メキシコ便り(6): メキシコの麻薬カルテルとメキシコ政府

 前回のメキシコの治安の記事に、メキシコの治安の悪さは一般人の犯罪云々より麻薬犯罪組織(麻薬カルテル)による影響のほうが多いと書きました。そんな麻薬カルテルのことをもう少し掘り下げて調べてみました。メキシコを語るのに麻薬カルテル抜きに語れない。。。なぜなら昔から麻薬カルテルとメキシコ政府は深い協力関係にあるから。。。そして、その結果が今のメキシコ(貧富の差、メンタリティー、文化、治安の悪さ)をつくったと言っても過言ではないかも。。。メキシコの麻薬カルテル問題を掘り下げると、それは世界の問題だということがわかってしまった。。。😔 メキシコの真実は世界の真実。これらの麻薬犯罪はメキシコだけなく世界が絡んだ国際犯罪!だからメキシコに興味のない人たちでも無関心でいられないかも。。。

 まずは麻薬カルテルとメキシコ政府の実態を世に知らしめたメキシコの勇敢な本物ジャーナリスト、アナベル・エルナンデスさんを簡単にご紹介♪ 彼女の生きる姿勢は凛として美しい✨こんなに腐敗したメキシコにこんなに輝かしい女性がいるとは。。。。まさにメキシコの宝🌟これが本当のメキシコ人の姿だとpopoちゃんは思いたい!ジャーナリストにとって一番危険な国と言われているメキシコでの彼女の生き様は多くの人に勇気と感動を与えてくれます。

 そして下の動画では、アナベル・エルナンデスさんがイギリス・ロンドンのフロントラインブッククラブでのお話会で、メキシコの麻薬カルテルとメキシコ政府の関係を1960年あたりから非常にわかりやすく話してくれています。動画は約90分ほどあり長いので、ざっくりまとめてみました。そして。。。最後に、別の情報源(元イルミナティのメンバーと語るもの)から衝撃的な告白をご紹介❗️

 それにしても正直、このように真実を知れば知るほど腹立しい。支配欲、所有欲、名誉欲、権力欲、性暴力が膨れに膨れ上がって、お金と暴力でそれらを得た麻薬カルテル、メキシコ政府官僚、アメリカ政府、大企業家、そして銀行家たち。。。彼らにとって、その手段が人の命を奪うことであっても、自己の利益、欲を満たすほうが遥かに大切なのは明らか。。。そんな彼らは本当に幸せ???欲からはフェイクな幸せしか生まれない。。。改めて自分のあらゆる欲を、見つめ手放していきたいと思ったpopoちゃんです!そして、今のめちゃめちゃなメキシコ、今のめちゃめちゃな世界をありのまま平穏な心で受け入れたい。。。ヤツらに対する怒り、批判、期待の心をもったままでは、きっと何も変わらない。。。Adios (さよなら)怒り、批判、期待たち。。。👋 そして今日もpopoちゃんは愛のマントラを唱える💖
(popoちゃん)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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メキシコ便り(6): メキシコの麻薬カルテルとメキシコ政府


勇敢なジャーナリスト


[アナベル・エルナンデスさん] Author:Heinrich-Böll-Stiftung[CC BY-SA]


アナベル・エルナンデスさんはNarcoland(Los Señoles de Narcos)という本を2010年に出版。メキシコでベストセラーに!5年の年月をかけ、麻薬カルテルとメキシコ政府の癒着の実態を調査しまとめた345ページにも及ぶ暴露本。すべて証拠付きのストーリー。まるで映画のように日時、その場の状況、会話までも詳細に描かれている。そして麻薬カルテルと関わった政治家などすべて一人一人名指し。もちろん過去の大統領たちも名指し!

