改正入管法で受け入れた外国人労働者をフクイチの廃炉作業に送り込む東電 〜 「安く使い倒せる労働力」として扱うつもりか

 18日、東電は福島第1原発での廃炉作業に「特定技能」外国人労働者を受け入れると発表しました。これまでの「外国人技能実習制度」では受け入れが認められていなかったところ、4月1日施行になった入管法改正によって外国人の若者をフクイチに送り込むことが可能になったのです。この怪しいタイミングを、東海アマブログでは「入管法改正の大きな目的の一つが、外国人の若者を、日本人が働けない放射能地獄のフクイチに送り込むことだ」と指摘し、リテラではその背景の「深刻な人手不足」の原因が東京五輪のために人手が取られ「復興や廃炉作業の足を引っ張って」いることと、原発作業員への犯罪的なピンハネがあると伝えています。日本国内で「安く使い倒せる労働力」が足りないから外国人労働者に押し付けるなど、本当にこんなひどいことを国を挙げて実行するつもりなのか。
 外国人労働者が廃炉作業で受ける危険は計り知れず、フクイチ構内で確認できる毎時250μSvを元に計算された年間600mSvの被曝は「少なくとも白血球の減少と染色体異常は免れないであろう」とありました。
 2016年11月のツイートには、すでにその頃の廃炉作業を「日本人がやらないから外国人がやるしかない」とあり、日系2、3世の方々が互いに言葉を補いながら作業をしている様子が紹介されていました。
今、彼らは無事なのでしょうか。日本人に対してだけでなく、海外から人を呼び込んで騙すようにして働かせるような悪魔の所業は、本当にやめてほしい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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東電と安倍政権が福島原発の廃炉作業を外国人労働者に押しつけ!「特定技能」制度を利用し被曝リスクと搾取の劣悪労働
引用元)
(前略)
この決定の背景には「深刻な人手不足」があると言うが、その大きな要因のひとつとなっているのは、東京五輪開催に伴い建設業界などを中心に人手が取られているということ。復興や廃炉作業の足を引っ張っておいて「復興五輪」と安倍首相はよく言えたものだ。

 そしてもうひとつは、原発作業員に対する給与の“ピンハネ”の横行だ。多重下請け構造のなかで、違法な雇用契約、複数の会社による中間搾取によって日当や危険手当がきちんと払われていないという事例は数多く、危険と隣り合わせの作業を余儀なくされるにもかかわらず劣悪な労働環境が指摘されてきた

 こうした原発作業員をめぐる状況を改善するのではなく、外国人労働者に押し付ける──。安倍首相は外国人労働者受け入れ拡大の改正案審議の際に「外国人材のみなさんは人間として受け入れる」と明言したが、さんざん懸念が示されてきたように、結局、実態は「安く使い倒せる労働力」として扱おうというのだ。これは、まさしく“奴隷労働”ではないか
(以下略)



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東電、福島第1原発で特定技能の外国人を受け入れ(産経)
引用元)
(前略)
予想していたことではあるが、東電が、入管法改定によって34万人も受け入れるとした外国人単純労働(主にベトナム人・韓国人・なりすまし中国人)の若者を、フクイチ事故による放射能地獄のなかで、低賃金で働かせると表明した

 自民党安倍政権は、昨年12月はじめ、入管法を改定し、移民の性質を持った外国人労働者の受け入れ拡大を法定化させた。それは、ちょうど、今年4月から行われるのだが、それに併せて、今回のフクイチ事故作業労働者の外国人受け入れを表明したのである。

 これで入管法改定の大きな目的の一つが、外国人の若者を、日本人が働けない放射能地獄のフクイチに送り込むことだと明らかにされた
(中略)
上の産経記者のフクイチ構内レポートに、重大なことが書かれていたことに気づかれただろうか?
(中略)
 マスク、手袋や防護服というものは、外部線量には何の関係もない。あくまでも空間を漂うセシウムなどの微粒子を体に付着させないよう、呼吸から体内に入れないよう、内部被曝を防護するものだったのだ。
 これを安倍政権は、つけさせないことにした。つまり、外部被曝の600倍の危険性のある内部被曝の防護をさせないように変えたのだ。

 これで、フクイチ構内の作業員たちは、呼吸から放射能粉塵を吸引し放題で、体内に放射能をダイレクトに取り込むことになった
 これから、フクイチに連れ込まれる外国人の若者たちも同じ運命である
 すなわち、チェルノブイリ事故における強制動員されたリクビダートルたちと同じ運命が待ち受けているのである。
(以下略)
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配信元)





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