注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
元米国陸軍大佐のローレンス・ウィルカーソン氏(73)が、琉球新報(23日付)のインタビューに登場。ブッシュ(息子)政権で、パウエル国務長官の首席補佐官を務めた人物だ。1990年代初頭、米海兵隊大学校の責任者として、冷戦終結に伴う米国内外の米軍基地再編・閉鎖の調査研究などを分析した。
当時の分析によると、沖縄の海兵隊について日本政府が多額の駐留経費を支払っているため、「カリフォルニア州での費用より、米側の負担は50~60%安く済んでいた」と指摘。加えて、沖縄の海兵隊員を米本土に戻しても駐留させる場所がなかったため、海兵隊幹部が兵士削減を恐れたという。つまり、沖縄の海兵隊は、米国の財政と軍幹部の都合で駐留しているに過ぎないということだ。
「とても重大な証言です。沖縄海兵隊の戦略的価値を強調して、辺野古基地を進める論拠にしてきた安倍政権の前提が崩れることになります」(元外交官の天木直人氏)
(以下略)
ローレンス・ウィルカーソン元陸軍大佐は(中略)… 冷戦終結に伴う米国内外の米軍基地再編・閉鎖に関する調査研究などを分析した。その結果(中略)…
「沖縄の海兵隊駐留に正当な戦略上の必要性はないことが示された。(駐留は)全てお金と海兵隊の兵力維持のためだった」と明らかにした。
(中略)
気候変動や自然災害の影響が米軍施設に及ぼす損失への懸念が高まっており、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、多額な費用を投じて海上に滑走路を造ることは「ばかげている」と強調した。
日本政府が主張する在沖海兵隊の「抑止力」について「もろ刃の剣だ。抑止力の一方で、米軍の駐留は中国の軍事費を拡大させ、より強力な敵にさせる」と、軍事的緊張を高める要因になると指摘した。
仮に朝鮮半島で有事が起きた際でも在沖海兵隊の派遣は「戦闘が終わってからしか現地に到着しないだろう。60万人の韓国軍にとって微少な追加でしかなく、戦略的理由はない」と述べた。
(以下略)
元米海兵隊次長、辺野古移設を望まない
— 盛田隆二 (@product1954) December 19, 2018
「辺野古への土砂投入は、非常に残念。いったん砂を入れてしまえば、なかなか取り出せない。日米関係における『悲劇』だと思う。住民の支持がなければ、同盟が弱体化しかねません。海兵隊も辺野古移設を望んでいるわけではありません」https://t.co/7GS9A5Wkde
◆チョムスキー氏「圧倒的な反対にもかかわらず、基地建設を進める決断は恥ずべき行為だ」
— 盛田隆二 (@product1954) December 25, 2018
◆ミラー会長「普天間移設計画は、米国防総省が他国でも民主主義を破壊していることを示す。沖縄の基地は縮小し、沖縄の人々に返すべきだ。米軍基地が沖縄を占領する時代は終わった」https://t.co/dZOvA9Ynu2
第7回 埋め立て承認撤回の“執行停止”抗議 野党合同ヒアリング
— 立憲民主党 国会情報 (@cdp_kokkai) December 25, 2018
終了後に、本多平直議員にお話を伺いました。
書き起こし①
本日、第7回の埋め立て承認撤回の“執行停止‟抗議野党合同ヒアリングを開催いたしました。 pic.twitter.com/s1BVL3q2Gl
②
— 立憲民主党 国会情報 (@cdp_kokkai) December 25, 2018
今日は、今辺野古で強行されている工事の特に土の成分、これ本当に基準を守られているのか。写真を見ると大変赤い土が、本当は投入してはいけない赤い土が投入されている疑いがあると。
投入土砂 同一か疑義 県、国に開始後初の指導 - 琉球新報 https://t.co/wZWKhw34pn
③
— 立憲民主党 国会情報 (@cdp_kokkai) December 25, 2018
そのことを今、沖縄県も立ち入り調査を求めているんですが、防衛省は認めていないという大変残念な状況です。
今日明らかになったのは、防衛省が直接この土の成分を調べているのではなくて、業者が調べた情報をそのまま鵜呑みにして、成分が基準通り守られているという説明でありました。
④
— 立憲民主党 国会情報 (@cdp_kokkai) December 25, 2018
これではとても信用できないので、私たちはきちんと沖縄県の立ち入り調査を認めるべきだと主張をして、今日は議論を進めました。今後ともしっかりこの問題追及をして行きたいと思っています。 pic.twitter.com/kDFKrYGnc5
辺野古への土砂投入は、“安倍首相の指示によって強行された”との情報もあります。また、“続きはこちらから”以降の一連のツイートでは、投入されている土砂が、“本当は投入してはいけない赤土”が投入されている疑いがあるとのこと。環境破壊を屁とも思わないあべぴょんらしさを感じます。
あべぴょんの言う「美しい国」というのは、自分の命令にすべての国民が黙って従う国のことだというのがよくわかります。
今回のウィルカーソン氏の発言は、安倍政権にとってはかなり痛いものだと思います。日刊ゲンダイは、ウィルカーソン氏の分析をもとに、トランプ大統領が辺野古に待ったをかけるのではないかとしていますが、リチャード・コシミズ氏のブログによると、“トランプ大統領が辺野古への基地移設を白紙にする公算大”とのこと。これが本当なら嬉しい。