アナベル・エルナンデスさんの本’Narcoland’ Photo by popo


そういう訳で本の出版以来、彼女の頭には値段がつき、2010年、当時のカルデロン大統領の警視庁長官から死刑宣告をも受けたとか。。。ツイッターのアカウントもサスペンド(アカウント凍結)されている模様。。。。現在2人のボディーガードに守られて過ごす日々。。。(これはもう彼女の言っていることが真実だと認めているようなもの。)そして2人の子供をもつシングルマザー。今日殺されるかもしれないと覚悟して、日々、ジャーナリストとしての使命を全うされているようです。(すばらしい!!!👏)

アナベルさんの父親はごく普通のビジネスマンだったのだけれど、2000年誘拐され殺されてしまった。。。アナベルさんは警察に捜査願いを出したけれど、お金を要求された。。。アナベルさんは憤慨した、そして、決心した。一生メキシコ政府の腐敗と戦いづつけると。。。

アナベルさんは2012年にWAN-IFRA(世界新聞ニュース発行社協会)から「自由の金のペン賞」を授与。その際の彼女のスピーチがすばらしい✨ 彼女は「沈黙しながら生きることは死ぬことと同じだ」とスピーチの中で言っています。なんと勇敢な。。。 長文ですが、是非、リンク先でご一読を!
http://ukmedia.exblog.jp/18592325/

あの本の出版から早、8年。未だに本で名指しされた官僚の誰一人とも刑務所にいっていないとか。。。その反面、これまでに真実を語るジャーナリストたち170名が殺された。。。なんとも理不尽な。。。彼女を含め多くのメキシコのジャーナリストたちは口を揃えて言う。「麻薬カルテルよりも政府からの脅しのほうが断然悪質だ」と。。。


麻薬カルテルとメキシコ政府


[アナベル・エルナンデスさん、ロンドンのブッククラブのお話会]

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 [ 動画のまとめ ]
1960〜70年代はメキシコ政府が麻薬組織を上手にまとめていたため、カルテル同士の戦いなどなく、皆仲良くそれぞれの領域で、時には協力しながらやっていたとか。。。もちろんメキシコ政府は麻薬カルテルから賄賂をもらい、そして、スムーズにアメリカまで流れるように手筈を整えていた。当時は主に麻薬、ヘロインなどのソフトドラッグ。。。なので麻薬カルテルの規模もそれほど大きくなく中くらいの大きさだったとか。。。

1980〜90年代、グアダラハラ・カルテルが最強の支配力を持つようになる。なぜならCIAがグアダラハラ・カルテルにコロンビアの麻薬組織を紹介し(これ怪しすぎ!!!なぜCIAが?!)コロンビアからのコカインの輸送をし始める。コカインはマージン(利幅)が大きいらしい。。。

コロンビアで1キロUS$2000のコカインは、アメリカとメキシコの国境を越えるときにはUS$30,000に。そしてニューヨークに着く頃にはUS$100,000以上になるとか。。。莫大な利益を生むコカイン。
https://ww2.kqed.org/forum/2016/01/29/ioan-grillo-tracks-the-rise-of-gangster-warlords-in-latin-america/ (22分あたり)

コカインはカルテルに大量のお金をもたらした。グアダラハラ・カルテルは最強のパワー(お金)を持つようになる。このためグアダラハラ・カルテルはメキシコ政府がやっていた手筈を自分たちでやるようになった。つまりカルテルが政府の上に立ち支配し始めた。(まさに麻薬国家!)メキシコ政府はグアダラハラ・カルテルの莫大な賄賂を受け取り、その代わりにグアダラハラ・カルテルだけを守ることを約束。これがいわゆる「麻薬戦争」の発端に。通常、カルデロン大統領(2006~2012年)が2006年12月に大統領に就任してカルテルを一掃するために「麻薬戦争」宣言したといわれているが、実はそれ以前に麻薬戦争はすでに始まっており、しかも政府が一部のカルテルだけを保護し、他のカルテルたちを一掃するというのが本当の「麻薬戦争」の目的だったとか。。。そのため他のカルテルが大暴れし始め、政府も絡んだカルテルたちの戦いが未だ続いている。。。

皮肉なことに、メキシコ国民の中には、カルテルを歓迎するものもいるらしい。なぜなら国がやってくれないことをカルテルがやってくれるから。。。例えば、昔、グアダラハラは小さな街だったが、このコカインのお金でレストラン、ホテル、病院などがどんどん建ち仕事が増え、街は経済的に急成長していった。グアダラハラは、現在、メキシコで2番目に大きな街。

