19/4/24 ソルカ・ファール情報:トランプがクーデター計画で最初の“大物”逮捕の準備を整える中、米軍は「国内戦術展開」を開始

 先週のソルカ・ファール女史の記事で、ロシア側から「このまんまダンマリ決めて勝手に動くなら、隕石一つが落ちただけでも核戦争になりかねないんだからね!」と、ある意味、最後通牒を突き付けられていた米軍がやっとこさ応答しました。
 大物逮捕に向けて、国内で活発に部隊を展開している模様。「ロシアは狙ってないっす、誤解せんといてな~」とばかりに査察を受け入れました。

 ここで肝腎かなめとなるのが大統領の権限を巡る法解釈だそう。カバールはこれを制限しようと、長年躍起になってきました。ですが、昔からバー法務長官は「大統領ただ一人が行政部門の全ての権限を握っている」との立場です(※これが本文中の“バー爆弾”)。すなわち全ての外交政策を決定し、国家緊急事態宣言をし、戦争を開始する権限を有し、また行政部門の解雇権を握っているのは大統領だけ。連邦準備制度の理事をクビにすることも、理事会そのものを廃止することすら可能。立法部門や司法部門がこれを侵害したり、却下することは出来ません。
 この解釈を争いたくても、現在の司法部門の頂点、最高裁はトランプさんの共和党を支持する判事の方が多いのです。また立法部門も上院は共和党多数です。
 お騒がせなマラー報告書も終結して、まさに反撃のチャンス到来。怒らせてはいけない方を大激怒させた民主党は、これからどうなることやら。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:トランプがクーデター計画で最初の“大物”逮捕の準備を整える中、米軍は「国内戦術展開」を開始
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

アメリカで大規模な動き


本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議SC)の新報告書は、非常に懸念すべき内容でした。出されたばかりの【ロシア】国防省MoD)の「緊急行動報告書」が示す地政学的な重要性について、ロシアのトップ指導陣が議論していたそうです。

――【国防省曰く、】今週行ったアメリカ領空内の飛行から、米軍の戦闘部隊による大掛かりな動きが【幾つも】見られたとのこと。これをアメリカの指揮官たちは、「国内戦術展開」と位置付けていました。

――国防省の専門家らは、【アメリカ側の】この説明がどうやら本当らしいと言っています。というのも、米軍のこういった部隊は、米国南部の国境へ配置されるかもしれないのです。

――ですが【ロシア】対外情報庁SVR)は、これがどちらかと言うとワシントンD.C.ニューヨーク市双方のFBI戦術的逮捕チームによる、これまた同様に大掛かりな動きと関連しているのではないか、と述べています。そしてドナルド・トランプ大統領が、自身を引き擦り降ろそうとクーデター計画を企てた連中のうちの一人、とある「大物」逮捕の準備を進めていることを【このFBIチームの大掛かりな動きは】強く窺わせる」と言うのです。

――一部のSVR分析官らが可能性として最も高いと見ているのは、元CIA長官ジョン・ブレナン精神に破綻をきたしてしまった」かのような取り乱しぶりなのです。
【※がっつりロシア疑惑に絡んでいたブレナンは現在、ツイッターだのTVニュースだので、狂ったように「トランプはロシア疑惑で司法妨害をした! 弾劾すべきだー!」と叫んでいます。】

――ただし其の他のSVR分析官らは、ヒラリー・クリントンの選対本部長だったジョン・ポデスタか、兄のトニー・ポデスタ、ないしは兄弟両方が【逮捕の対象】ではないかと考えています。

――マラー捜査では【トランプ側の元選対本部長】ポール・マナフォートウクライナとの繋がりで起訴されており、【ポデスタ兄弟は】二人共にこの件に巻き込まれていました

――おまけにこの度、トランプを破滅させようとヒラリー・クリントン【側】が企てたクーデターを最初に始め、さらには密かに融資していたのがジョージ・ソロスだとの特ダネが発覚したばかりなのです
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に相当するおおよその英語【訳】となっております。]

