地球ニュース:中国&イタリア&チリ

 今回もフルフォード氏の英語サイトから、毎週の定期リポート以外のミニ記事を翻訳したいと思います。テーマはキリスト教です。欧米では相変わらず妄信的ですが、目覚めてきた人もいるようです。
 そして冒頭では、少し前の定期リポートに登場したスマホ工場の労働問題について、情報元が見つかったので御紹介します。私は未だにガラケーなのですが、パソコンは仕事で毎日使っていますし、我が家の購入商品の多くはどこかの工場で健康被害を巻き起こしているのではないかと思います。そして電磁波などによって我が家の健康も、プラスチックなどによって廃棄後の地球環境も蝕んでいくのでしょう。
 消費者が必ずしもそれを望んでいる訣ではなく、ここもディスクロージャーが足りずに情報統制されているのですよね。現代はまさに情報戦の坩堝です。良心的な配慮が出来ない企業が淘汰され易い時代になって欲しいものです。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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地球ニュース:中国&イタリア&チリ

中国:スマホを作る代償


2月19日のフルフォード情報英語版にて、ロバート・デイヴィド・スティール氏が白龍会と会うために来日したとありました。その際、「既存の西洋の経済パラダイムに対する代替案」が話し合われたそうです:
スティール氏の見解は、その商品を製作するために実際にかかる費用は、製品原価の中に含まれるべきだというもの。一例として彼が挙げたのは、スマホを製造する過程で使用される危険な発癌物質がそういった工場で働く人々の癌発症にいかに繋がっているか、そしてこの癌の代価が携帯の価格に含まれるべきだ、という話だった。

スティール氏が話しているのは、中国の深圳市と広州市の電子製品工場地帯を3年に渡って取材したドキュメンタリーComplicit(共犯)』(2017年)に詳しく描かれている内容だと思います。



あらすじ(※こちらこちら)しか判明していませんが、例えば工場のベンゼン中毒で白血病に罹患した労働者が、会社を訴えるために労働法を自ら学び、同様に携帯やパソコンの電子部品組み立て工場で苦しむ他の労働者たちに人権を説き、アップルやサムソン社に立ち向かい、政府に訴え出ている様子が収められているそうです。

昨年ロンドンで開催された、ヒューマン・ライツ・ウォッチ映画祭に出品されました。労働者の方々の生の声が聞ける良作ですので、日本でももっと紹介されるといいのですが、下手すると「これだから中国は」とネトウヨの餌食になりそうです。日本も劣悪さではどっこいなのですけれどねぇ……あ、ネットでどうにか観られないもんかと探していたら、ありました。有料ですが、監督御自身がアップされています。

上のページの右側、ピンク色で囲まれた「Get This Perk」ボタンを押して寄付をして、「Global Ambassador(世界大使、なんだか○スカフェ・アンバサダーみたい)」になると、上映用の映像を送ってもらえるみたいです。只今60ドルが25ドルに割引中です。下へくって頂くと、他にも5ドル~1万ドルまで様々な値段の選択肢があります。同じく25ドルの「Defender(擁護者)」もダウンロードが出来るとあるので、どうやら25ドル以上の寄付をすると視聴可能になるみたいです。今のところ英語字幕のみだと思うので、日本での上映では厳しいかな。でも貴重な情報です。


イタリア:キリスト教とは


それではフルフォード氏の質疑応答に入ってみましょうか。前々回の校内銃乱射事件続報で、黙示録の反キリストへの言及が出て来ましたが、2月21日はキリスト教についてでした。

読者からの質問:
フラウィウス朝カエサルたちが人々を支配するために、キリスト教を発明したのでしょうか?

貴方は事実を追求するリポーターで、ありとあらゆる情報を目にする立場にいらっしゃいます。貴方の御意見を是非ともお伺いしたいのです。

フルフォード氏の回答:
はい。イタリアのP2の人たちから、奴隷を支配するために自分たちが発明したと聞かされました。

そもそも旧約聖書自体が既存のアイデアの寄せ集めらしいですからそーでしょーな、ってな話なんですけれど、このページのコメント欄が典型的な英語圏の反応を示しています。

例えばある人物は「キリストが生きていたのは歴史的な事実です。彼の教えは素晴らしいものです。私は彼が生きていると証言します」と書き込んでいました。過去のある時点で「lived(生きていた)」から、文章の途中で今「lives(生きている)」に変わっています(※模範的キリスト教徒は輪廻転生を認めない筈ですから、神の御子という訣分らん形で唯一絶対神の傍にいるという意味でしょう)。

