注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
衆院予算委員会の与野党攻防が始まる前日の10月30日、1つのニュースが永田町を駆け巡った。菅義偉・官房長官の“片腕”と呼ばれた福田隆之・大臣補佐官が「退任を申し出た」と産経新聞が速報したのだ。
(中略)
発端は第2次安倍政権の発足から間もない2013年4月、世界銀行総会出席のために訪米した麻生太郎・副総理による、米国のシンクタンクでの講演だった。(中略)… 麻生氏の国際公約通りに、今年6月、安倍政権は自治体に公営事業売却を促すPFI法改正案を成立させた。
(中略)
「福田補佐官はPFIのプロフェッショナルで、菅官房長官はとくに水道民営化の法律の枠組みづくりなど重要な役目を任せてきた。ところが、福田氏が日本の水道市場への参入をめざす『水メジャー』と呼ばれる多国籍企業と結びつきを深めており、それを調査した立憲民主党が国会で追及するという情報が流れた」
(中略)
福田視察団のフランス・スペイン視察(2017年6月)の事例調査をまとめた内閣府の報告書によると、視察した4都市はすべて同じ多国籍企業が水道事業の運営を受託していた。
(以下略)
「菅義偉官房長官の大臣補佐官を務める福田隆之氏が近く退任することが30日、分かった。関係者が明らかにした」
(中略)
「福田氏が手掛けていたのは、主に水道事業や港湾のPFIです。役所との折衝では官房長官の威光を振りかざし、ゴリ押ししてくることで有名だった。(中略)… 陰では“黒い補佐官”と呼ばれていました」(国交省関係者)
(中略)
永田町では、臨時国会直前から福田氏に関する怪文書が出回っていたという。「怪文書に書かれていたのは、PFIに関連したリベート疑惑などです。民間業者の選定に介入して見返りを要求しているとか、パリ出張の際にフランスの水道業者から接待を受けていたという内容でしたね。福田氏のバックには竹中平蔵氏がいて、民間運営の市場形成で利権を独占しようとしているとか……。それらが事実ならば、水道法改正案の成立も危うくなりかねない。報道では、担当していた仕事に区切りがついた福田氏が自ら退任を申し出たとされていますが、焦った官邸側が“切った”のが実情でしょう」(自民党議員秘書)
(以下略)
菅官房長官補佐官の「福田隆之」に重大な疑惑が浮上し、近く辞任へ。フランスの水処理会社Suez Environnementから過剰接待やリベートを受けたという、あっせん利得案件。捜査当局も凝視。怪文書がある、あるというのだが、出てこない。竹中平蔵氏の名前も。水道法改正に絡む暗闘が政治的背景か。
— ジャーナリスト 田中稔 (@minorucchu) November 2, 2018
麻生太郎の娘は、ヴェオリア社の重役と結婚している。
— 真実@だよ~ん (@WIckTPurWzAcvfk) November 8, 2018
つまり自分達の都合のいいように法制化😡
政略結婚は今も昔も変わらない・・・ https://t.co/qk9ZJb7eEi
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) November 7, 2018
“参院予算委”
うわー、やっぱりやるんだ、
“水道法改正案”😩
自由 青木副代表
「国民の命を守る使命を放棄することにならないか」
安倍首相
「水道を将来にわたり持続可能なものとするためー」
つくづくも、アベ自民は外国資本への売国が好きだよね。 pic.twitter.com/X6qY26dW4T
以前、「ブルー・ゴールド」って映画を観た。水道民営化した諸国の状況を告発するドキュメタンリ―映画。水道がコカコーラより高くなるとか、水をめぐって戦争が起こりえるとか。とくに映画評論家でも何でもないが、よくできた映画だったと思う。
— Hannahyoshiaki (@HannaYoshiaki) November 7, 2018
水道民営化には反対。
この映画、印象的だったのは、途上国の水道が外国資本に食い物にされる様でした。日本でも外国資本がやってくるでしょう。加えて、やはり水道は公共財であり競争原理になじまないことを再認識すべきでしょう(料金、災害時対応、セシウム混入)。今でも現場は倫理感をもって仕事されてると思うけどな。
— Hannahyoshiaki (@HannaYoshiaki) November 7, 2018
英・労働党コービン党首「英国における『水道の民営化』は、失敗しました。労働条件が悪化して、水道の利用料金が値上げされて、富裕な株主だけがボロ儲けしています。現政権とメディアの流すデマに英国民は騙されず、83%の英国民が『水道の公営化』を望んでいます」pic.twitter.com/8FC0uH215h
— 市民メディア放送局 (@info_9) September 6, 2018
水の供給権を民間に委託するということは、料金の値上げから場合によっては供給範囲の決定まで民間による恣意的な判断が可能になるということで、一日でも料金納付が遅れたら、即断水を強行することもあり得る。国がライフラインを売るということは、国民の生命身体を国が売ることに他ならない。
— 藤本友徳 (@tomogang) November 8, 2018
凄いこと言ってますよ❗️
— わだにぃ (🍁 稼いだお金は守りたい❗️) (@M9stIWtaoNqBXb9) October 7, 2018
「呉市は、民間の水道の修理に原則として税金は使えないと」
つまり、民営化されたら災害時でも公的援助はあり得ないことが判ります。
企業と市民の負担です。企業の分は値上げで賄われるでしょう。
水道民営化とは実際にはこういうことなのです。https://t.co/E0HV2u6yxv
下のツイートによると、この水処理会社はスエズ・エンバイロメントとのこと。日本での水道民営化は、2013年4月に麻生財務大臣がCSISでの講演で、“日本の水道は…すべて民営化します”と発言したことから始まります。
“麻生太郎の娘は、ヴェオリア社の重役と結婚”しています。このヴェオリア社とスエズ・エンバイロメントは、水メジャーの2強です。これらの巨大水メジャーは、あまりの傍若無人ぶりから、ウォーター・バロン(水男爵)と呼ばれており、世界各地で問題を引き起こしています。水道料金の大幅な値上げと反対運動が起きているのです。
記事では“福田氏のバックには竹中平蔵氏がいて、民間運営の市場形成で利権を独占しようとしている”とあります。あべぴょんの周りには、売国奴しかいないのがよくわかります。