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

「急所を突くのだ。それを見ていた人間が、あなたに盾突こうなどと思わなくなるように。」
 ドナルド・トランプ著『でっかく考えろ』(2007年)から

米軍のただならぬ動きに肝を冷やすロシア


当該報告書によると、ロシア連邦アメリカ合衆国の間で取り交わされた現行のオープンスカイ【=領空解放】条約OS)で定められたプロトコールや手続きに則り、国防省は先月、Tu-154M観測機をアメリカの【幾つかの】米軍基地上空に飛ばしました

――こうして厄介な発見をしたことから、国防省二機ある強力かつ恐れられしTu-214ON査察機のうち一機を派遣する羽目になり、今週の領空飛行でアメリカにある全ての米軍基地を“スキャンすることと相成りました

――【スキャン結果の】電子的および写真上での分析からは、戦闘態勢に入ったおびただしい数のアメリカ部隊が「配置中か、配置に向けて調整中」だということが判明したのです。

――この件について訊ねられたアメリカの指揮官らは、こういった戦闘態勢の部隊がロシアの脅威になることは決してない、とだけ答えました。何故ならこれは「国内戦術展開」であって、アメリカ国民の「国内治安と民衆保護と福利」のみを目的としているからだ、とのことです。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

【2017年8月の】CNNのヘッドライン:
「非武装のロシア空軍のジェットがペンタゴンや国会議事堂の上空を飛行」
ロシア国防省は、2018年4月22日からアメリカ国内の米軍基地の上空監視を始めています


米軍も、ちゃんとロシアに配慮しているんです


こういったアメリカ側の大規模な戦闘部隊の動きはロシア軍事ドクトリンで許されている核の先制攻撃を触発しかねないと承知していたことから、ペンタゴン先週米国の領空からそれまで締め出されていた強力なTu-214ON査察機にアメリカ合衆国上空を飛ぶことを許可したのだ、と当該報告書は続けています。

――こうして今週、戦闘態勢下の米軍の諸部隊はなるほど確かに“国内かつ内政的”目的で展開されている、との裏付けを取ることが出来ました。つまり、ロシアには何らの脅威も及ぼしません。

ロシア連邦の法律では、ひとたび国防省がこういった米軍の動きは脅威ではないと確定すれば、アメリカ合衆国で発生している諸々全ての分析は対外情報庁の権限下に移される、と当該報告書は説明しています。

――【こうして分析を任された対外情報庁はトランプ大統領がクーデターを企てた民主党に巣食う過激な社会主義者の敵連中に対して「全面戦争の引き金を引いた」と、すぐさま断定しました。

画像はシャンティ・フーラがピンに差し替え

「やられたら、思いっきりやり返せ。」
 ドナルド・トランプ著『でっかく考えろ』(2007年)から


じっと我慢の日々……から解放された!


アメリカの大衆には知られていませんが、トランプ大統領を転覆させようという当該クーデター計画が始まったのは2015年6月26日ヒラリー・クリントンと彼女の夫がロシアのオリガルヒ【新興財閥】らから違法融資されていた件で2016年米国大統領選挙に負けるだろう、という極秘の世論調査データを【ヒラリーが】受け取ったときのことです

――そこで【ヒラリーは】これを隠蔽するため、ウクライナのオリガルヒらと共謀するという犯罪行為に手を染め、トランプに対して卑劣にも彼女自身が犯したまさにその罪をなすりつけたのです

ヒラリー・クリントンの生み出した「フェイクニュース爆弾【トップ】51」などと今では形容されるようになったシロモノによって、トランプ大統領は叩かれることになりました。彼の国【に巣食う】極左の大手プロパガンダ・メディアはクーデター計画ロシアゲートを生かし続けるために、【こういったフェイクニュース爆弾を】彼に対して投下してみせた訣ですが、【これまで】トランプもし実際には何が起こっていたか真相を少しでも明かそうとすれば、自分に向けられた魔女狩りのような捜査を“妨害している”だのと、当該クーデターを計画した連中からレッテルを貼られてしまうのではないかと懸念し、これに真っ向から対処して自己弁護することが出来ませんでした。

――ですがこの木曜日2019年4月18日には制約も永久的に取り除かれました。マラー報告書が公表され、彼にかけられていた虚偽のロシアゲート容疑が晴れたのです。

――これを受けてトランプは、「この先二度と、こんなことが【次代のいかなる】大統領の身にも降りかかるのは断じて許してはならない」と宣言しました。

画像はシャンティ・フーラがピンに差し替え

「誰かに不当に扱われたときは、そいつらを追及しろ。何故ならスカッとするし、他の人もあなたがそうする様を見ているからだ。」
 ドナルド・トランプ著『でっかく考えろ』(2007年)から


