ぺりどっと通信28 H2O

今回のお話は、次の記事のプロローグに過ぎませぬ。
(ぺりどっと)
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皆さんもご存知の通り、地球は表面のうち約7割が海で、残りの3割が陸地です。ちなみに、
国旗の横と縦の比率も、7対3
美味しいビールのビールと泡の比率も、7対3
だそうです。

pixabay[CC0]


面白いことに、人間の体内の水分もおよそ7割ほどです。正確には、人間の体内の水分は、以下のように変化していきます。

胎児  体重の約90%、
新生児 体重の約75%、
子ども 体重の約70%、
成人  体重の約60~65%、
老人  体重の約50~55%
(性別や年齢などで差はあります)

このように人は加齢とともに体の水分が減っていき、体力も容姿もだんだんと衰えてきます。



体の7割ほどを占める水なのですが、心身の好不調にもかなりの影響を与えているようです。僕も心身の不調のときには、様々な方法を試しますが、どうしても取り除けないときに、良いお水をたくさん飲むという方法も試して解消したこともありました。その当時は、体の中の水分を全部入れ替えるかごときに、ガブガブと飲んだだけでしたが、すると、不思議と心も体もウソのように好転します。ただ、水だけを摂取していますと、塩分不足になりますので、塩を入れて飲んでいました。

東洋医学セミナー(中級)によると、
「…水は陰にも陽にも属さず、どの五行にも配当できない完全に中性な食品なのである。(中略)...すべての臓器に働きかけるのである。アーユルヴェーダにおいて、白湯(体を冷やさないため)は、すべてのナーディ(経絡)の閉塞を取り除くと言われるのはこのためである。」

ということですので、これはナーディ(経絡)の閉塞を取り除いた効果だったのではないかと思われます。


話は少し変わりまして、、、
胃ガンだと宣告され、医師から毎日3リットルの水を飲むように指示されたある女性がいました。死にたくない、その一心で毎日毎日3リットル飲み続けた彼女。4週間ほどたったある日、鏡を見たら、若返った自分の姿が映し出されていたそうです。その実際の写真がこちら。


こうしてみてみると、たくさんのお水を飲みさえすれば、いいことずくしのように思えますが、ことはそう単純ではないようです。

中医学では体内の余った水は水毒ともいわれ、水の取り過ぎは、体の冷えやむくみなどといった様々な問題を生じさせるようです。さらに、水をあまりに過剰に取り過ぎると命にさえ関わります。

水中毒(みずちゅうどく、water intoxication)とは、過剰の水分摂取によって生じる中毒症状であり、具体的には低ナトリウム血症や痙攣を生じ、重症では死亡に至る。
Wikipediaより

pixabay[CC0]


そんな水の取り過ぎのこともぜひ頭に入れておいてください。その上で続けます。

僕の以前の会社では水関連の商品をメインで扱っておりまして、会社方針でもいいお水をたくさん飲む(1.5~2リットルほど)ことを社内外で推奨していました。そのせいなのか、会社の職員もお客さんも、実際の年齢よりもずっと若く見える方が非常に多かったのです。その中でも20年ちかく付き合いのある女性の方で、見た目がほとんど変わらない(20年前の写真と見比べても変わらない)方もチラホラとおりました。これはやはり、水のお陰といえるのかもしれません。


僕自身も実年齢よりもかなり若く見られていたものですが、大崎上島に移住して一年ほどしてから久しぶりにまじまじと自分の顔を鏡で見たら、あまりの自分の老け具合にビックリしたものです。振り返ってみると、あまり水を飲んでいないことに気づき、さきほどの女性の真似をして、水を毎日3リットル(+塩)飲むことにしました。3リットル飲み切るために、朝は白湯から始まり、朝のうちに1.5リットル以上は飲むようにしていました。最初は飲んだそばから、おしっこがジャージャー出るような状態でして、頻繁にトイレに駆け込んでおりました。


