インフルを巡る3つの情報:ご存知ワクチンは効かないばかりか感染を拡大するらしい:「インフル転落」ではなく「タミフル転落」と正しく言おう:インフルのチェックは喉で見るべし

 インフルエンザ予防のワクチンや感染後の治療薬が幅を利かすシーズンですが、その怪しさに我が意を得たり!の記事を2つ取り上げました。
 ザウルスさんご紹介の研究論文によると、ワクチンを接種した人は感染後、通常の6倍ものウイルスを撒き散らすことが分かったそうです。しかも同じ論文では、ウイルスの感染が、くしゃみや咳などの飛沫や接触がなくても、ただ単に感染者がそばにいるだけで確実に拡散してしまうことも判明したそうな。結論として「ワクチンを接種した人が近くにいるとインフルエンザ・ウイルスに晒される確率が高まる」そうです。予防効果すらないワクチンを受けるのはよしましょうよ、はた迷惑な。
 なお、日本人の大好きなマスクですが、普通のマスクでは「ウイルスはスースー通過」するため、意味がないかと思いきや、ザウルスさんはその保湿効果が大事だとして勧めておられます。
 また散々ニュースになった「インフル転落」ですが、インフルエンザで?と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。ワンダフルワールドでは明快に「タミフル転落」とすべきだと指摘されていました。タミフルの副作用として転落などの異常行動は明記されており、それをあえてインフルが原因であるかのようにすり替えるのは犯罪的です。
 さて、もうご存知の方も居られると思いますが、インフルを見分けるのは検査よりも、喉をチェックする方が簡単で確実だそうです。もっとも製薬会社は大反対するでしょうけれど。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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インフルエンザ・ワクチン:副作用どころか、疫学的に逆効果?
転載元)
(前略)
この記事は、「インフルエンザ・ワクチンの接種によって、ウイルスの大気中への拡散が6倍に増大する」ことなどが示されている論文の紹介である。これは、米国メリーランド大学の研究者などによるもので、今からほぼ1年前の2018年1月18日、冒頭にある「科学アカデミー紀要」に掲載された研究論文である。

この「米国科学アカデミー紀要」は、ネイチャー、サイエンスと並ぶ科学界、医学界では権威のある雑誌なので、日本を含め、世界中のかなりの医学関係者がすでにこの論文を読んでいると考えられる。

しかし、発表から約1年経った今、それが日本の医療現場でどれだけ反映されているかはなはだ疑問である

ちなみに、この論文は「ワクチンの接種によって、むしろウイルスの拡散が6倍に増大する」という部分と併せて「インフルエンザ・ウイルスは、咳やくしゃみがなくても、通常の呼吸ですでに十分拡散している」ことが判明したということも重要な点である。
(中略)
ということは、ワクチンは “疫学的には逆効果” である可能性があることになる。
(中略)
“マスク”の本当の意味
ウィルスに対しては、たしかにマスクは砂ホコリを通す金網のようなものである。しかし、忘れてはならない効果がマスクにはある。それは“保湿効果”である

風邪のシーズンでは、ノドや鼻の粘膜の乾燥は禁物である。しかし、マスクは自分の吐く水蒸気をマスクの内側に多少なりとも留める効果、つまり“保湿効果”があるのだ。これだけでも、マスクには十分に意味がある
(以下略)



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「インフル転落」じゃなくて「タミフル飛び降り」では?
転載元)
インフルエンザシーズンも終盤戦に入り、医薬産業界は「ワクチン」から「治療薬」の売り込みに力を入れることにしたようです。そのせいか怪しい報道も過熱気味。

まずはこの記事。

インフルの小6男児、3階から転落してけが 異常行動か
(中略)
 この記者はわざわざ教育委や警察に取材して「インフルエンザによる異常行動」と書き、さらに「保護者への一斉メール」「学級閉鎖」に触れてインフルエンザの危険性を強調していますが、なぜか担当医師には取材していません。この症状は典型的なタミフル副反応なので、担当医師に投薬の有無を聞けば済んだのですが、そうすると、話が「インフルの危険性」から「タミフルの危険性」になってしまうので、医師への取材を避けたのでしょう

なにせ医薬産業界はメディアの大スポンサー、そこを苦境に陥れることはできないという計算が働いている。なお、他のメディアも一斉にこの件を報道していますが、チェックした限り、どこもタミフルには触れていません

 その中でこの記事は「インフル転落」という造語まで作っていて、悪質だと感じます

小6男児も3階から…インフル転落、どう防ぐ?  
(中略)
 「遺体からインフルウイルスが検出された」ことをもって、「インフル転落」と称していますが、ワクチンをもってしてもインフルエンザへの感染は防げないから、この説は成り立ちません。それを「インフル転落」などと称するのは読者を欺くものです。

 第一、フルウイルスに感染しても、ほとんどの人は症状が出ず(不顕性)、発症するのはごくわずかです。次に、その発症者のうち、病院に行き、薬剤―タミフルなど―を処方された人に、それこそ「転落」を含む副作用がまちかまえているので、インフル罹患者すべてに「転落」の危険があるかのようなこの報道は間違っている。第三に、タミフルによる異常行動はすでに確認されているのに、そのことを書かないのはおかしい
(中略)
 このように、タミフルで異常行動、せん妄、幻覚などが出ることはまぎれもない事実なのです。それが証拠に、埼玉県の小6のケースでも、保護者が「タミフル」について触れています。(ツイッターの画像がコピーできないので本文を抜き書き)

 「みーさんがタミフルの影響で3階のベランダから飛び降りた。ドクターヘリで埼玉医大にいます。自分も今到着。無事でいてくれ。」午後4:57 2019年1月22日
(中略)
なお、風邪やインフルエンザの熱は、病気と闘っている体の自然な生体反応であり、それをクスリで抑えるのは決していいことではありません。市民も医薬業界も、そろそろクスリ万能という考え方を改めるべきでしょう。2019.1.26  
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配信元)



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