[グアダラハラ]

メキシコは麻薬カルテルのお金で経済が成り立っているところが多々あり、政府は街の経済崩壊を懸念してカルテルたちの財産(ビジネス)などを没収できないらしい。。。アナベルさんいわく、それなのにメキシコは未だ貧しい国だ。。。麻薬カルテルのお金がないとどうやって国が成り立つのだろうかと。。。システム自体が犯罪だと。。。


麻薬王エル・チャポ・グスマン


海外で最も知られている麻薬王、El Chapo(エル チャポ Juaquin Guzmanのニックネーム)。メキシコ政府に莫大な賄賂を渡し、チャポのカルテルだけ政府に守らせた男。極貧困なケシ栽培の家の生まれで、学校は7歳までしか行ってなく、読み書きもろくにできないらしいが、世界の大富豪ランキングに名を連ねるまでに登り詰めた。この麻薬王チャポがいかにメキシコ政府を支配している(いた)かがわかる話がこちら!

1993年初めてチャポ逮捕。当時はまだ下っ端のチャポ。(カルテルの世界では犯罪で刑務所行きになることはほとんどなく、カルテル上司に裏切り行為をしたときに刑務所行きになるらしい。)が、チャポは刑務所で大人しくするはずがなく。。。なんと警視庁幹部、刑務所の幹部、そして普通の刑務所のスタッフほぼすべての人に賄賂(定額の給料)を与え、その刑務所は事実上、チャポの支配下になってしまった。セックス、バイアグラ、女、ドラッグ、パーティーづくめの生活だったとか。。。女性が妊娠したら刑務所のドクターに堕ろさせていたとか。。。酷い!😱

そして2001年アメリカに引き渡されるのを察知しチャポ逃亡!ランドリーカートの中に隠れて逃亡したとメディアでは言われていたが、実は刑務所幹部すべて承認済み、彼らの協力のもと、チャポは警視庁幹部にエスコートされ警察の制服を着て堂々と正面玄関から歩いて出たらしい。。。

当時のフォックス大統領(2000年〜2006年)はチャポの逃亡とその後の護衛にUS$400,000の賄賂をもらっていたとか。。。もうメキシコ政府は麻薬カルテルとズブズブの関係。
参考文献:Anabel Hernadez ‘Narcoland’より

2014年メキシコ海軍による2度目の逮捕。2014年までに、チャポは史上最大量のコカイン(500トン、450,000kg)をアメリカに輸出したらしい。。。2015年7月11日また逃亡!今度は自分のシャワー室から外へトンネル(地下10m下に高さ170cm、幅75cm、長さ1.5km)をつくらせ逃亡。そしてまた2016年3度目の逮捕。そして今回はついにアメリカに引き渡し。アナベルさんの本によるとチャポはアメリカへの引き渡しを一番恐れていたとか。が、2017年1月ニューヨークで行われた裁判では起訴された17件は無罪、6件は有罪という結果に。。。しかしチャポはすべての無罪を主張。次の裁判は2018年9月。現在、マンハッタンのMetropolitan Correctional Centerの身柄を拘束中。
Wikipediaより

メキシコでの刑務所ではあれだけしたい放題にやった麻薬王チャポ、アメリカではどう過ごしているのか気になるpopoちゃんです。それにしてもこれまでの犠牲者の方々のためにもちゃんと正しく裁かれてほしいものです。不正は❌やめて!

[2017年1月19日アメリカに引き渡された麻薬王 エル チャポ] Author:ICE[Public Domain]



メキシコの麻薬カルテル犯罪は国際犯罪!


