メキシコ便り(11):もうすぐメキシコ大統領選!

 メキシコは今、7月1日に行われる大統領選前(6年に一度)で、なんとなくソワソワしながら、みんな息を飲んで様子見している状態です。結果次第でペソの変動は避けられないでしょう。もちろん外国からの投資にも影響があるでしょう。メキシコでは日に日に「反トランプ感情」が高まるなか、メキシコの輸出の8割はアメリカという現実。やはりなんとかうまく「NAFTA交渉」をやらなければというジレンマの真っ只中のメキシコ。

 現政権が直面している問題は「治安の悪化」「政治家の汚職問題」「国民の貧困問題」「麻薬組織」「NAFTA交渉」「アメリカとの国境の壁」などなど。。。それぞれの候補者がいろいろと解決策を述べていますが、こちらのブログの筆者によると「右ウィンカーを出して左に曲がれ!」というメキシコの古い政治警句があるらしく、メキシコの大統領がよくやる手だとか。。。どこの国も同じ?!日本でもTPP反対って言っておいて、当選後、TPP推進しちゃうみたいな?!

 なので政策云々よりも、結局、だれがバックにいるのか、どの候補者の波動・心が綺麗なのが。。。そこがポイントになるのではと思うpopoちゃんです。そして、いろいろとリサーチしていくうちにこんな方のラジオインタビュー動画を見つけました。Alfredo Jalife氏は大学の教授でもあり、ジャーナリストでもあり(Rossia Todayに寄稿しているとか)、政治評論家(分析家)。 1985年にノーベル賞も受賞しているようです。彼はそれぞれの候補者のバックにだれがいるのかなど表にでない裏情報を約2時間弱話してくれています。(注)Jalife氏は自身の情報は上の上の情報でなく真ん中あたりの情報だと自覚しています。popoちゃん、目からウロコでした!やはりここでもいかにヤツらが深く関与しているかがわかりました。アメリカは中国との交渉の際に優位な立場でいたいため、カナダ、メキシコのエネルギー資源を確保したいらしい。。。なのでメキシコの石油がほしくてほしくて。。。そして昔からアメリカのポチであるメキシコは、土地、石油などなど、どんどんあげちゃって。。。あげすぎちゃったらしい。。。

 Jalife氏は以下の動画でメキシコの歳入第1位がドラッグマネー、2位がアメリカに住むメキシコ人が家族に送る仕送り、3位がマキーラという外国資本の工場と言っていました。これは難問だらけ。。。さぁ、次期メキシコ大統領はメキシコに希望・光をもたらすことができるのか。。。?!
(popoちゃん)
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メキシコ便り(11):もうすぐメキシコ大統領選!


史上最大といわれている総選挙、大統領選まであと5週間。先日、5月20日(日)には第二回大統領候補者の討論会がテレビで行われ、4人の候補者がディベートしました。popoちゃんも見ました!ここではそのうち3人の候補者をご紹介!

Ricardo Anaya氏
Author:Gvega78[CC BY-SA]


ディベートが断然上手なのは支持率第2位、39歳の弁護士、Ricardo Anaya氏(革新的保守、ベーシックインカム導入支持)。支持率のトップを走る元メキシコシティ市長、Lopez Obrador氏(保守的左翼)64歳をコテンパにしていました。

Lopez Obrador氏
Agencia de Noticias ANDES[CC BY-SA]


Lopez Obrador氏は過去に2回大統領選に挑戦しましたが、敗北。今回3回目の挑戦。が、ディベートが大の苦手なようで過去に出席しなかったこともあったとか。。。たしかにまったく討論できないお方です。やはりあの討論力ほぼゼロのLopez Obrador氏を見ると、大統領の任務大丈夫?!「あれじゃ、トランプ大統領と交渉無理でしょ?!」とpopo ちゃんは思ってしまいましたが、彼はメキシコのBurnie Sandersと言われているとか。。。(FOX NEWS)

