注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
法案の柱の一つで、高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)について、立憲民主党などの野党が反対姿勢を強めるが、政府・与党は20日までの会期を延長する方針で、法案は成立する見通しだ。
(以下略)
何度でも言う。高プロは成果に応じて払う制度ではない。条文にそれはない。あるのは時間規制の除外だけ。使用者は勤務時間を自由に決められ新たに設けられる上限時間規制も除外される。1日24時間勤務や1年360日勤務も合法化される。廃案にするしかない
— 福山和人 (@kaz_fukuyama) 2018年5月31日
https://t.co/9luZlskwDL @YahooNewsTopics
今まで残業したかったのに出来ない、そんな国民の声数十人の声を捏造して作りました。 成果とは日本の経済成長であり個人の収入とは無関係です。
— to_y022 (@toy022) 2018年6月1日
もう一つは,高プロによって従業員の健康管理がなくなるということですね。今までなら過労による労働災害はきちんと労働災害扱いされていたのですが,これが労働災害扱いされなくなるのも看破できないです。
— ジョゼフ・アンリ (@joseph_henri) 2018年6月1日
高プロ制度の導入にあたり、政府は「労働者からも聞き取りをした」と言う。でもその人数は12人。しかも、いずれも企業が選んだ人で、中には企業側が同席したケースもあった――。
— 雇用のヨーコ (@koyounoyooko) 2018年6月1日
こんなの、やらせでしょ?
「働き方改革」本案はデータがねつ造だらけ。通しちゃいけない。
この記事、カクサンして! pic.twitter.com/ZE5mPmApVu
昨夜のクロ現プラス、放送開始前に竹中平蔵氏が名刺交換に来られて、にこやかな表情で、法政の今の総長さんはどなたでしたか、とか、友人が評議員で、とかお話しされた。
— Mitsuko_Uenishi (@mu0283) 2018年5月31日
単なる社交的な挨拶のように受け止めていたが、あれは圧力をかけた言葉だったのかもしれない。
鈍いもので、放送後に気づいた。
労働者の命と健康を守るための労働基準法の中に、その労働基準法を壊していく自殺プログラムを埋め込むのが高度プロフェッショナル制度。安倍首相はドリルで労働法に穴をあけようと画策。
— Mitsuko_Uenishi (@mu0283) 2018年5月31日
⚡️ 「高プロでみんな殺される / 伊藤圭一氏のスピーチ」(作成者: @I_hate_camp)https://t.co/hSuEPhWlre
(前略)
本来の狙いは
高プロ導入の本当の狙いは、「企業がホワイトカラー労働者への面倒な労働法規制を免れること」にあります。
(中略)
だから、本来であれば政府は、
と誠実に説明をすべきです。
ですが、そんな本来の制度・本音をひた隠し「働いた時間ではなく成果で評価する」「成果型賃金にする」など誤った説明を繰り返す政府の罪は重いでしょう。
また、このデマ喧伝の拡散に加担することになった、産経新聞・読売新聞・日本経済新聞など一部大手メディアの責任も重大です。
(中略)
これから私たちがすべきこと
(中略)
その後、参議院でも厚生労働委員会、本会議と国会で審議すべき場が残っています。
ぜひ、この欺瞞的な態度への批判の声を集め、高プロ制度の成立を阻止しましょう。
最後に、こんなネット署名が2つスタートしていますので、ご紹介します。
こんな高プロに反対したいけど、具体的に何ができるのか分からないという方は、ぜひこのネット署名にご協力くださいm(__)m
過労死を助長する高度プロフェッショナル制度の強行採決を阻止しよう!!
「高プロ廃案」求める緊急署名をスタートしました。賛同・拡散を大至急お願いします!
(以下略)
「高プロ」を特集したNHK「クロ現」での竹中平蔵氏の空々しい虚言にネット上では非難轟々ですが、一方で「高プロ」への理解が浸透していないという危機感が浮かび上がっています。産経、日経始めメディアで「一定の専門職は働いた時間ではなく、成果で評価する仕組みが高プロだ」という、はっきり言えばデマが拡散されていますが、「高プロ」は「成果で評価する仕組み」は一切定めておらず、「高度プロフェッショナル制度」自体も全く存在しない誤ったイメージが植えつけられています。
「高プロ」の実態は、端的に「労働時間の規制をなくす」ことにあります。
これがまさに恐ろしいところで、労働者を守るためにある労働基準法の中に「使用者が労基法を守らなくてもいい」「使用者は休憩も無しに連日24時間働かせることができる」規定を創設し、事実上、労基法の中に、労基法が破壊される自殺プログラムを組み込んだものとなってしまいます。
伊藤圭一氏のスピーチは必聴です。労働基準法の意義は、仮に労働者が望んだとしても一定以下の劣悪な基準で働くことを禁じるものです。その規制を無くしてしまうことがどれほど合法的な過労死を生み出すことか。労基法に定められた労働時間規制は、200年も前から世界中で多くの人が血を流して、なんの権利もないところから作り上げてきた大切な権利です。それを政府自らデマを流布し、捏造データで衆院を通過させ、200年前の状態に戻そうとしているのが安倍政権だ、と訴えています。
続いて「まだまだ高プロ、潰せます。」と高らかに言われた時は、ハッとしました。あきらめたらあかん。「今の多くの人の認識は、高プロ?1000万?カンケーねーや、というもの。しかし国は労基法をぶっ壊すところにまで踏み込んでいます。高プロはあなたのところへ来ます、ということを日本中に広めなければ。」という訴えを聞いて、そうか、知ってもらえば廃案にできると意を強くしたのでした。