追い詰められた民主党は、下院でトランプに総攻撃


クーデター計画を支持し、怒りで目がくらんでいた左派民主党は、今やトランプ大統領の完全な憤怒が自分のところに落とされるのを恐れ、何か見つけようものならどんなものであっても【大統領を】破滅させるために使ってやろうと、かの国の全歴史の中で米国大統領に対する最も広範囲に及ぶ調査攻撃としか形容しようのないものを開始した、と当該報告書は続けています。

――その悪意に満ちた、ひとを欺くような労力に対し、トランプ率いるホワイトハウスは「1月に民主党が下院の支配権を握って以来、今年はどの委員会の調査であろうが文書一枚たりとも、そして証人一人たりとも提供することを拒絶しています」。

クーデターを計画した敵連中にトランプ大統領が仕掛けた報復戦争で最も興味深い点は、彼の手持ちの武器の中で最も強力な武器の一つ、【大統領】行政特権を使おうと準備していることだ、と当該報告書はまとめています。

――就任以来、彼はこれまで一度として【この特権を】行使したことがありません

――【ただし】1974年アメリカ最高裁による重大判例「アメリカ対ニクソン」が「当該特権は権力分立の原理の一要素に該当する可能性があり、憲法で定められた活動で行政部門が占める独自分野における優越性から派生しているやもしれない」と述べ、立法部門に対する行政部門の権限についてどうバランスをとるかの判断すら避けたせいで、【大統領特権の】範囲がどこまでなのかは今もって不明です

――ですが何十年にも渡って判断を避け、何らの判決も出さなかったアメリカ最高裁も、トランプが彼らを直撃する「司法ミサイルを発射」し、それがバー爆弾”のウィリアム・バー法務長官という【トランプ配下の】指揮官によって先導し、方向づけされたとあっては、これまで通りに回避したり無視することは叶いません。

――アメリカの魂のため、立法部門行政部門の存亡を懸けたこの戦いの“最終的な爆発”は、トランプと手を組んだ米国最高裁で起こるでしょう。左派が支配する3つの米国連邦地方裁判所を撃墜し、トランプ2020年国勢調査の中にアメリカ市民かどうかを訊ねる質問を入れることを許可する準備を進めているのです

【※2020年の国勢調査とは、議員数や予算配分の基となる人口統計調査です。現在、三箇所の連邦地方裁判所が米国籍の有無を問うのは移民からの回答を萎縮する、として反対しています。ようは民主党の支持基盤でカウントされる人口数が減って、選挙で不利になる可能性が高いのです。】

――そして今現在の法的状況はというと、行政部門に雇われ、立法部門の面前で証言する【よう要請されていますが、】許可を出すのをトランプが拒否している人物を代理する弁護士が、先日書いた内容が最も良く表しているのかもしれません:

政府内で二つの同等の部門にそれぞれ主人がいるのならば、当方としては【依頼人である官吏を】雇っている方の指示に従います。

【※下院の監視・政府改革委員会の委員長に宛てたメール内容です。野党民主党が優勢の下院では、色々な委員会で様々な口実を設けてはトランプを弾劾しようと躍起になっています。この委員会では、トランプ政権が与えた機密情報取り扱い許可の妥当性を調査しています。
別の委員会は、トランプの会社と個人として双方の納税記録を公開するよう財務省に迫っています。】


大統領の権限
●大統領は法の再解釈が可能か?
単一の行政部門を監督する大統領の憲法上の権限に適合する形で、そして最高指揮官として、また司法権の憲法上の制限に適合する形で、[拷問禁止を]行政部門は解釈する。
2005年12月、ジョージ・W・ブッシュの署名時声明
ジョージ・W・ブッシュのお蔭で、今や激怒しているドナルド・トランプ大統領はその完全かつ凄まじい行政部門のパワーを、クーデター計画の敵全員に対して解き放つ準備を進めています


2019年4月24日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYGFDLによって許可取得済。

註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]

註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]

註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]


翻訳:Yutika

註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。

【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。

ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。


Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


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