別の人物は「私はキリストと宗教の間の差異だと思います。ローマは宗教の方を発明しましたが、キリストの教えと彼の叡智には瑕疵を見つけられない筈です」と断言し、その後も延々悪いのは教会だと書いています。最後は「ええ、ナザレのイエスが生きたのは歴史的な事実です」と。

いや実在したのかもしれませんけど、西洋人の思い描く愛しのイエス様ってこれでしょ。バリバリ白人のイケメンな時点で違和感抱きましょうよ、そしてそこまで愛100%だったのかどうかも。


(因みに2004年にメル・ギブソンが製作したこの映画『パッション』ですが、続編が決定しているようです。しかも来月には別の監督の使途パウロの処刑を描いた映画が公開されるそうで、イエス役のこの俳優がそちらでは聖ルカを演じています。『パッション』はイエスが処刑されるまでの12時間を描いたものだそうですし、つくづく拷問好きですよねぇ。)

閑話休題、コメント欄に戻りましょう。酷いのになると、4世紀のコンスタンティヌス帝などを引っ張り出し、カトリック教会のことは確かに勝手に定めたからP2の連中が言っているのはそのことだろう、でも「イエス・キリストは実際に生きていました。彼はマリアという処女から実際に生まれたのです(なぜならキリストが誕生するまで彼女は男を全く知らなかったからです)。彼の父親は文字通り父なる神であり……」と書き連ねる始末。

この人たち、多分本人的には精一杯理性的なつもりなんだろうな~、と想像すると、なんだか心配になります。まぁ日本人の洗脳奴隷っぷりも半端じゃないので、他人のことは言ってられませんケド。


チリ:キリスト教のイメージ


それでもキリスト教に対する熱は、このところ急速に冷めてきているようです。1月29日のミニ記事では、熱狂的なキリスト教国である筈のチリの異変について、フルフォード氏が軽く紹介されていました。

以下が人々の関心を全く集めぬままに起こっていた。カトリックのチリにおいて法王が大衆の抗議運動で出迎えられ、11のカトリック教会が放火されたのだ。今後の前兆となるのだろうか?

で、3つの動画を拡散して欲しいとリンクを貼っていました。
Not everyone is happy the Pope is in Chile.
In Chile, pope met by protests, threats, burned churches
Church burned to the ground in Chile after Pope’s visit


1つ目の動画は1月半ばの法王チリ訪問に関するユーロニュースの報道で、2つの抗議活動がチリでは起こっていると説明しています。

何十年も小児性愛の限りを尽くしたチリ史上最悪の司祭がおりまして、被害者が現場に同席していたと証言しているようなお仲間を、法王が「証拠が全くない」と庇ってチリ南部の都市担当の司教に任命した件が一点。もう一つは、マプチェ族(※チリ最大の先住民族)の祖先の土地を教会が奪ったという歴史的な問題です。

法王が赦しだの平和だのを与えると宣言すりゃ済む話じゃねぇと、皆さん憤慨しておられます。


2つ目はこちらの記事の文言を写し取った動画ですので割愛します(※コマ送りがトロいので、記事読んだ方が早い)。1つ目と3つ目の動画の概要みたいなもんです。



3つ目法王のチリ訪問後に全焼する教会の画像。ちなみに後だけでなく、訪問前や訪問中にも幾つか放火されています。2つ目の元記事では11堂は燃やされたとありました。

法王が宿泊する施設も、抗議活動の一つとして事前占拠されていました。法王が執り行なったミサにも反対派が詰めかけ、警察が催涙ガスを使用し、何十人も逮捕する羽目に。これを見たお隣のペルー(※法王の次の訪問国)は、国のイメージに関わるとして、デモ自体を全面的に禁止しちゃいました。

キリスト教の専門家によると、法王に対してここまでの抵抗が起きるのは前例がないそうです。ていうか、そもそもフランシスコ法王は南米出身ですからね、本来なら最も熱狂的な歓迎を受ける場所でしょうに。

実は2017年の調査で、自分はカトリック教徒だと答えたチリ国民は45%でした。10年前は6割半ばだったそうですから、急落しています。キリスト教の、少なくとも教会が担っている部分に関しては、求心力が衰え始めているのかな、と思える出来事でした。

文・Yutika


Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


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