アナベルさんは言う。。。ドラッグを積んだ大きな大きなゾウさんを想像してみて!と。。。その巨大なゾウがコロンビアからメキシコの国境を渡り、そしてアメリカの国境も渡っている。。。だれもその巨大なゾウさんを見てないなんてありえないわと。。。アメリカ、イギリス、フランスなどのたくさんの国々がこれらの麻薬組織と関わっていると。。。そしてmoney laundry(資金洗浄)にも多くの外国の銀行が関わっていて、実際に銀行たちは是非うちでやってくれと資金洗浄の取引の競争をしているとか。。。アナベルさんはそれらすべての証拠を持っているらしい。。。そしてアメリカのウォールストリート、国会議員、ビジネスマンも麻薬王だとアナベルさんは言う。

メキシコ以外でメキシコ麻薬カルテルとの癒着があった組織。
(必ずしもすべての組織ではなく少なくとも組織の一部で関わりがあった。)
• Texas National Guard
• Central Intelligence Agency (CIA)
• Federal Bureau of Investigation (FBI)
• U.S. Customs and Border Protection
• United States Immigration and Naturalization Service

Wikipediaより

(ネット上でCIAのことを冗談でCocaine Import Agencyと言ってる人がいました。😆)

本の出版後、アナベルさんはこんなものを発見したと。。。2011年にDEA(Drug Enforcement Administration アメリカ麻薬取締局)がサインをした契約書。それは麻薬王チャポの弁護士によって作成されたものであり、チャポと彼の麻薬カルテル(シナロアカルテル)を守りチャポのやりたいことを自由にさせてやるという契約内容だったらしい。。。アメリカはメキシコ麻薬カルテルに大量の武器の供給だけでなく、このようなカタチでも彼らに手助けをしていると。。。もうこれは国際犯罪!

[大きいゾウで体重5〜6トンくらいらしい、ということは2014年までにチャポのカルテルだけで100頭のコカインゾウさんがコロンビアからアメリカへ歩いてたのにだれも見てない?!] pexels[CC0]


メキシコ麻薬カルテルの犯罪は他国の協力なしでありえない。そして資金洗浄で得たお金は世界の経済をも動かしているとか。。。ドラッグマネー、bloody moneyで成り立っているフェイクなグローバル経済だとアナベルさんは語る。

最後にこの問題をどうやったら解決できるのかと意見し合う。それぞれの国が巨大なゾウさんが来てもドアを開けない、コカインなどの需要をなくす、ドラッグを合法化する、資金洗浄をなくす。。。。など意見が出るが、最終的にアナベルさんはこう語る。麻薬カルテルの犯罪は麻薬密売だけではないと。。。児童ポルノ、人身売買、ガソリンの窃盗、武器窃盗、誘拐殺人、レイプ殺人、海賊版、海賊行為など彼らの犯罪行為は多岐にわたる。実はアボカド農園もカルテルに乗っ取られてしまっているところがあるとか。。。

アナベルさんは言う、メキシコの腐敗の根は大変深いと。’El que no tranza, no avanza.’ 「ズル・ごまかしをしない人は出世しない」メキシコではよくこう言われていると。メキシコ人の頭にこの考えは染み付いているらしい。。。メキシコが必要なもの、それはこのメンタリティーを変えること。メキシコ政府はそれをやる気は全くないので、外国からのヘルプが必要だと。。。

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さぁ、外国の私たちはどうやってそのお手伝いができる?!
メキシコの治安の悪さを調べると、メキシコ麻薬カルテル、そして国際犯罪にたどり着いてしまった。そしてpopoちゃんはこんな情報も見つけてしまった。。。😓

メキシコの麻薬カルテルはWarren Buffetの勢力下にあるとか。。。😱😱😱
この情報源は匿名希望の元イルミナティのメンバー(47年間)からのもの。この記事にはこれまでシャンティ・フーラで扱われた内容と類似する事柄がいくつも書かれているように思えます。う〜ん。。。信頼性が高い気がします。

日本語: https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=337273643133596&id=100005528881613&ref=m_notif&notif_t=like

英語オリジナル: https://www.disclose.tv/former-illuminati-member-tells-all-about-the-endgame-of-population-control-309900

やはり、行き着くところはココか。。。巨額なお金、大量の武器、冷血、残虐な殺人、これまさにヤツらのやり方では?!と納得するpopoちゃんです。

そういえば、メキシコちゃんに愛のマントラを唱え始めて、麻薬カルテル、メキシコ政府、ヤツらに対する怒り、批判、恐怖感、不安感など、popoちゃんの中でザワザワしていたものがなくなったなぁ。。。愛のマントラ強し

¡Viva Mexico!

(popoちゃん)

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム1


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