あべぴょんの言う「公文書管理の適正」とは、「隠蔽をより強化して行政文書のブラックボックス化を加速させる取り組み」 ~ひたすらあべぴょんの意向を忖度し、官邸に忠誠を誓えば出世の道が開けるという「霞が関破壊」は最終章に入った~

竹下雅敏氏からの情報です。
 8月30日の記事で、毎日新聞が、“経済産業省内で「議事録不要」を呼び掛ける文書が配布されていた”ことをスクープしました。あべぴょんは、「公文書管理の適正を確保するため、必要な見直しを政府をあげて徹底的に実施する」と言っていたわけですが、結果を見ると、あべぴょんの言う“公文書管理の適正”とは、“隠蔽をより強化して行政文書のブラックボックス化を加速させる取り組み”のことだということがわかりました。まず、予想通りの結果です。
 このことに関して、野党5党による合同ヒアリングがあったようです。田中龍作ジャーナルによると、3月27日の省内会議で配布された「議事録不要」の呼びかけ文書の配布にあたって、“文書管理の責任者である官房長の決裁を取っていなかった”というのです。
 佐川クンと同様で、明らかに嘘とわかるわけですが、発言をした“山内課長は自分で責任をかぶる”ようです。引用元では、こうした言動に対する罪悪感は持っていないようだとのことです。
 ひたすらあべぴょんの意向を忖度し、官邸に忠誠を誓えば出世の道が開けているということを、諸先輩方から学んだのでしょう。私は、この手の人物を阿呆と呼んでいます。その意味で、東大出の阿呆は結構数が多いのです。
 記事の冒頭では、“「霞が関破壊」は最終章に入った”とあり、小沢一郎氏は“もはや我が国自体が冗談の領域に突入している”と言っています。
 あべぴょんは一体何がしたいのか。これを理解するには、“続きはこちらから”の記事を読むとはっきりとわかります。今、あべぴょんが石破茂氏に行っていることを見れば、記事の通りだとわかります。
 要するに、mkoさんがツイートで指摘している通りです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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悲愴感なく「議事録不要」にした官僚 崩壊する行政
引用元)
(前略)
安倍首相による「霞が関破壊」は最終章に入ったようだ。経産省内で「議事録不要」を呼びかける文書が配布されていたというのだ。
(中略)
野党5党による合同ヒアリングが4日、国会内であり、経産省と内閣府の官僚たちが出席した。経産省大臣官房・情報システム課の山内輝暢課長から驚くべき答弁が飛び出した。いや、「やはり」といった方が適切だろうか。

「議事録不要」の呼びかけ文書は3月27日の省内会議で配布されたのだが、山内課長は配布にあたって文書管理の責任者である官房長の決裁を取っていなかったというのだ。
(中略)
山内課長は自分で責任を被るつもりなのだ。官房長の決裁を取っていたとなれば、追及は官房長に及ぶ。
(中略)
行政を文書として記録する。役所の存在意義を否定してしまえば、この国の行政機構は音を立てて崩壊する。

「議事録のように、発言の詳述は必要ない」。経産省の省内会議で配布された文書。


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配信元)
 


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「♯ケチって火炎瓶」に思うこと
転載元)
情報発信ツールのツイッターで「#ケチって火炎瓶」なるハッシュタグがあらわれ、一時トレンド上位に躍り出るなどして話題になっている。99年の下関市長選で安倍事務所に対抗した古賀敬章に対して、「あいつは北朝鮮とつながっている」と誹謗中傷するビラをヤクザに配らせ、その報酬500万円を300万円にケチったことに腹を立てたヤクザが、上田中町の安倍晋三宅に火炎瓶を放り込んだ事件のことだ。
(中略)
下関の政財界や行政関係者たちにとって忘れられないのは、「#ケチって火炎瓶」もさることながら、その後の古賀派に対する情け容赦のない制裁、粛正のやり方だ。あの市長選で古賀選対に加わっていた企業は、市の指名競争入札から2年近くにわたって徹底排除され、日干しにされた。役所上層部には「A級戦犯」「B級戦犯」等等に分類された戦犯リストなるものがあると噂され、タオルの納入業者にいたるまでが制裁の対象になったこと、それらのリストは古賀選対に入り浸って熱心に応援していた市職員I氏がH助役から締め上げられて提出し、その後、転向が認められて建設部長に出世したことなどは庁舎内では有名な話だ。

こうして自殺者まで出し、倒産を覚悟しなければならないほど陰湿だった制裁にたまりかねて、業界によっては集団で安倍事務所に詫びを入れに行き、「二度と逆らいません」と誓いを立て、安倍派末席に戻ったところもあった。これらは安倍派分裂を仕掛けた古賀グループ解体のための見せしめとして、下関で現実に起こったことだ。
(中略)
そんな下関の街で、目下、制裁・粛正の対象になっているのが、先の市長選において安倍事務所及び安倍晋三夫妻に対抗して、林派の中尾前市長を応援した自民党市議たちなのだともっぱらの話題だ。来年2月の市議選では、それぞれが地盤に対抗馬をぶつけられる趨勢で、勝ち抜いて再選を果たせるのかは未知数だ。
(中略)
「#ケチって火焔瓶」でもわかるように、朝鮮や朝鮮人を批難するのが昔から得意技のようである。ただ、以上見てきたように独裁的に力を振り回し、粛正を加える者から「北朝鮮は独裁国家だ!」「粛正を恐れて国民がものもいえない政治体制だ」というような悪口を聞かされても、まるでダブルスタンダードなので説得力に欠ける。恐らく林派や古賀界隈の面面ほど、「オマエがいうか?」と違和感を抱いているに違いない。    
吉田充春

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