そして、驚いたことに第2回の討論会後Lopez Obrador氏の支持率は、あまり影響されず支持率トップを維持しているとか。。。う〜ん?!?!なぜ?!。。。 https://www.reuters.com/article/us-mexico-election/mexico-presidential-race-seen-little-changed-by-second-debate-polls-idUSKCN1IN2MT

Jose Antonio Meade氏
Foreign and Commonwealth Office[CC BY]


そして支持率第3位のJose Antonio Meade氏49歳。現在の大統領が所属している与党PRI党の公認候補。現政権の下、外務大臣、社会開発大臣、財務大臣を歴任し、候補者のなかでもっとも大臣の経験が豊富。討論会では、ちょっと押しが足りない?!イメージを持ちました。

コチラの動画で、メキシコ大統領候補者のそれぞれの政策を大変わかりやすくまとめてくれています。この動画を表にまとめてみました。

出典:YouTube


過去に5~6回ツイッターアカウント凍結、メジャーテレビでは嫌われ、ネット上で若者に人気なJalife氏。

国際政治評論家:Alfredo Jalife Rahme氏
Author:Eduardohm 31[CC BY-SA]


上の動画インタビュー、ざっくり要訳!

Meade氏は現大統領(ペニャニエト)とともにBlackRock(世界最大の影の銀行と呼ばれているらしい)に資金サポートをお願いした。そのためにメキシコの石油(油田?!)を渡したとか。。。BlackRockはMeade氏を20年も前から大統領するための準備をしてきたとか。。。もしもMeade氏が大統領にならなければ投資した7500万ドルを直ちに回収するらしい。。。(そうなるとメキシコ経済は大変!まちがいなく経済的混乱!)またMeade氏を支持するアメリカ政府(トランプ大統領、クシュナー氏など)はメキシコの大統領選挙が終わるまで、なんとかメキシコ経済が悪化しないようにいろいろとサポートをするが、選挙後は自分でやってね~!と手を引く予定だとか。

Lopez Obrador氏はジョージ ソロスがバックにいる。。。(あれ?!亡くなったんじゃ?!)Jalife氏によると投票数はObrador氏が必ず勝つであろうが、おそらく不正選挙で勝てないようにされるだろうと。。。もしも勝ってしまったら、暗殺される可能性もあるとか。。。彼はSocialistと見られてるいるが、ベネズエラなどの本当のSocilaistからはほど遠いらしい。。。

Anaya氏もジョージ・ソロスが支持しているとか。。。今回の大統領選は若い人たち次第。。。メキシコの人口の半数は30歳以下の若者で選挙権を持っている3分の1の人が若者だから。。。39歳のAnaya氏はそんな若者の投票を獲得して勝つ可能性もあるかもと。。。

が〜ん!😱だれが勝っても、未来に希望がもてない。。。😓
Lopez氏かAnaya氏が勝つと、ペソはおそらく急降下!そして経済混乱がありそう。。。😩
Meade氏が勝つと、おそらくペソは安定に保たれるだろうけど、根本的な改革にはならず、今までと同じような政府が継続し汚職地獄からは脱出不可能。。。

ロシア、中国、北朝鮮、韓国、フィリピン、インドネシア、イタリアのように、明るい未来に導いてくれるリーダーは、まだメキシコにはいないよう。。。ざんね〜〜〜〜ん😭



最後にお口直し!Anaya氏を支持するMovimiento Ciudadano(党の名前)のコマーシャルキャンペーンソングです!
Popoちゃんもこの曲をテレビで初めて聴いた時、すぐに気に入ってしまったのですが、この曲はメキシコじゅうで大人気になり、今ではクラブ(ディスコ)でもかかるらしいです。しかも販売されています。メキシコ人はどんな過酷な状況になっても、きっとこのような明るい曲で夜明けまでみんなで踊りまくり、テキーラ飲みながら笑って乗り越えるのでしょう!

¡Viva Mexico!

(popoちゃん)

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム1



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