパニック買いに繋がるだろうし(よって、純利益になるのである)。」
(その1も似たような内容なので1つだけ御紹介。RTの経済番組の司会者として、いつもお騒がせなカイザー氏のノリノリ発言です。割り引いて咀嚼してください)。】
翻訳:Yutika
註:【 】内は訳者の解説部分です。訳文は日本語での読み易さを優先し、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また見出しやツイッター画像も挿入しています。
お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
本文中に登場する「ポートフォリオ」は、自分の投資内容の一覧を指していると思っていただければ。色んな種類の銘柄や異なる資産形態に投資するとリスク分散になります。どれをどの程度投資するのか、組み合わせを考えて、全部を1つのファイル(書類かばん)に入れて管理するってイメージみたいです。
白龍会としては、仮想通貨市場でも一番有名なビットコインに集中投資するのではなく様々なものを考慮した方がいい、そのための判断材料として情報を提供する、ということらしいです。
今日のテーマはバブル。チューリップの球根だの鉄道だの、その時代の投資家たちが熱狂している様は悲しいやら滑稽やら。でもバブル如何に関わらず、紙にお札を刷る時代も終わろうとしているようなので、学ばなきゃとは思っています。