それを始めたのが、2月16日でした。それから毎日毎日来る日も来る日も、とにかく水3リットルを飲み続けました。そして、51日が経過した4月8日。いつもと同じように朝1.5リットルほどの水を飲んだのですが、それまでジャージャーと大量におしっこが出ていたのが突然止まったのです!しかも、頻繁でもなくなりました。ビックリです。もちろん飲む水の量は変わっていませんので、体内の水がより多く保持されたかのようにです。(ま、これは僕の個人的な体験なので参考程度に)

とはいえ、一気に大量の水を飲むと、体を冷やし、大量の水を処理する腎臓にも大きな負担がかかります。また、僕はヴァータ体質で、体がより乾きやすくなりがちでしたので、そういった体質の方には水飲みは大いに効果的なのかもしれませんが、カファ体質の方には水分の摂り過ぎは禁忌ですので、ご自身の体質を充分考慮に入れながら、参考になさってくださいね。


水を効果的に体内に取り入れるには水をゴクゴクと飲むような飲み方ではいけません。よく言われますが、水を少しずつ少しずつちょびちょびと飲むのです。そうそう、少しずつ飲むには、ニャンコやワンコのように、お皿などに水を入れてペロペロ舐めるようにして飲むのがベストかもしれません。試していただくと分かりますが、これですと無理なく少しずつの水摂取が可能になりますし、舌で水の味や温度などもしっかりと味わうことが出来ます。しかもこれ、舌をとんでもなくよく動かしまっせ♪(ぺりどっと通信23参照)…なんて理想的な飲み方なんだろうと我田引水、自画自賛!

pixabay[CC0]


まー、しかし、こんなアホみたいな飲み方、とても人様の前では到底出来ませんので、代替案を出しておきましょう。ゴクゴクと飲み込む前に、口の中で水を貯めておいて、体温で水を温めつつ、それを少しずつ飲み込むというあたりでいかがでしょうか。しかもコレ、風邪予防にもなりますね。。。

このようにちびちびと飲むようにしていれば、水をより吸収しやすくなるため、敢えてそれほど多くの水を飲む必要がなくなるかと思われます。

それと、
アーユルヴェーダでは白湯を飲むことをすすめていますが、体を温めるという利点以外にも、温度が上がると水の表面張力が弱くなりますので、温かい水の方がより体に吸収しやすくなるかと思います。

こちらの情報によると、水の表面張力は、水温10℃で74.22dyne/㎝ほどなのに対して、水温60℃では66.18dyne/㎝にまで下がります。表面張力が下がると、ものがより濡れやすくより染み込みやすい状態になります。お湯で洗うと、食器や洗濯物などの汚れが落ちやすくなるというのもこの表面張力が大きく影響しているのでしょう。

Author:cory[CC BY-SA]


しかししかし、実はそれよりももっと水をより吸収しやすくする方法があるんです。

それはアレですよアレ♪…次回へと続きます。


(まの爺)
 医者の中にも「とにかく水を飲め」と勧める方が居られるが、若い頃、ガブガブ系で飲み続け、見事むくんで大変なことになった、まの爺ぢゃ。
いや、あの時は苦しかった、、。
結局、漢方で水をさばいて胃を整えた記憶ぢゃが、以来、水飲み健康法には
「きゃん!」と後ずさりしておった。
・・・この通信を読むと、単に飲み方が悪かったのであるなあ。
猫さま方式で少しずつ、少しづつ。
 朝一番の寒い中、温かな白湯は本当に生き返るように美味しいものぢゃ。

Writer

ぺりどっと

ぺりどっと

健康マニア!インド渡航歴13回。
東京は築地生まれの江戸っ子!
試したがりの変わり者♪
移住してきた瀬戸内海の離島の古民家や海、山、畑でゆったりと過ごしながら、時事ブログの記事編集のお手伝いをさせて頂いておりましたが、山口の山奥に引っ越しました。
ぺりどっと通信で時事ブログの品位と波動を下げないかどうかが、ますます心配です。

■ 勝手に編集後記 ■

実は、水をより吸収しやすくなる方法はすでにお伝えしてるんですよー♪


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